仕掛けは胴付き式 オモリは150号!

オモリを海底付近にキープすることが大事!

釣り方はいたって簡単。
「オモリを海底付近にキープして、あとは置き竿のままで放置するだけでOKです。アタったら、すぐに巻き上げずにしばらく待ってください。うまくすれば追い食いします」とは芳野船長。
前述したように横流しで狙うので、潮が速かったり、風が強かったりすると船がどんどん流される。
そのような状況ではオモリが海底に着いても、糸を張っていると仕掛けが浮き上がってしまう。
そのためオモリを海底にキープするために、頻繁にタナを取り直したり、どんどんラインを出すなどして、仕掛けを海底付近に落ち着かせるのがコツだ!
取材当日は道糸を200m出して食わせたという釣り人もいた。
春限定のホウボウ釣り 良型の数釣り釣行レポート

「隆正丸」では横流しで狙う

一荷連発も珍しくない

女性アングラーも一荷!

横流しで狙うので、船がどんどん流されるときに掛かるとスゴイ重量感だ!

3点掛け!

3本バリ仕掛けでトリプル!

当日はムシガレイがよくまじった!

サイズは良型主体!脂ものって、とても美味しい!!

エサはサバの切り身。縫い刺しが芳野船長のオススメ!

「隆正丸」では専用仕掛けも用意している! オモリは150号

この釣果!

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・飯岡「隆正丸」
こ数年、飯岡沖の春のターゲットとして定着してきたホウボウ。今年も2月に入ると釣れだした。
この時期の飯岡沖のホウボウは、数釣りが楽しめるうえ、良型が多いのが特徴。なかには50㎝クラスの特大サイズもまじる。
脂の乗りもよく、どんな料理も美味しくいただける。
「今年もホウボウの群れがやって来ました。
日によって釣れるポイントが変わったり、急に釣れなくなることもあります。
釣れているうちに早めに来たほうがいいですね」とは今回取材した飯岡港「隆正丸」の芳野義之船長。
このホウボウ釣り、胴付き仕掛けにサバの切り身エサで狙う。釣り方はいたって簡単。
「オモリを海底付近にキープして、あとは置き竿でアタリを待つだけで大丈夫です。アタったら、そのまま待っていると追い食いしてきますよ」と船長。
そしてホウボウは食べても美味しい。脂が乗った白身なので刺身は抜群。
そんな美味魚が簡単に釣れるのだから、釣れているうちに早めに釣行しよう!
春限定なので、飯岡沖のホウボウは今がチャンスだ!
以上の記事は「つり丸」2015年3月15日号の掲載記事です。
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飯岡沖のホウボウ釣りの歴史は浅い。
各種のターゲットで、ゲストとしてよくまじるようになったことから狙い始めた。
開始当初はエビハナダイの胴付き仕掛けで狙う船宿が多かった。現在では各船宿で改良をくわえた仕掛けが使われている。
右下の写真に示したのが、「隆正丸」で用意しているホウボウ仕掛け。
ハリにピンク色のフラッシャーを巻き付けた3本バリの胴付き仕掛けだ。
枝ス5号、幹糸7号、ムツバリ16号を使い、エビハナダイ仕掛けよりもゴツいバランスになっている。
そして「隆正丸」で使用するオモリは150号。
当日狙ったポイントの水深は深くても60m台。この水深で150号のオモリを使うのは、船を横流しにして狙うからだ。
横流しで狙っている場合、良型ホウボウが掛かると巻き上げ時に伝わる抵抗はかなりのもの。
2匹、3匹と掛かった場合の重量感はすごい。そのため、高負荷がかかっても問題ない頑丈なタックルを用意したい。
「竿は硬すぎず、軟らかすぎないものがいいですね。
長さは好みで2〜3m。軟らかめのイカ竿、または硬めのヒラメ竿でもいいですね」と話す芳野義之船長。
取材当日、「隆正丸」のホウボウ船で乗船していた釣り人が使用していた竿はさまざま。
芳野船長が言っていたように軟らかめのイカ竿や硬めのヒラメ竿のほか、青物用のグラスムク竿、ビシアジ用などが使われていた。
リールはパワーのある小型電動がおすすめ。道糸はPEラインの4〜5号を300m以上は巻いておこう。
取材当日は風が強く、潮も速く、船がどんどん流された。
水深60m台でも道糸が150mも出てやっとオモリが海底に着くといった場面もあった。
糸巻き量が少ないと釣りにならないこともあるので注意しよう。
「隆正丸」で使用する付けエサはサバの切り身。
エサ付けはチョン掛けでもOKだが、エサもちの点から縫い刺しが芳野船長のおすすめだ。