カツオかキハダの状況のいい方を狙う! 目まぐるしく状況が変わるので、どちらにもすぐ対応できるように!!


素晴らしき釣果に思わずダブルピース。

慣れた常連さんは着実に数を伸ばす。

こちらは8月20日にエビングで釣れたキハダの27・5㎏。

8月20日にコマセ釣りで釣れたキハダの26㎏級。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・葉山あぶずり港「たいぞう丸」。
8月からコマセ釣りが開幕している相模湾のキハダ・カツオ。8月後半の時点においても、まずまずの好調が続いている。これまでの経過は、日によってカツオが好調だったり、キハダが連発したりと、沖に出てみないとどちらがよくアタるのかがわからない状況。
葉山あぶずり港「たいぞう丸」の取材では、8月11日はブイの周りで1〜3㎏のカツオが絶好調。そして8月20日の取材ではキハダが連発した。
「行ってみなとわからないからね。カツオの仕掛けとキハダの仕掛け、どちらもすぐに付け替えられるようにしといてね〜!」と出船直後にアナウンスする「たいぞう丸」の山本真一郎船長。
どちらがアタるかはわからないが、いずれもコマセ釣りではまずまずの好調が続いている。また、エビングも好調だ。20日の取材では3本のキハダが取り込まれたが、そのうち2本がエビングによるものだった。
シーズンはまだまだ続く相模湾。大物狙いでチャレンジしよう!
キハダ・カツオはこうして釣れ!




8月20日はエビングで2本のキハダが取り込まれたが、2本ともこのワームにヒット!

コマセ釣りの場合、オキアミは抱き合わせか丸掛け。
「アタリは“必ず”竿先に出ます。基本的なアタリは2パターンあって、ひとつは竿先が入るもの。もうひとつは、竿先が持ち上がるものです」と高橋船長。もちろん、船は波によって上下に動いているので、竿先もそれに同調して揺れる。その中で竿先に出る小さなアタリを見極めなければならない。だが、最初は分かりづらいかもしれないが、何回か投入を繰り返しているうちに次第に分かるようになってくるだろう。
アタリがあったら、すぐさまアワせるのが基本。カツオの場合のアワセは、タナが浅く、クッションゴムもなく、ハリスも短いので、ロッドを思いっきり煽る必要はない。鋭く小さめにフッキングさせれば十分だ。
フックアップしたら、あとは電動リールであればスイッチを入れてグイグイ巻き上げる。ただ、いくらグイグイといっても、くれぐれもフルパワーで巻き上げないように! 口切れなどを起こしてバレてしまう可能性が高まってしまうからだ。
泳がせ用など手巻きリールの場合は、可能な限り速くゴリ巻き。人間対カツオのガチンコ勝負である。
そして、カツオの場合は、やり取り中はドラグはしっかりと締めておこう。混雑した船上でカツオを思うがままに走らせてしまうと、別の意味でのオマツリ騒ぎとなってしまう。
ただ、もしキハダがヒットした場合はドラグは緩めにセットし、まずは走るだけ走らせてしまうことが大切だ。
以上の記事は「つり丸」2017年9月15日号の掲載情報です。
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相模湾のキハダ、カツオ初挑戦の桜井瑠香さんは、カツオの数釣りを楽しんだ!