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相模湾・群れ濃厚で大中小まじり!マルイカ【基本の釣り方】

相模湾・群れ濃厚で大中小まじり!マルイカ【基本の釣り方】

今シーズンの相模湾のマルイカは群れが濃厚で期待できるとの声が多い。「水深が80~100mほどとまだ深いですが、反応は多く、群れを探し回らなくていいので助かりますよ」とは、腰越港「多希志丸」の鈴木船長だ。

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マルイカ直結タックル 繊細なタッチなら手巻き、楽さを取るなら電動で

今シーズンの相模湾のマルイカはすでに開幕して2ヶ月ほど経過しているが、今年はなかなか群れが濃厚で期待できるとの声が多い。

「水深が80~100mほどとまだ深いですが、反応は多いですよ。群れを探し回らなくていいので助かりますよ」とは、
腰越港「多希志丸」の鈴木雅則船長だ。

現在は、一年のうちで最も水温が下がる時期で、しかも潮が澄んでいることから深場メインだが、イカの群れは上々のようだ。

「探せば120mぐらいのところにも群れはいます。ただ、ここまで深くなっちゃうと手巻きだと大変なので、
できるだけ浅く、なおかつやる気のある群れを狙っています」

3月は水温が低い時期だが、雪代が流れ込み、少しずつ潮が濁っていく。
さらに水温が上昇していくと一気に浅場に入ってくる。
ちょうど、近郊のマダイの乗っ込みと同じような動きをしており、マダイの乗っ込みが始まる頃、マルイカも水深50mよりも浅場に入ってくる。こうなると手巻きでも全く苦にならず、手返しもアップして数釣りしやすくなる。

現在、相模湾のほか、内房エリア、鴨川~小湊沖周辺にも群れが入ってきている。いよいよ広いエリアで開幕だ。

「多希志丸」でのマルイカはオモリ50号のLT仕様だ。

竿は1.4~1.6mほどのマルイカ専用ロッド。

宙の釣り専門なら8対2調子ほどの硬めの先調子ロッドが向く。

ゼロテンの釣りなら専用竿かMやMLといった軟らかめの竿を使用する。

リールは水深が深いこともあり、小型両軸、小型電動どちらでもいいが、
繊細なタッチを重視したいなら手巻き、楽したいなら電動を。

現在の小型両軸は巻き上げが早いものが多いが、それでもラスト20mほどはきつくなってくる。

だったら電動を、とも思うが、重心が変わって釣りが変わってしまうこともある。
電動を持っている人はとりあえず持参しておくのがオススメかも。

道糸はPE0.8号前後。

水深があり、オモリは50号なので0.8号がバランスがいい。
リーダー4号を2~3mつけておく。


●直結仕掛け●

現在のマルイカ釣りの主流仕掛け。

繊細なアタリを取って素早くアワせて掛けていく釣りに向いている。

手返しも早く、連チャンできる時なども有利だ。
欠点は、直結ゆえ糸を緩めるとバラシも多くなる。
ただ、バラシはどんな釣り方でもあるし、その欠点を補って余りあるほどの威力を発揮する。

幹糸は4号1m。スッテは3.5~4㎝くらいの小型のものメインで使用する。

本数は慣れた人は6~7本、通常は5本、慣れない人は4本くらいにすると扱いやすい。

接続は上部は小型サルカン付きのイカフック、カンナ側はビーズを使用する。

この仕掛けは即席で直ブラ仕掛けにもチェンジ可能だ。

市販されているスッテはほぼどれでも乗る!
自分の信じたお気に入りのものを3、4本決めておき、それらは必ず使うようにしておくと楽チンだ。


●直ブラ仕掛け●

ハリスのないブランコ状の仕掛け。

直結同様にダイレクトにアタリを取って掛けていくことができる。

バラシは直結よりも少ない。
慣れない人がアタリを見極めるのは難しいので、初めてやるなら直ブラよりもブランコの方がオススメだ。

水深が深い場所や潮が速い場所では有利なことも。
このため、直結仕掛けの下の方を直ブラにしておくのもいいだろう。

直ブラ仕掛けは直結と同様のものを使用する。


●ブランコ仕掛け●

ヤリイカなどと同じように、枝スを出して6㎝前後のやや大きめのスッテを使う。

枝がある分、ダイレクトなアタリは取りづらいが、群れが大きい時、イカのサイズが大きい時などはありえないほどの威力を発揮することも。

幹糸4号、枝ス2号程度、枝は10㎝ほど取る。

オモリは道糸が0.8号だと50号標準だが、40号、60号も用意しておくと安心だ。

投入器(船宿で借りられる)、竿置き、ツノを置くマットななどがあると快適だ。
また、墨を吐くので雑巾、スッテについた墨を取るための歯ブラシを用意しておこう。

マルイカ基本の釣り方 アタリを見て、疑わしきはアワせる

オモリを浮かせて釣るベーシックな宙の釣り方を解説する。

投入の合図があったら素早く仕掛けを投げ入れる。

潮回り後の最初の投入はイカが乗る可能性も高い。
着底と同時に乗ることも多い。

オモリが着底した瞬間、竿先がガタガタと震えたり、道糸がフワフワするようなときはすでに抱きついている可能性が高い。

直結仕掛けはここでアワセを入れる。
素早く竿を持ち上げるようにしてアワせよう。
乗ればズシッとしたと重みを感じるはず。

慣れない人は乗っていな時の空巻き状態の重みを覚えておこう。
最初の1杯を釣ると感覚がわかってくる。

ベーシックな釣り方はオモリを海底から少し切った状態で待つ。
これが宙の釣りだ。

触りを察知しても乗らないことがある。
こんな時は一気に10mほど巻いて再び落としてみよう。

これが巻き落としで、マルイカ釣りでは最も簡単にして最も効果的なテクニックとなる。
リセット効果が得られるのと、落ちてくるものに反応するためチャンスが増えるのだ。

続いてタタキ。
これは竿を片手で、または両手でリールをホールドするようにして、竿先をシャカシャカと上下させてスッテにアクションを与え、誘いの効果を生む。

3~5回程度タタキを入れてストップする。
すると、竿先に今まで出ていなかったようなアタリが出ることが多い。

ただし、タタキを入れすぎることにより、イカを散らすこともあるので、最初の投入直後はいきなりタタかないで、静かにアタリが出るのを待った方がいいだろう。

周りの人は1回の流しですでに3連チャン、なのに自分はゼロ。
そんなときは、だいたい仕掛けが入りっぱなしの悪循環に陥っている。

巻き落としを水深の半分ぐらいまで巻き上げてみる。
それでも乗らなければ一度すべて巻き上げてから落とすのも効果的だ。
乗っている人と同じ条件を作ってやるのだ。

アタリの出方は千差万別だが、慣れてくると「乗る触り」「乗らない触り」が判別できるようになる。

まずは、「おかしい?」と思ったらすぐにアワセが入れられるようにクセをつけよう。

アタリの出方はイラスト参照を。
アタリが出るのはしっかりと竿を止めている状態。

さらに竿先を見やすい角度にしてみよう。
慣れた人ならいいが、アタリを見る時の竿は平行か、それよりも少し下げた状態がいいだろう。

タタキの有効性 深場のタタキはスッテの動きよりアタリをわかりやすく

最近、急増しているゼロテンの釣り方。根掛かりしない場所でやる。

海底にオモリをつけた状態(これがゼロテンション)でタタキを入れて2秒ほど待つ。

ここでアタリがあればすぐにアワせる。
なくても一度底を切ってオモリを離す。
これをしないとたちまちオマツリしてしまう。

着底状態、タタキ、2秒以内にアタリを見る、アワセを繰り返したら巻き落としを。

マルイカの誘いのアクションのメインとなるのはタタキ。

水深が浅い場所ではスッテに動きを与えることができるが、
水深100mでタタいてもスッテはイメージしたようには動かないだろう。

しかし、こんな深場でもタタキの後にはアタリが出やすくなる。

これは、タタキをすることによって、海中でたわんでいた道糸が瞬間的に張った状態になり、
竿先にアタリが出やすくなる。

また、本当はアタリがあったのにほとんど竿先に出ていなかったような小さいアタリも、タタキの後には出やすくなる。

タタキはを入れた後は必ず竿をストップして竿先を見る。

そのときに、ツンとかふわっとしたアタリが出る。これで釣れるようになると、小型を拾うことが可能だ。

相模湾・城ヶ島西沖〜亀城根 マルイカ釣行レポート

ポイントの水深は80~100m。
繊細なタッチを重視したいなら手巻きで。楽さを取るなら小型電動もOK

オモリはLT仕様で50号。
スッテは4cm前後の小型メインで

スッテは自分の好みで揃えよう
深場でも3.5〜4cmの小型がメイン

投入は投入器で。軽量投入器は持参も楽々。
もちろん船でも借りられる

この日は、ケイムラと黄緑系に乗りが集中した。その割合は8割ほど

竿置きやツノを止めるマットがあると快適だ

「疑わしきは全てアワせる」こと。
慣れていくと確証を持ったアタリを察知できるように

どんな釣り方でも、穂先をしっかりと見て、アタリを察知して掛けていくのが基本となる

かわいいマルイカの姿。
マルイカと呼ばれるようになったのは、丸々としているから

ぶっ込み一発目は素直に良型が乗ってきた

常連の伊藤さんは開始からスタートダッシュ。「サイズがいいのが嬉しいね」

アワセをワンテンポ遅らせると、ダブルも何度かあった

チビサイズも多く、アタリは大きく出ないがタタキで乗せていく

「重いと思ったらヤリイカだったよ」。それもそのはず、近くにはヤリイカ船の姿も

日中は小型主体で厳しい状況だったが26杯。
すでに70杯超えの釣果も出ていて期待大だ

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・腰越港「多希志丸」

「今年のマルイカは群れが多いのが特徴ですね」と、
腰越港「多希志丸」の鈴木雅則船長は今シーズン開幕直後の状況を評する。

「多希志丸」は通常3月までカワハギを狙い、4月からマルイカに移行するが、今年はカワハギが絶不調。
そこで2月から前倒しでスタートさせた。

ポイントは航程20~30分ほどの亀城根から城ヶ島西沖にかけて。

「浅いところでは80mぐらいに反応がよく見られます。
手巻きの人が多いのでできるだけ浅場で乗る反応にぶつけるようにしています」

水深は深いが、反応はすぐに見つかるのがありがたいところ。

フレッシュな群れを狙えばずっしりと太った大型やダブルも頻発する。

噂通りの群れの多さだ。

途中、小型メインで難しい釣りとなったが、このサイズを拾えると一気に数を伸ばすことができる。

「水温はまずまず高めです。潮の濁りが入れば浅場に入ってくると思います。そうするとポイントも広がります」

以上の記事は「つり丸」2019年3月15日号の掲載記事です。

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