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手軽で楽しいテンヤ釣りいろいろまじって80匹も!?/仕掛け図解

手軽で楽しいテンヤ釣りいろいろまじって80匹も!?/仕掛け図解

大洗港「藤富丸」のひとつテンヤ五目。ひとつテンヤで色んな魚を釣るのかと思ったらさにあらず。ひとつテンヤタックルで、テンヤの上に胴付き仕掛けを付けて釣るのだとか。百聞は一見にしかず、初めての釣りにワクワク感いっぱいで大洗へと向かった。

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ビギナーでも釣りやすくするためのスタイル

釣行日は2月27日。まだ寒い2月の平日というのに、港には10人以上の釣り人が集まり人気が伺える。
出船前にこの釣りの由来を聞くと「もともとはひとつテンヤから始めたんだけど、
どうしてもビギナーの釣果が伸びなくて、
じゃあテンヤを重くして底ダチを取りやすくしたらどうだろう?
上に胴付き仕掛けを付けたらメバルとかが釣れるのでは?
と、なんとかビギナーの人達にも釣って欲しくて試行錯誤の結果、今の形にたどり着いた」のだとか。
なるほどと感心しつつ、港内で生きエビを積み込んで出船となる。

しばらくはナギの海を進んだが、沖に出るに従いウネリが高くなり風も結構吹いている。
50分ほど掛けて大洗沖40mダチのポイントに到着。海はグダグダだがなんとか釣りにはなりそうだ。
釣り開始の合図が出て「底から1mタナを切って」とアナウンスがある。

釣り人のタックルを見ると4人がテンヤ竿にスピニングリールのひとつテンヤタックル、
その他の方はヒラメ竿などに両軸リールの組み合わせ(藤富丸では道糸2号以下の規定)だが、
仕掛けは皆さん下オモリに普通の小田原型を使う胴付き仕掛けのようだ。

開始後しばらくして右舷ミヨシで良型ウスメバルが取り込まれたが、
右舷側ではそれ以外エサも取られない状況が続いた。
左舷側はどうなんだろうと覗いてみると、トモ寄りの方々のオケにはオキメバル数匹の他、
マゾイやクロメバルもいて結構にぎやかなのに驚く。
船長は全員に満遍なく釣らせるべく細かく根を探ってくれるが、ウネリと風で操船も大変そうだ。
そのうちに「風もあって釣りづらいでしょからオモリ30号にしましょう」と指示が出る。

テンヤ竿やLT竿なら おもしろさ倍増!

私はこの辺りから本格参戦したが、海が悪くオマツリも多そうだったので胴付き仕掛けの下にテンヤを付けるのは断念、
皆さんと同じ下オモリの胴付き仕掛け&テンヤ竿で臨むことにする。

このころには私の座る右舷側でもメバルがボチボチ上がり出していたが、
私の仕掛けは時折エサこそ取られはするものの、まったく魚信は出ない。

9時頃になってようやく風がおさまりだすと、船長は大きく(といっても10分程度)ポイントを移動する。
ここはハナダイがよく釣れる場所とのことだ。そして私の竿先にもククッ! と小さなアタリが出た。
ひとつテンヤ釣りよろしくビシッ! とアワセを入れると、これが見事に決まってギュギューン! と引き込まれる。
軟調長竿のテンヤ竿のメリットを活かし、おっとっと…と竿でいなしてやり取り。

無事お隣さんにタモ取りしてもらったのは30㎝オーバーのデコダイだった。
この1匹でアタリと釣趣、船長がテンヤ竿を推奨する意味が十分に理解できた。

その後も我ながら絶好調。マダイまじりでハナダイを連発する。
お隣さんから「入れ食いですねー」と声が掛かり「マグレですよー」と答えるも、
ピノキオ並みに鼻が伸びていたに違いない(それまでは泣きっ面だったんですけどね)。

それにしてもテンヤ竿でのこの釣りおもしろい。
ツツゥーと走るようなアタリはホウボウ、ガタガタと叩くような引き込みでメバルと、
魚種による違いもはっきりと分かる。

LTロッドでもこの辺は同様かもしれないが、3m近い胴付き仕掛けはLT竿では扱いづらいだろうし、
15号が標準の東京湾用のメバル竿では30号のオモリはかったるく、テンヤ竿の取り回しの良さが大きなメリットになっていると感じた。

魚種多彩に釣れて トップ70匹!

その後一時食いが落ちる時間帯もあったが、
船長は「朝のうち釣り辛かったから」とこんな残業なら大歓迎の1時間延長をしてくれ、
またこの1時間が入れ食いタイム復活となって全員大満足での沖揚がりとなった。

船中の釣果はオキメバル(ウスメバル)、クロメバル、ハナダイ、マダイ、マハタにマゾイ、クロソイ、
ホウボウ、ウマヅラ…と賑やかなもので、トップはハナダイ中心に70匹超え。
型もメバルは25~30㎝級がレギュラーサイズ、ハナダイは大中小のまじりだが26、7㎝級主体と大洗らしい釣果で、
貸し竿氏を含むその他の方々もクーラーはずっしり重く、下船時に苦労するほどだった。

この後も「藤富丸」では5月いっぱいくらいまでひとつテンヤ五目で出船予定とのこと。毎年4月頃からが海も良く最盛期というから今後がますます楽しみ。これ以上釣れたらどうなっちゃうんだろう?と余分な心配をしながら大洗を後にした。

藤富丸テンヤ五目仕掛け【図解】

エビの付け方は大洗流で

東京湾のエビメバルでは「尻尾を切ってハリを刺し背中側に抜く」のがエビエサの刺し方の定番だが、
東京湾に比べエビがやや大きくしっかりしているためか「腹側に抜いても全然問題ない」と船長。
この方がビギナーにも簡単で手返しも速い。
それよりも「大きいエビはハサミで半分くらいに切って頭の方だけを使うのがコツだよ」と船長。
「(エビを吸い込むように食う)メバルは尻尾にチョン掛けで良いが、タイはエビの頭から食うから」とのことだ。

このエビは船長夫妻が自ら網を引いて獲ったもの。
今年は不漁で夕方船を出してから12時近くまで掛かることもあるという。
大変な苦労だが「それでも食いが違うからねー。お客さんもそうだけど、船頭も生きたエビじゃないと気合が入らないよ(笑)」と船長。
くれぐれも大切に使いたいものだ。

五目どころか七目、八目、十目もある! 大洗沖のテンヤ釣り釣行レポート

「ひとつテンヤ」と名打っているだけに、ハナダイ、マダイもよく釣れる

ハナダイ、マダイ以上に釣れるのがオキメバルやこのクロメバルなどメバル類

ソイなどの根魚も多い

ホウボウも良形

オキメバルはたくさん釣れてお土産に。食べても美味しい

この日はマハタもまじった

こちらはオキメバル3匹とハナダイの4点掛け

大きなオキメバルはお刺身でも美味しい

ひとつテンヤ釣りの楽しさと、胴付き仕掛けの釣れっぷり、その両方いいとこ取りしたのがこの釣り方。
タックルは「ひとつテンヤ用がぜったいおすすめ」と小沼洋一船長

この胴付き仕掛けの下にひとつテンヤやタイラバ(20号または80g)を付けるか、20~30号の小田原オモリを付ける

エサは船長自ら網を引いて捕る生きエビを使用する

とにかくお土産いっぱい。
いろんな魚料理が楽しめる

今回、取材にご協力いただいたのは、茨城・大洗港「藤富丸」

大洗沖のひとつテンヤ五目釣りが面白い。

「ひとつテンヤ釣りは上手な人とビギナーでは差が大きく出ちゃうでしょ。
ビギナーにももっとたくさん釣ってもらいたいと、色々考えて現在の形になったんですよ」と「藤富丸」の小沼洋一船長。

ひと言で言えばひとつテンヤの上に、メバル、ハナダイ用の胴付き仕掛けを付けた仕掛けで狙うというもの。
テンヤの代わりにオモリを使って普通に胴付き釣りでも良いが、キモとなるのは「小さなアタリも取れるから」と
テンヤ竿を使うことで、
「ヒラメ竿なんかを使う人もいるけど、釣果が全然違うからテンヤ竿を使って!無ければレンタルも出来るから」と船長。

エサは船長自ら網を引いて獲る生きエビで
釣れるのはウスメバル、クロメバル、ハナダイ、マダイ、マゾイ、クロソイ、ホウボウなどなど五目どころか七目、八目、十目の勢いだ。

これらがいろいろまじって連日トップ70匹、80匹と釣れ盛っている。
「藤富丸」はおかみさんの由恵さんが助手として乗り込む夫婦船。

わからないことは聞けば色々教えてもらえるので、ビギナーもなにかと安心だ。
「これからがベストシーズンですよ」とのテンヤ五目、春の大洗で楽しんでみては!

以上の記事は「つり丸」2019年4月1日号の掲載記事です。

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