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【東京湾】沖釣り入門にオススメなアジ!高級ゲストも魅力!

【東京湾】沖釣り入門にオススメなアジ!高級ゲストも魅力!

神奈川・久比里「やまてん丸」のアジ船である「第二山天丸」。その船上は半数以上がビギナーだった。沖釣りの入門にうってつけとされるビシアジ。沖釣り入門にオススメで奥が深く、楽しめるのがアジ釣りだ!

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沖釣り入門にオススメのビジアジ!奥深いがビギナーでも楽しめる!

2月もそろそろ終わりを告げる27日土曜日。
露出した肌に触れる空気は、まだ冬の冷たさを感じさせる。
だが日差しには、春の訪れを連想させるような親近感を覚えた。

久比里「やまてん丸」のアジ船である「第二山天丸」。
その船上は、18名の釣り人で埋め尽くされた。
そしてこの日は、その半数以上がビギナーだった。
沖釣りの入門にうってつけとされるビシアジ。

舵を握る臼井憲一船長のこの日のビジョンは、それを明確に表していた。

投入のブザーが鳴った。

久里浜港を通過してから、10分程度しか経っていない。
船酔いの不安をおそらく抱えていたであろうビギナーたちは、それを感じる暇もなかったようだ。

「ビシが着底したら糸フケを取って、そこから3m巻き上げたらコマセをまいて、そこからさらに1m巻き上げて、4mで待っててみてください」
船長からていねいな、それでいて簡潔な説明がアナウンスされた。

「やまてん丸」のライフジャケットを身に付けたビギナーたちは、期待感いっぱいの表情でリールのクラッチを切った。

水深は約33mと浅く、道糸はすぐにフケた。
船長のアナウンスどおりの作業をトレースすると、早くもアタリが出た。

初めての経験となる魚のアタリと引きに、嬉々としてリールを巻く。

そして、おそらくこれも初体験であろう生きたアジをその手につかんで、仲間たちと顔を見合わせて歓声を上げていた。

まいたコマセの煙幕のなかに付けエサを入れてやると魚が釣れる。
まだそこまでは理解していないのかもしれない。
だがこの浅場のポイントで、ビギナーたちはリールの使い方を苦もなく実体験した。

そして糸フケを取ること、コマセをまくこと、船長の指示するタナまでリールを巻くことを覚えた。
そして何よりも、沖釣りで一番大切なことである、船長の指示は対象魚を釣らせてくれるためのものだということを知ったはずだ。

次に船長が移動したのは、水深約94mのいわゆる本番のポイントだった。
しかし、ここでもビギナーたちは、もはや臆することはなかった。

短い航程。浅場のポイント。そして小ぶりであってもアジが釣れた。
臼井船長は最初のポイントで、ビギナーに楽しませながら基本的な作業を覚えさせたのだ。

きっと沖釣りを始めたばかりの頃の私も、知らず知らずのうちにこうしたさまざまな支えがあって、沖釣りの入り口を入らせてもらったのだろう。そう思った。

基本作業を覚えたら、すぐベテランの仲間になれる。
それほど簡単なものでもないし、それでは沖釣りの面白みはない。
その先の奥深さがあり、そのことを知るからこそ皆沖釣りにハマっていくのだ。
次のポイントは、まさにそんな状況だった。

投入したビシが、船の後方へと流されていく。
そのまま指示ダナに合わせても、竿先がすぐにビシの着底を知らせてくる。
こうなると、経験がものを言う。

これを見た常連客たちは、「上っちお(上潮)だけ行ってるね。底の方は流れてないよ」とすぐに察知して対応した。

数mリールを巻いてはビシの着底を待ち、またリールを数m巻く。
道糸が立つまでこれを繰り返してから、本動作に入る。
ベテラン勢が釣り上げるダブル、ときにはトリプルのアジが、このポイントではサイズアップした。

一方のビギナーたちはといえば、首をひねるばかりだった。
「4m巻いてるのに、すぐにビシが底に着いちゃうんだよ」と言いたげな表情を浮かべていた。

時おり釣れてくる一匹のアジ。
しかし次の投入では、また釣れない。
頭の中が「?」だらけになっているようだった。

「釣れた時に、なんで釣れたのかを考えろ」とは、私の沖釣りの師の教えのひとつだ。

時おり釣れてくる一匹のアジが、どんな状況の時に釣れたのか。
それを自分で考えることが、百の助言にも勝る。
そしてその答えを見つけるには、船に乗って、竿を握り、経験を積み重ねるしかないのだ。
このとき無言だった臼井船長と師の教えが、私には重なって見えた。

今思えば、彼らに伝えたかったことがある。
「だから、沖釣りって面白いんだよ! だから、みんなハマるんだよ!」

この日のアジのトップは52匹。
海中の厳寒期であるこの月では上々の釣果だ。

「もうちょっとしたら水温も上がってきますよね。そうなったら今いるアジの活性も上がってくるし、湾外から群れも入ってきますから、もっとにぎやかになりますよね」
下船後に臼井船長はそう話してくれた。

その表情が、この日の船長のビジョンを考えてみていた私には、とても頼もしく見えた。

私はこの日の取材で、久しく忘れていた感覚を思い出したような、初心に返れたような気がした。
今日、たまたま同船したビギナーたちは、この日の釣りをどう感じたのだろうか。

美味しい釣りたてのアジを食べて、布団に入って楽しかった釣りを思い出す。
そして、後半釣れなかった悔しさがじわじわと湧きあがってくる。
そのときに「次こそは!」と思ったら、脱ビギナーはもうすぐそこだ。

東京湾・アジ釣行レポート 水温上昇でさらに活性が高まる!高級ゲストも魅力

当日は久里浜沖を広範囲に狙った

エサはアカタン。仕掛けはハリス2〜3号のビシアジ用

潮の濁り具合によってはアオイソメも有効。宿で買っておこう!

ポイントの水深は30m台の浅場から100mぐらいまで

ビシアジはコマセワークが重要!

30㎝を超える、肉厚、幅広の良型のアジ。見るからに美味しいそう!

嬉しい一荷!

ハリ数を増やして4点掛け!

食いが立った時は、多点掛けが連発した!

中小型が多かったが、続々ゲット!

食べて美味しい、アジはお土産に最高だ

定番ゲストのサバ

メバルも釣れた

根周りではカサゴがよくまじる

アジ仕掛けにアジが掛かり、それにヒラメが食ってきた!

クロダイのヒット!
高級ゲストも魅力の1つ

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・久比里「山天丸釣船店」

昨年、好釣果が続いた東京湾のアジ。
その好調ぶりは、今年に入ってもいまだに継続中だ。

2月27日に、久比里「山天丸釣船店」を取材したが、この日のトップは52匹。
継続中の好釣果を知る人ならこの数を少ないと思うかもしれないが、本来なら海中の厳寒期であるはずの2月に52匹というのは十分すぎる釣果ではないだろうか。

ともあれ、ダブルが普通、トリプルも騒がない、一匹だけなら残念、といった状況だった。
とにかく、アタリは一日中途絶えることはなかった。

またこの日は、毎年東京湾のアジ船の一部で、短期間で注目されるクロダイが釣れた。
さらに、ヒラメも顔を見せた。いずれもアジの仕掛けでアジ釣りをしていて釣り上げられたものだ。

汽水域の多い東京湾のアジは、旨いから釣りたいと人気が高いが、こんなゲストが頻繁に顔を見せると、さらに人気がヒートアップするかもしれない。

「もうちょっとしたら水温も上がってきますから、今いるアジの活性も上がって来るし、湾外から別の群れも入ってきます。そうなると、もっともっとにぎやかになりますよ!」とは、「山天丸釣船店」の臼井憲一船長の談だ。

もう春だ。そして、海中の春も間もなくだ。
春の到来を海上で、そして海中からも満喫しよう。

以上の記事は「つり丸」2016年4月1日号の掲載記事です。

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