【イサキ仕掛け】タックルはマダイ用、仕掛けの全長は6m

【イサキの釣り方】手返しよく仕掛けを投入しよう!

基本の釣り方は上のイラストのとおり。
タナ取りは海面からのタナ指示でおこなう。
指示ダナよりも5mぐらい下までビシをおろし、ハリスがなじむまで待つ。
その位置からコマセを2〜3回まきながら、ビシを指示ダナまで巻き上げてくる。
あとは指示ダナでアタリを待つ。
ここで重要なのが手返し。
前述もしているが、これから水温が上昇してくると、どのポイントもエサ取りが多くなるという。
そのため、タナを取って20秒ぐらいでアタリがなければ、仕掛けを回収して投入しなおそう。
また、村上船長によると、とくに誘いはいらないという。
誘いをするよりも、手返しを早くすることのほうが大事だそうだ。
イサキの食いが悪くないときは、アタリがあったらゆっくりと巻き上げて追い食いを狙おう。
アタリがあった位置でそのまま待つのは、せっかく掛かった1匹目が外れてしまいやすいのであまりオススメではない。
また、マダイやメジナなどのイサキよりも大型になり、引きの強い魚がアタることも珍しくない。
そのため、アタリを待つときはリールのドラグは締め切らないようにすること。
コマセマダイ同様、置き竿にしてドラグが滑らない程度に調整しておこう。
【東伊豆・イサキ釣行レポート】食べたらヤミツキ!極上イサキ!マダイも期待できるぞ。

初島周りのイサキは3月15日から開幕している!

村上大輔船長オススメのイサキ仕掛け。ケイムラビーズが効果的とのこと!

ビシはFLサイズ80号を使用!
小さめのビシで手返しよく仕掛けを投入しなおすのがコツ!

付けエサはオキアミが基本

タックルはマダイ用でOK。マダイの反応があればマダイも狙うという

35cm級の良型イサキ。
ピーク時には、このサイズが入れ食いになることもあるという!

良型イサキの一荷は嬉しい!

体高が高い35㎝級の良型。
取材当日は良型がそろった!

見事に良型イサキをゲット! 食べるのが楽しみだ!

当地では「オゴ」と呼ばれるヒメダイもまじった!

ヒメダイ一荷!これも美味しい。

定番ゲストのメジナ

エサ取りの正体はウマヅラハギ
これから水温が上昇すると、各ポイントでエサ取りが多くなるという

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・伊東「村正丸」
東伊豆エリアのイサキも3月中旬から開幕している。
「4月以降は伊東沖〜川奈沖をメインに狙っていきます。ここのイサキはサイズがよく、脂が乗ってとびきり上等です。
5月のゴールデンウイーク頃のイサキはとくに美味しいですね。一度食べたらヤミツキになりますよ!」とは伊東港「村正丸」の村上大輔船長。
取材は開幕初日の3月15日。
当日は前半に初島周り、後半に伊東沖〜川奈沖を狙った。
まだコマセが効いてないのか、数は釣れなかったが、良型主体の釣果に恵まれた。
そして嬉しいことに取材の二日後からは好調にアタっているので、今後も期待十分。
また好シーズンを迎えるマダイもまじっている。
しばらくはイサキ、マダイ狙いで出船するという「村正丸」。
一度食べたらヤミツキになるという極上イサキを狙ってみよう!
以上の記事は「つり丸」2015年4月15日号の掲載記事です。
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3月15日から初島周りのイサキが開幕している。
これにともなって今回取材した伊東港「村正丸」ではイサキ乗合を本格的にスタートさせた。
「初島周りが開幕したばかりですが、4月以降は伊東沖〜川奈沖をメインに狙っていく予定です。
伊東沖〜川奈沖のイサキは良型が多く、食べてもとても美味しいんです。
ここのイサキを食べるとヤミツキになる人も多く、常連さんの多くが伊東沖のイサキを楽しみに来るんですよ。
とくに美味しいのが5月のゴールデンウイーク頃で、とびきり上等なのが釣れます」とは「村正丸」の村上大輔船長。
タックルはコマセマダイ用でOK。
「村正丸」では、イサキポイントの付近にマダイ反応があればマダイも狙う。
そのためコマセマダイ用を使う常連さんが多い。
竿は全長2.5〜3.3mのコマセマダイ用。
リールは小型電動、または手巻きの中小型両軸。
タナは深くても海面下40m前後なので、手巻きリールでもまったく苦ではないだろう。
道糸にはPEラインの3〜4号を150mは巻いておくこと。
ビシはプラビシならFLサイズの80号を村上船長は推奨している。
ステン缶なら、それに準ずるサイズだ。
「ビシを小さくするのは手返しを早くしてもらいたいからです。
ビシが大きくなると、コマセがまだビシに残っていると思って手返しが悪くなります。
とくにこれからの時期は水温が上がるとエサ取りが多くなります。
タナを取ってすぐにイサキが食うか、すぐエサ取りにエサを取られるかという感じになるので、手返し勝負になります」と村上船長。
仕掛けはハリス3号、6mの2〜3本バリ。
チモトにはケイムラビーズを装着したものがオススメだという。
付けエサはオキアミ。
尾羽を切り取り、ハリの軸に対してまっすぐに1匹付けるのが基本。
また、イカタンなどもOKだ。
「イカタンはエサ持ちがいいので、手返しが悪くならないように注意してください」と村上船長。