実に面白いメタルスッテで狙う大型ムラサキイカ【駿河湾・清水沖】

実に面白いメタルスッテで狙う大型ムラサキイカ【駿河湾・清水沖】

北陸や西日本で大ブレイク中のツツイカのメタルスッテゲーム。関東、東海エリアではこの釣りが可能なフィールドが少ないため、なかなか接することができないが、清水沖の夜ムラサキイカなら、気軽にメタルスッテゲームを楽しむことができる。


中毒性激高です! メタルスッテで釣り上げるムラサキイカは一度やったらドハマリ確実、コレ本当!!

ムラサキイカは群れで回遊する。レンジが合うと同時ヒットはザラ。ヒットしたタナをみんなで伝えあって効率よく釣ろう!

良型ムラサキイカ一荷もザラだ。追い乗りする。

イカ専用のメタルジグにスジイカがヒット。

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・清水「大宝丸」。

いよいよ始まった駿河湾・清水沖の夜ムラサキイカゲーム。メタルスッテで狙うと、楽しすぎてドハマリするアングラーが急増している。
「ムラサキイカ釣りを始めたのは3年前ですかねぇ。ひとつスッテでイカが釣れるって〝つり丸〟で知って、それから始めたんですよねぇ」とは、清水「大宝丸」の長橋寿光船長。
ポイントは港から約15分ほどの清水沖。夜になると深海からプランクトンが沸いてきて、それを狙って小魚が集まり、それを捕食するためにイカたちが深海から浮上してくるという。
「メインターゲットは、バカイカ。え? あー、そうそうバカイカはムラサキイカですよ。スジイカとまじりですが、いかに良型のバカイカを乗せるかが楽しいんですよ。ちょっとしたコツを覚えれば誰にでも簡単に釣れますよ」と長橋船長が話すように、ハイシーズンとなる9月は短時間で100杯釣果もザラだ。
見た目がちょっとグロイこのイカだが、実は食べてかなりおいしい。開いて火を通した料理にすれば、身が甘く柔らかでかなり絶品だ。
敬遠されがちなスジイカは1匹丸ごと、アヒージョにするのが長橋船長のオススメ料理。スジイカのイカ飯や煮物、テンプラもおいしい。いずれも火を通せばかなりおいしくいただける。
シーズンは始まったばかりのこのおもしろゲーム。ぜひ、体感してほしい。

10〜20号のメタルスッテを用意。水中ライトは必携

「大宝丸」で奨める仕掛けはコレ。赤白浮きスッテ2本+赤白メタルスッテ、白の水中ライトの組み合わせ。スッテはこれが一番実績がある。

リールはカウンター付きの小型両軸リールがベスト。タナを探るので水深を把握しやすいものがよいのだ。ロッドはメタルスッテ専用、もしくはLT用でよい。

水中ライトは必携だ。カラーは白もしくはブルーに実績がある。

タックルだが、ロッドはメタルスッテ専用がベストだが、専用のものにこだわることはない。ライトタックル系のものであれば、ほとんど使用可能だ。
その他、タックルセレクトで気をつけることをあげておこう。
まずは、リールの道糸。
メタルスッテという軽量のルアーを使用することとなるので、道糸はPE0.8号前後をベースとしたい。そして、レンジ攻略の釣りとなるので、道糸で水深が判別可能になるように、道糸のマーカーや糸がはっきりとしているものを使うようにしよう。
リールはスピニング、両軸と好みでよいが、流行はデジタルカウンター付きの小型両軸リール。これで簡単に水深が把握できるので大変便利。
仕掛けの主役となるのは、メタルスッテと浮きスッテ。カラーは赤白のみでも十分。メタルスッテのサイズは10〜20号各種。浮きスッテは3〜4号と少し大きめがよい。
そして、絶対必要なのが、水中ライト。これがあるとなしでは、釣果がまるで違う。
水中ライトのカラーは、白とブルーのどちらか。ココ最近は、白に実績があがっているようだ。これもできるだけピカピカと光る明るいものを選択しよう。

やる気があるイカだけを、乗せるつもりで探る。活性が高いとき、乗りダナが浅いときは軽いメタルスッテ

乱暴な言葉だが、大型のムラサキイカがヒットするとドラグを出すほど引くので、思わず「大バカヒットぉ〜っ!」と叫びたくなる。

取り込み直前、ムラサキイカの潮吹きは強烈だ。

ダイワの松永直己プロもムラサキイカゲームの推奨者。「簡単に釣れることもあるけど、ちょっと渋いときはかなりテクニカルなんだよね」と話す。

釣り方だが、スルメイカに近い釣り方だと考えてよい。
「同じタナでシャクリ続けたり、待ってたのでは乗りませんよ。とにかくやる気のあるイカを探し当てて乗せる気持ちで探ってください!」と長橋船長。
探りダナは水深50mより上。ムラサキイカは群れているので、乗りダナをいかに早く見つけられるかがこの釣りの肝。
「まずは、水深50mまで仕掛けを落として、1mほどスーっと竿をシャクリあげ、その後下げるときに下げた分だけリールを巻き上げる。ジギングでいうワンピッチに近いシャクリかもしれないけど、そんなリズミカルに速く巻くことはないですよ。スー、スー、スーって感じで巻き上げてきてください。イカが乗るとズンッと竿の動きを止められますから。乗らなくてもアタリが竿先に出ます。とりあえずそこがタナ。そのタナで誘って乗らなかったらすぐに、スー、スー、スーの誘い上げ動作に移ります」
ムラサキイカが乗ると誰にでもすぐ分かる強烈な引きでイカが応戦する。ドラグを引き出すこともあるという。そうでないイカはスジイカであることが多い。
まずは、20号の重めのメタルスッテを使用。その後、潮の流れやイカの活性によってメタルスッテのサイズを変えていく。
上ダナで乗りだした場合、仕掛けのフォールで十分乗るので、メタルスッテを10号前後に軽くすることで、効率よくイカを乗せることができる。
潮の流れが速くオマツリするようなときは、重いままでよいという。
釣ったイカは、ムラサキ、スジともに海水の入ったバケツに入れることは避けたい。墨を吐きまくり大変なこととなるからだ。
イカを釣りあげたらバケツにそのまま入れておき、ある程度たまったら、ビニールに入れて、クーラーの氷の上へ置こう。

以上の記事は「つり丸」2017年9月15日号の掲載情報です。

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