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【乗っ込みマダイ】ベーシックテクニック!① コマセマダイ編

【乗っ込みマダイ】ベーシックテクニック!① コマセマダイ編

【コマセマダイ編】マダイファン待望の乗っ込みシーズンがやってきた!産卵を前に気難しい面を見せる乗っ込みマダイ。そんなマダイを食わせるには、ベーシックテクニックをマスターしておくことが重要だ!

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近年の傾向は長ハリスで静かに乗っ込みマダイを狙う!

大型、良型の確率が高くなる乗っ込みのマダイ。
しかし、産卵を控えているので、警戒心が強い!

マダイの乗っ込みシーズンがやってきた。
産卵を控えたマダイたちが、産卵のために集結する時期だ。
水深の浅い場所にマダイたちは集まるが、水深70〜90mの深場に産卵前のマダイたちが集まるエリアもある。

そして、産卵に参加する大型、良型のマダイたちが集まってくるので、サイズのいいマダイが期待できるのが、この時期の魅力だ!

乗っ込みマダイは産卵を控えて、お腹に真子や白子を抱えている。
そのため警戒心が強く、臆病になっている。
魚探にバッチリと反応が映し出されても、なかなかアタらないのはそのためなのだ。

そんな臆病で気難しいマダイを食わせるために、近年のコマセマダイ釣りではいろいろな工夫がなされている。

この時期のマダイは、とくにビシの動きに敏感だ。
ビシが頭上から落ちてきたり、バタバタと動くのはもちろん、ゆっくりと誘い上げてビシが動いただけでも、マダイは驚き逃げてしまうこともある。
そのため、ビシに近づかないマダイを食わせるために、この時期はとくに長いハリスを使う船が多い。

また、ビシを海底まで落とさない海面からのタナ取りをする船が多い。

このほか、誘いの制限や誘いのタイミングを指示する船もある。

乗っ込みマダイを征するには、この時期のマダイの性質を理解することが大前提。

それをもとに仕掛けを選択して、釣り方を組み立てよう!

コマセマダイに適する竿は?

コマセマダイに使用する竿は胴調子の専用竿がオススメだ。

ひと昔前の置き竿釣法が主体だった時代は、軟調長竿というのが主流のスタイル。
3〜3.6mという長さの5対5の胴調子竿がよく使われていた。

ところが近年では、釣り方のスタイルや海域の特徴によって、それにあった長さや調子の竿を使う傾向があるようだ。

ウネリのある海域や置き竿で狙う人は、3.3〜3.6m胴調子専用竿。

終始手持ちで釣るスタイルや、船ベリの低い船の場合、
また穏やかな海域で釣る場合は2.4〜2.7mの5対5〜6対4の胴調子が扱いやすい。

また置き竿、手持ちの両方のスタイルをカバーするには3mの専用竿がオススメ。

ビギナーの人が、これからマダイ竿を買うには、このタイプの竿を選ぶといいだろう。

ドラグ性能のいいリールを選ぼう!

リールは電動、手巻きどちらでもOKだ。
手返しという点では電動リールに分があるだろう。

リールを選ぶうえで重要なのがドラグ性能。
スムーズにラインが出ていくことが絶対条件だ。
スムーズにラインが出ていかないと、せっかく大型が掛かったときにバラシの原因にもなるからだ。

また、ドラグを緩めて落とし込みの誘いをする場合も、ドラグ性能のいいリールのほうがスムーズにおこなえる。

リールの使用頻度が高い人はドラグワッシャーを交換しておくといいだろう。
ドラグワッシャーがすり減っていると、ラインがスムーズに出ないからだ。

道糸はPEラインの3〜4号を200m以上巻いておこう。

ビシはステン缶とプラビシが使われる

コマセマダイでは、ステン缶とサニービシなどのプラビシが使われる。

サニービシのようなタイプのプラビシは、細かい調整ができるので、1匹の大きさが小さいアミコマセのときによく使われる。

ステン缶は穴を塞ぐか、開けるかだけの調整なので、調整法が楽だ。とくにオキアミコマセのときに好まれて使われている。

コマセが出るメカニズムは上のイラストのとおり。

コマセマダイではタナ取り時やアタリを待つときでも、パラパラッとコマセが出るのがいいとされている。
そのためには、上の穴からコマセが出るように調整するのが理想だ。

上の穴からコマセを出すには、プラビシでは下の隙間からコマセを出にくくして、上の穴を開けておく。
ステン缶では、上の穴よりも下の穴を多く塞ぐようにしよう。

近年ではコマセの使用量の規制があったり、少量コマセを推奨する船が多い。
そのため、使うビシも小型化が目立っている。

プラビシならFLサイズ、ステン缶ならMサイズだ。

ハリスは高品質をセレクト!クッションはバランスが重要

コマセマダイでよく使われるハリスは、フロロカーボン製の3〜4号だ。
この太さのハリスで10㎏もの特大サイズが掛かることもある。

このように狙う魚のサイズからすれば、細いハリスを使うのが特徴だ。
そのため、ハリスは強度があって根ズレなどにも強い、高品質の物を使うのがおすすめだ。

イラストを見てもわかるとおり、ハリスはクッションゴムを介してテンビンにつなぐ。
クッションゴムはマダイの急激な引きを吸収して、バラシを軽減するための重要なアイテムだ。

長さは1m前後が標準。長くても2mぐらいまで。

クッションゴムをセレクトするうえで重要なのが、ハリスの太さに適合したものを選ぶこと。
このバランスが合っていないと、クッション効果が半減したり、クッションゴムが切れることもあるからだ。

強度アップ!編み付け補強結び

普段の結びの強度をアップさせたいなら、イラストのように編み付け用糸(フロロ0.8〜2号、ナイロン2号など)をハリスに添えて結ぶと強度がアップする。

さらに強度アップを狙うなら、編み付け用糸を二重、三重にすると強度が高くなる。

ハリス本線に編み付ける回数は人それぞれだが、だいたい6〜10回ぐらいだ。

ハリは軸がしっかりしたマダイ用がオススメ!

ハリはマダイバリの8〜10号がおすすめ。
のとおりマダイ(コマセマダイ)用に開発されたハリだ。

軸の長さが長すぎず、短すぎずで、オキアミをまっすぐに刺しやすい。
また軸もしっかりしていて頑丈だ。
マダイの引きに対して、ハリが伸びたり、折れたりしにくい。

また、各メーカーからいろいろなカラーや夜光塗料が塗られたマダイバリが発売されている。
潮の濁りや天候など、状況に応じて使い分けてみるといいだろう。

マダイバリ以外のタイプのハリを使う場合は、まずハリの軸がしっかりしたものを選ぼう。
軸が細いとハリが折れたり、伸びたりするからだ。

またヒネリが入っていないものを選ぶこと。
ヒネリが入ったハリではオキアミを刺したときに曲がってしまい、海中で変な動きをして食いが悪くなることもある。

ストレートハリスとテーパーハリスの違い!

コマセマダイでよく使われる仕掛けを大きく分けると、ストレートハリスとテーパーハリスの2種類に分けられる。

ストレートハリスは、ハリにハリスを結んだだけのシンプルなもの。
ビーズなどのアクセサリーを付けなければ、ハリスが垂れづらく横になびいて、付けエサが自然に漂いやすいのが特徴だ。

そのため潮が止まったり、潮の流れがゆるいときのほか、マダイが警戒して船の下に入ってこないときに有効だ。
仕掛けの動きや漂いを変えたければ、チモトやハリスの途中にアクセサリー類を付けることで可能だ。

テーパーハリスは太さの違うハリスを結んだもの。
上下で太さの違う2種類のハリスを結んだものが二段テーパーハリス。
3種類の太さになると三段テーパーハリスとなる。

よく使われるのが二段テーパーハリス。
上側(クッション側)のハリスを太く、下側(ハリ側)を細くする。
そして上側のハリスと下側のハリスは直結でもいいが、サルカンを介して結ぶのが一般的だ。

二段テーパーハリスは上側のハリスが太いので、仕掛けをさばきやすいのが特徴。
またサルカンを介することで誘いが効きやすくなる。
仕掛けも重くなるので、浮かないマダイを狙うにも最適だ。

サルカンの位置によって、仕掛けの動きが変わるのでいろいろ試してみよう。

2本バリ仕掛けも有効だ!

コマセマダイのハリスは長い。
近年では、あまり長いハリスを使っていなかった東京湾や相模湾でも8〜10mの長さを使う船宿が多い。
その長さで2本バリとなると、慣れない人は仕掛けをさばくのが大変だ。
しかし2本バリ仕掛けは、いろいろと利点があるので、仕掛けをさばける人にはオススメだ。

2本バリ仕掛けの利点は何と言っても、ビシの位置を変えることなくタナを探れること。
マダイのタナだけでなく、エサ取りの様子も探れるのだ。

また枝スが出ていることで、1本バリ仕掛けよりも潮に乗りやすく、誘いも効きやすい。
そのため、置き竿でも2本バリ仕掛けの人にアタリが集中するということも珍しくない。

アクセサリー類の装着で仕掛けのバランスが変わる!

コマセマダイではアクセサリー類のセレクトも重要だ。

代表的な夜光玉は、名前のとおり暗い場所では発光する。
この時期は潮が濁ることが多いので、アピール度が増して有効な場合がある。

このように、アピール度を狙ってアクセサリー類を仕掛けに付ける人が多いことだろう。

しかし、アクセサリー類を仕掛けに付けるときは、その重量や浮力を考慮することも重要だ。

シェルビーズなどは重量のあるアクセサリーの代表。
潮が速いときや誘いを効かせるのに有効だ。

また、ガン玉は簡単に仕掛けを重くできるアイテムなので、持っていると便利だ。

一般に「フロートビーズ」と呼ばれる浮力のあるビーズ類は、付けエサの落下を遅くしたいとき、また潮が流れないときにハリスが垂れないようにするときに効果的だ。

外見が同じビーズでも製品によっては海中で強い浮力を持つものもある。
使用前に海水に入れて調べてみるといいだろう。

付けエサのオキアミはまっすぐに刺す!

コマセマダイの付けエサはオキアミを使う。
イラストのように付けるが、ハリの軸に対してオキアミをまっすぐ刺すのがコツだ。

曲がったまま付けると、仕掛けの落下中にエサがクルクル回ってしまい、ハリスがヨレたり、テンビンにハリスが絡んだりすることもあるからだ。
また、誘ったときに付けエサが不自然に動くこともあるので注意しよう。

イラストではオキアミの1匹付けを紹介しているが、「抱き合わせ」と呼ばれる2匹付けもOKだ。
イラストのようにオキアミを1匹付け、出ているハリ先の部分にもう1匹付ける。
アピール度をアップさせるなら、この付け方もアリだ!

コマセマダイはスムーズな仕掛けの投入から始まる

マセマダイ釣りは、他の魚より長いハリスを使用するのが特徴だ。
最低でも6m、とくに乗っ込み期の駿河湾では15mを使うことはザラで、御前崎沖では、20mを使うこともある。

ハリスが長ければ当然のように生じるのが手前マツリ。
仕掛けを投入する前にトラブっていたのでは、大事な時合いも逃しかねない。

ということで、まず一番に心掛けたいのが、釣り座のセッティングだ。

イラストを見てほしい。
船べりの風上側にロッドキーパー、風下側のコマセバケツをセットしよう。

ハリスは足元に置いてもよいが、船の海水循環パイプから水が流れていることがある。
水が流れている床にハリスを置いておくと、絡むことはむろん、排水溝からハリスが流れ出てしまうことある。
そのようなときは、空のバケツに海水を入れてそこにハリスを入れるとか、流水があたらない釣り座の上にハリスを置くようにしよう。

ハリスの置き方にもコツがある。
2段テーパーなどの接続部にあたるスイベルなどは、ハリスにそのまま重ねずに別の場所におき、ハリスは大きめのループを描くように置こう。
そうすることで、投入時の絡みはかなり軽減できるハズだ。

風が強いときや船の移動時は、面倒でもハリスは仕掛け巻きにまいておくことがトラブルを少なくする。
とくに、朝いちは、ポイントに近づいてから仕掛け巻きからハリスを取り出すようにしよう。

あわてずにゆっくりと投入動作をしよう

さて、仕掛けの投入動作だが、まずはあわてずに落ち着くこと。
ビギナーに限らず、大ベテランにも言えることだ。

ビシを海へ投入。
右手でハリスを軽くつかみながら、リールのクラッチオフ。
その後、リールのスプールを左手でサミングしながら、ビシをフォールさせハリスを送り出す。

この一連の動作をあわてずゆっくりと行えば、ハリスの手前マツリは少ない。

15m以上ロングハリスの投入には専用の仕掛け巻きを活用

長さ15m以上の超ロングハリスの扱いは、ベテランでも難しい。

そこで活用したいのが専用の仕掛け巻きか、500㎖のペットボトル。

仕掛けを回収したあと、ハリにエサを付け、仕掛け巻きにハリスを巻きつけておく。

投入時は、付けエサがハリスに絡まないように注意しながら、イラストのように、仕掛けを投入する。

このひと手間がトラブル防止となり、貴重な時合いを逃さない一手となるのだ。

専用の仕掛け巻きがなくても、500㎖のペットボトルが活用できる。
ぜひ試してみてほしい。

大事なタナ取りは大きく分けて2つ。海面もしくは底から

コマセマダイ釣りは、大きく分けてふたつのタナの取り方がある。

底から指示ダナまでビシを上げていく方法と海面からタナを取る方法がそれ。

タナは“ビシ”の位置を基準とし、底からタナを取る場合は、底ダチをきちんと取ってから海底からタナまでの長さが指示ダナになる。海面からのタナ取りは、海面からビシの位置までの長さが指示ダナ。

たとえば、底からの指示ダナの場合、「底からハリス分プラス2m」とか、海面からの場合、
「タナは40m、指示ダナより下5mからコマセを振り出して、タナで待ってください」というアナウンスがだされる。

いずれの場合にも重要なことは、正確さ。
必ずリールの道糸のマーカーを見て合わすようにする。

いくら精度の高いリールでもそのカウンターの数字に頼ってはいけない。
カウンターの数字はあくまでも目安にしよう。

道糸でタナ取りするにあたり、出船前にチェックしたいのは、テンビンにつながる最初の道糸の10mの色がしっかりと10mあるかどうか?ということ。
高切れや劣化などが原因で、最初の色のPEラインがたとえば、6mしかなかった場合、道糸でのタナ取りはかなり面倒になる。
だから、このように最初のPEの色が10m未満だった場合、その色のPEはすべてカットしてしまい、次の色の先端からテンビンに接続しておくとよい。

コマセの振り出し方と注意点

コマセの振り出し方は、底からのタナと取りと海面からのタナ取りとでは少し異なる。

底からのタナ取りの場合、ビシが着底後、すばやく糸フケをとり根掛かりを避けるため、1mほどあげてから指示ダナまで2〜3回に分けてコマセを軽く振り出しながらあげる。

海面からのタナ取りの場合、船宿によっては、コマセを振り出すタナが異なる。

基本は、ハリスの長さの半分から3分の2ほど指示ダナより下だ。

そこから前者と同様、指示ダナまで2〜3回に分けてコマセを軽く振り出しながら上げる。

10m以上のロングハリスを使用するので、このコマセの振り出し動作時にハリスが道糸やテンビンに絡んでしまうことがある。

その対処法として、コマセを振り出す前に竿を動かさずじっと待って、ハリスを潮になじませてから振り出すとよい。

なじませる時間だが、ハリス10mなら8秒前後、15mなら15秒前後と覚えておこう。

なぜ海面からのタナ取りなのか?を理解して釣ろう!

一昔前のコマセ釣りのほとんどは、底からのタナ取りであった。
もちろんいまも、底からのタナ取りでマダイは十分釣れる。
この釣り方は底ダチさえ取れれば、タナは取りやすいというメリットもある。

では、どうして乗っ込み期のコマセマダイ釣りでは、ロングハリスを使った海面からのタナ取りをすることが多いのだろうか。

その理由は、マダイの習性に起因する。

マダイは警戒心が強く、遠巻きにエサを捕食する習性があるからだ。
とくに、産卵期は警戒心が強くなるばかりか、魚も浮く傾向にあるのだ。

マアジやシマアジ、イサキなどコマセの煙幕のなかに果敢に突っ込んで捕食するのではなく、そこからこぼれ落ちたエサをついばんでいるからだと考えられている。

釣り船では、たくさんの釣り人を乗せて釣るため、いかに効率よく乗船した人全員がマダイを釣れるようになるかが課題だ。
そのために改良された釣り方が海面からのタナ取り法なのだ。

水中イメージはこうだ。

『コマセをマダイの群れの上方に漂わせ、そのコマセに反応した活性の高いマダイを浮かせて釣り上げる』。

このイメージを実践するのが海面からのタナ取りのマダイ釣りなのだ。

だから、「正確なタナ取り」とか「静かに待つ」、「タナからビシを下げてはいけない」という現場でよく耳にする言葉は、このイメージで理解できるだろう。

静かに待つ、タナからビシを下げてはいけない、などは警戒心の高いマダイがビシのちょっとした動きや音で逃げてしまうからだ。

正確なタナ取りは、全員協力体制で活性の高い魚を浮かせるためのもの。

ひとりだけ抜けがけしてビシを底に落として釣ろうとしたら、集まった魚が散ってしまい、この釣法は台なしになってしまうのはお分かりいただけるだろう。

ドラグ調整は万全に!緩めが基本

コマセマダイ釣りでは、ハリス3〜4号をメインに使用しているところが多い。

乗っ込み期は3〜5㎏という大型マダイがターゲット。だから、ハリス3〜4号はかなり細く感じられる。

そんな細ハリスでも大型魚と対峙するためには、リールのドラグ調整がかなり大事だ。
魚がヒットしてからドラグ調整を行っていたのでは遅い。
現場に着いてからすぐ行うことが大切だ。

その調整は、タナを取ったらまず置き竿にして、船の揺れで道糸がスーと出ないくらいがベター。

その後、手で道糸を引き出して必ずそのドラグ力を確認しよう。
手で引っ張ってスーと出れば合格だ。

まずは、突如ヒットする大ダイのファーストランにこのドラグ調整で備えよう。

大ダイがヒットすると、ファーストランでほぼ勝負が決まる。
この引きを強いドラグ力で対決すると、ハリス切れの原因になる。

逆にこのファーストランさえしのげば、かなりの高確率で大ダイはキャッチできるのだ。

置き竿にするならドラグ調整は万全にしよう

基本は置き竿。チャンス時にとくに大事な誘い

っ込み期のマダイは、「静かに釣る」が基本。
よって、誘いが分からないときは、置き竿ではじめよう。

置き竿釣法でまず気にしなければならなのが、エサ取り魚がいるかどうか。
船長から「エサ取りがいるよ!」とアナウンスがあったら、周りの人たちの仕掛け回収後の付けエサの状態をよく見よう。

付けエサがそのままなら、置き竿継続。
エサが取られていたら、自分のエサもないと判断して回収する。

誘い法は、「誘い上げ」と「落とし込み」の2つのやり方がある。
とくに、この時期は後者の「落とし込み」が効果的だ。

やり方はさまざまだが、指示ダナがしっかりと決まっている船でも竿の長さ分の上げ下げは許される。

まずは、ゆっくりと竿を上げて、ゆっくりと竿を下げていく方法。
この上下のスローな動作で、付けエサに変化を与え、マダイの食い気を誘う。

次に竿を水平状態からゆっくりと下へ落とし込む方法。
とっさに誘いをかけたいときに有効だ。

長い距離を落とし込む場合、ドラグを緩めて手で道糸を引き出しながら落とし込む。

このやり方では、30㎝〜1mずつ魚が食う間を数秒作りながら落とし込むのがコツだ。

指示ダナ下にビシを落とせないときは、ゆっくりと指示ダナより上げてからゆっくりと指示ダナまで落とし込むようにする。

これらの誘いはやみくもにやってもあまり意味がない。

船長が魚の反応が出てきたとアナウンスがあったときや探見丸があれば、それに反応が映し出されたときに誘い動作すると、ぐっとアタる確率が上がる。

また、そのような情報がなくても、船のだれかがヒットさせれば、その直後がチャンスと覚えておこう。

アワセは大きな聞き上げでやり方はドラグをフル活用

マダイの最初のアタリは大きく出ることはあまりない。
モゾモゾとしたあとにズーンを一気に竿先を海中に突き刺すほど一気に魚が走ることが多い。

だから、置き竿の場合は、竿がグングンと引きこまれたらあわてず、キーパーから外し、ゆっくりと大きく聞き上げよう。
そうすることで十分魚にフッキングさせることができる。

手持ち竿の場合も同様。
小さなアタリがあったら、大きく強くアワせるのではなく、ひと呼吸おいてからゆっくりと大きく聞き上げる。
ハリスが長い分、小さなストロークのアワセ動作はアワセにならないことが多い。

魚がヒットしてからのやり取りは、魚が引っ張っているときは、無理に走りをとめない! が基本。
魚の走りが止まったら巻き上げよう。

慣れた人ならポンピングしながらのやり取りが可能だが、そうでない人は、竿を立てての電動巻き上げがベター。

とにかく、最初に魚を走らす! が大事。調整したドラグもさわらない!

ゆっくりとやり取りすれば、大ダイであっても取り込むことができる。

マダイ釣りの大ベテランほど、基本を大事にしている。

ベーシックテクニックを駆使すれば、自己記録更新サイズキャッチも夢ではない。

以上の記事は「つり丸」2015年5月1日号の掲載記事です。

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