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大型でも肉厚甘みバッチリで激ウマ!アカイカ シーズン開幕!

大型でも肉厚甘みバッチリで激ウマ!アカイカ シーズン開幕!

東伊豆・宇佐美南沖の遠征夜アカイカ釣りが開幕だ!アカイカの標準和名はケンサキイカ。伊豆半島や伊豆諸島周辺で釣れる大型のケンサキイカを地元でアカイカと呼んでいる。高級ブランドイカとして出回っているぞ!

大型ケンサキイカだから遠征釣行の価値あり!

今年もいよいよ東伊豆・宇佐美南沖の遠征夜アカイカ釣りが開幕。

このアカイカの標準和名はケンサキイカ。
伊豆半島や伊豆諸島周辺で釣れる大型のケンサキイカを地元でアカイカと呼んでいるのだ。
関東周辺では沿岸でマルイカが人気だが、これもケンサキイカだ。大型は弁慶(べんけい)と呼ばれている。

今回ターゲットにする大型ケンサキイカは、胴長最大70㎝にも達し、伊豆諸島では、高級ブランドイカとして魚市場に出回っている。
だから、マルイカが大型になっただけ!なんて思っていたら大間違い。数杯釣れば御の字のイカなのだ。

さて、このアカイカ(以下アカイカと表記)は、夜釣りがメインとなる。

おもに東伊豆、網代港と宇佐美港の大型船で楽しむことが可能だ。

出船は16時。現場では18時ごろから23時ごろまで釣りを楽しみ、午前1時すぎに帰港。
現場までの行き帰りはエアコンが効いたベッドで仮眠できるので、夜釣りといえども意外と身体が楽だ。

釣り方は2通り。
昔から行われている4号浮きスッテ4〜5本サビキ仕掛けの釣り、もしくは、最先端のLTであるイカメタル(ひとつスッテ)釣法がそれだ。

どちらの釣り方もテクニカルで腕の差がでる。

まずは、最新LTのイカメタル釣法から解説しよう。

イカメタルタックルは、テンヤ用などを流用可能!

まず、西日本で大流行中の最新LTであるイカメタル釣法でアカイカが釣れるのか!? という疑問に答えよう。

その回答はズバリ、「よく釣れる」だ。

実際、2012年初夏からこのフィールドでイカメタルでの夜アカイカの試釣を続けているが、サビキ仕掛けで乗りが渋いときにはとくに効果がある釣法であることが分かっている。

従来の浮きスッテサビキ仕掛けの釣りにも引けをとらない。
だから、興味ある人にはどんどんチャレンジしてほしい魅力的な釣法だ。

まずはタックルについて。

ロッドはイカメタル専用であれば理想だが、ひとつテンヤ、タイラバ、ティップラン、エギング用のものが流用可能だ。

リールは、道糸はPE0.6〜0.8号を200m巻けるもの。
ベイトであれば小型両軸タイプ、スピニングであれば、2500〜3000番のハイギアタイプ。

リーダーとハリス、枝スは基本的にひとつテンヤと同様でフロロ2.5〜3号。
リーダーの長さは3mもあれば十分だ。

リーダーの先に極小親子サルカンを接続し、枝スとハリスを出す。
枝スは10〜20㎝、ハリスは1m前後。

さて、肝心のスッテだが、メタルスッテは、15〜20号を各種数個用意。

枝スに付ける浮きスッテは好みでよく、基本は4号浮きスッテだ。
2〜2.5号の餌木やエサ巻き餌木でもよい。

メタルスッテが重めであるのは、ポイントが黒潮の影響が濃く潮の流れが速いことがよくあるため。

カラーが気になるところだが、基本色の白赤帽子と緑赤帽子があれば、まず大丈夫だろう。
基本色をベースにしてさまざまなもの試してみるとよいだろう。

ボトムをとってからワンピッチジャークでタナを上げる

釣り方はまず、ボトムをとってら根掛かりを避けるためにすぐ糸フケを回収。

ロッドの長さ分、大きくシャクリ上げ、すーっと、ロッドを下へ下げる。

これがタナでのメインアクション。

シャクリのあとに、アタリが出ることがほとんどなので、じっと竿先を注視することが大切。
少しでも変化があれば、すぐにアワセを入れよう。

この動作をタナで何度か繰り返して乗らなければ、シャクリ後に1回リールを巻き上げる、ジギングでいう“ワンピッチジャーク”を3〜4回行いタナを上げる。

シャクリ途中にはイカは乗らない。
からなずスッテの動きが止まったときに乗るのでそのことを意識してアタリをとるようにしよう。

タナを上げたら基本動作である大きなシャクリを繰り返す。

この一連の動作で基本的にはボトムから表層まで探れることになる。

アカイカはどのレンジにいるか分からない。
いち早くヒットレンジを見つけることが数を乗せるコツだ。

傾向としては乗りが渋いときは、ボトム付近、活性が高いときは中層より上と理解しておこう。

サビキの仕掛けはルアー感覚でスッテを泳がすことが大事

さて、ここからは昔から行われている浮きスッテサビキ釣りについて。

タックルについて。
元アカイカ漁師である宇佐美「清貢丸」稲本貢一船長によれば、「竿は硬めでよい」と言う。

身切れをおこすこともあるから、竿はマダイ竿のような胴調子のものがよいと思われているが、硬めの竿のほうがスッテをしっかりと動かすことができるし、イカの足にスッテのカンナをしっかりと掛けることができるという。
具体的にはヤリイカ竿のように先調子のものでよいという。

リールは、ポイントの水深が80m以浅であるため、PE3〜5号が300m収納できる小〜中型の電動リールでオーケー。
この釣り用にとくに専用のものを用意する必要はなく普段使い慣れているリールでよい。

釣り方も大事だ。
置き竿にしっぱなしはまず釣れない。タナを探ることを頭に入れておこう。

稲本船長によれば、アカイカは沈むベイトより、上や横へ逃げるベイトに強い好奇心を示すという。

船は作業灯を海面に灯してあるため、水面近くから食物連鎖の小宇宙が形成されている。
光に集まったプランクトンを求めさまざまな生き物が集まってくる。
そう、海中の生き物たちの目線は上なのだ。

具体的に効果的な誘いは、イラストのように、「竿に物を引っ掛ける」つもりでシャープに50㎝ほどシャクリ上げすぐに元の位置にももどすというもの。

糸フケを意図的に作ってあげることで、浮きスッテが潮に乗り、よろよろと泳ぐという。
この動きが弱った小魚を演出することとなり、アカイカが飛びつくという。

この動作を5〜10秒間隔で2〜3回行う。
それで乗らなければ、仕掛けの長さ分、5〜7mほどデッドスローで巻き上げる。
つまり、タナを変えるのだ。そこで、シャクリ動作を行う。

このようにして、アタリダナを探ることがアカイカ釣りではかなり重要だ。

傾向としては、まだ薄明るいうちはボトムから10mの範囲、暗くなってからボトムから最低でも20mの間は探るようにしよう。

釣れないからといって、ボトム付近のみ置き竿で待つことは、一番釣れない釣り方だと理解しておこう。

東伊豆・宇佐美南沖 アカイカ釣行レポート 大型アカイカをシーズン開幕!

船上は明るい。「清貢丸」は大型船なので釣り座も広々

これが最新LTゲーム!誰でもカンタン!

イカメタルゲームの牽引役、笛木展雄さんも今シーズン初の遠征アカイカゲームにチャレンジ。
開始早々、このサイズをキャッチ。結果はというともちろん竿頭の釣果!

シーズン始まったばかり!これからさらに期待大だ!
大型アカイカはメタルスッテが好き?!

御殿場市の高橋さんはイカメタルゲーム初チャレンジでアカイカ初ゲット!
「コレ! ドはまりですよ!!」

一荷でヒットすることもザラだ。
1杯ヒットすると何杯もそのイカについてくるのでイカメタルでは追い乗りはよくあるのだ

エサ巻き餌木に大型ヒット!

乗り渋りのときは、エサ巻き餌木に大型がよく乗る傾向だ

表層まで複数のアカイカが追いかけて浮上してくるシーンもしばしば

1杯ヒットするとチャンス!同時にヒットすることが多い

手元のイケスで納竿間際まで釣れたアカイカは生かしておく。
アカイカの名称の由来はこのイカの色のためだ

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・宇佐美「清貢丸」

今年も開幕した東伊豆宇佐美南沖の遠征夜アカイカ釣り。

このイカは大型のケンサキイカで身が厚いにもかかわらず甘みは抜群。

魚市場でも高級イカとして取り引きされているブランドイカだ。

「水温が上がって、島の防波堤でも釣れだしたっていうから、今年も本格的にシーズンインといっていいでしょう」とは、夜イカ釣りといったらこの船長、宇佐美「清貢丸」の稲本貢一さんの弁。

4月半ば、ほぼ試し釣りに近い状態で出船すると、西日本で大流行中のイカメタル(ひとつスッテ)釣法で胴長50㎝オーバーがヒット。

4号浮きスッテのサビキ仕掛けにはいまいちの乗りでも、最新LTイカメタルにはその後もポツポツと良型アカイカがメタルスッテに乗る。

「アカイカ釣りは、タナを探る釣り。釣れないとどうしてもボトム付近を狙いたくなって、仕掛けを動かさずそのままにしてしまいますが、それはダメ。アカイカは中層、または、表層まで泳ぐからね。イカメタルが調子よく掛けるのは、タナを探るからでしょうね」と、稲本船長は話す。

「数が乗るのはこれからです。今年は期待できますよ!」と船長が太鼓判を押すように、不調であった昨シーズンの分まで、今期は好乗りの予感がムンムン。

シーズンは始まったばかり。

激うまを求めて夜アカイカを釣りに行こう。

以上の記事は「つり丸」2016年5月15日号の掲載記事です。

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