ハリス長は10〜12m高ダナに浮かせて掛けるスタイル

今期のエサ取りの主犯はトラフグ! その対策とは?
マダイのポイントにはエサ取り魚、ウマヅラやマフグ、トラフグなどがたくさんいる。
その主犯がなんとトラフグだ。いとも簡単にハリスをハリごと切りワイヤーで対抗したとしても切られてしまう。
この手ごわいトラの対抗策としては、
①目立つハリ、アイテム、エサを使わない。
②手返しを早くする。
③仕掛けを重くしてフグのタナを早く通過させる。
という3点がカギとなる。
どちらも必ずしも正解ではないが、なにもしないよりかは効果があるだろう。
ぜひイラストを参考にしてやってみよう。
基本をマスターして最大の好機を楽しもう! 富浦沖乗っ込みコマセマダイ釣果レポート

富浦沖の乗っ込み場所、象背根では超一級マダイの乗っ込みポイントでこれから本番を迎える。

象背根をホームグランドにする富浦「共栄丸」のコマセマダイスタイルは、本誌でよくとりあげている新潟県上越沖の釣り方と同じだ。

乗っ込みのためマダイは浮く。魚探情報を頼りに誘いをかけよう

少量のコマセで浮いた個体をキャッチ!

朝いちのモーニングタイムにうれしいサイズ!

これが富浦沖のレギュラーサイズ

キャスティング東久留米店の水野さんも2kgオーバーキャッチ

マダイ釣り名人の山口さんは食べごろサイズを次々と掛ける

大ダイ取り込み成功!!

乗っ込みのオスの大ダイがコレだ

うれしい1枚

釣りきちの新中1の榎本くん

イケメン高校1年の忍足くん

「共栄丸」3代目、蒼太郎くんマダイゲット!

ベテラン川田さん2㎏級ゲット

乗っ込み真っ最中なのはこの1kg前後だ

エサ取り犯確定!
それはトラフグだ!!

エサ取りの主犯はトラフグ。ハリごととられてしまう

富浦沖の午後船でキャッチした5㎏の大ダイ

象背根でキャッチした5.3㎏の大ダイ。釣り人は我孫子市の渋谷さん

さまざまなゲストも魅力!
こちらはカンパチ

カイワリ

大アジも!

この日の竿頭は紅一点の千葉市の野崎さん

イケスのなかはこの通り。大ダイ中ダイがそろった

釣りきち3兄弟は春休みの沖釣りを満喫

数釣りも乗っ込みの楽しみ

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・富浦港「共栄丸」
東京湾周辺エリアの超一級マダイポイント、内房富浦沖が3月後半から乗っ込み全開だ。
ここは大きく分けて2つの場所、富浦港真沖の象背根と館山湾側の横瀬が乗っ込み場だが、後者の横瀬周辺が今期も絶好調だ。
「3月前半まで全くぱっとしなかったのですが、山の桜が咲き始めたと同時に例年どおりマダイの乗っ込みが始まりました。1㎏前後のマダイたちが乗っ込み中で大型はまだのようですが、連日大ダイがまじってますので油断はできません。レギュラーサイズにまじっていきなり大ダイがヒットするのがここの特徴です」とは、コマセマダイに力を注ぐ富浦港「共栄丸」の笹子宏宣船長。
ハリスの長さは10~12m。1本バリがここのスタイル。
オキアミコマセは少量でよく、高ダナで浮いたマダイを掛けるスタイルが取り入れられている。
今期はエサ取り魚も多い。その主犯はフグ、しかもトラフグだ。
「仕掛けのハリの付近を目だたせてしまうとすぐにフグにやられます。なにせニッパみたいな口ですからね。ハリを丸のみしてハリスをスパっと切り取ってしまいます。だからハリは多めに持参してください」と笹子船長。
いつでもフグがいるわけではなく、いるときが多いというのが今期の傾向という。
さて、よく釣れる1~2㎏サイズは大変美味と評判だ。
まずはレギュラーサイズを確実にキャッチするところから始めよう!
「共栄丸」では、午前と午後便の2便制で出船中だ。午後は夕マヅメのゴールデンタイムを狙えるぞ!!
以上の記事は「つり丸」2019年5月1日号の掲載記事です。
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仕掛けのハリスの全長は10〜12m、1本バリ。
コマセカゴに入れるオキアミの量は一掴みのみ。少量でよくドバまきではない。
釣り方は、海面からの指示ダナとり。指示ダナより5m下へビシをおろし、
軽くコマセをふりだしながら指示ダナへもどし、アタリを待つというももの。
誘いも指示ダナ上3mほど上からの落としこみが有効だ。
つまり、少量のコマセに反応し浮いてくる活性の高い個体を選んで掛ける釣り方を行っているのだ。