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直結で攻めるか? ブランコで乗せるか?マルイカ仕掛け&釣り方

直結で攻めるか? ブランコで乗せるか?マルイカ仕掛け&釣り方

今シーズンのマルイカは開幕は早かったが、深場主体の釣りから次のステップに移行するのに時間を要した。つまり浅場で釣れなかった。現在水温上昇と濁り入って第二ステージ突入へ良型主体の乗り味を楽しもう!

いよいよ第二シーズンへそれはつまり最盛期だ

今年のマルイカは各地ともに比較的早いスタートを切って安定した釣果を出してきた。
ここ剣崎沖も同様で、中大型主体にトップ50杯超えも珍しくない状況だった。
ただし、釣れる水深が80~100mほどと深く、釣果はそこそこ出ているものの、なかなか「誰でも気軽に」とはいかなかった。

春の潮に変わり、水温上昇で濁りが入ると少しずつ浅場に入ってくるはずだったが、
これも遅れ気味で、4月後半になってようやく60m台でも釣れるようになってきた。

「剣崎沖だけでなく城ヶ島沖にも反応は多くあります。ただし、群れの割には乗りが渋かったですね。イカがいるのは間違いないので、ちょっとしたきっかけで爆乗りもあると思います」とは、剣崎間口港「喜平治丸」の鈴木麻毅生船長だ。

今シーズンの前半戦の特徴は、反応はどこにでもありすぐに見つかるという。
潮が速い傾向にあり、イカの移動も速い。これがうまく噛み合うと入れ乗りになるという。

「少しずつ浅場でも釣れるようになってきました。5月から最盛期に入ると思いますよ」

50m前後で釣れだすと、その後はさらに浅くなり、10mを切るような超浅場にも群れが入ってくる。
長いシーズンだと8月中旬ぐらいまでは楽しめる。
水深50mがある程度の目安で、これぐらいになったらビギナーも楽しめるようになる。

【三浦半島・剣崎沖】喜平治丸マルイカ仕掛け

実釣編1ブランコ釣法 ブランコの底力を再考! ビギナーはここから始めよう

現在のマルイカ釣りは直結釣りが主流となり、さらにここからゼロテンの釣りとマニアックな進化を遂げている。
なかなかビギナーにとっては敷居が高いイメージの釣り物になってしまっている。

もともとマルイカ釣りにはブランコ仕掛けが使われていた。その後に直ブラ、直結と移行していった歴史がある。
ブランコは古いのか?
ブランコは釣れないのか?
答えは否である。

「うちのお客さんはブランコでトップになる人が珍しくありませんよ。直結や直ブラで上手な人たちの中でも安定して釣果をあげていますよ」

では、ブランコ釣法にはどんなメリットがあるのだろうか?

①ひと流し1回の時に強い!
マルイカは魚探やソナーで反応を探して、その群れに仕掛けを落とす。
潮が速い時や群れの移動が早い時は、1回投入して終わり、ということが多い。
つまり、一度乗せたら次の投入は待つ。

こんな時にブランコは威力を発揮する。群れさえいればダブル、トリプルの可能性もある。
直結の人は乗せても1杯だけのことが多く、次の投入はまた一斉スタートなので、
遜色がないどころか、上回ることも可能なのだ。

②大型や多点掛けに強い!
大きな群れや大型が多い時には絶大の威力を発揮する。
使用するスッテがウキスッテ主体で大型が多点掛けできることが多い。
小型のスッテを使用する直結では乗せきれないような大型も乗せることが可能になる。

③空アワセで釣れる
厳密にいえば、アタリを見てアワせていく方がいいが、同じペースでシャクっているだけでも乗るため、ビギナーにも向いている。
「慣れない人がいきなり直結や直ブラでやってもアタリが取れないと思います。それだったらブランコの方が確実ですよ」

直結に敵わないのは、

①ひと流しで何度も何度も乗る
②小型が多い

という2つの状況の時だろう。つまり、これらの状況はそのまま直結のメリットといえる。

スッテはウキスッテ主体でハリスは細いと良く乗る

タックルは、竿は胴に乗る6対4から7対3調子ぐらいのライトゲームロッドなどを使用する。
オモリは50~80号が背負えればO‌K。
リールは小型両軸か小型電動。道糸はPE2号以下を。

仕掛けは浮くタイプのウキスッテ5~6㎝を5~6本。
最近はこのタイプのものが少なくなっているが、浮くものを選ぼう。スッテは布巻タイプを主体に選ぶといいだろう。

幹糸は3~4号程度。ハリスは1.5~2.5号ほど。
ハリスは細いと乗りが良くなるが、1.5号程度だとイカを乗せるとすぐにヨレてしまうので注意が必要。

ハリスを付けたスペアを用意する必要がある。慣れない人は2号程度でいいだろう。
ハリスがチリチリになってしまったら交換しよう。

オモリは50~80号で、状況によって使い分けよう。
仕掛けに浮力と抵抗がある分、直結よりも重めのオモリを使うのが基本となる。

アタリを見てアワセ! その後 定期的にシャクリを入れる

「ブランコ釣りも基本は竿を見てアタリを取った方が釣果が伸びますよ」
オモリ着底後に、糸フケを取りながら竿先の変化を見る。ここで動きがあったら竿を持ち上げてアワせてみよう。乗っていれば竿先が上下にフワフワ動くはずだ。群れが大きい時などは多くの場合ここで乗り、いきなり多点掛けになることもある。
最初に乗りがなければ、オモリを1mほど切り、竿をストップ。まずはアタリを見てみよう。沈み込んだり浮き上がったり、アタリは比較的大きく出る。
アタリがない場合は、5~10秒ほど数えたら竿を大きく持ち上げるようにして空アワセを入れる。乗りがいい時は5秒ほどに1回、乗りが渋いときは10秒に1回と調整してやる。

実釣編2 直結釣法 アタリを取り アタリを出す

ダイレクトにアタリを取って、手返し抜群のスピーディな釣りをしたいならやはり直結だろう。
前述のように、ブランコが有利な時は数では敵わないこともあるが、逆の状況になれば直結が有利になる。

タックルは、マルイカ専用ロッドに小型両軸を組み合わせる。道糸は0.8号前後。
オモリは40~50号を使用する。スッテは3.5~4㎝ほどの小型サイズがメインになる。濁りが強い時は布巻系を増やしてやる。

釣り方はオモリを浮かした「宙」の釣りでも、オモリを着いた状態の時にアタリを取る「ゼロテン」のどちらでも好きな釣り方でO‌K。
現在、狙っている剣崎沖の沖目のポイントは根掛かりの少ない場所だが、
今後、港周辺や毘沙門前の浅場では根がきつく根掛かりするポイントも。これらの場所では宙の釣り主体で狙う。

釣り方の基本は「アタリを取る」と「アタリを出す」の2点。
アタリを取るのは、竿先を注視して、わずかな変化を感じたらスグにアワせること。
そしてアタリを出すのは、タタキを入れて竿をストップして、竿先にアタリが出やすくするものだ。

最初に着底した時は、反応にぶつけているのだから最大のチャンスタイム。
オモリが着底した瞬間に乗っていることも珍しくない。こんな時、糸フケを取りながら竿先をしっかりと見ておく。
おかしいな? と思ったらそのまま竿を持ち上げてアワせてやろう。

スッテにアタックしてきて竿先にもアタリがバンバン出ているのに乗らないことがある。
こんな時は、巻き落としかタタキを入れてストップ。最初に訪れたアタリで乗せられることが多い。

最近、ムギイカも増えてきたが、こちらも派手なアタリが多い。
ムギイカが先に乗ってきて、その後にマルイカが乗ってくるイメージだ。

どんな時も乗らないと思ったら、5~10mほどの巻き落としを多用しよう。

タタキを繰り返してもアタリが出ない時もすぐに巻き落としを。
これから数釣れるようになると手返しの早さも釣果に直結する。
乗りが目立つスッテがあったら、なるべく上の方に入れて、手返しが早くなるようにしよう。
さあ、いよいよ本番だ!

【三浦半島・剣崎沖】喜平治丸マルイカ釣果レポート

ポイントは剣崎沖水深60~80mほど。近くには松輪瀬のマダイ船団も。これから50mダチメインになりそう

直結は3.5~4㎝のスッテを5本程度で狙う

ブランコは浮力のあるウキスッテ5~6㎝を5本程度に。「ハリスは細い方が乗りますよ」と常連さんはハリス1.5~1.75号を使う人も

オモリは40~60号を

直結で威力を発揮したスリムボディの「ぎょぎょ丸プリズム」

マルイカの墨は粘度が高いので歯ブラシでキレイにしよう

直結で繊細なアタリを取ってかけていくのが今のマルイカの主流

ブランコは、アタリを取るのと空アワセを組み合わせてかけていく。「喜平治丸」ではブランコで竿頭になる人も多いという

これぞブランコ釣りの真骨頂。ひと流し1回の時や大型の時に威力を発揮

こちらは直ブラ仕掛けに

「ゼロテンの釣りにハマっています」

超ベテランの前川さんは昔ながらのブランコ釣法で船中トップ!

この日は小型のムギイカもまじったが、中型サイズの姿が目立った。このサイズはブランコ仕掛けばかりに

ブランコ仕掛けではニセイカサイズ4点掛けも!

別船のマダイは6kgクラスまじえて絶好調だ。こちらも連休中は期待大だ

大きめのクーラーを用意しよう!

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・剣崎間口港「喜平治丸」

以上の記事は「つり丸」2019年5月15日号の掲載記事です。

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