ジャンボまじりで束釣りもできそう!食アジが自慢の剣崎イサキ
6月から解禁する東京湾口、剣崎沖のイサキ釣り。
房総などすでに開幕しているイサキ釣り場も多いなか、6月1日からは剣崎沖に通うというイサキファンも少なくない。
その理由は、ここで釣れるイサキの味。
「ここのイサキは脂が乗っておいしいんだよね」、
「どうしても剣崎のイサキが食べたくて、6月になるとここに来ちゃうんだ」。
そんな声が聞かれる6月1日の朝、剣崎松輪港「大松丸」は今年最初のイサキ乗合に出船した。
「5月中にマダイの外道でイサキが掛かることも少なくて、今年はイサキは少ないんじゃないかと心配してるんですよ。
まあ、やってみないと分からないけどね」と、不安を感じながらの出船となった「大松丸」鈴木茂明船長。
しかし、その心配は杞憂に終わった。
開始から順調にイサキは食ってきて、丸々太った35㎝級の大型も上がった。
コマセの効いていない初日こそトップ18匹程度だったが、2日は31匹、3日は48匹と尻上がりによくなり、
6日62匹、5日はなんと87匹! 束釣りも狙える食いの良さを見せているのだ。
「心配する必要無かったですね。今年も魚はたくさんいます。ぜひ、美味しいイサキを釣りに来てください!」と鈴木船長。
剣崎沖のイサキは大型はもちろん、中、小型も脂がしっかり乗っているのが特徴。
ちょうど旬を迎える時期なので、たくさん釣って美味しいイサキ料理を味わおう!
ライトタックルで気軽に!軽快に!LTイサキ仕掛け

「大松丸」は40号ビシを使用する「LT(ライトタックル)イサキ乗合」で出船しているが、ノーマルタックルの使用もOK。
ビシ40号を使う場合は道糸はPE2号以下を使用。
道糸が3~4号のノーマルタックルならビシは60号を使う。
ただし、一日手持ちでシャクリを繰り返す釣りなので、軽くて扱いやすいLTが断然おすすめ。
LTの方が魚の引きもよりダイレクトで楽しめるはずだ。
LTの場合、竿は1.8~2m前後のLTロッド、ゲームロッドなど。
それに小型両軸リールまたは超小型電動リールの組み合わせが基本。
ビシはサニー商事の「サニーちびライト40号」が人気だ。
仕掛けはウイリー3~4本バリ仕掛けが基本
(好みや状況により、カラーバリや空バリ+付けエサを試すのもいい)。
剣崎沖のLTイサキの釣り方 細かく探って、アタリダナを探れ!

釣り方はウイリー仕掛けを使用したシャクリ釣り。
「○メーターから△メーターまで」といったタナの指示があるので、そのタナの下限から上限までを、シャクリながら探ってくる。
このとき忘れてはいけないのが、コマセを出しすぎないこと。
シャクるたびにドバドバとコマセが出てしまうと、イサキがそれに着いて行ってしまう。
1回シャクったら、ポロッと少量のコマセが出るぐらいに調整する。最初はビシの下の隙間は全閉、上の穴を三分の一ほど開けておき、様子を見て調整しよう。
1回シャクッたらリール半回転ぐらい巻き上げる感じで、細かくタナを探ってやるのがシャクリの基本。
スーッとシャクり上げてしばらく待ち、アタリが無ければリール半回転巻きながら竿先を下げ再びスーッとシャクって待つ。
この繰り返し。
しばらく釣ってみて、アタリが出るタナが固まっているようだったら、指示ダナすべてを探るのではなく、アタリダナの上下を集中的に探ってやるといい。
このアタリダナが見つかると、シャクリ始めた途端に次々魚が食いつき、すぐに2点掛け、3点掛けとなる。
アタリダナを見つけるためには常に、今水深何メートルを釣っているか把握しなければならない。
道糸のマーカーを見て正確に水深を計るのがベストだが、けっこう「あれ、今何メートルだっけ」となる人も多いのでは。
そんな人にはデジタル水深計付きの小型両軸リールもタナ把握の助けになるのでおすすめだ。
食いのいいときは、多点掛けの連発になる。
それを素早く抜き上げ、ハリを外して再投入という流れを手返しよく行うのが好釣果への近道。
ただし、大型が掛かった場合は慎重に。
35~40㎝級のジャンボサイズも掛かってくる。
これこそ脂乗り乗りの「剣崎イサキ」なので、無理せず船長や隣の人に頼んでタモ入れしてもらおう。
好調剣崎沖でジャンボまじりの数釣り、そして旬の味を楽しもう!!
ジャンボサイズまじりで味もピカイチ!東京湾口・剣崎沖 イサキ釣行レポート

さまざまな魚種の好漁場である剣崎沖。
イサキ釣りでも多くのファンが集まる好ポイント

「大松丸」は「LTイサキ乗合」で出船。
ライトタックルはPE2号以下でビシは40号を使用。
PE3~4号、ビシ60号のノーマルタックルも使用OK

丸々と太って脂乗り乗り!
剣崎沖のイサキ釣りで皆が追い求めるのが、このジャンボサイズ。
引き味はもちろん、食味がバツグン。旨味たっぷりの刺身は一度食べたら忘れられない!?

35~40cm前後のジャンボサイズもまじって強烈な引きを楽しませてくれる。
多点掛けを豪快に抜きあげるのもイサキ釣りの醍醐味だが、大型はタモですくうのが安心

このサイズも脂が乗っていておいしい!

食いが立つと2点掛け、3点掛けも多くなる。手返しよく釣って数を伸ばそう

ライトタックルで多点掛けは、引き味最高。
軽いタックルは一日シャクっても疲れが少ない。LTイサキは手軽で楽しく、釣果もアップ!

上手く誘って多点掛けを狙おう!

2点掛け、3点掛けも珍しくない。6月5日には多点掛け連発でトップ87匹!!

ゲストでカワハギ!これも美味!

まじりでメバルやカワハギ、アジ、ワカシ、クロダイなどが上がっている

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・剣崎松輪港「大松丸」
6月1日、三浦半島剣崎沖のイサキ釣りが解禁した。
関東各地にイサキ釣り場はあるが、ここ剣崎沖のイサキのウリは、なんといってもその食味。
「ここのイサキは脂が乗って味がバツグン」と、解禁を心待ちにしているファンも多い。
そんな美味イサキを狙って1日から出船を開始したのが剣崎松輪港「大松丸」。
「開幕前は、マダイ釣りの外道でまじることも少なくて、どうなるか心配だったんだけど、フタを開けてみたらまずまずの食いで安心しました」とは「大松丸」イサキ船担当、鈴木茂明船長。
コマセの効いていない解禁初日は、トップ18匹程度だったが、
2日は31匹、3日は48匹としり上がりによくなり、5日にはトップ87匹!!
丸々太った35㎝級もまじっており、そんな大型は脂乗り乗りで超美味。
そんな大型だけでなく中、小型もしっかり脂が乗っておいしいのが、剣崎沖のイサキの特徴だ。
たくさん釣って、その人気の味をご堪能あれ!
以上の記事は「つり丸」2017年7月1日号の掲載記事です。
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