先入観にとらわれずに仕掛けのバランスを変えていくことがカギ


このサイズは数釣りできる。

常連の松本市の斎藤圭司さん、夕方の時合いに良型連続ヒット。

柿崎沖のマダイの魚影も濃い。

時合いに連続ヒット中。

今夜は刺身で冷酒か焼酎か…たまらん瞬間だ。

秋マダイのシーズンはこれから。この釣果は序の口。爆釣モードに期待しよう。
上越沖では柏崎、新潟方向へ流れる潮を「下り潮」と言い、逆に富山方向へ流れる潮を「上り潮」と言う。
魚の活性が上がるのは圧倒的に「下り潮」の時である。これに加えて「下り潮」でも右曲がりのベクトルを示す「陸に入っていく潮」と左曲がりの「沖にはらう潮」があり、後者が釣果に良い影響を及ぼす。
柿崎沖の取材当日の上潮は「下り潮」だが「陸に入っていく潮」、底潮はほとんど動かずよい潮とは言えなかった。それでも常連さんたちは着実にマダイを釣り上げる。
海のなかは刻々と変わっていく。仕掛けのバランスをどんどん変えていくことがよい釣果に結びつく。この潮の状態だったらこの仕掛けのバランスで釣れたという経験則は大切だが、かたくなにそれを通すのではなく、ときにはガラッと仕掛けのバランスを変えてみるのも大切だ。
常連さんたちは底潮の状態から軽めのバランスの仕掛けで数を伸ばしていたが、沖揚がりの1時間前からは、非常に重いバランスの仕掛けに一転。連発で良型を仕留めていた。さすがは常連さん。
1㎏クラスのマダイはすでに食味がいい。秋の数釣りモード突入は秒読みの段階。釣行計画はお早めに!!
以上の記事は「つり丸」2012年10月15日号の掲載情報です。
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秋からおいしくなる日本海のマダイ。1㎏前後が食べごろだ。