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【勝浦沖】7月スタート!中深場五目釣りで巨大アラをゲット!

【勝浦沖】7月スタート!中深場五目釣りで巨大アラをゲット!

「何か、違う動きだけどな」スコール並みの大雨の中、ミヨシでスタンディングファイトする鈴木氏のロッドを見て「サメだよ」の声をヤンワリと否定した渡辺和明船長。観戦しばし。海面下に揺れる魚影は……白い!!

勝浦沖 初栄丸アラ仕掛け

夏ディープの前哨戦で幻の大魚を狙う

6月18日はTEAM OKAMOTOメンバーで勝浦港「初栄丸」を午前午後通しで仕立て、7月からスタートする「夏ディープ乗合」の前哨戦。

「ヒロイン」は幻の大アラで、準主役は2㎏級も珍しくないオニカサゴに「深海のルビー」ことアカムツ。

更に1㎏超もまじる「元祖ノドクロ」ユメカサゴに大型カンコ(ウッカリカサゴ)など、いずれ劣らぬ美味なアクトレス&アクターが顔を揃える豪華な深場の五目釣りだ。

悩みの種は少なからず徘徊するツノザメの存在だが、ストーリーに欠かせない!? 
悪役の存在がヒロインと対峙した際の感動が際立たせる、とも言える。

ヒロインと出逢うためには「まず海況が良くポイントまで走れる事」から始まり、いくつものハードルが待ち構える。

 第一関門を突破した5時半、「大本命ポイント」300mラインに胴付き3本バリ仕掛けを投入。

心配された第二関門の「早潮」をクリアも「逆潮ですね」と船長。普段なら着底直後からチョッカイを出してくる「悪役」が身を潜める序盤は吉なのか、凶なのか。

3投目からツノザメが暴れだし、悪役のアプローチを逃れた仕掛けには「並サイズ」のユメカサゴやゴマサバ。ヒロインが易々と姿を見せないことは先刻承知の我々だが、せめてビッグなユメカサゴくらいは顔を見せて欲しい。

撃沈ムードをひっくり返し値千金の本命が登場

5回流し、深みには「目」が無いと見た渡辺船長は200mラインに転進。同所で多くまじるカサゴ類も視野に入れた片テン吹き流し仕掛けへの交換を指示する。

仕切り直しの1投目から船中ユメカサゴが多数。右ミヨシの岡野氏が「これぞアラ場のユメカサゴ」たる良型をキャッチし、やっとシャッターを押す事が叶う。

9時。右舷2番の菊島氏が「ヒロインの少女時代」サイズの1.5㎏のアラを浮かべ、バツが悪そうな表情をカメラに向ける。

この後岡野氏が準主役の1.5㎏オニカサゴをタモ取り。通常なら「良型」だが、2㎏が珍しくない同所では「中の上」サイズ。

ここで大きくポイントを移すが潮方悪く、一投で見切って灘寄りへ。
相変わらずのユメカサゴの中、左ミヨシの佐藤氏に良いアタリ。スワ大鬼かと期待するも、ハリがすっぽ抜けて残念っ!

この辺りからスコール並みの大雨が断続的に襲い、風波も次第に強まるバッドコンディション。
さらに灘寄りに逃げ込むか、最悪、早揚がりも脳裏を過った13時半。

先ほどバラシに泣いた鈴木氏が足元の定まらないミヨシで「あえて」のスタンディングファイトを開始。
「サメだよ、きっと」と隣席からチャチャが入るが、デッキから抵抗具合を見ていた渡辺船長から「ちょっと待った」と冒頭のゲキ。さらにタモを構えて待て、の指示が飛ぶ。

しばしの後、タモを構えて海面下を覗き込む中村氏の「白い、白いよっ!」と興奮した声にざわめく船内。

ボコッ! と海面を割ったのは紛う事なき金茶色の巨体。一目で8㎏以上確実の「ヒロイン」登場にどよめき、歓声、嬌声が交錯する船上。

全員ずぶ濡れの撃沈ムードを一気にひっくり返した値千金の9㎏だったが、釣り上げた直後の鈴木氏の表情は他人事のようなリアリティのない放心状態。本降りの中、大撮影会が進むにつれて嬉しさがこみ上げ、遅ればせながらの破顔一笑は大物を釣り上げた釣り人に共通するリアクション。コングラッチュレイション!!

船上が活性化! オニカサゴも連発

皆の目に生気が戻り、「次は自分」とアプローチにも力が入れば、魚たちは正直。

オニカサゴや良型ユメカサゴが口を使い始め、右3番の佐藤氏は一荷を含む赤鬼4連釣と気を吐く。
大ドモの小野寺氏にもオニカサゴ2匹、「ヒロイン」をすくい上げた中村氏はオニカサゴとメダイ。

10日間で新潟~鹿島~青森~この日と釣り歩き、既にヘロヘロの筆者は良型ユメカサゴ2匹をキープしたところで一足お先に竿を収める。いよいよウネリ高まる16時にラストコール。ここまでユメカサゴのみの高橋氏が意地を見せ、2.6㎏カンコを浮かべ安堵の笑顔。

「今日は本当にダメかと思ったけれど、TEAM OKAMOTO、やっぱり持ってましたね!」
自身も久々目にしたというビッグワンに「首の皮一枚で繋がりました」と笑う渡辺船長。

何かとハードル高めながら大団円の幕引き。船長の熱意と豊穣の勝浦沖に感謝、感

仕掛けで変わる大アラへのアプローチ

勝浦沖の大アラは胴付き3本バリが基本だが、当日のようにカサゴ類多めのポイントでは片テン吹き流しの2本バリも「アリ」。
胴付き仕掛けのアプローチは、糸フケを取って「底トントン」と「センターのハリがメインなので一番良いエサをセンターに付ける」が基本。また海底の変化に対応しやすいメリットがある。

対するテンビン仕掛けは「海底を2~3m切って流す」がアラ狙いの基本。オモリが浮いているので海底の変化が把握し難く、胴付きよりも頻繁なタナ取りが必須となる。

同じテンビン仕掛けでもオニカサゴは「底トントン」のアプローチが有利。双方を狙える200mラインでは大アラ一本で意地を貫くか、まずは底を叩いて手堅く土産を確保するか、釣り人各自のスタンス次第となる。

毎年恒例夏のディープゾーン 最本命、金茶の巨体が浮上!勝浦沖 釣果レポート

ポイントの水深は200~300m前後。筆者の竿は「ディープインパクト ライト」リールが「コマンドAC‐3JPC」

オニカサゴは一荷もある食いの良さ

準主役のオニカサゴも大型が多い。この日も良型連発

TEAM OKAMOTOが毎年恒例で狙っている勝浦沖のディープゾーン。今年は大本命の大型アラが浮上! 
9㎏のグラマーボディーに船上が沸き立った

釣り上げた直後は放心状態、やがて破顔一笑となった鈴木氏

巨大なカンコも浮上

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・勝浦港「初栄丸」

7月からスタートする勝浦港「初栄丸」の中深場五目釣り、「夏ディープ」乗合に先駆け、午前午後通しの仕立船で大アラに挑むのがTEAM OKAMOTOの恒例行事。

ここ数年の釣行では、アラはいずれも中サイズ止まり。メッカ勝浦沖でも今や8㎏超級は真の幻、易々と手にできる代物ではないと半ば達観の境地で臨んだこの日。

スコール並みに降り続く雨と次第に高まるウネリ。もはやここまでか、と諦めが脳裏を過ぎった13時半ドラマが動き出す。

「根掛かりしたと思って何度もロッドをあおった」という左ミヨシの鈴木氏だが、これぞ教科書通り、大アラヒットのシグナル。スタンディングファイトしばし。海面を割ったのは渡辺船長も久々目にする「紛う事なき大アラ」、グラマーな9㎏だった。

快挙を成した鈴木氏の夢心地はしばしの時を経てリアルな歓喜へと移り、大雨の船上を幸せな空気で包んだ。

以上の記事は「つり丸」2017年7月15日号の掲載記事です。

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