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【鹿島沖】良型多く、釣りごたえ抜群のショウサイフグ!

【鹿島沖】良型多く、釣りごたえ抜群のショウサイフグ!

ピーカンの猛暑日。こんなときにピッタリなのが、釣り人を熱くさせる「夏フグ」だ。鹿島沖では30㎝を超える良型が連日好調。独特のカットウ仕掛けで掛けた衝撃は、日常生活では味わうことができない達成感だ!

鹿島沖のフグの仕掛け

開始早々に三人同時ヒット!

鹿島旧港に到着すると、一番奥がショウサイフグで人気の「豊丸」の船宿。
船形の座席予約黒板には、名前がズラリと並び人気が伺える。

そして空が明るくなると、コブシの利いた演歌が港に鳴り響き「豊丸」に来たことを実感。ワクワクする瞬間だ♪

集合時間になると16人のフグファンが集まり、出頭洋幸・若船長が舵を握る。

大型船にはデッキが備わり、釣り談議が盛り上がる。
薄モヤの港を出ると、後方には風力発電の大きなプロペラがクルクル回って「がんばれー」と応援しているようだ。

1時間ほどでポイントに到着すると、「はい24mです。底が砂利なので根掛かりに注意してください」と開始の合図。

すぐに「取り舵でアタりました」と左舷のミヨシ側で、ほぼ同時に3人がヒット。開始早々30㎝級が次々と抜き上げられた。

続いて、トモ側では和竿で楽しむ船橋市在住宮城さんにも良型だ。「竿先がぬたーとしてアワせました。フグはアタリを出すのが楽しいです」と笑顔。

そして、左舷大トモでは船長も腕を認める、新宿区在住松野さんが絶好調。アンダーキャストして広範囲に探って、アタリを出しまくっている。「先週は、4㎏と3.5㎏のトラフグが釣れましたよ」と携帯に送られてきた写真には信じられない光景が。

エサタップリでアタリ連発!

この釣りは、本命以外に嬉しいゲストが盛りだくさんなのも楽しい。
マコガレイやムシガレイ、ホウボウ、マダコなどが船内を盛り上げる。

松野さんは5分に1匹のペースで釣り上げて、足元の桶は賑やかだ。

エサ付けの実演も惜しみなく見せてくれる優しい名人。エサのアオヤギは、黒く透き通って見える部分がフグの大好きな肝。
この肝からハリを刺して硬い部分のベロで止める。これを繰り返して大きく丸くなるように付けるのが大切。

「人よりね、大きくして目立たせるんですよっ!」とニッコリ。

期待を膨らませてさらに質問すると、ポケットから「あとはこれです」と取り出したのはお気に入りの「のど飴」だ。
ガクッとするが、ユーモアタップリの優しい名人。

釣りに入ると、鋭い眼差しで竿先を見つめてアタリを連発させる。「こうやってオモリをずる引きすると、これがアタリですよ」とまるで教科書。松野さんとご一緒できたら、教わることが上達の近道だ。

自席に戻って、エサのアオヤギをタップリ丸々とハリに刺してアンダーキャストする。オモリの着底を確認したら、糸フケを取って竿先の微妙な変化に集中する。船のウネリに合わせて時折、竿を上下させオモリを海底にキープさせる。「ムワッ」とした竿先の変化にアワセを入れるとハリ掛かり成功だ。ユックリ巻き上げるが重いばかりの正体はマダコだった。

ファーストヒットに苦笑いして、再び軽くキャストする。シッカリ糸フケを取って竿先に集中する。アタリがなければ、オモリの着底を感じながら、ユックリずる引きしてピタッと竿先を止める。すると「クンクン」と今度はハッキリとしたシグナルだ。手首を返してシッカリアワせると「グ、ギュン!」と気持ちのいい手ごたえ。巻き上げると次第に重くなり、良型の本命を確認して一気に抜き上げる。

目がクリッとして「ギューギュー」と話しかける姿は滑稽だ。

トップは良型ばかり40匹

アタリが遠くなると船長は船を流し替える。「はい、どーぞー」と、この瞬間がチャンスだ。
そして、再び船内にはアタリが訪れ竿が曲がる。

コツをつかむとシャクる手にも力が入るが、太陽が高くなると次第にアタリを出すのが難しくなってきた。

しかし、名人松野さんは同じリズムでキャストを繰り返し確実に数を伸ばす。周囲では「なんでー」、「またー」といった言葉がとびかう。この不思議な光景に皆脱帽だ。

そして、風が吹き船が流れて好ポイントに入ると明確なアタリが再び竿に伝わってきた。カワハギのようにオモリで海底をトントン叩いてピタッと止めると、「クン!」というアタリに即アワセ。腕が止められる衝撃に久しぶりの達成感を味わう。

そして、松野さんの桶がフグで真っ黒になり、40匹に到達したところで沖揚がりとなった。これから鹿島沖のショウサイフグは型もよく、釣りやすくなって最盛期を迎える。この夏は、麦藁帽子をかぶって鹿島沖の「夏フグ」を楽しんでいただきたい。

松野名人のマル秘テクニック

松野さんの竿は、感度抜群のマルイカ竿を流用。道糸はPE1号以下をオススメている。

細いPEラインを使うことで、アタリが明確でオモリも軽くできるそうだ。
一日誘うこの釣りには、オモリを軽くできるのは疲れにくくアドバンテージだ。仕掛けにもこだわりがある。

パイプは一切使用しない。絡んだり切られたりするリスクはあるが、掛かりが断然よくなるという。
また、オモリの上には「ケミホタル」が装着されている。そして、キチッと整理されたカバンから何やら取り出し、
「これをアオヤギに振り掛けるといいんですね」と笑顔。正体は市販の「アミノ酸」。このように名人は隠すことなく何でも教えてくれるのだ。「皆で釣ったほうが楽しいでしょ!」と流石だ!

【鹿島沖】良型多く、釣りごたえ抜群!ショウサイフグ釣果レポート

釣り場までは航程1時間ほど。水深は20m台を狙った

カットウ仕掛けにアオヤギエサで狙う

開始早々にヒット!

サイズがいいので、釣り味も最高!

刺身、唐揚げ、鍋などで食べるのが人気

取材当日は良型が多かった!

これからの時期はサイズがいい

引きも楽しい!

まずまずの好調が続いている鹿島沖のショウサイフグ。取材当日、松野名人は40匹!

釣れたフグは処理師免許を持ったスタッフがさばいてくれる

タコやカレイの仲間がまじる

今回、取材にご協力いただいたのは、茨城・鹿島旧港「豊丸」

ここ鹿島沖では、周年をとおしてショウサイフグが楽しめる。今の時期は、多少釣果にムラがあるが、水深が浅くアタリが多くてビギナーにもオススメ。夏本番の7〜8月になると、サイズがさらによくなり「夏フグ」の最盛期を迎える。

この釣りは、道具がシンプルでビギナーからベテランまで誰でも手軽に楽しめる。しかし、1匹にこだわって極めようとすると奥が深い。

「腕に差が出るところが楽しいですね」とは鹿島旧港「豊丸」の出頭洋幸・若船長。

微妙なアタリを出してシッカリ掛けることを求めて、スピニングリールで遠くにキャストしたり、道糸を細くしたり、オモリを軽くするなど船長のこだわりも満載だ。

「名人松野さんにいつか勝ってやろうと思うけど、勝てないですね」とニッコリ。

「豊丸」では沖揚がりが近づくと、船宿スタッフがフグを捌いてくれる。このサービスも人気の秘訣。棒状になったフグの透き通った身は、帰宅後すぐに料理ができる。テッサにフグチリ、唐揚げなど、トラフグに負けない絶品な美味さ。船長のオススメはフグの生姜焼き。サッパリと食べやすく、フグと生姜の相性もバッチリ。ビールのおともに最高だ!

以上の記事は「つり丸」2017年7月15日号の掲載記事です。

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