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伊豆諸島遠征~黒潮真っ只中!カンパチの楽園で良型を釣ろう!

伊豆諸島遠征~黒潮真っ只中!カンパチの楽園で良型を釣ろう!

伊豆七島・三宅島安古港から約9kmに位置する通称三本岳周りは、伊豆諸島の中でもカンパチやシマアジの超一流ポイントだ。大型客船で行く伊豆諸島遠征釣行の楽しみ方を詳しく紹介!

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東海汽船利用で日帰り釣りとは少し異なる楽しみを満喫

伊豆七島のひとつ、三宅島。東京から南へ約180kmの位置し東京の山手線の内側とほぼ同じ大きさの島だ。

通称三本岳(さんぼんだけ)といわれる大野原島は、三宅島阿古港の西南西約9kmに位置する無人島で、この島の周りがカンパチやシマアジの超一級ポイントとなっている。今回、釣行した場所はここである。

島から航程約30分の岩礁周り、銭洲のようなところで釣りをするような感覚だ。実際、銭洲と釣り物が重なり、釣期もほぼ同一である。
大小10余の岩礁から構成され、三宅島からは子安根、エビ根、大根という3つの突岩の姿が見えることから三本岳と呼ばれているという。

この島へのアクセスは、航空便と船便があるが、大きな荷物を要する沖釣りでは、船便利用が一般的だ。
他の伊豆七島とは異なる。たとえば、八丈島ならば、1日3便の飛行機が往復しているので羽田からの航空便が主流。神津島や御蔵島、新島なら伊豆半島から日帰り遠征船がある。

三宅島は伊豆半島からの日帰り遠征船はない。東海汽船利用で日帰りも可能だが実釣時間約3〜4時間前後というハードスケジュールでかなり物足りない内容になってしまう。こういうことをふまえ三宅島一泊釣行が現実的だ。

島1泊2日釣行(船中1泊、島1泊、2日間釣行)の実際のスケジュールを紹介する。

○1日目
・20時からにタックルボックスやクーラーなどの荷物を東海汽船のチッキ(荷物受付場)に預ける
・22時30分 東海汽船「橘丸」東京竹芝桟橋出発

○2日目
・5時 三宅島着(荷物を車に積み込み港へ移動)
・6時 釣り船出港〜17時帰港(車で宿泊先へ移動)
・ホテルや民宿、旅館で宿泊

○3日目
・6時 釣り船出港〜11時半〜12時帰港
・荷物をまとめ東海汽船出港の30分前までにタックルボックスやクーラーなどの荷物をコンテナ(チッキ)に預ける
・13時30分 三宅島発 20時〜21時ごろ 東京竹芝桟橋着

というように、乗船スケジュールはむろん、大きな荷物の運搬法がカギになっていることをお分かりいただけるだろうか。
すべてを船内に持ち込む手荷物にすれば、荷物預けは必要ないが、沖釣りはどうしても荷物が多量。預けるための時間を作らなくてはいけない。

ここが車で普段釣行する内容とおおきく違うところ。荷物さえ預けてしまえば、身体は身軽。航空便移動と同様だ。
さて、具体的にはどのようにして手配をすればよいのか。

・船宿もしくはホテルに船の手配と宿泊、移動用の車、エサ(コマセなど)、弁当を申し込む
・東海汽船を予約する
・竹芝桟橋周辺の駐車場を確保する(予約できなければ、事前に場所を調べておく)

以上3点の手配がすめば準備完了。あとはよい天候を期待するのみ。
そう、大事なことがひとつ。釣り竿はコンテナに預けられないので手持ちとなる。竿はまとめてくくりとめて、穂先カバーを必ず付けるようにしよう。

7月以降8月いっぱいまで、週末はとくに東海汽船の繁忙期に入るので週末釣行を予定する場合、早めの予約が必要である

泳がせ&五目釣りのタックルを用意する

島周りで泳がせ釣りをする場合、たいていは生きエサを自分で釣るしかない。
アカイカエサは今期豊漁であったが、7月はとれるかどうかは微妙な時期。エサは自分で釣る、と思って釣行しよう。

こういう点ではジギングは大変有利。
そのエサは五目用のタックルで釣るか、ムロアジ専用の仕掛けで釣ることとなる。

例年、7月末ごろから浅場にチビムロとよばれるムロアジの幼魚が群れ固まり釣りやすくなるので、チビムロ釣り専用タックルはこれからの季節は必携だ。

大型のムロアジやサバは、たいへんいいエサなのでこれらが釣れれば問題ない。五目釣りをしながらエサのムロアジを釣るというスタイルがベストだ。

よって、タックルは泳がせ用とオキアミまたはアミ使用の五目用、チビムロ用の3セットは必要となる。余裕があれば、ジギングタックルを用意するとよい。エサがないときに活躍する。

五目は浅場のシマアジ・ウメイロとちょっと深場のアオダイとあるが、どちらも仕掛けは同じでよい。いわゆる遠征五目仕掛けでウイリーが付いているものが望ましい。付けエサはイカタンで十分。

泳がせのハリスはエサのサイズで選択する

三宅島のカンパチのアベレージは10kg以上だ。だから、ハリスは常に50号以上はほしい。中ムロアジや中サバの場合、ハリスは50号でよいが、大型のムロやサバを使う場合は60号、もしくは80号あったほうが無難だ。
ハリスに対する考えをワンランク上だと思って接するとよい。

ハリスの太さの比例してハリの大きさを使う。だいたいハリは泳がせ28号〜30号サイズが標準。

対して、チビムロシーズンになった場合は、カンパチのサイズも多少落ちるので、ハリスは40号、ハリはエサの大きさに合わせて、22〜24号を使い分けるよう。

エサが釣れないときは、五目釣りをメインにするのが無難

海の状況は刻々と変化する。こんな超一級ポイントでもカンパチ釣りの生きエサ釣りに苦労することはある。

エサ釣りには経験とスキルがかなり影響する。よってなかなか釣れないときは、1日の釣行スケジュールを泳がせではなく五目釣りに変更することをオススメする。

この五目で生きエサが確保できたら、泳がせを専門にやってみるとよい。少ない生きエサでもかなりの確率で本命をキャッチ可能というのが、三宅島の魅力。臨機応変の対応で釣りに臨むようにしよう。

カンパチ釣りにはタナはない常にヒットレンジを探ろう

さて、生きエサを確保できたときの泳がせ釣りだが、三宅島といってもほかのエリアと釣り方は変わらない。

ボトムから10mの範囲を常に探るようにしよう。ポイントによっては起伏が激しいので置き竿にするとかなりの確率で根掛かりしてしまうだろう。

サメがヒットしてしまった場合は、安全のため、ハリスもしくはリーダーでカットする。このサメとのファイトでリールやロッドを破損する可能性があるので、予備の竿とリールは必携だ。

大ムロアジや五目釣りをする場合、船長の指示ダナ下5〜10m下から誘いあげるのが基本となる。

五目釣りの釣り方 指示ダナ下から誘おう

これは、浅場も深場も同様で具体的にはウイリーシャクリの要領で約1m刻みで1〜2秒のストップを入れながら指示ダナまであげてくる。

これらの釣り方は、銭洲の五目釣りと全く同じ。1匹なにかしらヒットしたら、その後5mほどデッドスローで巻き上げて追い食いを期待。食いがいいとあっと言う間にクーラーのなかがにぎやかになる。

チビムロが発生しているときは、専用タックルを準備。乗船者全員で表層に群れをよせて、そこで釣るようにしよう。

そのため、これからの季節はオキアミだけでなくアミを必ず船に積むようにしたい。

良型炸裂!!伊豆七島三宅島・三本岳周りカンパチ釣行レポート

これが伊豆諸島でも超一級の漁場である三本岳。この島の周りにカンパチが回遊している

大物がヒット!
三本岳周りの潜在能力は高く常にカンパチは10kg以上サイズが釣れる可能性を意識しなければならない

見る方向によって姿を変える三本岳

近くにはカツオ船が漁をしていた

良型炸裂!!

でっぷりとした個体が特徴のカンパチ。イカを飽食しているので脂がのっている

10㎏オーバーの良型

このサイズはこれから始まるであろうチビムロエサのカンパチのサイズだ

みごと20kg級をキャッチした村上さん。狙って獲るとはまさにこのことである

エサはアカイカだった

ちょっと深場ではアオダイも狙える。五目釣りは魚種多彩

この釣行の釣果。十分である。まだまだカンパチの魚影は濃い

島へは東海汽船を利用。
夏休みシーズンは混雑必至なので早めの予約を

今回、取材にご協力いただいたのは、東京・三宅島「ラッパ荘」。

今期の伊豆諸島は黒潮の恵を存分に受けている。黒潮が流入し沖にある瀬には、カツオやキハダなどが回遊中で漁師船でにぎわうほど。

6月末の三宅島周りも例外ではなく、いたるところにカツオやキハダの姿が確認された。
今回のターゲットはそんな海の三本岳周りのカンパチ。

黒潮により水温が高くアカイカが好漁だった島周りだが、早い時期には、アカイカエサで大型カンパチがあがっていたという。
この釣行でイカの泳がせはラストになるだろうが、今後はムロアジの泳がせがメインとなっていくので心配はない。

さて、気になるカンパチの様子はというと、5〜20㎏のナイスボディがキャッチされた。サメの影響も少なくまずまずの魚影。潜在能力の高さを体感できた。

今期、伊豆諸島全般で絶好調の五目釣りを数時間行うと、良型シマアジも顔を出した。
7月以降ますます期待できる状況だ。

泳がせタックルのほか、五目用、さらにはジギングメインのルアータックルを準備していくとさらに楽しめること間違いなしだろう。

この三宅島までのアクセスは東京竹芝桟橋から東海汽船を利用。
島へ泊まってのんびりとした釣行がオススメだ。

以上の記事は「つり丸」2019年7月15日号の掲載記事です。

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