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秋の外房でカンパチ五目が好釣、トップ40匹越え!【外房・小湊沖】

秋の外房でカンパチ五目が好釣、トップ40匹越え!【外房・小湊沖】

四季を通して独特な釣りが楽しめる小湊港、そこで旬のターゲットを釣らせているのが「寿々木丸」だ。夏から秋口にはカンパチを主体に五目釣りで出船しているが、今年はカンパチの魚影がすこぶる濃いと聞き、久しぶりにカッタクリ道具を引っ張りだした。

外房に青物の季節到来で絶好調! 泳がせ&カッタクリでクーラー満タンだっ

例年夏から秋にかけて、小湊沖には多くのカンパチの群れが押し寄せてくる。

小湊沖でカンパチが好調に釣れている。小型ショゴから1~2㎏級までまじって、トップ40匹オーバーもある。

アジなどの泳がせ釣りで狙っていると、ヒラメなどうれしいゲストもまじる。

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・小湊港「寿々木丸」。

前日はカンパチが1.8㎏まじりでトップ23匹という釣果。近海のカンパチといえば近年はめっきり数が減った高級魚。4、5匹も釣れば大満足な魚だが、それを23匹も釣るとは、よほどベテラン揃いだったのだろう。そう思い、昨日の様子を鈴木達也船長に聞いてみると返ってきた答えにびっくり。なんと全員が貸し竿、初心者の仕立船だったという。
「貸し竿でもみんな頑張って誘ってたからね。魚は多いからしっかり誘えば食ってくるよ」。そんなに魚影が濃いのか? と期待十分での出船となった。
「寿々木丸」ではカンパチ五目で出船しており、カンパチだけでなくコマセでマダイも狙う。また、釣り方もカッタクリ、生きエサの泳がせ、どちらも選択できる。釣り座には活きエサ用も含めて2つのバケツが用意され、オキアミコマセ、アミコマセに付けエサと準備は万端だ。
「朝イチは、アジを釣ります。泳がせやらない人はカッタクリで釣ってもいいですよ」とアナウンス。貸し竿の人も含め、全員がサビキを下ろす。
鈴なりとまでは行かないが、根を流すたびに小アジ、カマス、小サバが釣れ上がる。途中、掛かったアジに2キロのヒラメが食いつき、見事にサビキ仕掛けでヒラメを釣り上げる人もいた。潮によってはサビキにシマアジが食ってくることもあるという。泳がせ用のエサを確保したところで、カンパチ狙いに移動。

ダブルもあり入れ食い状態。子気味良い引きが快感!

1~2㎏ともなると引きは強烈。か~なり楽しめるぞ。

群れが回ってくると、ビギナーでも簡単に食わせることができる。

釣り方は魚皮バケを使ったカッタクリ。昔ながらの手釣りもOKだが、最近は竿でシャクって釣る人が多いという。

最初にサビキで小アジなどを釣り、それをエサに泳がせ釣りで狙うのもいい。

「泳がせの人は底から5m、カッタクリの人は底から3m上げて海面まで誘ってください」とタナ指示もわかりやすい。泳がせの人はいきなり竿が曲がった。強烈な引きだと見ていると、なんとこれが4㎏のマダイ。カマスをエサにしたら食ってきたそうだ。
最初はカッタクリ組はなかなかアタリが出なかったが、コマセが効いてくると船中あちこちで竿が曲がった。カッタクリといえば、昔は手釣りだったが、最近は竿釣りが主流。シュッ! と竿をシャクってリールを巻き、またシャクってを繰り返す。
カンパチのサイズは30~35㎝がメイン、貸し竿のビギナーもすぐに要領を覚え、数を伸ばしている。胴の間の女性アングラーは、船長のアドバイスを受けると入れ食い状態になり、カンパチのダブルを連発している。タナもどんどん上ずり、入れ食い状態になってきた。
写真を撮り終え、私も参戦。昔ながらの手釣りだ。タナまでビシを下ろしたら、両手で山を描くように手繰り上げる。リズミカルにバケを動かして止めるの繰り返しだ。止めの時間を入れるのがコツで、これが魚が食う間になる。
スッ、と手繰ると、ゴゴン! と手元にアタリが伝わる。そのまま糸を手繰るとギューンと小気味良い引きがやってくる。暴れまわるカンパチを抜き上げ、また仕掛けを落とすとすぐにアタリ。久しぶりのカッタクリ釣りは、手にダイレクトに伝わる魚の引きが実に楽しい。この食いっぷりなら、貸し竿の人が23匹も釣ったことにも納得だ。

カンパチトップ46匹! 五目でお土産いっぱい

食いが立ってくると、一荷連発!!

リレーでコマセマダイ釣りもするが、この日はカマスの泳がせに4㎏の大ダイが食ってきた。

全員がお土産十分、クーラーに入りきらずに休んでいる人もいる。船長は頃合を見計らって移動の合図。根回りのマダイ狙いだが、良型カンパチも期待できる場所だ。船中を見渡すと、泳がせ釣り半分、コマセ釣り半分という感じで分かれている。
この日はコマセ釣りでマダイはヒットしなかったが、泳がせ釣りではヒラメが顔を出す。そして2㎏級のカンパチもヒットしたが、水面まで上げたところで惜しくもハリ外れ。ほどなく沖揚がりの時間となった。
船中釣果はカンパチ10~46匹。他にマダイ、ヒラメ、カツオ、イナダと文字通りの五目釣り、皆がお土産十分での帰港となった。
私も34匹のカンパチでクーラーは満杯。日によってカンパチの群れは異なるそうで、翌日は数は落ちたものの2㎏前後の良型主体の釣果。この調子なら9月になっても期待は十分だが、相手は青物、早めの釣行をおすすめしたい。
カンパチはショゴと呼ばれる小型でも青物固有の酸味が無く、新鮮なショゴの刺身は絶品だった。ムニエルやフライ、塩焼きなどどんな料理にも合う。すぐに食べない分は塩麹や味噌漬けにすれば保存が利くので試してほしい。

以上の記事は「つり丸」2017年9月15日号の掲載情報です。

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