トリヤマはあちこちに確認できた、ビッグサイズが横っ跳びする光景もあったが、シイラの姿はあってもキハダの気配は薄かった


8月前半に佐野ヒロムさんがキャッチした約30kgのキハダ。オズマSHW115をナブラに撃ち込んでキャッチ成功!

国内外でマグロを追いかける佐野ヒロムさん。チャンスさえあれば高確率でヒットさせてしまう手練れだが…。COMBEXの偏向グラスはトレードマークだ。

佐野さんの使用タックル。厳選の4セットだ。

シンキングペンシルはマストルアー。フローティングペンシルとともに必ず用意したい。

017年の佐野さんのメインルアー。シンキングペンシルはオズマ、フローティングペンシルはライアン。それぞれでサイズ違いを揃える。フックは、オーシャンツインBBS88(スタジオ・オーシャンマーク)、ビーストエッジ プラッギングシングルアシスト(ヴァンフック)各サイズを使用。接続金具はマックスパワースイベル&マックスパワーリング(CB-ONE)、オーシャンスナップ&スイベル、トラックスイベル(スタジオ・オーシャンマーク)の各サイズを使用。

キャスティングは必ず後方の安全を確認してから行うことが大切だ。

思わずニンマリな釣果です。

まだまだチャンス大だ。9月以降に期待!!

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・静浦港「幸松丸」。
「湾内に入ってきたのは、もちろん知っていたけどね、キハダを専門に狙い始めたのは8月に入ってから。メジを含めれば、ほとんど出船ごとにキャッチしているよ」
とは、沼津静浦港「幸松丸」の松坂孝憲船長。船長の言葉通り、駿河湾に「大量」かつ「大型」のキハダが回遊してきたのだ。待望の! と言っていいだろう。
8月中旬の、キハダ狙いの乗合船に同乗した。直近の情報としては少々群れを見失いがち。沈んでいるのかも知れない、という状況だった。
漁船や僚船の情報も勘案し、石花海周辺海域から探索を開始した。トリヤマはあちらこちらに確認できるものの、シイラの姿はあってもキハダの気配は薄かった。
途中でビッグサイズが横っ跳びする光景もあったが、取材日はほぼクルージングに終わってしまった。しかし、これもキハダゲームの一面。こうした一日のなかで1〜2回のスーパーボイルに遭遇すれば、その日はビッグデイに変貌するのだ。ギャンブル感満載のこの釣り、しかし、相手がマグロだけに、多くのアングラーが魅了されるのだ。
「9月に入っても狙えるといいけどなあ」
とは松坂船長。「幸松丸」ではカツオやシイラ狙いでも出船しているので、お出かけ前は状況確認と希望を伝えることをお忘れなく。
本誌発売時もキハダが湾内に留まっている、もしくは新たな群れが回遊してくることを願うばかりだ。
以上の記事は「つり丸」2017年9月15日号の掲載情報です。
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取材日の集合は午前4時。やる気満々のメンバーゆえ、ほどなく出船となった。