釣れているアジは中小アジが主体。脂が乗っていて美味だ。 刺身やタタキ、塩焼きなど、小アジは丸ごと唐揚げなどにしても良し


水深は20mほど。タナは底から2m中心に探ろう。

LTアジは女性アングラーの姿も多い。

小さな女の子も楽しめる。こういう釣りはいいよね。

トップ50〜80匹という日も多い。半日船でも、おいしいお土産たっぷりだ。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・川崎「つり幸」。
東京湾の浅場でアジが絶好調。20mほどのポイントをライトタックルで狙い、数釣りが続いている。
午前、午後のLTアジ乗合で出船している、川崎「つり幸」では、このところ15〜25㎝主体に、半日でトップ30〜60匹前後。
さらに食いが立つと70匹、80匹の大釣りとなることもある。実質釣り時間は4時間ちょっとの半日船でこの数字、ほぼずーっと入れ食いといってもいい状態だ。
ビシ40号のライトタックルなので、非常に手軽。おいしい東京湾のアジが気軽に数釣れるので、仲間や家族とのレジャーフィッシングにもおすすめだ。
釣れているアジは中小アジ主体だが脂が乗っていて、とてもおいしい。
中アジは刺身やタタキ、塩焼きなど、小アジは丸ごと唐揚げなどにしてもおいしいぞ!
LTアジの仕掛け&釣り方はこうだっ!

手軽にライトなタックルで楽しめるLTアジ。しかも食べておいしい!

ビシはオモリ40号。コマセはイワシミンチ。

仕掛けはハリス2号、ムツ10号の2〜3本バリ仕掛け。


ビシはLT用の40号を使用するので、タックルはそのビシを背負えるものであれば、LTロッド、ゲームロッド、ルアーロッドなど何でもOKだ。
ただし、あまり軟らかい竿だとシャクってもコマセが振り出しにくいので、ある程度コシのある竿を用意したい。
もちろん船宿に貸し道具、貸しビシもあり、クーラーだけで釣行することもできる。
仕掛けはハリス2号、全長2m2〜3本バリ。普通のビシアジ用でオーケーだ。
付けエサは、「つり幸」ではアオイソメが配られるので、1〜1.5㎝ほどの長さに切ってハリに刺す。チョン掛けでもいいが、縫い刺しにして先の部分をタラシておくようにすれば、エサが取れにくく入れ食いのときなど手返しがよくなる。
「アオイソがクタクタになってもアジは食ってくるので、いちいち交換しないで手返しよく釣った方がいいですよ」と山本船長。
ポイントの水深は20m前後中心で、タナは底から2mが基本。
ビシが底に付いたら糸フケを取り、そこで糸が斜めになっているようならもう一度タナを取り直し、しっかり底ダチを取る。そして、コマセをまきながら指示ダナの2mに合わせてアタリを待つ。
食いがいいときはタナに合わせたとたんに食ってくるので、1匹掛かったらしばらく追い食いを待ってから上げるようにしたい。3本バリに3匹など、多点掛けで釣れることも珍しくない。
食いが渋いようなら、ゆっくり竿を上下してポロポロコマセをまきながら付けエサを躍らせてやり、誘いをかけてみるのもいい。
また、指示ダナは2mが基本だが、下のカコミの要領でタナの上下を探ってみて、食いダナを見つけるのも釣果アップの手だ。
現在LTで釣れているのは15〜25㎝前後の中アジと小アジが主体。LTで釣れる浅場のアジは中型はもちろん、小アジも脂が乗っていてとてもおいしい。中アジは刺身や塩焼き、小鯵は丸ごと唐揚げなどにすると、おいしく食べられるぞ!
以上の記事は「つり丸」2012年11月1日号の掲載情報です。
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小、中アジ主体の数釣りが続いている。2点、3点掛けも珍しくない。