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良型多く引き味&食味抜群、秋のワラサ祭りだ!【東伊豆・初島周り】

良型多く引き味&食味抜群、秋のワラサ祭りだ!【東伊豆・初島周り】

ここ近年、ワラサといえば三浦半島・剣崎沖で早い年には7月末ごろに幕を開けることが多かったが、今年は模様が中々出ない状況が続いた。そんな中、台風15号が北上した翌日、9月3日から東伊豆・熱海沖にある初島周りで急きょ食いだした。

最近の初島にしてはかなり早い釣れだし。サイズ良し群れ濃い

「ゆたか丸」初出船の4日は1〜3本。バラシも何本かあった。

「初島の始まりは小型が多いけど今年はサイズがいいね!」。

脂の乗りも上々で食べる楽しみも大きい。

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・網代港「ゆたか丸」。

ワラサがやってきた。
「最近の初島にしてはかなり早い釣れだしですね。サイズもよく群れも濃いですよ」とは、網代港「ゆたか丸」の森野豊船長。
9月上旬の台風はワラサという恩恵を運んでくれ、3日から食いだした。取材日の4日は、「すごいいい反応がある」が、ポツポツの食いで1〜3本の釣果。すごいいい反応はコマセに慣れるといきなり大爆発するもので、翌日以降はトップ10本を超える船も。つまり、すでに大爆発し本格化したということだ。
さらにうれしいことに今シーズンはサイズが良い。
「3㎏平均ですね。全体的にサイズがいいですよ」
釣ったワラサをさばいてみれば、腹身にはびっしりと脂が、そして背側にも程よい脂の乗りが。
強烈な引きに酔いしれよう!

ワラサのタックルは、基本はコマセマダイ用でOK

オキアミは1匹掛け、または抱き合わせで。

コマセ付けエサともにオキアミ。

ワラサのタックルは、基本はコマセマダイ用でOKだ。竿は2.5m前後、コマセカゴ80号が背負えるもの。最近は2m程度のショートロッドを使う人も増えている。
リールは中小型電動リール。道糸はPE4号前後。ひと昔前は6号が推奨されていたが、最近はラインの強度も上がり、4号あれば大丈夫だろう。もちろん、手巻きリールでもいいが、手返しなど考えたら電動が便利だ。
ワラサは引きが強いため、道糸に傷が付いていたりすれば切れてしまうこともあるし、オマツリで道糸が切れることもある。しばらく使っていないような場合は、道糸を巻きかえるのが望ましいが、最低でも10mはカットして使用しよう。
また釣果のトップが10本以上釣れているようなときは、ワンランク上のタックルを使用してもいいだろう。竿は2m前後の遠征五目用のワンピースロッドなど。強引にやり取りするのに向いているタックルだ。
このエリアの釣り船の多くは船にあらかじめロッドキーパーが備え付けられている。このため、持参しなくてもすむのはありがたい。
仕掛けは丈夫な片テンビンに、クッションゴム2〜3㎜を1m。ハリスは5〜10号6m。ビシはステン缶80号または、プラビシの80号。
ハリスの号数はそのときの調子によって変えてやろう。
●食い渋り時…5〜6号
●通常時…6〜8号
●入れ食い時…8〜10号
ただし、朝一番は食う確率が高いので8号程度でスタートしたほうが無難だろう。ここで食いがいいようならハリスを太くし、逆に食いが渋いようなら細くしていく。入れ食い時には長さは4.5mほどにしてもいいだろう。状況を見てチェンジしていこう。
ハリはワラサバリ12〜13号、ヒラマサ12号前後など。食い渋り時は軽いマダイ11号などもおすすめだ。サイズが4㎏平均になってきたら軸の太いヒラマサバリが安心だ。細軸のハリは強い遊泳力によって伸ばされることもある。
1本釣ったら必ずチモト付近をチェックして、少しでも傷がついていたら仕掛けを交換しよう。傷がついていなくても2本も釣ったらチェンジを。
夜光、蛍光ほかビーズ類も効果的だが、あまりにエサ取りが多い場合は外してシンプルにいこう。
このほか、取り込み時に指ゴムやグローブがあると便利で安全。素手でハリスを手繰ると、滑りやすいし濡れている指は切れやすいので注意しよう。これらのグッズがあれば素早く取り込めてバラシも減らすことができる。
クーラーボックスは最低でも30リットルクラスを持参しよう。
コマセ、付けエサともにオキアミ。コマセは6〜8分目程度入れる。付けエサは1匹掛けか抱き合わせで。最近は1匹掛けが主流だ。エサ取りが多い場合は、イカタンをミックスしたり、「特船オキアミ」などを使用してもいいだろう。

タナ取りは海底からが基本。タナは10mは攻めよう

強烈な引きを手軽に味わえるのが最大の魅力だ。

ひとりがアタるとバタバタとアタることが多い。誰かがアタれば大チャンスだ。

タモ入れは周りで協力して行おう。

初島周りのワラサポイントは概ね3箇所。水深は40〜60mほどだが、いずれの場所でも釣り方は同じだ。
船からの指示ダナは「底から10m」。もちろん、違う指示があった場合はそちらに従う。底からの場合は、ビシを一度海底まで落とし、底から10m上げた場所が「タナ」になる。仕掛けが落下しているときは、軽くサミングして糸フケがなるべく出ないようにしよう。
着底したら、まずは糸フケを取り、3〜4m巻き上げる。ハリスの長さが6mなので、この場所からコマセをまき始める。仕掛けとコマセの帯が同調するイメージで、2mきざみで巻きながら10mのタナまで上げていく。
食いがいいときなら、コマセをまいている最中に食ってくることも多い。そんなときは慌てずに。
もし、仕掛けを回収したときに、テンビンや道糸にハリスが絡んでいるような場合は、最初に海底から3〜4m巻き上げた後に、10秒ほど待ってハリスが横または下に向くのを待ってからコマセをまこう。特に潮が流れていないときはハリスが潮に馴染むのに時間がかかるので、絡む場合は実践しよう。
タナにセットしたら、手持ちで待ってみよう。もちろん置き竿でもいいが、手に持ったときのアタリの感触を味わってみよう。
少し待って食わなければ竿を大きく持ち上げて、次はゆっくりと落として誘っていこう。船長から反応があるので下から誘って、という指示があった場合は、もう一度落として、再度コマセをまきながらタナにセットしなおす。
アタリは明確で、いきなりズドンといく場合と、最初はモゾモゾして、その後に突っ込むパターンなどがある。
竿先が突っ込んだら、軽く持ち上げるようにする。最初に強烈な引きが来た場合は、走らせてもいいだろう。ただし、走らせすぎはオマツリの原因になる。先に少し走らせておくと、疲れてくれて最後の取り込みが楽という利点がある。入れ食い時などは、ドラグも締めて走らせずに勝負する。
巻き上げは慣れない人は竿を立て気味にして電動で巻き上げるのがいいだろう。
ワラサは1本誰かにアタると高確率でほかの人にもヒットする。誰かがヒットしたら誘ってみよう。自分だけアタリがない場合は、コマセが適度に出ているか、エサが付いているかのチェックをしよう。エサ取りが多いときでも、ワラサが回ってくるとエサが残って上がってくることが多い。こんなときもチャンスだ。
取り込みは周りの人で協力して行おう。タモ入れ時には、頭がタモに入ったら、ハリスを持つ手を緩めてタモに入りやすくなるようにしよう。
慣れない人でも基本さえ押えれば5本以上釣るのも珍しくない。ぜひ、楽しんでみよう。

以上の記事は「つり丸」2017年10月1日号の掲載情報です。

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