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【外房・小湊沖】カッタクリ&泳がせ!カンパチ五目がアツい!

【外房・小湊沖】カッタクリ&泳がせ!カンパチ五目がアツい!

外房・小湊沖カンパチ五目。カッタクリ仕掛けや小アジの泳がせで高級魚がザックザク!そんな釣りがこれから最盛期。驚くような近場で驚きの高級魚たちがいっぱい!ライトで誰でもスリリングな釣りが楽しめる!

毎年やってくる 小湊沖の風物詩

ポイントは小湊沖航程10分程度の近場。水深は10〜20mほど。
今シーズンは例年いくらべ浅場に魚が入ってきているという

外房・小湊沖は潮通しがいい場所で、
一年を通して多くの魚たちが回遊してくる。

そして、その魚たちがやってくるのは、
航程10分程度の超近場ときているからたまらない。
港を出て準備が終わらないうちにもう釣りが始まっている、
というなんとも嬉しい場所なのである。

夏になるとやってくるのがカンパチやイナダだ。

「今年は7月終わりぐらいから入ってきましたね。
最初はショゴクラスやワカシが多かったけど、
8月後半からはサイズがだいぶ良くなってきましたね」
とは、小湊港「寿々木丸」の鈴木達也船長。

小型サイズならば、魚皮バケを使ったカッタクリで
一人30匹、40匹といった釣果も珍しくない。

「これからはカンパチも1.5㎏前後主体で、
2㎏オーバーも出てくるので数はそれほど出ませんが、
釣りは楽しくなりますよ」

釣り方は昔は手釣りによるカッタクリ釣りが主流だったが、
現在はゲームロッドを用いた
竿のシャクリ釣りに移行してきている。

また、近場では小アジが多く釣れるため、
サビキで釣って泳がせ釣りも可能だ。

コマセ釣りでシマアジやマダイ狙いや
ライトジギングもOKで、
とにかく自分の好きな釣り方であれこれ釣れるのだ。

「アジだけでもお土産になるくらい釣れますよ。
自分のペースで泳がせ釣りなど楽しんでくださいね」

ポイントは近く、釣れる水深は10m前後と浅い。

「今年は特に浅場にカンパチが入ってきていますね。
例年は18m前後だけど、
今年は10m切るようなところも多いからね」

9月以降、楽しみなのがシマアジだ。
「ここは近場で1~2㎏くらいのシマアジが
普通に釣れますからね。シマアジが出ているときは、
こちらも意識するといいですよ」

とにかく、とっても豪華な釣りが楽しめそうだ。

基本はライトゲーム系で 道糸は強度重視で

【タックル】

●カッタクリ釣り(魚皮バケを使ったコマセシャクリ釣り)
カッタクリ釣りは、従来は手釣りメインだったが、
最近は竿によるシャクリ釣りが主流になっている。

その釣りにマッチするのがLT系のゲームロッドだ。
長さ1.8~2mほど、
7対3ぐらいの調子がコマセを振り出して
シャクるのにベストだ。

もし、タックルが1セットだったら、
このくらいの竿を選ぶといいだろう。
泳がせ釣りにも対応できる。

リールは小型両軸か小型電動を組み合わせる。
問題は道糸だ。ライト系だと2号以下を使うことが多いが、
ここでは3~4号を推奨している。
強くシャクるため高切れするリスクも高く、
ターゲットが激しく暴れる魚が多いため、
オマツリで切れることもある。

もちろん、昔ながらの釣趣を楽しみたいなら手釣りもOK。
20~24号程度の手釣り糸を持参しよう。
手釣りをする場合は、指ゴムの用意を。

●アジのサビキ釣り
●泳がせ釣り
朝方はアジをコマササビキで釣る。
もちろん前述のロッドでもいいが、
船宿仕掛けのサビキが10本バリなので、
2.5mほど長さがあると取り込みや
仕掛けのさばきが楽になる。

泳がせ釣りと併用して、
マダイやヒラメロッドを使用してもいいだろう。

●シマアジ釣り
シマアジはLT系ゲームロッドでもいいし、
キロオーバーが多くなったときは、
泳がせ釣りに使う少し軟らかめの竿を使用してもいいだろう。
余裕がある人は、2セット用意してもといいだろう。

カッタクリはライトで

こちらはサビキに使う
サビキはアミコマセで釣る

【仕掛け】

メインの仕掛けはこの3種類。全て船宿仕掛けだ

●カッタクリ釣り
片テンビンにハリス6号程度2~2.5m、
魚皮バケ2本が基本。ビシはライト用40号かFL60号。
船長は40号をすすめている。

バケ仕掛けは「イナダ・カンパチ用」などでいいが、
迷ったら船宿仕掛けが一番。
バケはある程度ボロボロになっても釣れるので、
ハリスの予備だけあればいいだろう。

釣りと直接関係ないが、魚を外すグッズがあると便利。
これがあれば、
サビキのアジも魚体を触れずに外すことができる。

●アジのサビキ釣り
船のサビキアジ用の仕掛けを使用する。
船宿仕掛けは10本バリだが、
慣れない人は5~6本でもOK。
アミコマセを使用し、サビキ上部につけるが、
こちらのカゴは船宿で借りられるので
持参しなくてもいいだろう。オモリは60号。

●泳がせ釣り
仕掛けは市販のヒラメ仕掛けでOK。
ハリスは6号前後80㎝ほど、
ハリは親バリだけでもいいし、
孫バリをつけてもいい。オモリは60号。
エサをすくう小型の網やザルがあってもいいだろう。

●シマアジ釣り
片テンビンに40~60号のビシまでは
カッタクリ釣りと同じ。

シマアジ狙いの時は
2㎜径30~50㎝程度のクッションゴムを必ずつけておこう。

仕掛けは小型のシマアジしかいないときはハリス3号程度、
キロオーバーが出だしたらハリス5~6号を使用する。
ハリは1~2本。

「ウイリーでもいいけど、
遠征五目用のような大きいものよりも、
普通のウイリーでハリスを太くしたほうがいいかもね。
ウイリーでなくても、普通の2本バリでオキアミを付けてもいいよ」

マダイが釣れるときは長めのハリスの用意をしておこう。

ターゲットは自分で決める 周りをよく見よう

朝一番はサビキでアジ釣りをして、
お土産と泳がせ用のエサを確保する。
ポイントは根周りで反応に当てて投入の合図が出る。

アジの場所は根掛かりしやすいので、
着底したらすぐに1mほど上げてやる。
タナの指示がある場合は、そのタナでストップする。

アタリは明確で、一度アタリがあれば
すでに多点掛けしている可能性も高いが、
少しずつ上げていき、
できるだけたくさん付けてから上げよう。

釣ったアジは足元のオケに生かしておく。
アジはエサに最適な小アジから20~30㎝の良型も。
またウルメイワシなども数釣れる。

このサビキ仕掛けに
カンパチやイナダが掛かってくるようだったら、
次の釣りへと移行の合図だ。

「ある程度エサが釣れたら別の釣りをやってくださいね。
サビキ釣りは結構楽しくて、
いつまでもやっている人がいるけど(笑)、
せっかくだから違う釣りも楽しんでくださいよ!」

弱ったアジやウルメイワシなどは
持ち帰るものはオケに入れないで
すぐにクーラーボックスにしまっていこう。

泳がせ用のアジは20匹もキープできれば十分だ。
「アジの場所はシマアジも釣れる場所です。
シマアジ狙いの人はやってもらってもいいですよ」

移動を繰り返すが、シマアジが狙える場所では
船長から教えてもらえるので、
チャンスを逃さないようにしよう。

アジを釣りながらカッタクリや泳がせに移行していく。
今、周りで何が釣れているのかを見ておき、
自分で判断しよう。

カッタクリ仕掛けで使うコマセカゴは
下をほぼ締めて、上部の窓を半分程度開けておく。
カッタクリは仕掛けが着底したらすぐに2~3m上げて、
シャクリを開始する。

「今、ポイント周辺は海底に藻が多くて
モタモタしているとすぐに根掛かりしちゃうから、
着底したらすぐに上げてね」

シャクリは鋭く短く。その後リールを少し巻いて、
コマセの中にバケが入るようにイメージしていく。
キュッ!キュッ!と
スピーディにシャクっていくのが基本となる。

アタリはスーっと吸い込むようなアタリからギューンとくる。
ここで一度アワセを入れておき、巻き上げを開始する。

カンパチやイナダは
釣られた魚に他の魚が着いて上がってくるので、
ここでダブルになることも多い。

「今年は例年に比べて浅い場所に魚が入ってきています。
このため、通常のシャクリだと
あっという間に海面まで来てしまいます。
なので、シャクった後の巻き上げは短めにしたり、
同じ場所で2回シャクるなど工夫してください」

水深10mで海底上3mからスタートした場合、
シャクった後にリール1回転(60~70㎝)すると
10シャクリくらいで海面に来てしまう。
これを半回転にするなど工夫してみよう。

「コマセがある程度効いてくると魚が集まってきますが、
釣れない人はだいたいコマセが出過ぎています。
1往復でカラになっているようでは出過ぎです。
少し絞って調整してみてください」

水深10m程度なら1回で2~3往復はできるくらいだ。

より大型を狙いたい人は 泳がせ釣りにチェンジを

カッタクリで釣れるカンパチよりも
さらに大型を狙いたいなら泳がせ釣りをしよう。

この日はカッタクリでも泳がせでも1.5㎏前後が出たが、
良型はやはり泳がせに分があった。

アジを素早く付けて海底へ。
やはり根掛かりしやすいので素早く4~5m上げて待つ。

早いときは、タナにセットする前に食ってくることも。
置き竿で待ってもいいが、たまに底ダチを取り直し、
少し上まで探ってみても面白い。

アタリは明確でいきなり走ることもあるが、
巻き上げの前にアワセを入れておくと安心だ。

シマアジ狙いは少し高度になるが、
狙ってみる価値ありだ。

いずれの魚を狙う場合も、
自分の釣果を見ながら決めていこう。

9月は良型狙いのシーズンで面白いぞ!

外房小湊沖のカンパチ五目釣行レポート

小型といっても1.5kg前後あればかなりの引きを見せてくれるカンパチ

この日はカッタクリ仕掛け、アジの泳がせともに1.5kg前後のカンパチが活発にアタった。
こちらはバケにヒット

止まんない~

アジの泳がせでゲット!

朝イチは集中して小アジを釣ろう

釣ったアジは泳がせに/バケツで生かしておき泳がせに使う

ライトジギングもアリ

シャープ、かつ短いシャクリでバケを踊らせていく

カンパチやイナダが多くヒット。イナダ、ワカシはダブルも

後半は泳がせにアタリ連発!

こちらも良型

「よく引きました」

こちらはラストに泳がせに来たカンパチ
1.6kgです!

今後2kgオーバーも

カッタクリに来たマハタ

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・小湊港「寿々木丸」

外房・小湊沖のカンパチ五目という釣りをご存知だろうか?

港から至近のポイントで、ライトな道具立てで、
カッタクリ仕掛けや小アジの泳がせで高級魚がザックザク!
そんな釣りがこれから最盛期を迎えようとしている。

「毎年、この時期になるとカンパチが回遊してきます。
サイズもどんどんよくなって9月以降は
2㎏オーバーも出てきます」とは、
小湊港「寿々木丸」の鈴木達也船長。

朝イチはサビキでアジ釣りから始まり、
並行してバケ仕掛けを竿でシャクって
カンパチ、イナダ狙い。

釣ったアジを泳がせてカンパチ狙い、
ライトジギングもOKと、といろんな釣り方が楽しめるのだ。

この日は1.5㎏前後のカンパチの食いが活発だった。

「アジのポイントにはシマアジが回遊してきます。
こちらもキロ超えのホンモノが来ますよ!」

ますますこれから熱いカンパチ五目。ぜひチャレンジを!

以上の記事は「つり丸」2019年9月15日号の掲載記事です。

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