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外房・川津沖 タイラバ釣法で良型マダイ迎撃!イザ出陣!

外房・川津沖 タイラバ釣法で良型マダイ迎撃!イザ出陣!

中ダイ以上のマダイにこだわり、今年から釣り方をテンヤマダイからタイラバ釣法にチェンジした外房 川津港「とみ丸」の釣果がグングンアップ中!ドテラ流しを理解して大ダイ狙いにイザ出陣だ!

狙うは中型以上のマダイ!タイラバ釣法に最適なドテラ流しを理解して迎撃!!

川津沖周辺には大型マダイが多く棲息

片舷8人限定のドテラ流しなので、ゆったり釣りができる

暑さもようやく一段落し、朝夕は秋の気配が感じられるようになってきた。

こうなると沖釣りはターゲットが一気に増え、盛り上がる。

なかでもマダイは数釣りの時期を迎え、注目の的になるが、ここ外房・川津港「とみ丸」では、この時期でも大物狙いにこだわり、釣果がグングンアップしている。

「私もそうですが、ウチにくるお客さんの大半が大ダイ狙いだからね。幸い、川津沖は南房から北上してくる潮流が勝浦(川津)の岬の先端や南下する潮とぶつかる場所でさ。プランクトンが豊富に湧くんで、小魚が溜まりやすく、それを捕食するマダイの数も昔から多くてね。で、何より、その大型が急深な地形のボトムに着いているんだよね」と、

大ダイが狙いやすいエリアであることを教えてくれたのが船長の吉清紘生さんで、今回紹介するタイラバでの釣りを当地でいち早く取り入れ、今年よりタイラバ専門船でお客さんを案内しているスペシャリストなのだ。

「当地では、コマセを使ったマダイ釣りが禁止されているんで、当初は、ひとつテンヤでマダイを狙っていたんだけど、違和感があってさ。大ダイを狙うには前述したように、ある程度の水深(100m近くまで探る)を攻めるんだけど、軽いテンヤだとアプローチしにくくてね。潮も速い時が多いし…。それを解消してくれたのが、重い仕掛けで攻めることができるタイラバで、これを使い出すとテンヤ以上の好釣果をコンスタントに得られるようにもなったんだよね」と船長が、タイラバ船になるまでの経緯を教えてくれた。

現在のポイントは、行程30分の水深50~70mダチ。

大ダイの実績がある場所で、大小の根が連なっている筋をタイラバに適したドテラ流し(後に説明)で攻め、結果を出している。

それでは、詳しい仕留め方に入ろう!

タックルはタイラバ専用 乗せ調子をオススメ!

テンヤタックルでタイラバゲームを楽しんでいる人を稀に見かけるが、これには賛同できないと船長。

「やっぱり、乗せる(掛けること。タイラバは向こうアワセなのでこう表現する)ことを普通にできなかったり、背負えるタイラバの重量に限界があったりして、ストレスを感じるからさ。まぁ、川津沖の場合、重量の軽いタイラバを使うことがあまりないので、そもそも流用ができないんだけど、楽しむなら専用タックルを推奨したいよね」。

最近の専用タックルは、フラッグシップモデルでなくても性能がかなり良い。

ロッドの穂先感度はもちろん、しなやかに食わす軟らかさも持ち合わせているので乗せやすいし、アワセもしっかり効く。

また専用リールも、タイラバに特化したドラグ性能を搭載しているうえ、軽量で巻き心地も滑らかなモノが多い。

以上より、自分が買える許容範囲内の専用タックルを購入すると良いだろう。

「ビギナーなら乗せ調子をセレクトすると、オールマイティに使えると思うよ。ウチでは、2m前後の長さのロッドに、道糸PE0.8号を巻いた小型両軸リールをセットしたタックルで挑む人が多いかな。その他は仕掛け図の通りで」。

使用するタイラバのヘッドは、速い潮や水深100m近くまで攻めることを考慮して200gまで用意すると万全だろう。

なおカラーは定番のオレンジやゴールドを基準に、朝夕のマズメ時に強いレッド。

濁りに威力を発揮する蛍光色が欲しい所だ。

タックルは、タイラバ専用で道糸はPE0.8号300mが標準。なお「とみ丸」では、チャレンジしやすいよう無料のレンタルタックルを用意しています!

当地のタイラバは、深場を中心に攻めるので100~200gまでを用意したい。

スカートやネクタイの他 ワーム類も威力を発揮!

この日はシラス系のワームを付けたタイラバによくアタッタ

タイラバは、空バリにヘッドの他、スカートやネクタイと呼ばれるパーツの組み合わせで構成されていて、そのパーツのそれぞれに、さまざまなバリエーションがある。

「ビギナーは、ド定番カラー&程良いボリュームで構成されている市販のオールインワンタイプから始める人が多いかな。で、慣れて来たらこの組み合わせをいろいろ試して、ヒットタイラバを見つけ出す。そんな作業を楽しみなが釣っているお客さんがウチには多いよね」と船長は言う。

空バリでも十分に釣れるタイラバだが、最近はハリにワームなどの疑似エサを付けるのもトレンドで、ヒット率を上げてくれると話題にもなっている。

「ルアー要素の強い釣りなので、アリだと思いますよ。生エサだと、ゲーム性に欠けちゃうからね。評判なのはシラスを模したワームかな」と教えてくれた。

メリット盛りだくさん ドテラ流しのタイラバ

「とみ丸」の釣果が飛躍的に伸びたのは、タイラバの導入はもちろん、流し方自体もタイラバに合わせたのが大きいと船長は言い、その理屈を知ることで釣果アップが期待できるというので、少々、解説して行こう。

「タイラバの威力を最大限に発揮させるには、タイラバ発祥の九州と同様のドテラ流し(横流し)が一番と考えたんだよね。(上図のように)風または潮流の流れに任せて流すドテラ流しをしながらタイラバを落すと、タイラバはラインスラック(糸フケ)を受けて、三角形の斜辺のような角度で海底まで落ちて行くでしょ。で、これがキモになるんだよね。着底後の誘いでは、斜めにタイラバを引けるので、バーチカル(垂直)なタイラバよりも、マダイのヒットゾーン(底付近)を長く通せてアピールできるからさ」。

その他、ドテラ流しのタイラバは、バーチカルよりも水深の変化が少ないので、マダイも長くタイラバを追うことができるし、自然な泳ぎ(横泳ぎ)の中でアタックもできる(バーチカルだと、マダイは上を向いてアタックしないといけないのでストレスを感じる)。

さらに、マダイがバイトしてくるポイントは、船体が通り過ぎた後になるので、音によるプレッシャーも少ないなど、マダイを仕留める要素がふんだんにあるのだ。

「ちなみに、ドテラ流しで効率良く探るために、ウチではタイラバ船に切り替えた時から、右舷側のみの片舷8人限定の乗合にスタイルも変えたので伝えておいてね。これでオマツリの心配もナシですよ!」と船長がニッコリ微笑んだ。

続いて、具体的な釣り方に入ろう。

釣り方は、ただ巻きでOK コツは一定の速度をキープ

一定のスピードで巻いて誘うタイラバ

通常、マダイは根周りの底付近に潜み、落ちてくるエサを虎視眈々と待ち構えている。

まずは、しっかり底が取れる重さのタイラバを使い、底までタイラバを送ることに専念しよう。

そして、その後は、ゆっくり巻くだけでタイラバが自然に泳いで誘ってくれるので、リールを巻くだけでOKだと船長は言う。

「製品によって動きは異なるけど、タイラバのアクションは、概ねバイブレーションとS字軌道に分けられ、巻き上げ時と落下時は自発的にアクションを起こすので、ロッド操作をしなくて良いんだよね」。

重要なのは、一定の速度をキープして巻き上げること。

不規則な動きはマダイに違和感を与えるので、行わないこと。

「一定のリズムで巻きあげるコツは、イラストでも紹介している数字を数えながらが一番かな」と船長。

まずは1秒1回転を目安に練習して、それより早巻き&遅巻きと、自分の中で3段階の速度調節ができるようにして、そのバリエーションで探ってみよう。

釣りやすいと大評判!各釣り座には、水深&地形、魚の反応などが分かる魚探「探見丸CV」がセットされているのだ

ハリ掛かりするまで追わせて食わす!

ドテラ流しでは、底を取る度に探る距離が長くなるので、〇〇mまで巻き上げて誘おうとは言えないが、船長は、経験により25巻きを目安に底を取り直そうと教えている。

「その日の潮流れや風の強さなどで変わることがあるが、その時はアナウンスするので、ご心配なく」と船長。

気になるアタリは、最初にコツコツと小さく手元に伝わるケースが多い。

「これは、タイラバのスカートを噛んでいるだけなので、アワセを入れちゃダメ。そのままタイラバを巻き続けて(エサが逃げる演出で)誘い、しっかり追わせて、ハリまで噛み付かせるんだ」と、向こうアワセで食い込ますことを教えてくれた。

ハリが口に掛かると、魚が抵抗してグググッと強く引き込まれる。

そしてその力がさらに強くなり、ロッドに魚の重みが乗ってくるので、その時スーッとロッドをあおるアワセを入れて、マダイの口にしっかりハリを掛けよう。

釣れない時は大胆な仕掛けチェンジを!

フッキングに成功したら、すかさずファイトに入ろう。

「とみ丸」で狙うマダイは型が良いので、大物と感じたら、まず無理をしないこと。

性能の良いドラグ(1㎏程度にセットする)に任せ、走りが止まってからポンピングで締め上げ、浮上させよう。

「慣れない人がポンピングをすると、無理な引っ張りっこをしてハリ穴を大きくしがち。テンションが抜けた時、ポロっとハズレちゃうので、ビギナーの方は、一定の速度でのリーリングするように」とアドバイスをくれた。

最後に、食い渋り時の対応策だ。
釣れない要因の第一位は、巻き上げ速度が合っていないことが挙げられるので、まずはその部分の修正をしよう。

速度を色々変えてもアタリが出ない時は、大胆な仕掛けチェンジが有効と覚えておこう。

やり方はイラストに描いた通りで、「各パーツのカラーやボリュームなどを対局で変えて行くのが効果的なので、実践してみて」と船長が締めた。

水温が下がり出す秋は、今以上にマダイが口を使ってくれるので期待も大。

紹介した釣れるメソッドを頭にインプットして、大ダイを仕留めに出掛けよう!!

釣った魚は、船長が神経締めで処理してくれるので、釣りに集中できる

効率良く探れるタイラバでGET!川津沖 良型マダイ釣行レポート

三段引きで釣り人を魅了するマダイ。至福の時間だ

タモ入れされた瞬間に笑みがこぼれる。どんな釣りでも一緒の光景だ

この日は1.5~2㎏クラスの中ダイが多く上がった

入門者に釣り方を教える船長。「レンタルタックルも無料ですので、ぜひチャレンジして下さい」とのこと

プライムタイムの朝イチにゲット!「落としてすぐヒットしましたよ」

取材日は2㎏クラスまでのマダイが良くヒットしてきた

小物が少ないのもタイラバの特徴だ

「アタリがあっても巻き続けて乗せるのがセオリーです」と常連さん

これもタイラバの魅力!高級ゲストがワンサカ浮上する!!

ボトムから表層まで探れるタイラバだけに、マダイ以外のゲストも良くヒットしてくる。

ウッカリカサゴ!メダイ!

チカメキントキ!ウッカリカサゴ!

ワラサ!

マハタ!ホウボウ!

10月には、大型フル装備船が就航予定で2隻体制となる「とみ丸」

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・川津港「とみ丸」

中ダイ以上のマダイにこだわり、今年から釣り方をテンヤマダイからタイラバ釣法にチェンジした外房・川津港「とみ丸」の釣果がグングンアップしているので要チェックだ!

「通常、夏場は水色が澄んでマダイの活性が落ちるんだけど、今期は好調でさ。もちろん、日ムラはあるんだけど、午前船でも午後船でも必ず一度はワンチャンタイム(時合い)があるからね。そのタイミングに集中して釣れば、結果が出るから」とは、船長の吉清紘生さんの言葉だ。

ちなみにワンチャンの見極めは、誰かが何かしらの魚を掛けた時で、そんな時は、巻き上げ途中でもタイラバを底まで落とし直し、再度、丁寧に探ったり、ヘッドやネクタイなどタイラバのパーツをヒットカラーに替えたりして挑むのがセオリーとなっいている。

「ウチは、タイラバにもってこいの片舷のドテラ流し、8人限定の広々定員で案内しているんで、底が取れるうちはラインをどんどん送ってもらってOK。タイラバを斜めに長く引いて、底付近に潜むマダイに、できるだけ長い時間アピールしてヒットさせて下さいね」と船長。

現在、攻めているポイントの水深は、大ダイの実績が高い50~70m。使用タイラバの重さは100~200gだ。

この水深を攻めるためにも、タイラバに釣り方を変え、結果を出している「とみ丸」。

大ダイ狙いにイザ出陣だ!!

以上の記事は「つり丸」2019年10月15日号の掲載記事です。

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