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開幕から順調に舞う!東京湾マコガレイ!価値ある一枚を狙え!

開幕から順調に舞う!東京湾マコガレイ!価値ある一枚を狙え!

江戸前マコガレイの春が始まった。金沢八景の「荒川屋」では、コンスタントに40㎝前後の良型が上がっている。八景沖~横浜沖は大型が寄ることで知られたポイント。桜が咲く前後はジャンボサイズの実績が高い。

50 ㎝級も出る!東京湾のブランド魚 2本竿を駆使して価値ある一枚を狙え!

年が明け、寒さが緩み始めると東京湾のマコガレイ釣りが春の盛期を迎える。

昭和の頃は江戸前を代表とする釣り魚で、食味も釣趣も抜群ともてはやされたマコガレイだが、近年はかつてのような大釣りはなかなか見られず、貴重な魚になりつつある。

専門に狙う船も年々減ってきている中、古くからマコガレイ乗合を出船している船宿が金沢八景の「荒川屋」だ。

カカリ釣りで複数の竿で狙う

乗船したのは2月11日。
空が晴れ渡った絶好の日和にカレイファンが集まった。

カレイ船の舵を握るのは山下光昭船長。
アジ船、キス船を見送った後、ゆっくりと平潟湾を出た。

15分ほどでポイントに到着、船長は潮と風を読み、ここぞという場所にアンカーを入れた。

さて、「荒川屋」に行くときは、次の2つのことを覚えていけばマコガレイ釣りがぐっと楽しくなる。

ひとつはカカリ釣りで狙う理由、もうひとつは2本以上の置き竿を使う理由だ。

多くの沖釣りでは糸がまっすぐ立つように操船して船を流す。

この流し釣りにはポイントを広く探れるメリットがある。

対してカレイ釣りではアンカーを入れて船を止めるカカリ釣りだ。

船を止める理由は、マコガレイに食いつくタイミングを与えることにある。

潮が速い東京湾で流し釣りをすると、よほど高活性でない限りカレイのアタリは減ってしまうという。

これはエサをひきずりっぱなしだとカレイがついてこれないから。

エサに追いつかずに房掛けのイソメを魚が飲み込むための間が取れないためだ。

船を止めてエサを移動させずにアタリを待ち、アタリがあったら十分に食い込ませて釣るのが、アンカーを入れるカレイ釣りだ。

エサは房掛けにしてボリューム感を出す

2本竿を駆使して広範囲を探ってゆく

2本から多い人は4本の置き竿を出すのはなぜだろうか?かつての東京湾の魚影であれば、手持ち1本竿でもアタリは多かった。

しかし、現在のマコガレイは一日粘ってトップで5、6枚釣れば十分な釣りとなっている。

いかにマコガレイの目の前にエサを置いてやるかが重視され、そのために複数の竿を出す釣り方が主流になった。

アンカーを入れて2本の竿を使うこと、これが東京湾カレイを面白くしていると言える。

単純に2本の竿をほっぽっておくだけでは釣果は伸びないのだ。

潮の流れと糸の方向を見て効果的な配置を考える、囲碁でいう布石のような釣りだ。

投げる距離を1m変える、あるいは投げる角度を10度変えるだけでも、探る場所は変わっていく。

置き竿からリールを1回転巻くだけでも場所は変わる。

置き竿にしてアタリを待つ釣りではあるが、「荒川屋」常連さん達のカレイ釣りを見ていると、状況に応じて常に仕掛け位置の微妙な調整をしているのがわかるはずだ。

この戦略的な面白さこそ、東京湾カレイ釣りの醍醐味であると思う。

最初は2本竿から始めてみるのが良い。

アタリがなければ糸を1m巻いてオモリの位置を変えたり、入れなおして新しい場所を探ったりと、2本竿でもけっこう忙しいことがわかる。2本竿の扱いに慣れてきたら3本、4本と竿を増やしていける。

慣れないうちは船長に仕掛けを投入する方向をアドバイスしてもらえば良いだろう。

3月4月は50㎝級の大型チャンス!

この日もカレイは順調に顔を出した。
今の時期のレギュラーサイズの30~40㎝が船上のあちこちでタモ取りされる。

そんな中で型見ずの私は翌日曜も再チャレンジ。

30㎝ながら貴重な一枚を釣ることができた。

水深11mの浅場でカレイの突っ込みは強く、華奢なシロギス竿でのやりとりはスリル満点だった。

土曜のトップは1枚、日曜はトップ6枚と、ムラが多いのが2月のカレイ釣りの特徴だが、今後は徐々に安定していくだろう。

3月から4月にかけてはマコガレイ釣りに一番良い時期となる。

25㎝前後にまじり、一発大型が出るのがこの季節なのだ。

船宿の壁にずらりと貼られた50㎝のビッグサイズのほとんどは3月~4月に釣れ上がっているのがわかる。

40㎝オーバーになると釣り上げた時の嬉しさもひとしおだ。

ぜひこの「価値ある一枚」を狙ってマコガレイ釣りへと足を運んでみて欲しい。

「荒川屋」では例年4月後半まで乗合を出船している。

小柴の身厚マコガレイは市場でも高値が付くブランド魚でもある。

しっとりとした甘味のある身は、刺身、煮魚、焼きガレイなどシンプルな料理法で楽しみたい。

特に薄味の煮魚がおすすめで、純白の身を味わえばこの釣りに夢中になる釣り人の気持ちが分かるはずだ。

目指せ50㎝オーバー!東京湾マコガレイ釣行レポート

マコガレイ釣りは江戸前の釣りの代表格。これから春が最盛期だ

ひとりで複数本竿を出すの場合が多い。もちろんビギナーは1本竿でじっくりやってもいい

東京湾の春の風物詩、マコガレイ釣りが開幕した。開幕から順調な食いで、3月、4月は本番だ!

肉厚の東京湾マコガレイは、食味も最高。大型は刺身が旨い!

1枚1枚が貴重な魚。取り込みはタモを使おう

こんなサイズが一人5枚、6枚と釣れる日もある

こちらはやや小ぶりの「丸ごと唐揚げ」サイズ

まじりでスズキが上がった

宿の壁には50㎝級の大型の魚拓がズラリ!これからは大型の確率も高いシーズンだ

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・金沢八景「荒川屋」

江戸前マコガレイの春シーズンが始まった。
金沢八景の「荒川屋」では、2月6日の乗合開始からコンスタントに40㎝前後の良型マコが上がっている。

産卵を終えたマコガレイは、これからがアタリ活発になる時期だ。

八景沖から横浜沖にかけては大型マコガレイが寄ることで知られたポイント。

「荒川屋」に通うカレイファンの狙いももちろんこの大型マコだ。

特に桜が咲く前後はジャンボサイズの実績が高い。

取材時は産卵後の群れがまだエサを活発に追ってない時期で、トップは6枚を釣り上げたもののアタリは小さく食い込みも渋い状況だった。

カレイの活性が上向き、数型とも伸びてくるのは3月以降だ。

「暖かくなるともっとヒレまわりが盛り上がって、腹の身も厚くなりますよ」とはカレイ船の舵を握る山下光昭船長。

そう、身厚ですこぶる美味なことも八景沖のマコガレイの魅力なのだ。

「荒川屋」ではシロギス、LTアジは半日船なのに対し、マコガレイは8時出船の日中船でじっくりのんびりと狙う。

釣り方はシンプルだが実は奥が深いのが東京湾のマコガレイ釣り。

わからないことは遠慮なく山下船長に聞くのが価値ある一枚への近道だ。

そして大物に出会えるかは運次第、目指そうせ50㎝オーバー!

以上の記事は「つり丸」2017年3月15日号の掲載記事です

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