ヒラメ激釣ラッシュ! 開始から終了までアタリが続き、12人全員が型を見る好釣果に恵まれた


ビギナーの女性アングラーもこのとおり! 見事に3枚ゲット!!

10月からは片貝沖が全面解禁する。ポイントは魚礁周りがメインになる。

当日はアタリが続き、終始タモ入れシーンが見られた!

当日は1㎏前後がアベレージだった!

これは肉厚の2㎏クラス。

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・片貝旧港「勇幸丸」。
8月の部分解禁から好調が続いている片貝沖のヒラメ。いよいよ10月から全面解禁になり、釣り場が拡大して、さらにおもしろくなりそうだ。
「今日もそうですけれど、魚礁周りにはベイトの反応がたくさんあります。これを追ってヒラメも魚礁周りに集まっていると思われます。10月からの全面解禁以後は、魚礁周りのポイントがメインになりますから、かなり期待できそうですね」と話すのは片貝旧港「勇幸丸」の市東吉雄船長。
取材は全面解禁前の9月中旬。開始から終了までアタリが続き、12人全員が型を見る好釣果に恵まれた。全面解禁すれば、広範囲に点在するいくつもの魚礁周りが狙えるようになる。部分解禁からこのような好釣果なのだから、全面解禁以後はどうなることか?
さらなる好釣果に沸くであろう片貝沖のヒラメ。いよいよ本格シーズンに突入だ!
「勇幸丸」の仕掛けとエサ付けについて

「勇幸丸」の仕掛けはハリス80㎝、捨て糸50㎝。

「勇幸丸」ではライトタックルの使用もOK。道糸はPE2号以下、オモリ40号で狙う。

永井名人はノーマルタックルでチャレンジ。この場合、オモリは60号を使用。

エサ付けは、親バリはイワシの鼻に掛ける。

孫バリは背中に掛ける。

「勇幸丸」では近年の流れに乗って、通常のタックルのほかにライトタックルの使用も認めている。
「うちではライトタックルの使用してもOKです。ビギナーは通常のタックルを使うよりも、ライトタックルで挑戦したほうがいいと思います。アタってからヒラメがイワシをガツガツと食べている様子や、オモリが海底に着いたのが、はっきりとわかりますからね。それに道具も軽いので扱いやすいはずです」と話す市東船長。
ライトタックルでは、道糸はPEラインの2号(1〜1.5号が船長のおすすめ)以下でオモリは40号。竿は5対5〜6対4調子のライト専用。長さは2m前後。リールは超小型電動か小型両軸。
ノーマルタックルでは、竿はヒラメ専用の2.7〜3.3m。リールは小型電動か中小型両軸。道糸はPEラインの3〜5号。オモリは60号を使用する。
「勇幸丸」の仕掛けは、上記の仕掛け図のとおり。ハリスは6号、80㎝。幹糸は7〜8号、1〜1.5m。捨て糸は5号、50㎝。親バリは丸セイゴ17号、孫バリはトレブルフック8号。
ハリスよりも捨て糸が短い仕様で、片貝沖でよく使われるスタンダードなバランスの仕掛けだ。
ノーマルタックルの場合もライトタックルの場合も、仕掛けはオモリの号数以外は同じである。
エサの付け方は、いろいろなバリエーションがある。前述した仕様の仕掛けを使う場合、親バリはイワシの鼻に掛ける。孫バリのトレブルフックは、海底などに引っ掛からないようにするためにイワシの背中に掛けるのが市東船長のオススメだ。
ヒラメはこう釣る! タナは底付近、早アワセは絶対ダメ!

まず、釣り方で大事なのがタナ。エサのイワシを海底付近に泳がせることが基本。とくにヒラメの活性が低いときや潮が濁ったときは、コレが大事。ヒラメの目前にイワシを泳がせないとアタリが遠くなってしまうのだ。
ハリス80㎝、捨て糸50㎝の船宿仕掛けを使う場合、海底が平坦な場所では、オモリを底付近にとどめるか、上げても海底から50㎝程度。そして、水深が変化するポイントを流すこともあるので、タナを頻繁に取り直すことも忘れずに。これは根掛かり防止にもなる。
起伏のある海底地形の場所では、海底から1mと少し高めのタナでアタリを待とう。
そして、もう一つ重要なのがアワセ。「とにかく早アワセはダメです。ビギナーの人ほど、すぐにアワせる傾向があるので食い込むまでじっくり待ってください」と話す市東船長。
アタリがあったら、竿を水平に保って持ち、道糸を張らず緩めずの状態で食い込むのを待つ。ここで糸を緩めた状態にすると食い込んだのがわからなくなるので注意すること。竿が絞り込まれて食い込んだら、竿を立ててしっかりとアワせてから、巻き上げに入ろう。
以上の記事は「つり丸」2013年10月15日号の掲載情報です。
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永井名人も絶好調の片貝沖のヒラメをゲット!