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マダイ荒食いシーズン攻略!時化の合間がチャンス!新潟 上越沖

マダイ荒食いシーズン攻略!時化の合間がチャンス!新潟 上越沖

マダイの好漁場として全国的に有名な新潟県上越沖。数はもちろんのこと、5㎏オーバーの大型もまじる。時化の合間がチャンス日!荒食いシーズン攻略を解説!おいしいマダイを釣りに行こう!!

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秋の高活性がいま、厳寒期に到来中!シケの合間の凪ぎ日がチャンス!

メインのマダイは食べごろサイズ。身厚だ

真冬の激渋りシーズンはなし。シケの合間がチャンス日

秋の数&大型パターンが冬に移行貴重な日本海の凪ぎ日においしいマダイを釣りに行こう!!

上越沖のコマセマダイ釣りは、例年2月後半から始まり、最高に盛り上がる5月6月の乗っ込み期を経て、7月~11月ごろが通常シーズン。

12月の冬将軍の到来とともにいったん約2~3ヵ月ほど小休止していた。

ところが近年、地球温暖化の影響だろうか、上越沖のマダイ釣りに真冬のオフシーズンがなくなっている。

その傾向がだんだんと強くなってきていて年末年始の貴重な凪ぎの日中はマダイフィーバーデイというイメージが固まりつつある。

今期は秋のマダイフィーバーがなく、12月になってようやくマダイの群れが固まり釣りやすくなったという感じで、いままで秋に釣れていたものが12月にずれたようだ、とマダイを得意とする船長たちは口をそろえて話す。

実際どのような状況であるか、いままで経験したことがないマダイの荒食いシーズンをどう攻略するかを解説していこう。

直江津沖と柿崎沖の人工魚礁 有間川沖の岩礁にマダイ集結

さて、今期の上越沖のマダイの状況だが、例年どおりのポイントである直江津沖と柿崎沖の人工魚礁と有間川沖の岩礁にマダイ集結している。

水温が低くなると深めの魚礁や根にマダイたちの群れが固まる傾向があり、まさにそれがピッタリとあてはまっている。

ポイントの水深は60~70m前後。
エサ取り魚も多いがマダイの群れもかなり濃いという。

「秋から攻めているポイントとほとんど同じですが、マダイが集まるポイントには次々と群れが入ってきているようです。エサ取り魚たちと混合していたり、魚礁から離れて群れていたりとまちまちですが、プレ乗っ込み期と同じくマダイはかなり浮いてきます」とは、直江津沖のコマセマダイを得意とする直江津港「里輝丸」の小林智船長は話す。

この魚礁や岩礁周辺に集まるのは、日本海の荒海を乗り切る体力をつけるためエサを求めての行動と考えられている。

そこには豊富なプランクトンが沸いているのだろう。

高ダナ設定のオキアミコマセ。ハリスは全長12m

さて、厳寒期のコマセマダイ釣りだが、釣り方はプレ乗っ込み期とほぼ変わらない。

つまり、通常のコマセマダイ釣りだ。

タックルは、一般的なコマセマダイタックルでよい。

竿は長さ2~3m。
日本海は太平洋のような大きなウネリはないので、2m前後のショートロッドでも十分。

これにリールは小~中型電動を組み合わせる。

道糸はPE4~5号を200mあればよい。

ビシは、プラビシもしくはステンカン。

オモリは80号を使用。

ここでビシのサイズは大き過ぎるものは避けよう。

上越沖マダイ釣りでは、コマセのドバ巻きは不要だからだ。

ビシのなかにコマセのオキアミがひとつかみ、ふたつかみほど入っていればよい。

ステンカンであれば、細身、もしくはオモリ80号のLT用がベターだ。

テンビンを介して2㎜径長さ1mのクッションゴムを付け、その先に2段もしくは3段テーパーのハリスを全長12m接続。

ハリス長の基本は12mだが、15mくらいまでは伸ばしてよい。

ハリはマダイバリの10号前後。
ハリ数は1本で十分。

枝バリをだして2本バリも可能だが、ロングハリスの扱いに慣れていない人は1本バリを使うようにしよう。

重い仕掛け メインでオーケー

厳寒期のマダイは群れが船下に入り付けエサのタナにマダイが浮けば、すんなりと食ってくれる。

だから比較的イージーといえよう。
仕掛けのバランスで、重くするか軽くするか、悩むところだが、正解は重くだ。

いかにマダイにエサをみつけさせるかが、この季節の釣り方になるから重い仕掛けで確実にタナに付けエサを届かせることがこの海では重要だ。

この海のマダイ釣りの常連さんたちが活用するのは、2段もしくは3段テーパーのウエイトスイベルを重くすること。

さらに、ハリのチモト付近にガン玉を打つかもしくは重目のビーズを付けること。これだけでかなり重いことが分かるだろう。

なぜこんなに重量級の仕掛けでマダイが食うかというと、船長たちは最低でもビシのタナを底から20m以上あげている。

通常のタナが底から30m上、浮くマダイをターゲットにしているからだ。

イメージとしては、テンヤの替わりにガン玉を付けているようなものだ。

潮の流れも少ない日本海ではなぜかこの重い仕掛けが有効なのだ。

これからの季節、本乗っ込みまで重い仕掛けが主流となる。

一方、ここで軽いというのは、ストレートハリスにすることか、テーパー仕掛けのウエイトを軽くすることだが、これも有効なこともあるが、エサ取り魚が多い漁場でもあるので重い仕掛けに軍配が上がることが多いのだ。

軽い仕掛けだと、エサがタナに届く前にエサ取り魚に取られてしまう。

指示ダナから5m落とし そこからあげてタナで待つのみ

釣り方は、まず船長の指示ダナプラス5m下までビシを下ろし、そこからゆっくりと指示ダナまでビシを巻き上げるだけ。

ここでは一般的には、コマセを振り出す動作を行うが、その動作、つまりシャクリ動作はほとんどいらない。

マダイたちにオキアミの味を覚えさすだけ、という考えなのでコマセのドバまきは必要ない。

ボトム周辺にはこれからの時期はアミなどのプランクトンが大量に発生するので、オキアミのまき過ぎは意味がないのだ。

タナにビシを合わせたあとは、置き竿でアタリを待つのが定番の釣り方である。

最強の誘いは落とし込み タイミングをみて行う

浮かせて釣る上越エリアでは、最大の武器といえるのは、落とし込みの誘いと断言できる。

その理由は高ダナ設定と重い仕掛けを使うから。

しかし、やみくもに竿を動かし落とし込みの誘いをしてもなかなか結果は出ないのは明白だ。

「ポイントは魚礁をメインに攻めます。基本は魚礁に群れるマダイのみをそこから誘い出して、魚礁から少し離れたところで食わすことです。状況によっては魚礁のベイトの群れを直撃することもあります。そんなときは、タナはかなり高く設定します。この釣りはマダイを浮かせて掛けるようにしてますから、誘いのタイミングはマダイが船の下に回遊してきたとき、もしくはそのマダイがコマセに反応して浮いたときです」と、小林船長は話す。

では、どのようにしてそのタイミングを知ることができるのか。

まずは船長のアナウンスに耳を傾けよう。
直江津港のマダイを得意とする遊漁船の船長は全員、このタイミングを細かくアナウンスしてくれる。

自分で知りたいと思うなら探見丸を活用する。

受信機がなくともスマホのWiーFi機能で魚探を受信し見ることができるので、自分のスマホか予備のスマホを持参して見れるようにするとよいだろう。

魚探の反応は釣れる釣れないを正直に答えてくれる優れものだ。

マダイらしき群れが魚探に映ってきたタイミングで落とし込みの誘いを行うのだ。

このとき、船長の指示ダナより5m下にはけしてビシを落とさないように。

落としてしまうと、せっかく活性があがり浮いたマダイたちが下へ沈んでしまうからだ。

この落とし込みはさまざまな方法があるが、ここでは、指示ダナから1~3mの範囲で十分。

その誘いで十分効果がある。

指示ダナより上でしばらく待ち、タイミングで指示ダナ付近に落とし込むのも有効だ。

落としこんだ後、アタリがなければ、指示ダナにもどすときは、“誘い上げ”効果を期待し、けして速く巻き上げないようにする。

段をつけながら、食わせる間を長めにとりながら、ゆっくりと巻き上げ、もしくは竿を上げよう。

仕掛けの下げ動作も上げ動作もいずれも誘いになるのだ。

また、このフィールドはエサ取り魚との駆け引きもある。

せっかく、マダイの群れが付けハリに近づいてもエサがなくては、本命は釣れない。

ハリにエサが付いているかどうかが、単純ではあるが最も重要なことだ。

だが、あまりにこのことが気になってしまい、頻繁にエサのチェックばかりしていたのでは、肝心なタイミングを逃すことにもなりかねない。

このことを回避するには、周りの人の仕掛けを観察することだ。

仕掛けを回収した際にエサが残っているかどうかをチェックするのだ。

この情報を周りを共有するだけでも、ヒットチャンスはあがるだろう。

そして、エサ取りが気になってしょうがないならば、味付きのオキアミ型ワームを使用してみよう。

このフィールドではかなり実績があるのでぜひ、試してみるといい。

ヒットしたマダイが魚探に映し出されていた。だからこの反応は間違いなくマダイなのだ

新潟県上越沖 コマセマダイ釣行レポート

出船できればラッキー。天気予報をみて凪ぎの日は早めに予約しよう

直江津沖では体高のあるきれいなマダイがそろう。食べても美味だ

水面でようやく堪忍した大ダイ。こんなヤツがうようよいるのが直江津沖だ

5.8㎏!

直江津沖水深60m台の魚礁でヒットした5.8㎏の大ダイ。青物と間違えてしまうほどの強烈な引きで応戦した(「八坂丸」)

いい群れが船下に入ってきたと同時に二人同時ヒット!

軽量のマダイロッドが最適な上越沖。トルクフルなファイトを満喫しよう

直江津沖で朝いちにヒットした3.5㎏(「里輝丸」)

これが数釣りサイズ

このサイズでもうれしい1枚だ

こちらもうれしい1枚

冬場のマダイは甘味が強くかなりおいしい。

有間川沖周辺には夕方になると寒ブリ狙いの遊漁船が集結する

12月11日夜にあがった9.1㎏のブリ(「里輝丸」)

4便でヒットした10.1㎏(「八坂丸」)

ワラサも釣れる

これは7.7㎏(「八坂丸」)

この秋はヒラマサが大回遊。冬になってもまだ、まじっている

おいしいサワラもまじる

「里輝丸」も「八坂丸」もこのように釣り座はくじ引きで決める

今回、取材にご協力いただいたのは、新潟・直江津「第二八坂丸」

今回、取材にご協力いただいたのは、新潟・直江津「里輝丸」

マダイの好漁場として全国的に有名な新潟県上越沖。

冬期は大陸からの季節風の影響で大荒れの日が多い。

そんなフィールドにどうしていま注目するのか?

その理由は、この海域も他の海同様、近年変化しており、秋のマダイの荒食いシーズンが冬にずれているからだ。

「以前は12月1月って、どちらかといえば、コマセマダイは冬の小休止シーズンだったのですが、ここ数年、とくに年末年始にかけてマダイが荒食いしてます。数はもちろんのこと、5㎏オーバーの大型がまじることもめずらしくなく、青物まじりなのでかなり楽しめますよ。これってマダイに季節感がなくなったのか、水温があまり下がらなくなった影響なのか。いずれにしても、この冬の時化の合間はチャンス日なんですよ」とは、コマセマダイ釣りを得意とする直江津「里輝丸」の小林智船長。
 
ポ イントは上越沖の人工魚礁周り。
直江津沖をメインに状況に応じて柿崎沖や有間川沖を攻め分ける。
 
冬のマダイの魅力はその味。
乗っ込み期のマダイとよく比較されるが、冬場のマダイは甘味が強くかなりおいしい。
 
釣り方も特別なことはなく、船長の指示ダナ付近でアタリを待つだけ。

誘いで有効なのは落とし込みだ。冬の上越沖ではこれが最強の武器となる。
 
また、夜釣りではは最高ランクとされる寒ブリも回遊中でエサ釣りで狙うことも可能。

冬の貴重な日本海の時化の合間の凪ぎは、上越沖なら120%楽しめる。

以上の記事は「つり丸」2020年1月15日号の掲載記事です。

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