マダラは冬の魚だって!? 否! 身を食べるなら、白子や真子が入っていない夏がベストなのだ


深海200mから浮上したマダラ。ボトムから10m以内を丹念に探ろう。

今回、取材にご協力いただいたのは、新潟・上越有間川漁港「浅間丸」。
真夏の上越沖。乗っ込みマダイ釣りで賑わっていた直江津〜名立沖も、産卵も落ち着き対馬海流の暖かい潮の流入で水温が上昇、秋までいったん小休止する。
そんななか注目されるのが、上越沖水深200〜250mのマダラ釣り。マダラは冬の魚だと思っていた人も多いだろうが、身を食べるなら白子や真子が入っていない夏がベスト。
「うちは秋から春の青物ジギングをメインに出船してます。だから、この時期は青物ジギングではあまり出船はないんだけど、マダラやアラは沖の深場で釣れるからね。希望があれば出ますよ。マダラが本格化するのは例年8月から。アラはいつでもって感じだけど、ボウズ覚悟ですからね。どちらもうまい高級魚ですから、覚悟してきてください」とは、有間川漁港「浅間丸」山田美樹船長。沖のポイントにもかなり詳しい頼れる船長だ。
今回の釣行で使用したジグ&ロッド&リール

深海から浅場まですべてのレンジをカバーするDEEP LINERのスロースキップシリーズ。100mより深い海では、重いジグを使うのがコツ。

スロースキップには、ジグの重さが印字されてないので、重さをマジックで書いておく。

スローピッチ専用ロッドとハイギアタイプの両軸リール、1.5〜2号のファイヤーラインの組み合わせで水中の潮の流れの変化、ルアーと魚の絡みなど小さな感度をとらえよう。
スローピッチジャークのパイオニア参戦! 深場の魚を攻略せり!

スローのターゲットは、すべての魚。浅場の根魚や青物も狙える。上越沖ではほぼすべての魚が狙えるパラダイスだ。

高知のルアー船「ディープライナー」の船長であり、スローピッチジャーク専用のジグ、スロースキップの開発者でもある東村真義さんは、上越沖は初。さすがの腕前でマダラゲット。

ウスメバルとマゾイも! ゲストの多彩さはお墨付き!! これがスローピッチの実力だ。
高知から遠征してきたスローピッチジャークのパイオニア、ディープライナーの東村真義さんは、上越沖は初釣行。太平洋のあらゆる魚をスローピッチで攻略してきたエキスパートである。
そんな彼は、上越沖をこう語った。
「魚影の濃さに驚きました。マダラは意外とこんな浅い水深で釣れるんだと思いました。深場の魚攻略には、このスローピッチジャークは最適なので、この釣りに興味ある方々にはスローピッチの基本や魚の習性などをもっと学んでスキルアップしてもらいたいですね。上越沖は本当に可能性がある海域です。もっと多くの人たちにスローピッチジャークジギングをトライしてみてもらいたいですね」
真夏も釣れる! スローピッチジャーク。あなたもぜひ。
以上の記事は「つり丸」2012年8月15日号の掲載情報です。
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