餌木イカの面白さは、餌木の色が、その日のイカの活性にマッチすれば、面白いように乗りが続くこと


今の時期にしてはグッドサイズ。ズシッ! ときた。

ズシッと重いスミイカの乗り味。今は小型主体ながらも、この快感は変わらない。

シーズン初期のスミイカ。まだ小型主体だが、小さいからこそ軟らかくておいしい。

餌木のカラーセレクトも重要。この日も、濃緑の餌木を使った人に乗りが集中して、14杯のスミイカが上がった。

アオリイカもまじる。こちらもおいしい。

マダコもまじって軟体五目!?

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・鴨居港「きよし丸」。
東京湾のスミイカが開幕した。鴨居港「きよし丸」は、中オモリを使った餌木シャクリでスミイカを狙っている。初期のポイントは中ノ瀬から木更津沖で、コロッケサイズと呼ばれる小型スミイカが順調な乗りを見せている。底近くにふわふわと餌木を漂わせてスミイカを誘えば、竿先に小さなアタリがやってくる。今は150~300gが主体だが、今後水温の低下とともに徐々にイカは深場に落ちて良型化するので、11月後半になれば500g級がずっしりとした乗りを楽しませてくれるだろう。
取材日はスミイカ専門狙いだったが、水温が下がる11月からはアオリイカとの両狙いとなる。
餌木イカの面白さは、餌木の色がその日のイカの活性にマッチすれば面白いように乗りが続くこと。潮色や天気、海底の状態などでイカの好む餌木は変化する。持っている餌木を総動員して、その日の当たりカラーを探してみよう。
以上の記事は「つり丸」2012年12月1日号の掲載情報です。
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