餌木スミイカが人気なのにはワケがある。アタリを取って掛けるから超おもしろい! しかも、案外手軽に楽しめるんです!


手軽に楽しめるとあって、女性の姿も多い。

初期は小型主体だが、時折こんな良型も。サイズはこれからどんどん大きくなる!

場所によってはモンゴウ(カミナリイカ)が多くまじることも。サイズがいいからかなりの重量感だ。

強風のなかトップはモンゴウまじりで9杯! 好調でした!

船はこんなにピカピカですが「どんどん汚してかまいませんよ!」とのこと。初心者のみなさん、安心して楽しみましょう!
東京湾スミイカ3釣法のなかで、おそらく最も手軽に楽しめるのがこの餌木だろう。というのも、餌木スミイカ船を出す船宿は多く、道具はマルイカ用やカワハギ用、シロギス用など、案外手元にある物が使えてしまうのだ。
そんな餌木スミイカのおもしろさは、竿先に出る微かなアタリを見極めて、「アタリだ!」と確信を持ってアワせること。「掛かった」ではなく「掛けた」。だからおもしろい!
竿は竿先が軟らかく繊細で感度がよいものがおすすめ

今回は「エギ王Qライブ」(ヤマリア」が大活躍!

餌木は2.5号と3号がメイン。ピンクとオレンジは必携だ。

ハリスは2.5〜3号を使用。

餌木スミイカは、竿先に出る小さなアタリを見極めて、積極的にアワせていく釣り。したがって竿は、竿先が軟らかく繊細で感度がよいものがおすすめだ。胴からバットにかけては、イカをしっかりとカンナに掛けるために、硬めで張りがある物がいい。
たとえば、湾フグ竿や、マルイカ竿、シロギス竿、カワハギ竿、カレイ竿、そして先調子のルアーロッドなど。このような竿は、案外持っている人も多いのではないだろうか。最初は難しく考えずに、まずはチャレンジすることが大切だ。
リールは小型両軸で、スピニングでもOK。道糸は0.8~1号である。
餌木は2.5~3号を基準に、12月以降は深場を狙うこともあり、かつイカのサイズもよくなってくるので3.5号も持参しておくと安心。カラーは背中の色がピンクとオレンジは必携で、その他ブルーやシルバーなどナチュラル系も用意しておこう。ベース色は金、銀、マーブルがおすすめだ。
中オモリは10号。12月頃になると30m台を狙う可能性もあるので、15号も用意しておきたい。
ハリスは2.5~3号を1.6m。1.6mとちょっと中途半端なのは、両端に結びシロを5㎝ずつ取ればちょうど1.5mになるという計算から。また、この長さは取り込みを快適に行える長さでもある。中オモリまで巻き上げて竿を立てると、ちょうど餌木が掴みやすい位置に来るのだ。初心者はこの長さから始めよう。
ここでひとつ、ハリスに関して重要な注意点を。ハリスは、長さにこだわるよりはむしろ、ヨレやクセを気にするようにしたい。ヨレやクセがついていると、イカの乗りが悪くなるのだ。ハリスは必ずピンと張ったものを常に使うようにしよう。
「ズシン!」という重量感。これがもう、かなりの快感だ! 必ずクセになります!!

餌木スミイカは竿先に出る微かなアタリを見極めてアワせる。だからおもしろい!

釣り方の一連の動作や取り込み方法は上のイラストを参照していただくとして、この釣りで一番おもしろいのは、「ツン」「フワ」「モゾ」「フワ~」など、竿先に出る小さなアタリを見極め、アワせて乗せるところにある。
竿先を注視し、動きが「ん? 何か変だな…」と思ったら、すかさずアワせるようにしよう。「あ、アタリ!」と確信を持ってアワセを入れたときに手元に来る、あの「ズシン!」という重量感。これがもう、かなりの快感! 必ずクセになります!!
以上の記事は「つり丸」2013年11月15日号の掲載情報です。
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たのしさが伝わってきますよね!