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初夏は大型高実績!ベニアコウ&アブラボウズ!東伊豆富戸沖

初夏は大型高実績!ベニアコウ&アブラボウズ!東伊豆富戸沖

「緊急事態宣言」解除後の初夏から夏におすすめするのは東伊豆・富戸沖のベニアコウ&アブラボウズ!いずれ劣らず魅力的な「紅」と「黒」を紹介する!

※この記事は「つり丸」の過去の取材で撮影、公開した写真を使用し、記事を再編集して作成したものです。

港近くで狙える紅い高級魚と黒いモンスター!今後ぜひ挑戦を!

筆者が「緊急事態宣言」解除後の初夏から夏におすすめするのは東伊豆富戸沖「ひろし丸」のベニアコウとLTアブラボウズ。

3名までの仕立船で港集合&解散、キャビン無しと「三密回避」の条件を備えた?同船のベニアコウポイントは航程30分ほど。

LTアブラボウズは同20分程度。

何れもキャビン無しでも気にならない至近距離だ。

良型ベニ6匹キャッチやアブラボウズの80㎏も!

「ひろし丸」のベニアコウは04年12月、船長と筆者の二人で海底地形図を元に水深1000mに初めて仕掛けを下ろし、3.5~7㎏を6匹キャッチの華々しいスタートを切る。
 
ちなみに現在の船宿記録は9㎏。また同所には大型アブラボウズも棲息し、こちらの記録は2014年に筆者がテレビロケで釣った80㎏だ。
 
季節に関わらずボウズ覚悟、型を見れば「御の字」の釣りではあるが、それだけに紺碧の海に緋色の大輪が弾けた瞬間の感激は幾度味わっても色褪せない格別&特別なのだ。

海面に緋花を咲かせよう!ベニアコウの釣り方

では、ベニアコウの実釣テクニックから解説していこう。
 
エサは大型スルメイカを幅2㎝で縦方向にカットしたタンザク。

ニッコー化成「ロールイカタン150㎝」を25㎝程度にカットした物でも実績ありだ。
 
投入は船長の合図で行う。着底後糸フケを完全に除き、オモリを海底から2~4m上げてソコダラ類のアプローチを極力避けるのが「ディープマスター流」。
 
糸フケ分を順次巻き取るのはもちろんだが、極端な「宙釣り」にならぬよう、底の取り直しもほどほどに行う。
 
潮況・海況に左右される部分もあるが、適切なロッドを使用した場合、本命のアタリはエキストラのそれとは一線を画す明確さで竿先を叩いてくれる。
 
富戸沖ではアタリ後に仕掛けを這わせるとイバラヒゲやイラコアナゴが次々食い付き「黒の提灯行列」必須なので「そのまま」を維持して第2信を待つが、複数本命のハリ掛りは滅多にないのが実状だ。
 
確信できるアタリをキャッチしたら船長に知らせ、判断を仰ぐようにしよう。
 
巻き上げは船長の指示に従い、順番に時間差を付けて行う。

仕掛けの回収・再使用を前提とし、取り込み時のオマツリを抑える工夫だ。
 
巻き上げは、糸巻量フルの状態でロッドを介さず直接スプールからラインを引き出した時のドラグを3.5kg程度に設定した上で、「中速」で行う。

24V機種は12Vよりも実釣時の巻き上げ速度が速くなるので「巻き切らない」様に注意が必要だ。
 
500m付近で巻き上げが滞る「抵抗」があれば本命の期待大。

表層近くなり「目抜け」になると魚には浮力が付くが、それにより潮の抵抗が大きくなるため、テンションが一気に軽くなることは無い。

ペースを保って巻き上げるうちに、次第に浮力が上回り、ラインが斜めに走り始める。
 
巻き上げが終わった時、手にした幹糸にオモリの重量が感じられなければ、程無く魚が紺碧の海面を割る。

咲き誇る緋花に歓喜するか、黒提灯にため息か。

悲喜こもごものラストシーンが待っている。

1000m級の深場でベニアコウ、そしてアブラボウズも食ってくる。まさに深海釣りの王者たちだ

ベニアコウ仕掛けは深場釣りの中でもヘビー級の太仕掛け。だからこそゲストのアブラボウズも上がってくる

600~700mラインのLTアブラボウズ

05年5月のアカムツ不調時に同仕掛けで600mにアプローチ。

22㎏をキャッチしたことから船長と二人で当時誰も釣らなかった600~700mラインを探査して10~30㎏の「捕り頃」サイズのアブラボウズをLTアコウダイタックルで釣るスタイルを確立した。
 
最近同ポイントのアブラボウズは大型化傾向ゆえ、開拓当初よりハリサイズとハリス号数をアップして臨む。
 
エサは幅2㎝、長さ30㎝程度にカットしたサバタンザク、ベニアコウ用エサの「残り」の肝付きゲソの半割り(脚にチョン掛け)、やや小振りのスルメイカ1杯掛けなどの「ビッグベイト」。

ニッコー化成「スーパータコベイト6inch」半割と「激臭匂い玉7Φ」2パックを併せた「疑似餌」もアリ。

深海バケカラーは「青紫」が圧倒的な実績を有す。
 
仕掛けが着底したら糸フケを完全に除き、「底トントン」を設定。

マメに底を取り直してアタリを待つ。
 
アブラボウズのアタリは明確かつ独特で、他魚との識別は極めて容易。ウネリによる船の上下動で一定のリズムを刻んでいた竿先を一瞬止めた後に派手に叩き付け、一気に絞り込む。

この際、20㎏超でも20m以上ラインを引き出すこともある。
 
同ポイントに何匹かが棲むことが多いがアブラボウズだが、一度に複数がハリ掛りしては後が面倒。

アタリの後は船長に声を掛け、早々に巻き上げる。
 
巻き上げはドラグを効かせた中速で緩急付けず、が基本。

大型になるほど簡単には海底から離れず、ともすれば「根掛り」を疑うがここが我慢のしどころ。

アブラボウズは数十キロでも出刃一本で処理できるほど、骨が柔らかい。強引な巻き上げは口切れバラシに繋がり要注意。
 
まずはドラグやスピード設定を変えずに魚が底から離れるのを待つ。

どうしても離れなければジワジワとドラグを締める。

もしくは巻き上げ速度をアップして引き剥がす。
 
超深海から釣り上げても腹を返すことは無いアブラボウズ。

随所で激しい抵抗を見せるが、特に水深の半分辺りで2度目の山場を迎えるケースが多い。
 
いずれにせよ、ハリが外れれば泳ぎ去るタフネスゆえ、魚を見てから慌てる事が無い様に早めにギャフなど、取り込みの算段を整えておきたい。
 
電動巻き上げ停止後「流れ」を断ち切らずに仕掛けを手繰り寄せれば、海面直下では多くの個体が比較的おとなしく、鬼カサゴ宜しく大口を開いて姿を見せる。
 
ここで魚を覚醒させてしまうと大暴れし、取り込みが困難になるのでファーストギャフは重要。

下アゴのセンター、もしくは上アゴの奥まで差し入れてガッチリと掛けた上で、セカンドギャフを打って船内に引き上げよう。

東伊豆富戸沖のベニアコウ&アブラボウズ!釣行レポート

大型のベニアコウが海面に姿を見せる瞬間は最高の喜び。これが見たくて、ベニ狙いを続けるのだ

幾度となく通っている富戸沖だが、ベニアコウとアブラボウズの大型は梅雨時に高実績であると話すディープマスター・テル岡本。これからの時期の富戸沖では夢の深海魚たちとの闘いが待っている!

6.8㎏のベニアコウ。幻の深海魚などともよばれる貴重な魚だ。その食味は絶品で、高級食材として扱われる。皮下に甘みのある脂があって、煮ても焼いても刺身でも、鍋ネタでも、何にしても最高に美味しい

初夏の富戸沖ではいい思い出がいっぱいだ

ベニアコウのゲストでも、専門に狙っても釣れるアブラボウズは、巨大な深海のファイターだ。その顔は獣のようだ

大型を釣り上げたら、こんな大騒動になってしまった…。これもいい思い出だ

6年前に富戸沖で釣った80㎏のアブラボウズ。とにかく重量感があって、引きも強い、パワフルターゲット。他の深海釣りとは一線を画し、魚釣りというよりは、「猛獣狩り」といった雰囲気

この新型コロナの騒動が収まったら、すぐにでも釣行したい筆者オススメの深海釣り場&ターゲットは数あれど、あえてどこか一カ所と言われれば、静岡県富戸港「ひろし丸」の超深海釣り2ターゲットを推す。
 
まずは「究極深海釣り」のベニアコウ。

6月では遅すぎる?いやいや、筆者は「3投で3ヒットで、縄切り禍に遭うも2キャッチ」や、「ベニの6.5㎏に加えアブラボウズ40㎏もゲストでキャッチ」などなど、梅雨の季節の富戸沖ではかなり「良いおもい」をさせてもらってきた。
 
海が落ち着く梅雨時は、沖の深場ポイントも比較的釣り易い日が多く、千尋の底を「手に取る様」に感じる事ができるので「釣趣」が格段にアップするのだ。
 
ベタ凪の海面に弾けた深紅の大輪を一手、また一手と手繰り寄せる歓喜の時を堪能出来る。
 
また、食味の面でもこれまで自身が釣り上げた梅雨時のベニアコウは、全てが新春~春のものよりより「グッドコンディション」だったのも付記しておきたい。
 
もうひとつのオススメはは600mダチを「LTアコウタックル」で挑むアブラボウズ釣り。
 
05年の開拓当初は10~20㎏前後の「食べ頃」サイズ中心だったが、近年はサイズアップ傾向で30~40㎏がメイン、最大は66.4㎏と、水深1000m級のベニアコウポイントでまじる個体と何ら遜色ないほどだ。

いずれ劣らず魅力的な富戸沖の「紅」と「黒」。

準備万端整えて「その日」を待ちたい。

以上の記事は「つり丸」2020年6月1日号の掲載記事です。

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