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激うまアカムツ!乗っ込みシーズン開幕!犬吠埼沖〜波崎沖

激うまアカムツ!乗っ込みシーズン開幕!犬吠埼沖〜波崎沖

良型アカムツが釣れ続いている犬吠埼沖の水深200m!次なる舞台は波崎沖カンネコ根!乗っ込みが水深120m前後で本格化する!

水深200m深場から水深 150m台へ。乗っ込み アカムツシーズン開幕!

今期の犬吠埼沖 深場アカムツの模様は

今年も1月から開幕していた犬吠埼沖の水深200mの深場アカムツ。

千葉県は銚子犬若、外川、飯岡港、茨城県は波崎港の遊漁船が専門に狙っていた。

今期は3シーズン目とあってポイントの開拓も進み犬吠埼沖には3つポイントに分かれて釣るようになっている。

釣果はというと、2年3年前のような激釣はないものの、良型主体でお土産十分という状況が継続していた。

もちろん、厳寒期は海も荒れることが多い。

いくらよく釣れるといっても自然の休漁日もあり、6月になってもいそのストック量は十分という感じだった。

例年、ゴールデンウイーク以降は黒潮接近のため、ポイント周辺の海域は川のように激流になることが多く、釣りにはならないということで、シーズン終了とする船宿もあったが、今年は黒潮が陸から離れているため、速くても2ノット以内であることが多く、なんとか釣りが可能になっていた。

6月の声を聞くころになると水深200m台よりも水深150m前後で良型が釣れるようになった。

この浅場に群れ固まる傾向は乗っ込みの初期と考えられ、犬吠埼沖のシーズンは終了し、波崎沖カンネコ根周辺が波崎の遊漁船のメインポイントとなる。

千葉県と茨城県の船は、ともに6月いっぱいで犬吠埼沖は終了の予定だ。

一方、波崎沖カンネコ根では6月から年内いっぱいまでアカムツを釣ることが可能になる。

例年、6月は乗っ込み第1弾で水深150m前後で大型主体に釣れ、その後いったん小休止したり、ぽつぽつ釣果をくり返しながら、8月半ばから乗っ込みが水深120m前後で本格化。

9月10月にピークを迎えるのが例年の傾向だが、今期はどうなるだろうか?

6月中はオモリ200号用と120号用を用意する

吠埼沖では、水深があるので使用オモリは200号だが、波崎沖カンネコ根では潮の流れは非常にゆるい海域なので、道糸にPE3号、オモリ120号の組み合わせで釣ることが基準になっている。

オモリ200号タックルと比べるとかなりライトになっており感度も上がりよりテクニカルに楽しめるようになる。

6月中は犬吠埼沖かカンネコ根のどちらへいくのかは状況次第、必ず船宿に確認しよう。

犬吠埼沖とカンネコ根のタックルの違い

犬吠埼沖とカンネコ根のタックルの違いは、使用オモリの差によるものだ。

犬吠埼沖では、オモリ200号。

竿は7対3〜8対2調子で長さ2m前後。

オモリ負荷200号で魚がヒットすると胴が曲がる竿が理想。

専用竿はむろん、中深場用がコレにあたる。

リールはシマノ社なら3000番、ダイワ社なら500番の電動。

これに道糸PE4号を最低でも400mは収納させる。

カンネコ根では、オモリは120号。

竿は犬吠埼沖用と同じく7対3〜8対2調子で長さ2m前後。

オモリ負荷120号で魚がヒットすると胴が曲がるものがよい。

そのなかでも7対3調子で竿先の感度がよく、胴はさらによく曲がるものが近年ベテランアングラーたちに好まれている。

それは、より繊細なアタリとやり取り中のバレを防ぐ胴の軟らかさが求められているからだ。

リールはPE3号が300m収納可能な中型電動ならなんでもオーケー。

高切れ対策として400m収納できればなおよい。

いずれのフィールドでも予備の電動リールは最低でも1台は用意しなくてはいけない。

仕掛けは同じ2本バリで臨む

犬吠埼沖もカンネコ根も仕掛けは同じだ。

胴付き2本バリで各船宿統一されている。

犬吠埼沖では、アカムツの個体が平均して大きいため、ハリスは6号50〜60㎝、ハリはムツ18〜19号。

カンネコ根では小さい個体もまじるため、ハリスは5〜6号40〜50㎝。ハリはムツ17〜18号が基本。

捨て糸の長さはそのときの状況で調整することになるが、犬吠埼沖は120㎝、カンネコ根は100㎝が基準となる。

ハリスのアピールアイテムについて

ハリのチモトのマシュマロボールやフロートパイプはいまやアカムツ釣りの必須アイテムだが、サバが多いときには逆効果。

サバが多くて仕掛けが底まで落ちないときは、これらのアイテムは一切付けないようにしよう。

逆にサバがいないときはさまざまなものを試すとよい。

アピールアイテムはさまざまなものが使える。ただしサバが多いときは外そう/ハリのチモトに着けるアピールアイテムは工夫次第

エサはサバの切り身と ホタルイカの肝ゲソの組み合わせ

付けエサは、ホタルイカゲソとサバの切り身の組み合わせで十分。

不動の基本形がコレだ。

大型オンリー狙いなら長さ10㎝ほどのサバエサも効果があるが、長さ5㎝ほどの基本サイズのサバエサでも十分に大型アカムツはヒットする。

潮が流れないときや深海サメが多いときは、大き目のエサにはサメがよくヒットするようになってしまう。

エサ付けは基本形でオーケー

ロールイカタンとホタルイカゲソ/サバ皮の代わりにロールイカタンがいま流行り。カラーはグリーン、ピンクに実績あり

サケ皮も効く

船で配られるホタルイカはコレ

誘い動作はスローにやさしく!

大事な誘い。まずは潮が速いか遅いかを見極める

カンネコ根はほとんどの日が潮の流れはゆるいが、犬吠埼沖は潮が速い日が多い。

まずはその潮の流れがどうなのかを見極めよう。

〇潮の流れがゆるいとき
ボトムでは仕掛けの位置がほとんど移動しないため、誘い動作によるアカムツへのアピールが効果的になる。

〇潮の流れが速いとき
ヒラメ釣りの横流し状態になるので釣り辛い。

道糸がどんどん出ていってしまい、底ダチを取りずらい。

細かい誘いテクニックや動かしすぎは逆効果となる。

これらのことをふまえて釣り方を解説する。

フォールでアピール。エサの静止でバイトを誘発する誘い

アカムツ釣りの誘いは基本的にオモリ着けたままで行う。

イメージするのは、付けエサのフォール状態。

ゆらゆらとゆっくりと落ちていくエサをどれだけ演出できるかがアピール力の差となる。

そして、アピールの後の魚のバイトだが、エサの動きを一瞬でも静止させることでバイトを誘発可能だ。

かならず自分が思い描いたような動きをしているとはかぎらないが、これをイメージしながら誘うとかなりアタリを増やすことが可能だ。

フォール動作のリセットは、仕掛けを持ち上げることで可能になる。

ハリスの長さが50㎝であれば少なくとも1mは竿を上へゆっくりと聞きあげてやる。

そこからゆっくりと竿を下げることでフォールアピールをさせることができる。

これはオモリを底を着けたままの場合もオモリを持ち上げた場合も同様の考えでよい。

誘い動作はゆっくりと ソフトに行う

アカムツは意外とプレッシャーが入りやすい魚と考えられている。

そのため、オモリの激しい動きの上げ下げはプレシャーとなり、スレてしまう。

だから、あまり食わないときほど、誘い動作はスローにソフトに行わなければならない。

潮の流れが速いときの対処方法

犬吠埼沖などでは、潮の流れが速いときがある。

2ノット、3ノットなどはよくあることだ。

こんななかでもアカムツはヒットするがたいてい仕掛けが浮いてしまい、ヒットレンジに仕掛けがある時間が非常に短く、結果として釣れないこともある。

まずはその状況がどんな状況かを理解。カンタンな例はヒラメの横流し釣りだ。

道糸はどんどんと斜めになっていき、オモリをなんとか着底させようとすると、どんどん道糸が出ていってしまう。

こんな状況下でバイトを出すには、捨て糸を短くしよう。

そして、上下の誘い動作はあまりいれない。

置き竿にして底ダチとりを行うくらいでいい。

たまに、オモリの着底時間を長くするために余計に道糸を出すとよい。

あまりにも速潮のときは船長の許可を得てから重いオモリ、250号などを使うのもよい。

こんなときはほとんど場合、一流し1投入なので、アタリが出ても船長の回収の合図があるまで巻き上げないほうがよい。

サバが多くて仕掛けが全く底までおりないとき

アカムツ釣りの漁場にはサバはつきものだ。

サバがいるからアカムツもいる、そんな方程式はないが、底から表層までなにかしらのエサがある環境がいいところなのだろう。

しかし、2本バリ仕掛けといえども、仕掛け投入後、中層でサバにつかまりなかなか仕掛けが底に下りないこともしばしばある。

まずは、ヤリイカやスルメイカで行う投入法をまねて、竿先を真下へ向けてフォールさせてみよう。

けしてフォールを途中で止めてはいけない。

仕掛けにイレギュラーな動きを与えるとすぐにサバにつかまってしまう。

捕まったら速巻きで回収。オマツリをさけるためだ。

それでも、サバがきついと感じるならば、仕掛けは1本バリにする。

ユメカサゴやサメばかり釣れるときは、捨て糸を長くする

ユメカサゴやサメが多いときは、エサが底に近すぎるので、捨て糸を長くする。

そして、オモリが着いた状態でタルマセない。アタリは減るように思えるが、確実にアカムツのアタリが増えるハズだ。

具体的には捨て糸を1mから1.5mにするなど。

下バリばかりアカムツが掛かっているときにこの判断が難しいが、アカムツが確実にいるようなポイントでは、有効であることが多い。

犬吠埼沖 深場アカムツ釣行レポート

水深150m台では小型のアカムツもまじるが、良型も多い

丸々としたナイスボディの42㎝のアカムツが水深150mでお目見え

これも水深150mで釣れた

こちらもナイスボディのアカムツ。身厚だ

1匹釣れれば御の字のサイズばかりがそろう

釣り座には関係なく釣れるのがうれしい

「1本獲れてよかったよ!」

「大きいハリで誘って掛けてるよ」

誘い名人はやはり釣る!

脂たっぷりの身を堪能

潮があまり流れないところでは、名人たちは腕の見せ所だ。誘いのテクニックで釣果が決まる

きれいなアカムツが宙を舞う

良型ぞろいで大満足!!

波崎出船の船はこれからがアカムツシーズン!!

「第三信栄丸」は19トンの大型船だ

今回、取材にご協力いただいたのは、波崎「東洋丸」

年明けに開幕し良型アカムツが釣れ続いている犬吠埼沖の水深200m前後の深場は6月いっぱいで終了するが、次なる舞台は波崎沖カンネコ根。

ここの釣期は6月半ばから12月いっぱいまで。

だから波崎出船の遊漁船は、ほぼ周年アカムツ釣りを楽しめる。

「犬吠埼沖もここ1、2年でポ イント開拓が進み、今期は3ヵ所で釣ってました。夏は黒潮が沿岸に近づくために激流になってしまうので、自然の休漁期になります。替わってアカムツブームのきっかけとなったカンネコ根はこれからがシーズン。潮の流れも速くないので軽いオモリで楽しめるんですよ」とは、中深場の釣りを専門にする波崎「東洋丸」の石橋敏男船長。
 
6月半ば以降は、状況次第で犬吠埼沖かカンネコ根かを釣り分けていくが、7月からは後者のカンネコ根を攻めていくという波崎の遊漁船。
 
犬吠埼沖ならオモリ200号、カンネコ根ならオモリ120号。

もちろん竿はそのオモリ負荷に合わせたものを準備しよう。
 
激うまの代名詞となっている波崎沖のアカムツだが、最近は置き竿にしっぱなしではますます釣れないのも事実。

まめに誘ってアグレッシブにテクニカルに釣るようにしよう。

以上の記事は「つり丸」2020年7月1日号の掲載記事です。

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