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好期! 外房 御宿沖カモシ釣り!大型マダイにヒラマサまじり!

好期! 外房 御宿沖カモシ釣り!大型マダイにヒラマサまじり!

外房の伝統釣法カモシ釣りが好機を迎えている。釣り場は勝浦~御宿沖一帯。大型マダイにヒラマサまじり!これから夏、秋と楽しめるカモシ釣り、ぜひ挑戦を!

※この記事は「つり丸」の過去の取材で撮影、公開した写真を使用し、記事を再編集して作成したものです。

好期! 大型マダイにヒラマサまじり!今のヒラマサは釣り頃サイズ?

ようやく首都圏も5月26日に緊急事態宣言が解除された。

6月中旬には都県をまたぐ移動自粛も緩和され、大手を振って釣りに出掛けられるようになっていて欲しいものだ。

と強く望みつつ今回紹介するのは外房のカモシ釣り。

秋は大マサに沸くが今時季は5~6㎏級の大ダイ、そして3~8㎏級の釣り頃(?)ヒラマサが狙えるカモシ入門には最適の時期だ。

独特のスタイルは理にかなったもの

カモシ釣りの釣り場は勝浦から御宿沖にかけてで、「三本松」、「海中公園沖」、「機関庫出し」などが有名ポイント。水深は50~60mほどだ。
 
カモシ釣りのキーになるのがサンマのミンチをコマセに使うこと。

エリアによっては使用禁止の所もあるくらいに集魚効果抜群なサンマのミンチを、より効果的にするために海水で溶いてドロドロの状態にするわけだが、それをコマセとして使用するにはカモシ袋と呼ばれる布製の文字通り「袋」が必要となるのだ。
 
ただこの袋、水中で抵抗を受けやすい。

そのため魚が食って走る時の抵抗軽減のために遊動テンビン、クッション効果としてナイロン道糸の出番となり、またそのままではテンビンと絡みやすいため、垂らし糸を介してテンビンと接続するのである。

独特なカモシ釣りの仕掛けは、実に理にかなった物なのだ。
 
カモシ釣りで使用する竿は、胴のしっかりとした2.4m前後のワンピースロッドがベスト。

オモリ負荷80号前後、7対3調子の竿だ。

しっかりと竿を振らないとカモシ袋からコマセが出ないので、胴調子の竿はカモシ釣りでは扱いづらい。
 
リールは中型のレバードラグリールで、ナイロン糸の18~20号を100mほど巻いたものを使う。

ナイロン糸には15ヒロ、20ヒロ、25ヒロ、28ヒロ…と良く使うタナに合わせ目印を編み込み、これもカモシ釣りの特徴の一つとなっている。
 
最近は電動リールにPEラインでもOKという船宿がほとんどだが、入門時はともかく個人的には伝統釣法ゆえナイロン道糸にはこだわりたいところで、自作が面倒ならカモシ釣りを得意とするプロショップなどで購入できる。

独特のコマセワークで しっかり「かもす」

コマセのサンマミンチは海水で溶いて使用する。

溶き方の目安は、薄めのシチューというかやや固めのスープカレーといったところ。
 
付けエサはサンマのブツ切りが用意されていて、マダイ、ヒラマサ共に最も安定した付けエサと言える。

中骨をハサミで切り取り、皮を内側にするように合わせてハリに掛けるのが基本だ。
 
サンマ以外には、目玉付きイカゲソやヒイカ、小ヤリイカなども良く、特にヒラマサには効果的なので、持参しよう。
 
またヒラマサ狙いでは、サビキ仕掛けで小アジを釣ってエサにすることもあるので、予約時に確認しておこう。
 
カモシの語源は、漁師さん達が「コマセをまく」という意味で使っていた「かもす」からだと言われている。

つまりコマセの中身、仕掛けこそ違え、釣り方自体はコマセ釣りだ。
 
タナ取りは上からで、仕掛けを指示ダナ+ハリス分まで落とし、コマセを振りながらタナに合わせる。

コマセの振り方が独特で、竿先を海面から頭上目一杯まで持ち上げ、その後一気に振り下ろす。

道糸にたるみが出るようにシャープに竿を振り下ろすことが重要で(ここで道糸が竿先に絡みづらいのもナイロン道糸のメリット)、この時にカモシ袋が反転しコマセが出るというわけ。
 
おしとやかなコマセワークでは全くコマセが出ないので、パワー全開で竿を振ること。
 
あとは置き竿でアタリを待てばよいが、頻繁にカモシ&誘いをかけるのも重要。

他のコマセ釣りに比べ、サンマブツやイカゲソなど付けエサが重いので、エサがぶら下がっている状態になりやすく、その状態では食いが悪い。

頻繁に誘うことでエサがフワ~と落下してくる状態を演出することも大事だ。

やり取りは道具全体で引きを吸収

食ったらマダイも大きいし、ヒラマサなら青物の中でもパワーのある魚。

竿の弾力とナイロン道糸のクッション性、カモシテンビンの特性を生かして慎重にやり取りし、しっかり弱らせてから取り込もう。
 
取り込み時、特に大型のヒラマサの場合は、海面まで寄せてからも油断は禁物。

大物になればなるほどここから何度かの疾走があるからで、カモシ釣りの場合テンビンを竿先まで巻き上げ、ハリスだけを手繰って取り込むようにする。

手繰っている途中で突っ込まれてもハリスを放し、すぐに臨戦態勢に戻れるようにするためだ。
 
これから夏、秋と楽しめるカモシ釣り、ぜひ挑戦を!

外房 御宿沖カモシ釣り!釣行レポート

大型マダイにヒラマサ、強烈な引きを味わいに行こう

カモシ袋にサンマミンチコマセ。独特のコマセ釣りだ

大きく竿を振り上げてコマセをまく。これを「かもす」と言う

外房カモシ釣りでヒラマサの本番は秋だが、初夏からヒラマサもまじる。秋のような超大物は少ないが「釣り頃」の引きが楽しめる

初夏のカモシ釣りはマダイが好シーズン。大型まじりの数釣りもある

サンマミンチにサンマのブツ切りが付けエサというカモシ釣りでは、マダイも大型がヒットする

外房の伝統釣法カモシ釣りが好機を迎えている。

ナイロン製の道糸と大きな布製のカモシ袋が特徴で、カモシ袋にはドロドロに溶いたサンマのミンチを入れて狙うコマセ釣りだ。

5~7月の初夏と秋がベストシーズンで、初夏はマダイ、秋はヒラマサがメインターゲット。

マダイは5~6㎏級ヒラマサは20㎏オーバーも狙え、共に型の良さが魅力だ。
 
釣り場は勝浦~御宿沖一帯。5月下旬現在の釣果は、1~4㎏級のマダイをトップで4~5枚といったところだが、このエリアではこれからがマダイの本番時季で、今後数、型共により釣果が伸びるものと思われる。
 
また今年はまだ顔を見る程度だが、例年なら3~8㎏級の釣り頃?

ヒラマサの回遊もある頃で、ルアー船ではボチボチと釣果が上がっているのでヒラマサへの備えも抜かりなく行いたい。
 
カモシ釣りはマニアックに感じられるかもしれないが、ワラサ、ブリとは引きも食味も段違いのヒラマサ(しかも運が良ければ超ド級)を高確率で狙えるのがこの釣り。

最近は大抵の船で電動リールにPEラインでの釣りも認められており、船によってはテンビン周りのレンタルもあるから臆せず挑戦してみよう。
 
初夏はカモシ入門のベストシーズンですぞ~!

以上の記事は「つり丸」2020年7月1日号の掲載記事です。

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