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駿河湾 焼津沖の夜タチウオ!LTで数狙い&置き竿でドラゴン!

駿河湾 焼津沖の夜タチウオ!LTで数狙い&置き竿でドラゴン!

駿河湾・焼津沖のタチウオが好調!じっくり攻めてドラゴン狙い!LTでアグレッシブに攻めて数狙い!釣り方、楽しみ方は貴方次第!ベストシーズンはこれからだ!

ノーマルorLT!狙い方は自由だが、不思議と大型が釣れる?ノーマルの置き竿釣法を紹介!

真夜中に出て朝戻る!出船日を間違えないように!

夜中出船という独特なスタイルゆえ、乗船日を間違えないように!取材日は安倍川沖を主に攻めた。夜間の暗い時間帯は水深40m前後でタナは20〜30mだった。

駿河湾・焼津沖のタチウオの釣果が徐々に上向いている。

タチウオだけにムラがあるのは否めないが、取材ではエサ釣りでトップ27本、キロオーバーのドラゴンも2本登場した。

焼津港「貴政丸」の塚田貴政・若船長によると、「ちょうど取材の記事が出る7月頃から例年はベストシーズンとなります」という。

今期の特徴としては、例年になくサイズがいいことが挙げられる。

実際、取材日はアベレージが指3.5〜4本と食べごろの良型揃い。

現地でシラガと呼ばれる指2本サイズや指3本はまじらないことはないが、釣果のほんの1割程度だったのだ。

30本釣れば3本が細いな…と思うサイズで、あとはみな良型から大型、ということである。大型はもちろんキロオーバーのドラゴンだ。

そんな焼津「貴政丸」の夜〜朝タチウオ釣りのスタイルは、状況にもよるが、真夜中の午前1時から2時ぐらいに出船し、夜が明けた午前7時半から8時頃に沖揚がりして港に戻って来るというパターン(出船時間は要確認)。

ちなみに取材日は午前2時に出船し、午前8時まで釣りをして帰港した。

他の沖釣りスタイルからいえば、かなり特殊な出船形態(時間)といえるが、このために、実は出船日を間違えてしまう人が多い。

たとえば「土曜日」に釣行の予約したとしよう。

そうすると、一般的には土曜日の夜に自宅を出発し、真夜中に出船して日曜日の朝まで…と思われるのではないかと思う。

出船が真夜中なので、夕飯を食べて、仮眠できれば仮眠して、それから家を出て港に移動する…というように、“土曜日に動く”から釣行は土曜日、と考えてしまう。

だが、これが大きな間違いなのだ。

出船が午前2時であれば、釣りはあくまでも“土曜日”であるため、金曜日の夜に家を出て、日付が変わった土曜日の夜中午前2時に出船して土曜日の朝まで釣り、ということになる。

カンタンに言ってしまえば、港に戻って来るのがいつの朝なのか、ということで考えれば分かりやすいのではないだろうか。

くれぐれもお間違えのないようにしていただきたい。

くどいようだが「土曜日の釣行」であれば、日付が変わった土曜日の午前2時の出船である。

ノーマルとライト両方可。道具・釣り方はお好みで!

焼津沖の夜タチウオ釣りは、駿河湾で昔から行われている長めのムーチングタイプの竿で置き竿で釣る、というスタイルが一般的だ。

だが最近は、より釣りの楽しさを求める人も多く、とくに首都圏から訪れる釣り人は東京湾などで行われているライトタックルで楽しむ人が増えている、と塚田船長は言う。

釣果はどちらがいい、とは一概には言い難く、昔ながらのスタイルが圧倒的に釣れるときもあれば、ライトタックルのほうが釣れるときももちろんある。

こればかりは分からない。

ただ、ひとつ言えることは、これは記者の過去数年に及ぶ「貴政丸」取材の経験から思うことであるが、不思議と昔ながらのスタイルのほうが釣れるタチウオのサイズがデカイ気がする。

塚田船長にそのことを聞いてみると、「その傾向はないと思いますよ」とはいうものの、とくにドラゴンサイズに関しては、圧倒的に昔ながらのスタイルのほうが釣れているように思う。

何か秘密があるのか、それともたまたま…なのか。

真偽は魚に聞いてみないと分からないが、ぜひ皆さんが実際に釣行して検証してみていただきたい。

さて、昔ながらの置き竿スタイルで使用する竿は、長さ2.4m程度で5対5調子または6対4調子のコマセマダイ用など。

長めの軟調竿ゆえ置き竿でも食い込みは抜群で、勝手に掛かってしまう、といってもいいぐらいだ。

これから迎える夏シーズンは前者のタイプがオススメだという。

リールは小型もしくは中型電動。

夜間はタナが浅い(取材時は20〜30m)ので手巻きリールでも十分対応可能ではあるが、夜が明けて周囲が明るくなるにつれてポイントの水深もタナも深くなっていく。

取材時は80〜100mラインまで攻めた。水温が下がる冬場などは120〜140mラインまで攻めることもあるという。

したがって、電動リールがあったほうが快適だ。

道糸の太さは「各自好みで構いませんよ」と塚田船長は言うが、太くても4号までとしておきたい。

それ以上太いラインは潮切れが悪いなどデメリットしかない。

他の釣り物との汎用性を考えれば、3〜4号が無難だろう。

テンビンは大型もしくは中型の片テンビンで、オモリは80〜100号。

オモリについても「各自好みでOKです」とのことなので、他の釣り人とオマツリしないよう、道糸の太さとバランスを取ってセレクトしていただきたい。

ハリスは“夜”ということで、太さはさほど気にする必要はない。

ちなみに船長の仕掛けはナイロンの12号(上)と22号(下)の二段テーパー1本バリ仕様(上と下の接続は直結)。

「これでも切られるときは切られますよ(笑)」と塚田船長は言う。

要は、素材も号数も各釣り人の好みでOKということだ。長さは1.8m前後取ればよい。

ハリはタチウオバリの2/0。塚田船長は土肥富製をオススメしている。

「とくにタナで止めておく釣り方の場合は、ハリでものすごく釣果に差が出ます。いろいろ試してみてもおもしろいと思いますよ」

そして、夜タチウオということで多くの釣り人が使っているアイテムが「水中ライト」。

これについては「私は使っていませんが、潮が濁っている状況などでは効果的だと思います。ボワッと光るタイプで、色は赤が魚にプレッシャーを与え過ぎないようでいいようです」と塚田船長。

ただ、フグが多いときはフグを集めてしまい、すぐにエサを取られたりハリスを切られたりするなど逆効果なのでNGだ。

焼津沖のタチウオ釣りはじっくりと待つスタイルが主流。ノーマルタックルは2.4m前後のコマセマダイ竿がよく使われる。

船で用意されるエサはサンマの切り身。やわらかいので、これを考慮した攻め方が重要となる

オモリは使用する道糸の太さなどに応じて各自で調整。ノーマルは80号が一般的

仕掛けも東京湾と同様のテンビン1本バリ。ハリはタチウオの#2/0。刺し方は一般的な3回縫い刺しでOKだ

不思議と大型率高い?ノーマルの釣り方

述のように、塚田船長は釣り方によって釣れるタチウオのサイズには差は感じられないというが、記者個人的にはなんとなくあるような気がする。

動かせば若く元気いっぱいのタチウオが先に反応してしまうからなのだろうか…。

それはさておき、ではその駿河湾で昔から行われているタチウオの釣り方をご紹介しよう。

状況にもよるが、夜のタナは20〜30mと出されることが多い。

水深はそれより深く、取材時は40mほどだった。

周囲が明るくなればポイントの水深もタナもそれにつれて深くなるのが一般的。

取材時は80〜100mラインまで攻めた。

基本は仕掛けをタナの下限まで沈め、置き竿にしてそこから上限まで超デッドスローで電動巻き上げを行う。

たったこれだけである。

もうひとつの釣り方は、タナの範囲の中でも一番反応の濃い水深がアナウンスされた場合、そのタナに付けエサが来るようにセットし、そこでひたすら待つ。タナ決め撃ち作戦である。

夜ではあるが、船上はLEDライトが点灯してまるで昼間のように明るい。

したがって、PEラインのマーカーや電動リールの液晶画面、そして竿先が見にくいということはないので、タナ取りに困ることはない。

アタリがあったら、前者はそのまま同じスピードで巻き続け、後者はそのままジッと待つ。

竿を手に持ってアワセのタイミングを図ることは、慣れていなければ基本的にはしなくてもよい。

竿を手に持てば、竿が長く軟らかいためにむしろアワセをミスってしまうほどである。

そのアワセは、柔軟な竿の穂先が海面に突き刺さるぐらいの強い引き込みがあったら、電動のレバーを最高速に入れる。

電動マックス巻き上げのほうが、長く軟らかい竿でアワせるよりも確実に道糸を引き上げてハリを動かしてくれるからだ。

あとはそのまま海面まで高速で巻き続ける。これでOKである。

その後は竿を手に持ってやり取りを楽しむもよいし、キーパーに掛けたままでもよい。

電動が止まったらオモリを船縁に置き、ハリスを掴んで豪快にタチウオを抜き上げればよい。

ただ、ドラゴンサイズの場合は無理しないように!船長に声を掛けて、ハリの掛かり具合によってはタモですくってもらおう。

和田さんが使用したロッドは剛樹のタチウオ専用「カトラス」。操作性と感度に優れる

駿河湾・焼津〜安倍川沖 夜〜朝タチウオ釣行レポート

東京湾スタイルで攻めてもおもしろい!

ジギングで好調との事前情報により、大きめのピッチで誘っていく

モタレがあったら1/4または1/8程度にピッチを落とし、グッという引き込みがあったらしっかりとアワせる

アベレージサイズがよく指3.5〜4本といったところ。現地でシラガと呼ばれる2本サイズは1割程度だった

「エサがサンマなので、そこを考慮してアワセのタイミングを図るとよかったですよ」と和田さん

ロッドメーカー・剛樹のテスター和田力彦さんは焼津沖タチウオ初挑戦。東京湾スタイルのLTタックルで次々とヒットさせて抜き上げていく。30本近く釣り上げ、船長たちも驚く釣果だった

キロオーバードラゴン登場!数もサイズも期待大!! ベストシーズンはこれからだ!

7月初旬頃からベストシーズン入りする駿河湾・焼津沖のタチウオ。夜から早朝にかけて釣るので、涼しくて快適に楽しめる

ドラゴンサイズは連日登場しており、数も期待大だ

焼津沖のタチウオは味がいいと評判。県内や関東はもちろん、名古屋エリアからも多くの釣り人がこの味を求めて訪れる

取材で訪れるといつもキロオーバードラゴンを釣り上げる「貴政丸」の塚田昌彦・大船長

夜が明けてからもアタリが続いた。常連さんは2本バリでなんとキロオーバードラゴンと指3.5本のダブル!ドラゴンがヒットした仕掛けは焼津沖では定番の、足を短くカットしたタコベイト仕様

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・焼津港「貴政丸」

タチウオ釣りのおもしろさは、“パターンを攻略する”ところにあると思います。誘い、食わせの駆け引き、仕掛け等、考えなければならないことは山ほどある。その点、ここ焼津沖のタチウオ釣りは、夜の暗い時間帯から朝の明るい時間帯まで、刻一刻と変化する状況を試行錯誤しながら攻めていきます。初めてここのタチウオに挑戦しましたが、かなり楽しかったですね」とは、ロッドメーカー「剛樹」テスターの和田力彦さん。

和田さんはライトタックルで攻め、9割良型、なんと27本で竿頭となった。
 
一方、焼津沖の定番攻略法といえば、昔から行われているムーチングロッドを使った置き竿釣法。

焼津港「貴政丸」塚田貴政・若船長は「あまり関係はないと思いますけど…」と言うが、不思議とこの釣り方のほうが大型がヒットする確率が高い気がする。
 
実際、取材日もキロオーバーのドラゴンサイズが2本取り込まれた。

もちろん、置き竿釣法で、だ。

「例年ベストシーズンは7月頃から。今期も期待十分です!」と塚田貴政・若船長。

ライトタックルでテクニカルに狙うもよし。

置き竿でじっくり狙うもよし。

もちろん、ジギングやテンヤもOK。

数狙い、ドラゴン狙い。思い思いの釣り方で楽しめる「貴政丸」。

一度でタチウオ釣りの魅力を最大限に満喫するなら、ここしかない。

以上の記事は「つり丸」2020年7月15日号の掲載記事です。

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