MENU
沖釣り専門誌『つり丸』が徹底取材した釣果、釣り方、仕掛け、タックル、魚の生態、グルメコラムを中心に配信する釣り情報サイト
大当たり年!圧倒的な釣果!超絶激うま湾フグ!東京湾 大貫沖

大当たり年!圧倒的な釣果!超絶激うま湾フグ!東京湾 大貫沖

東京湾のショウサイフグ、通称『湾フグ』が絶好調!老舗船宿、金沢八景「野毛屋」では釣果記録を十数年ぶりに更新するなど、近年まれにみる大当たり年!湾フグデビューするならイマだ!

十数年ぶりの大当たり年! 釣趣バツグン、食味も極上の湾フグを誘って寄せて掛ける!!

良型中心に絶好調!今後は入門にも最適に

ポイント到着後にレクチャーを行うので入門者でも安心して楽しめる

釣って楽しく、食べて美味しい魚は数々いるが、この時期の東京湾のショウサイフグ、通称『湾フグ』釣りを経験したら〝病みつき〟になること間違いナシ!

繊細なアタリを捉えて、いかにハリ掛かりさせるかのゲーム性はもちろん、産卵を控えた大型とのファイトはスリリングで取り込むまで気を許せない。

さらに、食味満点の高級食材だけに、大型は食べる楽しみも大きい。

となれば、誰もがリピーターになってしまうってわけだ。

「そろそろ乗っ込みは終了するけど、今期は十数年ぶりの当たり年で、去年の3~4倍くらいフグがいるからね。新たに溜まっている場所も見つけたし、その他にも溜まり場がたくさんあるはず。秋に向けて数釣り要素が強まることも考えると、この先もロングランで楽しめるよ」と明るい見通しを語ってくれたのは、この釣りを65年前から看板にしている老舗船宿、金沢八景「野毛屋」の三代目で、この釣りのエキスパートでもある黒川健太郎船長だ。

そんな釣りが展開されているポイントは、大貫沖。

産卵後の痩せたフグが少ないのも今期の特徴で、ガマガエルと呼ばれる35㎝オーバーの大型フグも顔を出しているという嬉しい状況だ。

水深は15m前後も、今後は8~12mくらいの浅場に移行するので釣りやすくなるとのこと。

数も期待できるようになるので、ビギナーや入門者でも楽しめる。

湾フグデビューするならイマなのだ!

カットウ専用竿の中の湾フグ用をチョイス!

釣り方は、フグ釣りの定番でもあるカットウ釣りで挑む。

この釣りは、カットウバリ(イカリバリ)にフグを引っかけて釣り上げる釣法だけに、それに特化した専用竿がベストとなる。

ただし湾フグは外房などのフグ釣りと比べると使うオモリが軽いのでカットウ竿のなかでも『湾フグ専用』のものを用意しよう。

「最近では8対2~7対3調子のゲームロッドを使う人もいるけど、その場合はできるだけ感度が良い竿先とガマガエルサイズの大型にもアワセが効く、腰の強さを持つロッドを選ぶこと。なにせアタリを出さずにエサをかすめ取るのが上手な魚なんでね」と船長がアドバイスをくれた。

長さは、取り回しの良い1.6~18m前後とのことだ。

リールは小型両軸でOK。

道糸は太糸を使用すると速潮時にオマツリするし、この釣りで重要となる底ダチも取りにくくなるとのことで、PE1号以下で統一している。

湾フグ専用ロッドに小型両軸リール。道糸PE1号以下で挑むのがセオリー

船長考案のカットウ仕掛けがオススメ!

カットウ仕掛けは、オモリ8号が標準。

現在は潮がいくぶん速いため、10号を使用して底ダチを取っている。

「さらに潮が速くなることがあるので20号までを刻んで各号用意していると万全だよね。ちなみに緩くなるときは6号と軽くして誘いやすくするよ」と船長。

湾フグ釣りにアツい情熱を持って挑む健太郎船長は、メーカーからの依頼を受け仕掛けを監修。

それを「野毛屋」では使用している。

ヤマシタの『湾ふぐ』仕掛けがそれで、オモリ交換が楽にできるのが特徴だ。

「オモリの形状が、ナツメ型と丸型の2タイプがあってね。ナツメ型は潮に乗りやすく、フワッと落として誘いが効くが、反面潮が速いと底ダチが取りにくくなる。丸型は潮を受けにくく速潮時でも比較的釣りやすいというメリットがあるけど、逆に潮が緩いとストーンと落ちて仕掛け絡みが多くなるので、その辺を考慮して形状をチョイスして欲しい」とのことだ。

オモリのカラーは夜光タイプの白、赤、緑などがあるが、潮色などに関わらずオールマイティーなのは白夜光だと船長が教えてくれた。

道糸から直接カットウ仕掛けを結ぶと、極端に食いが悪くなるので、フロロカーボン3号の先糸を1.2mほど付けること。

釣れると大評判!仕掛けは船長が監修しているものを「野毛屋」では推奨。船で販売している。

エサ付けをマスターしよう!

エサは冷凍のアルゼンチンアカエビ。

食用のかなり大きめのエビを用意して、乗船時に10匹ずつ半解凍の状態で配られる。

付け方は、上のイラストの通りで、エサバリに縫い刺しするようにセットするのがセオリー。

いい加減な付け方をすると、簡単に取られてエサなし状態となるのでしっかり覚えて付けること。

通常は一日でエサを2~3回おかわりするが、これからは数釣りの季節に移行する。

それ以上使う可能性があることも覚えておこう。

エサはアルゼンチンアカエビ。頭と足、尾羽を切って殻をむいてエサバリに刺す

まずは基本姿勢を覚えて、底取りをしっかり行おう

忍者の如く忍び寄り、物音立てずにエサをかっさらうエサ取り名人のショウサイフグ。

そんな相手のアタリを捉えるには、それなりの準備が必要だ。

「アタリを取りやすい姿勢(竿の構え方)があるので教えておくよ。これを覚えると、この後、説明する釣り方のゼロテンションをキープしやすくなるしね」と船長。

やり方は、仕掛けが底に着いたとき、目線の高さに竿先がくるように構えるとのこと。

「フグは海底に落ちたエサを食いにくるので、まずは底ダチ取りが重要になるんだけど、この姿勢を取るとアタリが出やすくなるだけでなくアワセも、そして誘いも入れやすくなるんだよね。ちなみにアタリが明確に出るロッドと道糸の角度は90度。つまりこの姿勢を基準に、道糸が払い出す流れの場合はやや上向きに。逆に船下に入る流れの場合は、やや下向きにしてなるべく90度を保てるように構えるのが理想的なんだ」と船長が説明してくれた。

誘いとなるシャクリを入れてフグを寄せよう

ここからはフグを確実に釣る方法だ。

仕掛けを着底させて素早く糸フケを取って基本姿勢に入ったら、まずは誘いとなるシャクリを入れてエサをアピール。

フグを寄せることから始めよう。

好奇心旺盛で食いしん坊のフグは、動いているものに良く反応する。

この性格を利用してカットウ仕掛けをシャクって動かし、フグを寄せるのだ。

「シャクリ上げたらその場で2秒ほど待って、ゆっくり落としてトンと着底させてやる。トンと落ちたところにフグが寄ってくるというイメージだよね」と船長。

シャクリの間隔は、潮が速いときは3秒に1回。

潮が緩いときは5秒に1回が基本。シャクリ幅は20㎝でOKだ。

「あまり大きくシャクると、せっかく寄せたフグが怖がって逃げてしまうので20㎝を守ること」とのことだ。

ゼロテンションを保ち、アタリを出させて掛ける

シャクリの合間の3~5秒でアタリを捉えたら即アワセを入れて釣れば良い。

ただ、漠然とアタリを待っていても効率が悪い。

そこで船長からアドバイスだ。

「アタリを出させるゼロテンションを行ってチャンスを広げてほしいんだよね。さっき海底にあるエサをフグが食うと話したけど、湾フグは他のエリアのフグより警戒心が強く、海底に落ちて動かないエサを食べに来るんだよね。で、その動かないエサを演出するのがゼロテンションなんだ」と船長。

やり方は、竿先をまっすぐな状態にして道糸を張ることに終始するだけとのこと。

「船の揺れで仕掛けが持ち上がらないよう竿先を上下して、道糸をピンと張った状態を保ってやる。揺れが大きいと難しいけど、基本姿勢をとっていると比較的やりやすいから実践してみて」。

アタリは、コツとかモゾモゾするような微細なものが多いが、何か変化を感じたら即アワセを入れよう。

「アタリを捉えてからのアワセも強く大きくアワせる必要はなく、シャクリ同様の20㎝幅で軽くアワせればOKだよ。強いアワセは掛かりにくいし、掛からなかった場合も、せっかく寄せたフグを散らせてしまうので要注意なんだ」と船長。

その他、釣るためのコツをイラストで紹介しているので参考に、只今絶好調のフグをバッチリ釣りに行こう!

アタリが遠い時は、キャストして広範囲を探るのがセオリーだ

【東京湾 大貫沖】江戸前の超絶激うま湾フグ!釣行レポート

誘いからのゼロテンションで アタリを捉えて数を伸ばそう!!

通称『湾フグ』釣りを経験したら〝病みつき〟になること間違いナシ! 

海底に落とした仕掛けを3~5秒に1回くらいの間隔でシャクって誘いを入れる。待ちの間にアタリを感じたら即アワセだ

アタリは待ちの間に竿先を曲げず道糸のテンションを張る〝ゼロテンション〟時に出るという

25~30㎝クラスの良型がコンスタントに掛かる

ナイスサイズ!

誘いの手が合えば、連チャンでヒットさせることもできる

刺身、唐揚げ、フグ鍋などなど。絶好調の今はフグのフルコースを食べることも可能だ

これも醍醐味!ガマガエル級をブッコ抜く!!

乗っ込み期も終盤だが、産卵後の痩せたフグが居ないのも今期の特徴で、ガマガエルと呼ばれる30㎝オーバーの大型フグが揃う。コイツを豪快に抜き上げれば気分爽快だ

“なおちん”こと井上直美さんも良型フグを釣り上げ、ニッコリ笑顔

アワセのタイミングが合うと顔付近にハリが掛かる。掛かり具合を見てアワセを調節しよう

「掛けた瞬間のズシッとした重量感が病みつきになる」とのこと

釣趣バツグン!食味も極上!

ビギナーだってこの通り!船長の教えを忠実に守り、見事ゲット!!

免許を持つ船長が帰港前にフグを棒身にしてくれるので料理も楽!

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・金沢八景「野毛屋」

この夏、東京湾で絶好調の展開を見せているのは、タチウオやマダコ釣りだけではない!とばかりに圧倒的な釣果でファンを魅了しているのがショウサイフグ、いわゆる『湾フグ』釣りだ。

「去年の3~4倍くらいフグがいると言っても過言じゃないよ。その証拠に、この時期(乗っ込み期)のうちの全体釣果の記録を十数年ぶりに更新したからね。船中564匹って、そうそう出せる数字じゃないからさ。しかも今期は型も良い」と笑顔で語ったのは、この釣りを65年前から看板にしている老舗船宿・金沢八景「野毛屋」の三代目、黒川健太郎船長だ。
 
そんな釣りが展開されているポイントは、大貫沖。

そろそろ乗っ込み期も落ち着いてくるとのことで、ちょっと深場の15mダチを探ってみたところ、溜まっている場所を再発見したとのこと。

「こんな場所が、まだまだあるので、このまま釣れ続いてくれると思うよ」と嬉しい見通しを語る船長。
 
釣り方は、誘いが重要でアタリを取って掛けていくカットウ釣り。

記事の釣り方を参考に、バリバリ釣ってほしい。   
 
釣趣バツグン&型もナイスサイズ。

しかも最高級食材の絶品湾フグ。

これからは産卵後の荒食い期となり、数釣り要素も増して期待も高まってくる。

ビギナーや入門にも最適となるので、楽しみに出掛けましょう!!

以上の記事は「つり丸」2020年9月1日号の掲載記事です。

関連記事
三浦半島・城ヶ島沖ではヤリイカが釣れだした。小型主体も群れ濃厚!状況変化に合わせて対応を!秋イカシーズン開幕だ!
相模湾のコマセのキハダ&カツオが本格化!カツオは怒濤の食いを見せ、キハダは20~30㎏クラスがヒットする激アツモードに突入!基本を押さえて逃さずキャッチしよう!
東京湾のタチウオが絶好釣!一級ポイント、富津沖を得意とする富津港「浜新丸」では連日ドラゴン級まじり&数釣りでタチウオフリークを熱くさせている!
飯岡沖ではまるでハイシーズンのような大型ラッシュが続いている!飯岡港「幸丸」では4㎏、5㎏の大ダイは当たり前。なんと7㎏!のモンスターサイズも飛び出した!
外房 片貝沖は例年より一ヵ月早い解禁!片貝旧港の「勇幸丸」では7月8月と安定釣果を継続しており、連日大型まじりの数釣りを楽しむ多くのヒラメファンで賑わっている!
最新記事
ヒラマサは厳しくてもサンパク&ワラサ狙いも面白い!そんなアングラーにおすすめなのが初秋の外房ジギングゲームだ!マハタやヒラメ、サワラ、ハガツオ、カンパチなどゲストも多彩!
三浦半島・城ヶ島沖ではヤリイカが釣れだした。小型主体も群れ濃厚!状況変化に合わせて対応を!秋イカシーズン開幕だ!
最新のリアルオキアミ大型バケを採用したキハダ仕掛け「最強キハダRО仕掛GK1」
相模湾のコマセのキハダ&カツオが本格化!カツオは怒濤の食いを見せ、キハダは20~30㎏クラスがヒットする激アツモードに突入!基本を押さえて逃さずキャッチしよう!

新型コロナウイルス
つり丸編集部の取り組み

船宿一覧

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt
つり丸船宿一覧
つり丸定期購読