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激うまアカムツ本番!乗っ込みシーズン突入!波崎沖 カンネコ根

激うまアカムツ本番!乗っ込みシーズン突入!波崎沖 カンネコ根

関東エリアのアカムツの聖地、波崎沖のカンネコ根が激アツだ! 乗っ込みの最盛期を迎え、波崎港「東洋丸」では規定数となる10匹をキャッチする釣り人が続出している。

乗っ込みトップシーズン到来!ゼロテンションをべースに誘いを駆使して数を伸ばそう

激うまアカムツ本番!規定数まで釣る人もザラ

テニス界のスーパースター錦織圭さんが大会優勝後に口にした「ノドグロ食いたい!」で、その存在と美味しさを一躍、一般人にまで広めたアカムツ。

超が付く高級魚で、希少価値もあり〝赤いダイヤ〟とも呼ばれ、多くの釣り人が憧れる魚でもある。

そんなアカムツが今、波崎沖のカンネコ根で面白いように釣れている。

「乗っ込みの最盛期を迎えている状態です。今期は7月から攻め始め、そこそこの釣果を得ていましたけど、やっぱり本番は秋ですね。40㎝オーバーの大型もまじりだし、数も規定数の10匹まで伸ばす人が増えてきましたから」と笑顔でその状況を話してくれたのが、この釣り場にいち早くアカムツが乗っ込んでくることを知って開拓を進め、波崎のアカムツブームに火を付けた重鎮の一人、波崎港「東洋丸」の石橋敏男船長だ。

現在攻めてい るポイントは、カンネコ根の中心部。

水深は110~140m前後で根が絡む泥場がほとんどという。

「今期も群れの数が多く、このポイント以外でもバリバリ食っていますので、例年同様ロングラン(年内いっぱい)で楽しめそうですよ」と船長。

ただし、台風などで状況が一変することもあるので、早目の釣行をオススメしたい。

以下で紹介する釣り方を覚えて、さっそく釣行しよう。

白身の大トロと絶賛されるアカムツを釣れば、釣趣と味覚の秋を存分に堪能できる!

オモリ120号統一、タックルはライト

カンネコ根でのアカムツ釣りの特徴は、なんといってもライトタックルで楽しめるところにある。

一般的にアカムツ釣りは水深200~300m前後で展開されることが多いが、当地で攻めるポイントの水深は110~150mほど。

タックルも通常よりライトなもので挑めるのだ。

「水深が浅いこともありますが、カンネコはあまり潮が流れないこともあり、数年前に使用オモリを150号から120号統一と波崎の遊漁船部会で話し合って決めたんですよね。それもあってより身近に楽しめるライトタックルの釣りになったんです」と船長。

具体的なタックルは、軟らかめのアマダイタックルをイメージするといいだろう。

ロッドは120号オモリが背負えるゲームロッドか7対3~6対4調子で、長さは手持ちで誘って釣るので操作性が良い2m前後が良いといえる。

「微細なアタリを捉える感度としなやかに食い込ませることができる軟らかい穂先を持つタイプが好ましいですよね。冬場の爆釣ポイントの犬吠沖で使用するタックルは深場用タックルなので、カンネコ根ではオーバースペックになりますのでご注意下さい」と船長からアドバイスがあった。

リールは中型の電動リール。ダイワ社製なら300番、シマノ製なら3000番が適合する。

道糸はPE3号を400mリールに巻いて挑むのがセオリー。

慣れている人なら2号の使用も可能だが、オマツリなどのトラブルにより高切れのリスクがグンと高くなることを覚悟の上、使用すること。

タックルは、穂先感度が良く、しなやかに食い込ます120号オモリ対応のゲームロッドと中型電動リールの組合せが一般的

胴付き2本バリがルール。シンプルな飾りたてが主流

当地の仕掛けは胴付きだが、ハリ数が2本までと決められている。

「以前は3本バリが主流でしたが、資源保護を考えて、キャッチ数10匹までと決めた時にハリ数の規制も加えたんですよね。オマツリした時にさばきやすいですし、やっかいなサバの猛攻も避けられる
ようになり、結果的に釣りやすくなったと思いますよ」と船長はいう。

仕掛けの全長は3~3.5m前後で、先糸90㎝、幹間120㎝、捨て糸100~150㎝が平均的。

先糸と幹間はフロロの8号で、捨て糸のみ同5~6号。

市販の仕掛けもこれと同等に作られている。

「うちで販売しているのも市販品ですが、きちんと結果が出ていますのでビギナーは無理して仕掛けを作らず、購入して釣りに集中して下さい」とのこと。

ちなみに自作する人には、ハリス5~6号50㎝前後で、ハリはホタバリの16~17号。ムツバリなら16~18号を指示。

潮流れが良いときはハリスは長め。

逆に流れないときは45㎝くらいにすることを推奨しているという。

続いて釣り人の誰もが気にするアピールアイテムだが、近年の流れはシンプル指向が高まってきている。

「派手にしすぎるとサバを寄せてしまい、釣りにならなくなりますからね。ただし、ここ波崎沖から発信された『マシュマロボール』は、今の釣り方に合っているようで、上手な常連さんを含めほとんどの人が付けているので装着することをオススメします」という。

ハリスのチモト部に1個か2個付けることで浮力効果と色によるアピール効果が得られるそうだ。

定番カラーはオレンジとイエロー。

サバが少ないときは夜光系、ケイムラが威力を発揮するとのことだ。

PE3号とオモリ120号で挑むのが当地のルール。市販の仕掛けでも十分釣れる。「東洋丸」では船でも仕掛けが買えるので安心だ

エサはホタルイカ、サバなどと抱き合わせる

エサは、船宿で配られる冷凍のホタルイカを使用する。

そのまま1匹掛けで使っても釣りは可能だが、各自で持参するサバの切り身とゲソ抜き(キモ付き)した身を抱き合わせて使う人が圧倒的に多く、実績も高い。

抱き合わせのやり方は上のイラストの通り。

注意点は、ゲソを抜くときに目玉をつぶさないようにすること。

目玉の艶めかしい輝きでアカムツを誘うとも言われているので気を付けよう。

また、鮮度の良いキモへの反応が高いので、エサはクーラーボックスに常時保管。

エサ付けする度に1匹ずつ出すようにしよう。

最近は、付けエサ用の集魚液(青、黄、緑色などあり)に浸して染めたサバの切り身を使用する人も多く、実績をあげているという。

エサは冷凍のホタルイカが船で配られる。単体でも良いが、各自で用意するサバタンと抱き合わせて使うのが一般的だ

ゼロテンションからの誘いでアタリを出そう

具体的な釣り方に入る前に、攻略に直結するアカムツの捕食パターンを理解しておこう。

アカムツは、落ちてくるエサに反応し、その後フワフワと漂うエサを好んで捕食していると船長はいう。

つまり、この動きをいかに多く演出するかで釣果が変わってくるのだ。

「誘い上げたときにリアクションで食うパターンもありますが、圧倒的にフォール時に食いが集中しますからね。最近の傾向としては、よりスローに落とす。また自然に漂わすことが重要視されるようになっています」とのこと。

この動きを実現するには、下記で紹介しているゼロテンションをベースにしたソフトなリフト&フォール(誘い上げ&下げ)が効果的となるので試してみよう。

ちなみにゼロテンションとはオモリを海底にピタッと付け、仕掛けを張り過ぎず、また緩めすぎないよう絶妙に立たせるテクニック(竿先が曲がらないのが理想的)で、これによりエサがナチュラルに漂う。

また自然に落下するようになるのだ。

アカムツが潜む海底から3mの間をまずはこの動きで探り、アタリを捉えよう。

中オモリを使用したタルマセ釣りも効果的

エサをスローに落とす。

またナチュラルに漂わせることは、仕掛けの最先端部に中オモリを付けて、全体をタルマせることでも演出ができる。

常連さんなどはこれとリフト&フォールと合わせて行い、効率良くアカムツを探りキャッチしている。

「最近では、このタルマセ釣りが主流になりつつありますよね。乗っ込み期のアカムツは比較的底付近に生息していますので、こちらの方が理に適っているといえますから」と船長。

タルマセ釣りのやり方は、水平に構えた位置でまずはゼロテンションを行う。

続いてゆっくり竿先を海面に近付けて一呼吸置く。

この流れの中でアタリが出ることが多いので集中しよう。

アタリが無ければ、竿先を元の位置にゆっくり戻して、再度ゼロテンションで構える。これを繰り返すだけと、非常に簡単なので、ぜひ試して欲しい。

「リフト&フォール時もタルマセ時も、ゼロテンションで構えたら3~5秒程度はその姿勢を保つよう努力して下さい」と船長。

近年のアカムツは警戒心が強くなったのか、なかなかアタリを出さないので、待つことも重要という。

アワセは、その日の状況に合わせる

アタリは、ククンとかモゾモゾと言った感じで竿先に出るので、集中してその変化を捉えよう。

ちなみにポイント移動時など、最初に仕掛けを投入した際のゼロテンションで食うケースが多いので、見逃さないようにすること。

アタリを捉えたら上記イラストにもあるように、早アワセをせず、次のアタリを待って聞きアワせるのがセオリーだが、なかなか食い込まないときや巻き上げ途中でバレたりするようなら、電撃アワセを試してみよう。

最近はこの電撃アワセを入れた方が、ハリ掛かりが良いこともある。

以上を念頭に入れて思う存分、激うまのアカムツを釣って、釣趣はもちろん、食欲の秋を満喫しましょう!!

アカムツは口周りが弱い。取り込みはタモのサポートをお願いするのがお約束も、時合いのときはセルフでも行おう

乗っ込みハイシーズン 突入!波崎沖 カンネコ根 アカムツ釣行レポート

ゼロテンションからのソフトな誘いで激うまアカムツをゲット!!

カンネコは、波崎港から北東へ9マイル沖にあるテーブルトップ状の広大な根で、その中にも根がいくつもある

巻き上げ時、中層と水深10m付近で派手に暴れるアカムツ。本命かどうかは、ここで判断できる

産卵を前にカンネコ根に乗っ込んできたアカムツは、脂ノリノリで絶品。「炙りでいただきます」とのこと

「この時期は、これが楽しめるので通っちゃいますよね」と常連さん

サイズは大小まちまちも規定数の10匹まで数を伸ばす人が続出中

常連さんは、即アワセで掛ける釣りを展開して数を伸ばした

今期は群れも濃く大型もまじる!

「どのポイントにも魚がいて群れは濃いので、今後も期待大です」と船長

この日のアベレージは30㎝前後も、40㎝オーバーの大型もまじった

大型40㎝!乗っ込み本番を迎えたカンネコ根では、このサイズが釣れる。

アカムツは群れている。誰かがアタったときがチャンスだ!

プロポーション抜群。これが当地の売りだ

アカムツ初挑戦のビギナーもご覧の釣果を得た

ゲストも多彩!!

ドンコ/クロムツ/アラ

ムシガレイ/オキメバル
一級ポイントのカンネコ根。この他にアジやユメカサゴなどもまじる

今回、取材にご協力いただいたのは、茨城・波崎「東洋丸」

関東エリアのアカムツの聖地、波崎沖のカンネコ根が激アツだ!

乗っ込みの最盛期を迎え、規定数となる10匹をキャッチする釣り人が続出しているのだ。

「今期は7月から狙いはじめ、そこそこの釣果を得ていましたけど、やっぱり本番は秋ですね。型もサイズアップして数もまとまるようになってきましたから」と笑顔でその状況を話してくれたのが、この釣り場をいち早く開拓し、波崎にアカムツブームを巻き起こした立役者の一人、波崎港「東洋丸」の石橋敏男船長の声だ。
 
当地のアカムツ釣りの特徴は、なんといってもライトタックルで楽しめるところにある。

攻める水深が110~150mと深場の釣り場より圧倒的に浅いので釣りやすい。

それに伴いゲーム性も増し、より楽しく釣ることができるのだ。

「現在は絶好調で、普通に釣っていれば型は見れると思いますが、数を伸ばすには誘いが重要になってきますよね」と船長。

近年発見された冬場の爆釣ポイント、犬吠埼沖のように仕掛けを落とせば簡単にヒットしてくるわけではなく、カンネコ根では誘い後の食わせの間をいかに上手に組み合わせるかが、釣果のカギを握るという。
 
白身の大トロとも称される激うまのアカムツをバッチリ釣って、味覚の秋を満喫しよう!!

以上の記事は「つり丸」2020年10月15日号の掲載記事です。

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