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東京湾 剣崎沖 アマダイ絶好調!気配良好!ヒートアップ!

東京湾 剣崎沖 アマダイ絶好調!気配良好!ヒートアップ!

好調な滑り出しを見せた東京湾のアマダイ!秋本番を迎えさらにヒートアップ!久比里「山下丸」ではトップ3~5匹の釣果をキープ、型を見ない日はないと絶好調だ!

潮が速いことが大前提!いかにアマダイの鼻っ面にエサを送るかを考えて釣ろう

今期も気配良好!ロングランで楽しめそう

アマダイといえば秋から冬の人気ターゲットとして注目を集めるが、ここ東京湾口の剣崎沖ではひと足早い晩夏から開幕し、春まで楽しめる釣りとなっている。

「今年は夏の暑さが尋常ではなくて、海水温が高かったので心配しましたが、ふたを開ければ例年通りの釣れっぷりを見せてくれましてね。一安心といったところです」とは剣崎沖のアマダイをいち早く開拓した船宿のひとつ、久比里「山下丸」の坂本勉船長。

その暑さのため今期は開幕を9月1日と少々遅らせたが、初日から船中ボウズなしの好発進。

ここまでトップ3~5匹の釣果をキープし、型を見ない日もないと好調振りをアピールしてくれた。

「台風11、12号の影響で水温が急激に3度落ちたことと底荒れで、2、3日は釣果が落ちましたが、今日はトップ4匹と復活しているので今期も魚は十分居るといえますよね。アマダイは水温が下がりだすと群れが固まり、良型がコンスタントにまじるようになります。この号が発売される頃は、期待できるんじゃないかな」と船長。

ちなみに現在、攻めているポイントの水深は70~90m。

アマダイが好む根周りの砂泥底で結果が出ているので、今後も同様の場所を探るという。

「当地のアマダイ釣りは、シーズン前半と後半で釣り方が変わるのが特徴です。前半にあたるこの時期は、潮が速いことを念頭に入れて釣りを展開するのがセオリーになります」と船長。

それではその釣り方を解説していこう!

オモリ80号を使用、ノーマルタックルで挑む

剣崎沖ではノーマルタックルでの釣りが主流で、「山下丸」もそのスタイルで挑んでいる。

竿はオモリ80号を使用するので、それを背負える先調子タイプが好ましい。

「アマダイのアタリは繊細ですからね。穂先でアタリの取りやすい8対2から7対3調子のものを用意して欲しいです」と船長。

手持ちで小まめに底を確認する必要もあるので、軟らかいロッドは向かないとの説明もあった。

なお長さは2m前後が一般的で、操作性が良い。

「最近ではアマダイ専用竿も各メーカーから発売されています。これから始める人には、釣るための要素が詰め込まれているので武器になります」とのこと。

水深を考えれば、リールは必然的に手返しの良い中~小型の電動になり、こちらも軽量タイプのほうがタックル全体の感度を良くする。

「タックルの感度は軽さに比例して、軽ければ軽い程、良くなりますからね」。

道糸はPE2~3号を200m以上巻いていくこと。

最近は道具の進化で、道糸も強くなっている。

強度的には1.5号でも構わないが、オマツリの際や根掛かり(当地は根が荒い)で切れたりもするので、安全策をとって2号からとしているそうだ。

ロッドはオモリ80号が背負える8対2〜7対3調子。リールは小~中型電動。道糸PE2~3号で挑む

水温高くエサ取りも活発!シンプルな仕掛けを推奨!

コマセを使用する地域もあるが、当地では使わない。

それゆえ、付けエサのアピール、つまり〝誘い〟を上手に行うことが剣崎沖で釣果を伸ばすコツとなるが、それは潮が緩い時の話。

この時期に限りエサを積極的に動かす誘いが逆効果となるので注意しよう。

「動かさないほうがいい一番の理由は潮が速いことなのですが、それ以外にも厄介なことがあるので、まずはそれから説明しますね。海水温が高いことでエサ取りが活発でしてね。奴らは動くエサに目ざとく、そのうえ貪欲。アマダイより先に付けエサを食ってしまうんですよ」と船長。

そんなわけで、ガチャガチャ動かす誘いは禁物。

優しくスローな誘いを心掛けるようにしよう。

その他には、ハリ周りに付いているアクセサリー〝光り物〟を取るのも効果的だ。

「ちなみにうちの仕掛けは超シンプルです。ハリは金より目立たない銀を選択した丸海津14号で、ハリ上には夜行玉などの光り物も一切付けていません。ハリに丸海津を使用しているのは、オキアミが付けやすいことと、長軸はエサが安定性するからです」と説明してくれた。

その他、ハリスの号数、長さなどの詳細は仕掛け図の通りとなる。

エサは船宿から配られるオキアミ。軸から一直線になるように刺す

︎船宿オリジナル仕掛けは、枝スを直結した軽めと親子サルカンタイプの重めが購入できる

ビギナーでも竿頭に!攻略のキモは低めのタナ

積極的にエサを動かしてはいけないもう一つの要因、〝潮が速い〟を理解することで、結果的に釣果アップに繋がるので詳しく解説していこう。

「この時期は、それを守って釣るビギナーの方が竿頭を取ることも多々ありますからね」と船長。

その理由はこうだ。

「東京湾の晩夏から秋の潮は速いことが多いのですが、ポイントとなる東京湾口部は特にその影響が強くなります。で、そんな場所とは知らずに経験者がセオリー通りに〝アマダイは誘い〟と思って誘いまくると、どんどん仕掛けが浮き上がり、底付近に生息するアマダイに見向きもされなくなるんですよ。逆に、ビギナーはあまり仕掛けを動かさない、もしくは置き竿にしています。これが結果オーライになるんですよね」と説明してくれた。

実際、取材時も中級者が一生懸命誘って食わせようとしていたが、その方にはアタリが出なく、横で船長に言われたタナで待っているだけのビギナーにヒットするというシーンを目の当たりにもした。

「気になるのは、その指示ダナですよね。私は、おおむね底から50㎝オモリを持ち上げた場所でアタリを待って下さいとアナウンスしています」。

通常、アマダイのタナは1 mが基本となる。しかし、これではタナが高いというのだ。

「全長2mある仕掛けで50㎝しかタナを切らない場合、普通なら仕掛けが底を這う形になりますが、潮が速いこの時期は、これでちょうどアマダイの鼻っ面に仕掛けが浮き上がって届く感じになります。イメージは、潮の流れに仕掛けを乗せて食わす、ですね。もちろん潮の速さは時間帯で変わりますので微調整も必要となりますが、速度が変わってきたら私はアナウンスで伝えますからね。まずは50㎝を基準に、潮がさらに速くなったときは低めのタナへ。緩くなったら高くしてみて下さい」と必釣アドバイスをくれた。

ゲストで適正ダナを知ることができる

潮の速度が変わったことをアナウンスで聞く前に、タナが高いか?低いか?がわかる方法があるので、それも紹介しておこう。

「剣崎沖は好漁場で魚種が豊富です。アマダイ釣りではキダイやムシガレイ、トラギス、ヒメ、オニカサゴにホウボウ、イトヨリが常連ゲストとなりますが、この魚種でアマダイの適正ダナを把握することが、ある程度できるのです」と船長。

ズバリ!その魚種とは、通称アカボラことヒメコダイだ。

これが掛かる位置に仕掛けが入っていれば、タナが合っている証拠になる。

ちなみにトラギス、ムシガレイはタナが低過ぎ。

キダイやイトヨリが掛かるようなら高過ぎと判断して、タナを下げてみよう。

「タナを下げてもキダイが掛かるようなら、かなり潮が速く仕掛けが浮き上がっている証拠となります。そんな時は先バリの上10~20㎝位のところへガン玉の2Bサイズを打ってみて下さい。それでトラギスが掛かれば効果が出たことになりますので、重さを微調整してタナを合わせて下さい」。

ガン玉のサイズは、Bから2Bまでを用意しておくといいだろう。

ゲストで適正タナをチェック!

魚種豊富な剣崎沖。常連ゲストはキダイやムシガレイ、イトヨリなどで、通称アカボラと呼ばれるヒメコダイが適正ダナのバロメーターになるぞ

キダイが釣れるときはタナが高め。ヒメコダイが掛かれば理想的なタナに仕掛けが入っている

アワセを入れて、ハリ掛かりを確実に!

アマダイのアタリは一気にガツンと食ってくることもあるが、前述したような微細なモタレもあるので、穂先に集中してアタリを見極めるようにしよう。

アタリがあったら、しっかりアワセを入れること。

「向こうアワセで良いと教わった人もいると思いますが、それだとハリが乗っているだけのことがあり、巻き上げ途中にバラすことも多いです。それを回避することも考えて、しっかりアワセを入れて下さいね」。

愛くるしい顔をしたアマダイだが、その引きは強烈。

竿を叩くようにギュンギュン引き、中層、表層付近でも同様に暴れる。

「最初の引き込みでアマダイだと確信したら、手巻きで10mくらい巻いて大きさを確認して下さい。そして、かなり手応えを感じたらそのまま手巻きで巻くのが無難です。50㎝クラスは一瞬でハリスを切るパワーがあるので、走りをいなしながら浮上させます」と船長が大物を取り込むコツまで教えてくれた。

ロングランで楽しめるアマダイ釣り。

中盤以降からの釣りは上記イラストで紹介しているので、こちらも参考に楽しみましょう!!

東京湾 剣崎沖 アマダイ釣行レポート

今後のヒートアップ確実!潮具合を見極めてタナを調整!良型&数釣りを楽しもう!!

剣崎沖の70~90mダチがポイント。アマダイは根周りの砂泥底に潜んでいる

この日は悪条件も常連さんは4匹まで数を伸ばした。「魚は間違いなくいますので、今後が楽しみです」

釣れるサイズは小型から40㎝クラスの良型まで、さまざままじる

お馴染み『なおちん』こと井上直美さんは、船長からのアドバイス通り底から50㎝のタナを守って良型をゲットした

最終的になおちんは3匹を釣り上げた

巻き上げ途中に2、3度 暴れるファイトを満喫!!

ガツンと食ってくることもあるが、モタれるようなアタリもある。穂先に集中してアタリを捉えて掛けよう

シーズン前半のこの時期は、誘い過ぎは禁物と船長。

アマダイは愛くるしい顔とは裏腹に、マダイ同様の三段引きで激しく抵抗する。

柔軟なロッドワークで引きをいなしつつ、一定の速度で巻き上げよう!

こんな良型を釣りに行こう!

ビギナーも終盤、速潮に慣れて1匹を仕留めた

剣崎沖のアマダイは旨みが強く美味

小型は抜き上げても構わないが、高級魚だけに良型はタモ入れで確実に取り込もう

今期も春先までロングランで楽しめそうだ

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・久比里「山下丸」

例年通り晩夏からスタートし、好調な滑り出しを見せた東京湾のアマダイが、秋本番を迎えさらに活性をあげて楽しませてくれている。

「今期も順調そのものですよ。開幕からここまでトップ3~5匹くらい釣れていて、不調という日が無いですから」と語ってくれたのは、アマダイ釣りをこよなく愛す久比里「山下丸」の坂本勉船長だ。
 
ただし、取材日は連続して襲来した台風の影響でアマダイが潜む海底付近は底荒れ。さらに水温が一気に3度下がった悪条件の翌日で…。

「サイズも徐々にアップしていい雰囲気だったのですが、昨日は仕掛けにゴミが絡まるなどして釣りにくく、少し釣果が落ちましてね。でも、ポイ ントはたくさんあります。影響が出なさそうな場所を流しますので頑張って下さいね。シーズン初期となるこの時期は、潮が速いのでタナを低めの50㎝に取って探るのが基本ですよ」とアドバイスをいただいて出船。

お客さんたちもこれを意識して挑み、ご覧の釣果を得た。

これから冬にかけて調子をどんどん上げてくるアマダイ。

「潮も緩くなってきますので、その場合はハリスの長さの半分、つまり底から1mのタナを基準に誘いを入れるなどして探って、良型、そして数釣りを楽しんで下さいね」とのこと。
 
剣崎沖のアマダイは旨みが強く美味。

たくさん釣って美味しくいただこう!

以上の記事は「つり丸」2020年11月1日号の掲載記事です。

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