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テンヤタチウオ激釣!東京湾ドラゴンハンティング!走水~猿島沖

テンヤタチウオ激釣!東京湾ドラゴンハンティング!走水~猿島沖

東京湾のテンヤタチウオが超絶好調だ!金沢漁港「鴨下丸」では毎日「STテンヤ・タチウオ」を出船して大盛況!取材当日も120㎝超のドラゴンサイズが連発!目指せ150㎝!

〝本アタリ〟を出す基本戦略!テンヤタチウオ入門の要は4つのファクターにあり

釣行前から始めたい テンヤとエサの準備

「テンヤ釣りのポイントは、いまのところ観音崎~猿島沖の水深60m前後がメインになっています。潮が速く船が密集するので、テンヤは船長の指示で40~50号を使い分けてください」と田中さん。

テンヤの号数は、その点からも40号と50号を揃えて船長の指示に対応したい。

また、ヘッドのカラーで、大きく反応が変わる釣りなので、各号数でイワシ(ナチュラル)、赤金(暗色・含む紫)、グローゼブラ(含む全夜光)の基本の3色は揃えておきたい。

つまりテンヤは、最低6つは欲しいところだ。

「テンヤには、ハリが大き目の“掛け”と短軸や小バリの“乗せ”がありますが、基本は“掛け”用です。よりエサを追わせて、深く食わせ本アタリを引き出す釣り方では後者がいいでしょう」。

次に問題になるのは、エサとなるマイワシの手配だ。

購入可能な船宿もあるが、持参するのが主流。

ただ、生イワシは、集魚効果は非常に高いもののエサ持ちは非常に悪く、一回の投入でボロボロになることもある。

1日の使用量は、アタリの数にもよるが20~30匹になることも珍しくない。

そこで、事前に使いやすい形にトリミングし専用フォーミュラーであるていどしめてエサ持ちを良くしてやるのがセオリー。

傷みやすいエサなので、ベテランは、テンヤにセットしたもの&予備エサ用のクーラーを持参している。

取材に訪れた「鴨下丸」は、5~10匹の生イワシを付けてくれるが、しめたエサとあわせ状況で使い分けるのも効果的。

ちなみに、通販ではエサ用冷凍生イワシは8~10匹が500円前後となる。

テンヤにフィットする 手軽に使える加工エサ

「鴨下丸」では、イワシが5~10匹(入荷状況にて変動あり)提供されるが、1日分のエサとしては持参して20匹以上は欲しい。おすすめはマルキユー「ぎゅっとイワシ」。テンヤにフィットするサイズで、エサ持ちも抜群だ

イワシとテンヤのバランスに注意!軸に対して真っ直ぐつける

テンヤの軸に対して真っ直ぐにイワシを固定し、ハリのフトコロから尻尾がこれくらい出ているのが正解バランス。ヘッドからイワシがはみ出さない事。イワシが大きければハサミで腹部もトリミングして使う

タチマスターご用達のエサを強化する添加剤

生のイワシを仕込む時は、マルキユーの「旨〆ソルト」で水分を抜き「軽締めアミノリキッド」で集魚力を強化するのがお約束だ。冷凍ものは、リキッドに漬けながら解凍して、ソルトで締める。イワシの状態にもよるが、尾部の「エンガワ」が浮き出るぐらいが〆具合の目安

竿とリール、道糸の選択とその理由

テンヤのタチウオは、先調子のゲームロッドでも釣れるが、ひとたび食い渋れば、やはり専用竿が頼もしい。

「とくに目感度と手感度のレベルは、大型を狙って釣れる重要なポイントです」。

反応の中には、必ず指3本級のタチウオもいる。

専用竿は、こうした小型の前アタリ(震えるようなタッチが交ざる)が感じ取れるので、そのタナを捨て大型を狙い打ちできるのだ。

「バットが強い専用竿は、アワセ幅も最小限で掛かるので、掛け損じた時のリカバーが効きやすいですよ」という。

なお、現在のポイントの水深は60m前後なので、リールは手巻きでも可能だが…。

「手返しの速さ、電動ならでは微速巻きの安定感は捨てがたいです。テンションも抜けにくいから、バラシも少なくなると思います」。

注意したいのは道糸の太さで、太すぎるのは論外だが細すぎるのもじつは怖い。

「1.5~2号が総合的に見れば正解のようです(田中さんは1.5号)。この号数なら糸の立ち方はさほど変わらないので、テンビンとの同船でも使いやすいですね。船の指定でない限り1号では、糸の立ちが変わるので、どうしてもオマツリが多くなります」。

ちなみに「鴨下丸」の推奨は2号だが、1.5号でも自己責任で許容してくれる。

また、オマツリ等で歯による道糸の高切れもありえる。

これはお互い様なので、予備のリールを持参するか、100mぐらいの予備糸は用意しておくのをお忘れなく。

ストップ&ゴーを軸に当日のパターン探る

この釣りは、ルアーフィッシングにも似た多彩な誘いが可能だ。

だが、ここに中級者ほどハマりやすい落とし穴があると田中さんはいう。

「まずはストップ&ゴーを軸にして、大型が出そうなタナと反応する誘いの速度と追ってくる幅を探ります。これが見える前に、色々な誘いをやり過ぎると、釣れても何が良かったのか分かりにくいので、パターンの再現性が下がるので注意です」。

田中さんの経験では、ストップ&ゴーなら、ハンドルの回転数(1/2~3回転)やその速度、ステイの秒数(3~5秒、時にはそれ以上)を変えることで、低活性~高活性までかなり幅広いパターンに対応できるという。

「上へ追わせることで、“前アタリ”から“本アタリ”に繋げていきます。これで穂持ちまで乗ってからの“乗せ掛け”が、一番バレにくい、いい場所(外掛かりで目の横)に掛かりやすいですよ」。

もう一つ外せないのが、超低速でのただ巻きだ。

「侮れないのが、これが圧倒的に有利な日もあります(苦笑)。電動なら3~4ぐらいの速度が目安。あい間にステイやジャークを挟んでも効果的ですよ」とか。

なお、“本アタリ”には、テンヤの荷重が抜ける(時には道糸が大きくふける)ケースもある。

これはテンヤをくわえて食い上げているので、素早くリールを巻いて竿に乗せてアワせないと、即アワセではすっぽ抜けやすい。

テンヤの沈下中にもこの糸が止まるアタリが出るケースも少なくない。

「テンヤは、引っ張ることで縦になりハリが立ちます。この釣りは、アタリがダイレクトなので、釣りの経験者ほど、“びっくりアワセ”をしがちです。私もそうでした(苦笑)。最初は竿に乗せる“乗せ掛け”を徹底的にマスターしてください」。

やり取り~取り込みと、掛け損じのリカバー

前アタリを感じながら誘い続け、首尾よく“本アタリ”を引き出したら、小さく鋭く竿を煽りつつハンドルを巻きしっかり掛けよう。

「120㎝を超える大型になると、竿を煽る手が止められるほどです。ただのゴリ巻きでは獲れません。ドラグも効かせて(設定は1.5㎏ぐらい)慎重に浮かせてください」。

水面近くまで浮かせたら、先糸をつかんで船内に跳ね込むのだが、テンヤは少しでもテンションが緩んだ状態でタチウオが暴れると外れやすいので注意。

竿はホルダーに戻さない、抜く瞬間まで魚を水面に出さないのがコツ。

先糸を真上に引いてぶら下げると、首を振られればバレてしまう。

風下側に回すように跳ね込めば掛かりが悪くても外れにくい。

なお、掛け損じた場合は、あきらめずリカバーを狙う。

「2~3m沈めて誘い直すのが基本ですけど、シェイクからのステイやテンションフォールも試してみてください。エサがズレていなければ、大アワセをしない限り、再度追ってくるケースが多いですよ。これで掛けられると最高ですよ(笑)」。

ルアーに通じるダイレクト感とエサ釣り特有の食い込ませる駆け引き。

そんな釣趣は、一度体験すれば必ずハマってしまうのだ。

東京湾 走水~猿島沖 テンヤタチウオ 釣行レポート

人気沸騰!まだまだいける!東京湾のドラゴンハンティング!

もはやおなじみとなった、「龍の巣」=走水~猿島沖。取材日は平日ながら、大船団が形成される盛況ぶりである

120㎝超では、合わせた瞬間バットがきしみ、ドラグを駆使したファイトが始まる。がまかつテスターの田中義博さんは、127㎝を頭に大型を6本揃えた

篠原さん(平塚市)は、いまこの釣りに夢中。男性陣をまくる勢いで120㎝を頭にメーター超を連発していた

当日最大の「神龍(シェンロン)」を仕留めたのは、今津さん(世田谷区)。取り込み時に尾が切れて全長こそ127㎝だったが、胴周りは男性の手で指9本の後検2㎏。

ちなみに、某タチマスターいわく「目玉の大きさが500円玉と同じ大きさ』だったので、全長は間違いなく140㎝はあったという

大ベテラン謝さんは、「年代物だよ(笑)」という深場用のタチオウ竿とスロー巻き&ステイで初テンヤを満喫。なお、取り込みは、必ずリーダーをつかんで跳ね込もう

開始直後に、お気に入りのテンヤをロストしてヘコんでいた加藤さん(台東区)だったが、終了直前に130㎝でこの笑顔。この日のドラゴンハントは、スローなパターンで粘る女性陣に軍配が上がった

テンヤのカラーローテもこの釣りの重要なファクター。これはグローカラーに変えた直後の一発だった。テンヤは40&50号を潮況で使い分ける

竿頭を目指すなら専用竿が必須だが、低速巻きメインなら流用竿でも楽しめる。実は貸し道具で初挑戦の人でも手ぶらで帰るケースは少ないそうだ

今回、取材にご協力いただいたのは、東京湾・金沢漁港「鴨下丸」

あ っという間に東京湾で広まっていったテンヤのタチウオ。

その釣れっぷりは、本場・九州から来た釣り人も「ここまでのサイズは揃わない」と驚きを隠せないほどの好調がロングランで続いている。

金沢漁港「鴨下丸」では、いち早くこのトレンドに対応。いまや毎日「ST(ショートタイム)テンヤ・タチウオ」を出船しており、取材日も平日ながら2杯出しの大盛況だった。

「テンヤは、デ カいのが釣れるからね。ドンドン新しいお客さんが来ているよ。うちの目標は“目指せ150㎝”だよ(笑)」とは、高山将彦船長。
 
すでに143、144㎝が出ているから、これもあながち冗談とはいえない。

船長はかなり渋めだという当日も(なぜか女性陣を中心に)120㎝超のドラゴンサイズが連発して、十分大型のはずの1m級(鴨下丸ではこれ以下はノーカウント)が70~80㎝に見えるようになってしまった。
 
なお、ドラゴンサイズの連発に、“これは海の異変では?”と心配する向きもあろうが、高山船長いわく、漁では昔からこのサイズは上がっていたそうで、テンヤという新兵器が導入された結果とか。

取材は、終わってみれば100~130㎝ 4~15本。

この調子なら、まだまだ楽しめそう。

このビッグウェーブを見逃す手はない!

以上の記事は「つり丸」2020年11月1日号の掲載記事です。

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