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手バネ竿での引きがいい!江戸前のハゼ釣り!東京湾 木更津沖

手バネ竿での引きがいい!江戸前のハゼ釣り!東京湾 木更津沖

東京湾、木更津沖のハゼ釣りが開幕!深川の「冨士見」では手慣れた人が二束、三束のハゼを釣り上げる。貸し竿に手バネ竿が用意されているのでァミリーフィッシングにもおすすめだ!

perm_media 《画像ギャラリー》手バネ竿での引きがいい!江戸前のハゼ釣り!東京湾 木更津沖の画像をチェック! navigate_next

手バネ竿での引きが心地いい!江戸前の古き良き釣りを満喫した秋の一日

今年も木更津沖のハゼのシーズンがやってきた。

深川の「冨士見」では、夏の間は午後船で近場のハゼを狙っていたが、彼岸が過ぎると一日船を開始した。

一日船が狙うのは木更津沖。

ハゼの魚影の濃さでは東京湾随一のポイントで、秋の彼岸ハゼから、冬の落ちハゼまで楽しめる。

今期初の木更津出船に ベテラン勢とともに乗船

船はゆっくりと運河を下り、ウォーターフロントの高層ビル街を抜けて海へと出る。

途中には飛行機が離着陸する羽田空港、海原に忽然と佇む風の塔や海ほたるなどを眺めながらのクルージングが続く。

朝食のおにぎりを頬張りながら東京湾の風景を楽しんでいると、小一時間ほどで木更津沖に着いた。

今年はこの木更津への出船開始は9月23日だった。

しかし、悪天候続きで出船できない日が続き、取材に伺った27日が実質的な初日となった。

まだ釣果が出ていない状況で、ハゼ釣りのベテラン3名が集まった。

例年なら、貸し竿グループの姿も多くみられるのだが、この日は私だけが貸竿だ。

「冨士見」へハゼ釣りに行くとき、私はいつも貸竿で釣っている。

2mほどの手バネ竿は軽く使いやすく、ハゼの引きをしっかり手元に伝えてくれる。

シロギス釣りのリールタックルを流用する人も多いが、「冨士見」に来たら貸竿を使うのをおすすめめしたい。

小さなアタリをアワせて掛ける面白さが、手バネ竿だと存分に味わえるのだ。
 
エサはアオイソメ。長さは3cmくらいが良い。

エサが長すぎるとアタリがあってもハリ掛かりしないことが多くなる。

微かなモタレを感じ 掛けアワせるおもしろさ

オモリを底に着け、小刻みに動かしながらアタリを待つのがハゼの釣り方だ。

オモリを動かすのは、エサを動かすよりもアタリを感知する目的が大きい。

ハゼがエサをパクリと口にしたまま止まっているとき、オモリを動かしていると穂先にわずかな重みが伝わる。

これを「モタレ」と呼ぶ。このときがアワセのタイミング。

さっと素早く竿を立ててやるのだ。手元に重みが乗り、続いて暴れるハゼの引きが伝わってくる。
 
上アゴにしっかりとハリが抜けていれば、アワセはバッチリOKだ。

竿を立てて糸を手にして、ハゼを抜き上げれば一丁上がり。
 
ブルブルッという派手なアタリではハリ掛かりしないことが多い。

これはアワセのタイミングが遅いためだ。

ハゼが暴れる前のモタレを感じてアワせるようにすれば、ハゼ釣りのおもしろさは倍増するはずだ。
 
ハゼ船の舵を握るのは、「ハゼ釣りのことならなんでも聞いてくれ」の斉藤正雄船長。

この日はベテラン揃いだったので特に釣り方のアナウンスは無かったが、初心者が乗っていれば小突きの幅やエサの付け方など、的確なアドバイスをしてくれる。
 
朝の流しはアタリが遠かったが、調子は尻上がりに良くなってきた。

私の他はみな自分の竿を持っていて、2本竿を器用に操りながら次々とハゼを取り込んでいる。

ハゼのサイズは10cm前後がレギュラーで、これに14cmの良型や7㎝の小型がまじっている。

サイズがばらつくということは、今年は魚影が濃いのだろう。

たまに強い引きでチンチン(クロダイの幼魚)やキビレ、シロギスも上がる。
 
沖揚がりの時間となり、トップは136匹を釣り上げた。

私は竿を出す時間は短かったが、それでも30匹とお土産は十分だ。

数釣りが楽しいハゼ釣り。手返しよく釣果を伸ばしたい

江戸前のハゼ釣り文化が 末永く継承していって欲しい

家に戻り、さっそくハゼ料理にとりかかる。

彼岸ハゼを食べると痛風にならない、という言い伝えもある。

年に数度は痛風発作に見舞われ、医師から尿酸値を下げる薬を処方されている私にとって、この上なくありがたい食材だ。
 
空揚げにしたハゼを南蛮漬けにする。漬けてすぐに食べる、しっかりした身としゃっきり野菜の組み合わせも美味しいが、2、3日寝かせて味が馴染んだ南蛮漬けがまた美味しい。

30匹のハゼはすぐになくなってしまった。
 
かつては10月10日が体育の日で、この前後はハゼ釣りの絶好機だった。

東京や神奈川の河川はハゼ釣りを楽しむ釣り人で溢れかえっていた。

しかし、近年ではハゼの生息地も徐々に狭くなり、ハゼを狙う釣り人の姿も減っているように思う。

木更津沖はハゼにとって最後の楽園なのかもしれない。
 
古くから江戸前の海で楽しまれているハゼ釣り。

釣る楽しさ、食べる楽しさ、そして釣り方を工夫して上達する楽しさを有する釣りだ。

誰もが楽しめる素朴な釣りであるが、伝統的かつテクニカルでもあるこの釣りを、ひとりでも多くの人に楽しんでもらい、後世へハゼ釣り文化を継承していきたいと思った秋の一日だった。

東京湾 木更津沖 江戸前のハゼ 釣行レポート

江戸前のハゼ釣り秋の好シーズン!!釣りの原点とも言える 楽しさがある!!

手バネ竿でのハゼ釣りは、釣りの原点と言ってもいいような、なんともいえない楽しさがある。ベテランは2本竿で次々とハゼを掛けていく

ベテラン勢は軽く束釣り。これからさらに型も数も上向くだろう

大物釣りとはまたちがった、江戸前の小物釣りのダイゴミがここにある

秋の海に飴色の魚体。食べても美味しい風物詩だ

江戸前のハゼの天ぷらは絶品。これを食べてハマる人も少なくない

天ぷらが面倒なひとは手軽な唐揚げで食べるのもおすすめ。これまたウマイ!

「冨士見」は江戸前の釣りを守り続ける歴史ある船宿だ

今回、取材にご協力いただいたのは、東京・深川「冨士見」

東京湾、木更津沖のハゼ釣りが開幕した。

深川の「冨士見」は9月の連休から乗合を開始。

夏場は深川界隈を午後船で狙っていたが、秋の彼岸を過ぎると、木更津沖が本命ポイントとなる。

水深3mほどの浅場からハゼが活発にアタリを送ってくれる時期で、手慣れた人が二束、三束のハゼを釣り上げるのもこの時期だ。
 
初心者からベテランまで、誰にでも楽しめるのがハゼ釣りの良いところ。

釣りが初めての人でもお土産十分の釣果を期待できるが、小さなアタリを取ってハリに掛けることを覚えると、ハゼ釣りの面白さは倍増する。
 
ハゼがエサを口にしたときに出るモタレ(穂先に伝わる重み)でアワせて、しっかりとハリ掛かりさせたときの快感は、釣りの原点とも言えるだろう。

「冨士見」では、貸し竿に手バネ竿が用意されている。

まずはこの竿を使ってみよう。

昔ながらの竹竿はハゼの小さなアタリをしっかり手元に伝えてくれるので、初めての人でも使いやすい。

そして小さな体に似合わない引きをみせてくれる。

12~15㎝になると横走りを見せ、竿が絞り込まれる。
 
木更津港内の静かな場所が釣り場なので、遠足気分で楽しめる釣りでもある。

穏やかな秋晴れの日にはこの釣りに最適だ、ファミリーフィッシングにもおすすめしたい。

以上の記事は「つり丸」2020年11月1日号の掲載記事です。

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