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コマセマダイ開幕!高ダナ設定エリアの基本攻略術!新潟 上越沖

コマセマダイ開幕!高ダナ設定エリアの基本攻略術!新潟 上越沖

上越沖、春まで続く秋パターンのマダイシーズン開幕中!直江津港の老舗「第二八坂丸」では9㎏の大ダイキャッチ!大強烈な引きを味わおう!!

秋から春のコマセマダイシーズン開幕中! 高ダナ設定エリアの基本攻略術とは

今期の秋の海は真冬に継続、低水温激渋りなしの展開へ

上越沖のコマセマダイ釣りは、ひと昔前は例年2月後半から始まり、最高に盛り上がる5月6月の乗っ込み期を経て、7月〜11月ごろが通常シーズン。

12月の冬将軍の到来とともにいったん約2〜3ヵ月ほど小休止していた。

しかしここ数年、上越沖のマダイ釣りに真冬のオフシーズンがなくなっているのだ。

おそらくは地球温暖化の影響だろう。

その傾向は昨年、一昨年と強くなっておりシケの合間の貴重な凪ぎの日中はマダイ日和というイメージが固まりつつある。

冬将軍が到来するとなかなか出船する機会が少なくなるが、出船できれば爆釣デイ!ということが珍しくないのだ。

今秋の様子はというと、10月半ばになってようやく、海のなかは秋っぽくなってきた、という状況。

昨年に比べれば、秋マダイの開幕は1ヵ月ほど早い。

これからはどんどんマダイの群れが固まり釣りやすくなっていくだろうとの上越の遊漁船の船長たちは予想する。

ポイントは人工魚礁周辺と有間川沖の岩礁

さて、直江津港の遊漁船が秋マダイに攻めるポイントは大きく分けると3ヵ所ある。

メインは直江津沖の魚礁周り。

同様な環境は柿崎沖にもある。

そして、有間川沖の岩礁帯周辺がそれだ。

各船、潮の流れやマダイの集結状況をみながらポイントを釣りわけている。

ポイントの水深は魚礁周りが60〜70m前後。岩礁周りが50〜60m前後。

どのポイントにも共通しているのが魚礁や根の近くにはエサ取り魚が多いということ。

と同時にそこにはマダイの群れも濃いという。

「昨年は異常なほどヒラマサがよく釣れましたが、今秋はヒラマサの数は少ないようです。その代わりワラサは多いですね。夜釣りでも群れに当たれば入れ食いで早揚がりの日も多いですから。本命のマダイは一日、ポツリポツリですけど、飽きない程度にアタリがあるので数釣れますよ。強烈な引きのあとのラインブレイクが1日に何回もあることがありますが、その正体は大ダイかもしれませんし、青物かもしれません。しかし、直江津沖でも有間川沖でも8㎏オーバーのマダイがキャッチされてますからね。きっと、大ダイですよ。その正体を暴きに来てください!」とは、直江津港の老舗、「第2八坂丸」の竹内敏幸船長の弁。 

実際、9月13日には9㎏の大ダイもあがっている。

自己記録更新サイズをゲットするチャンスシーズンともいえるのだ。

高ダナ設定のオキアミコマセ 釣り。ハリスは全長12m

さて、秋の上越沖のコマセマダイの釣り方だが、通常のコマセマダイの釣り方とほぼ同じだ。特徴は高ダナ設定であることだ。

竿は長さ2〜3mのコマセマダイ用。これにリールは小〜中型電動を組み合わせる。

道糸はPE4〜5号を200mあればよい。

ビシは、プラビシもしくはステンカン。

オモリは80号を使用。

上越沖マダイ釣りでは、コマセのドバ巻きは不要、つまり1回につき少量のコマセで十分なので大きなサイズのプラビシやステンカンはいらない。

そのコマセはビシの中にオキアミをひとつかみ、ふたつかみほど入っていれば十分だからだ。

ステンカンであれば、細身、もしくはオモリ80号のLT用、プラビシであればFLサイズの80号がベターだ。

仕掛けは、テンビンを介して2㎜径長さ1mのクッションゴムを付け、その先に2段もしくは3段テーパーのハリスを全長12m接続。

ハリス長の基本は12mだが、15mくらいまでは伸ばしてよい。

ハリはマダイバリの10〜11号前後。

青物が多いときは掛かり重視の細軸は避け、軸がしっかりとしたハリを選択。

ハリ数は1本で十分だが、慣れている人は2本バリでもよい。

オマツリが多発するようなら、1本バリにしよう。

タックルは通常のマダイ専用でオーケー。ハリスは青物が多いので5号以上を使おう

仕掛けのバランス設定が大事、重くするか軽くするか?

上越沖では、船長の指示ダナは、底から低くても20m上、だいたい底から30m前後が基本だ。

乗っ込み期以外、すべてこの高ダナ設定で釣りを行っている。

上越沖ではマダイの群れの濃さゆえに、いかにマダイにエサを高確率で見つけさせるかが、カギとなる。

だから、エサが長い時間アタリダナに入っていれば、おのずと釣果が上がる!というのがこのエリアの特徴でもある。

だから、“重い仕掛け”で確実に早くタナに付けエサを届かせるという考えが当てはまることになる。

各船宿のエキスパートたちが活用するのは、2段もしくは3段テーパー。

それぞれの接続部品であるウエイトスイベルやサルカンは重い。

そしてさらに、ハリのチモト付近にガン玉を打ち、または重めのビーズを付けている。潮の流れがほとんどないと仮定したら、ハリスそのものは、垂直になり真っすぐなるだろう。

こんな仕掛けが主流であり実績が高いのだ。

こんな重量級の仕掛けが有効である最大の理由は、タナが高いから。

確実にやる気ある浮くマダイをターゲットにしているからだ。

最も分かりやすいのは、ひとつテンヤだろう。

そのテンヤの替わりにガン玉を付けている、と想像すると理解しやすい。

一方、通常の軽いマダイ仕掛け、ストレートであるとか2段テーパーであっても軽く小さいスイベルを使う場合、まったくマダイが釣れないのか?と言ったらそうではない。

そのカギはエサ取り魚にある。エサ取り魚が少ないときは、有効であることが多い。

また、低活性時や青物を狙いたいときには効果は大だ。

しかし、上越沖は秋から冬はエサ取り魚が多い漁場。軽い仕掛けだと、エサがタナに届く前にエサ取り魚に取られてしまう。

だから、結果として重い仕掛けに軍配が上がることがよくあるのだ。

水深60mのポイントで船長の指示ダナは30m。かなり高いことが分かる

これは潮流計。日本海は潮があまり動かない日が多いという

ビシを指示ダナから5m落とし、そこから上げてタナで待つ

釣り方は、まず船長の指示ダナプラス5m下までビシを下ろし、そこからゆっくりと指示ダナまでビシを巻き上げるだけ。

この巻き上げ時にコマセを出すなら軽くシャクり振り出すくらいでよい。

上越沖では、オキアミコマセとハリスの先の付けエサを同調させるということではなく、マダイたちにオキ
アミの味を覚えさすだけ、という目論みなのでコマセは少量でよいのだ。

指示ダナまでビシをあげたあとは、置き竿で静かにアタリを待つのが定番の釣り方である。

高ダナ設定時の最強の誘いは落とし込み

マダイを浮かせて釣る、上越エリアの最大の武器は、落とし込みの誘いだ。

しかし、適当にやっては効果は半減する。きちんと、水中イメージをしたうえで、誘うことが大事だ。

ズバリ、一番の肝は「タイミング」。

そのタイミングとは活性の高いマダイの群れが船下に入ってきたときに誘いを掛けることにつきる。

それを知るには、船長のアナウンス「反応が出ましたよ」「いい反応になりましたよ」などということを聞いてからすぐに行うか、探見丸があれば、そこから情報を察知。

こうすることでやみくもに誘うよりもかなりマダイのバイト率があがるハズだ。

しかし、反応にはマダイだけでなくウマヅラやフグ、小ダイなどのエサ取り魚も含まれるので、誘い動作のあとは早い回収をしてエサチェックが必要である。

落とし込みはゆっくりと道糸をリールから指で引き出す

落とし込み動作は、基本的指示ダナからゆっくりと道糸をリールから指で引き出す方法でよい。

50㎝下げて数秒止め50㎝下げる、20㎝ずつ小刻みに落とす、1m下げてしばらく待ち、1m下げるなど。

この落とし込みはさまざまな方法があるが、ここでは、指示ダナから1〜3mの範囲で十分。

その誘いで十分効果がある。

また、船長の指示ダナより5m下にはけしてビシを落とさないように。

落としてしまうと、せっかく活性があがり浮いたマダイたちが下へ沈んでしまう。

指示ダナより上でしばらく待ち、タイミングで指示ダナ付近に落とし込むのも有効。

落としこんだ後、アタリがなければ、指示ダナにもどすときは、“誘い上げ”効果を期待し、けして速く巻き上げないようにする。

段をつけながら、食わせる間を長めにとりながら、ゆっくりと巻き上げ、もしくは竿を上げるよう。

アワセは大き目にしっかりと行う

誘い中は仕掛けの下げ動作も上げ動作もいずれも誘いになることを覚えておこう。

潮の流れがゆるいことが多い上越沖では、基本的に竿先にアタリが出たら大き目にアワセを入れるのが基本だ。

こうすることでフッキング率が上がりキャッチ率も上がる。

アワセ後は魚が当然抵抗する。

リールのドラグを効かせて慎重にやり取りしよう。

青物などがヒットした場合、ドラグが緩すぎるとなかなか水面まで上がってこない。

ある程度やり取りをしてワラサやイナダであろうと判断したら、ドラグを少しずつ締めて巻き上げるようにしよう。

新潟県・上越沖 コマセマダイ釣行レポート

大ダイヒットの強烈な引きを味わおう!!

落とし込みの誘いで掛けたマダイ

2.7㎏の良型マダイがコレ。このサイズでも青物のように引く。かなり元気だ

綺麗な魚体のマダイが数釣れる

9㎏!

乗船日の前日にあがった9㎏ジャストのマダイ。ものすごいトルクで引っ張り出され、ハリスを切られるヤツの正体はコレだ!

トリプルヒット中!!

青物は群れているので3人同時ヒットもザラ

青物も慎重に対応!

昨年秋に多かったヒラマサが来た。今期は少ないという

レンタルタックルでチャレンジ

「八坂丸」では電動のレンタルタックルが充実。これはすべてレンタル。ビギナーにはうれしいサービスだ

半日でこれだけ釣れれば御の字。みな良型揃い

受付は出船前にこの待合所で行う

今回、取材にご協力いただいたのは、新潟・直江津港「第二八坂丸」

新潟県上越沖は、ゴールデンウイークから6月いっぱいの浅場の乗っ込みマダイ釣りがあまりにも有名だが、それ以外の季節も、大変おもしろいコマセマダイ釣りが楽しめる。
 
その理由は簡単。
船長の指示ダナが常に高く、誘ってマダイを掛けることが可能だから。

もちろん、王道の置き竿釣法も釣れる。

「近年は水温が冬でも高めで海のなかは冬がなくなったって感じですよ。10月になってようやく海のなかは秋っぽくなって、その秋の海が3月のプレ乗っ込みまで続きます。つまり、これからはシケが多く出れない日もありますが、出船すれば、ほぼ秋と同じ環境でマダイ釣りを楽しめます。5㎏を超える大ダイもまじりますからね。ぜひ、出船できるときを狙ってマダイ釣りに来てください」とは、直江津港の老舗、「第二八坂丸」の竹内敏幸船長。
 
実際、10月半ばには9㎏の大ダイがキャッチされており、僚船でも7㎏オーバーが記録されている

「大ダイがヒットするとたいていはワラサやヒラマサなどの青物と勘違いされますが、ベテ ランでもなかなか見分けがつかない引きをします。それだけ、いまのマダイは元気よく引きますよ」
 
冬将軍到来前の秋の上越沖は、乗っ込み以上の大ダイをキャッチできる可能性を秘めている。

以上の記事は「つり丸」2020年11月15日号の掲載記事です。

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