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脂ノリノリ絶品!シマアジ祭り開催中!伊豆七島・神津島周り

脂ノリノリ絶品!シマアジ祭り開催中!伊豆七島・神津島周り

10月に解禁した神津島の北東部に位置するサクネのシマアジ!シマアジの魚影の濃さは伊豆諸島随一!脂ノリノリ激うまシマアジをお手軽に釣ろう!!リレーの泳がせカンパチも好調だ!

サクネ解禁!脂ノリノリ!ナイスボディシマアジ絶好調!! リレーで泳がせカンパチも

サクネのシマアジは当たり年!激うまを味わう

伊豆七島のひとつ、神津島。

この島へ行くには、東京竹芝桟橋から東海汽船の大型客船もしくはジェットフォイルを利用するのが一般的だが、島の周りで釣りをするなら、伊豆半島の先端、下田港発着の遊漁船を利用するのが一般的。

その遊漁船が「重郎平丸」だ。

その神津島の釣りの魅力を発信し続けている神津島「重郎平丸」の若船長、小林城(きづく)さんは、「近年、神津島周りのカンパチが異常なほどよく釣れてます。うちは泳がせ釣りのイメージが強いんですけど、もっと多くの人たちに気軽に神津島で釣りを楽しんでもらいたくてシマアジ釣りにも力を入れるようになりました」と話す。

そのシマアジの様子とはというと、「昨年もそうですけど、10月1日のサクネの解禁から1〜2㎏サイズの食べてちょうどいい大きさのシマアジが数釣れます。昨年から絶好調ですよ。先日は私も竿を出して34枚上げました。しかも、みな脂がたっぷりで激うまです。オキアミのコマセ釣りなので、竿をしっかりと振ることさえできれば、誰にでもカンタンに釣ることができます。これからは天気との相談になりますが、人数がそろって出船できれば、まだまだうまいシマアジが狙えます。同時にリレーの泳がせ釣りも楽しめますので、遠征釣り入門にももってこいですよ」と若船長は熱心に話す。

なぜ、10月1日から解禁かというと、シマアジの釣り場となる島の東部にあるタダナエ島とその近くにあるサクネ周辺で毎年7月から9月いっぱい、島の伝統の漁、タカベ漁が行われているためだという。

前半、シマアジ!後半、泳がせでカンパチ狙い

神津島周りでの釣りのスタイルはこうだ。

下田港発着の日帰り便の場合、島周りでの実釣は午前7時〜13時まで。

まずは、島の東部のサクネでシマアジを狙い、後半、島の西側のオンバセ島周辺でムロアジを泳がせてカンパチを狙うというもの。

約半日でシマアジのコマセ釣りとカンパチの泳がせ釣りを楽しめてしまう、という贅沢なスタイルだ。

後半の泳がせ釣りは、シマアジ釣りでエサのムロアジが釣れれば生け簀でキープしておき、もし、釣れなければ、シマアジ釣り終了後、エサ釣りを専門に行ってから泳がせ釣りを行うというもの。

近年、カンパチの魚影もすこぶる濃いとのことで、カンパチも高確率で複数本ゲット可能だ。

だが、サクネでシマアジの食いがいいときは、この季節のメインターゲットゆえに、泳がせ釣りへは行かずにサクネだけでやり過ごすこともあるという。

タックルはシマアジ用、カンパチ用の2種を用意する

「重郎平丸」がすすめるシマアジ・カンパチリレーでは、タックルはそれぞれの魚種のものを用意しよう。

まずはシマアジ用。

使用するビシはステン缶100号、もしくはそれに相当するプラビシのため、竿は2m前後の7対3調子の遠征五目用。

とはいいつつも、竿とリールは遠征専用の特別なものは必要ない。

100号の重さのコマセカゴをしっかりと振れるもので竿先が軟らかめのものならなんでも流用可能だ。

その代表が東京湾や相模湾のビシアジ竿だ。

竿先が軟らかければゲーム用や中深場用でもよい。

マダイ竿のような胴調子は操作性がこの釣りではよくないので不向きだ。

リールは中型電動、もしくはハイギアタイプの両軸リール。

これにPE4号を300mほど収納できればよい。

テンビンは30㎝前後、これに2.5〜3㎜径の長さ30㎝のクッションゴムを接続。

この先に専用のシマアジ仕掛けを接続。

次にカンパチ。

銭洲で使われている一般的な泳がせ用でよい。

竿は2m前後のスタンディング専用がベストでリールはPE15号を200〜300m巻いた両軸リールの組み合わせ。

おや、道糸が太いと思う人がいるだろうが、若船長は、「根が荒いところを攻めるので道糸が一般的な10〜12号だとどうしても根掛かりのときに高切れしてしまうことが多いんですよ。だから、道糸は15号を勧めてます」とのこと。

ハリスは40〜60号を2ヒロ、約3mと長めだ。

ハリは泳がせの25〜28号。

オモリは状況次第で150号か200号を使うという。

シマアジの仕掛けは白ウイリーを入れた3〜4本バリ

さて、メインターゲットを狙うシマアジの仕掛けだが、全長は2〜2.3m。

ハリスは8〜10号。ハリは3〜4本。

先端のハリは必ず空バリにして、それ以外は空バリもしくはウイリーのどちらかで好みでよいという。

ウイリーを入れるなら、サクネのシマアジは白と青が定番だが、近年は圧倒的に白のウイリースキンに実績がある、という。

ハリのサイズは、ヒラマサなら13号、ネムリが入ったムツバリなら16〜17号。

下田漁具の遠征五目バリなら11〜12号がベスト。

ハリスの枝間にも若船長は重要だという。

「ハリスの枝間隔は64㎝、枝スは13㎝、これに限ります」と船長が話すようにセンチ単位の仕掛けが功を奏することが多いというのもこのシマアジ釣りの特徴だ。

ぜひ、参考にして仕掛け作りに役立ててほしい。

空バリの付けエサは、オキアミ1匹掛けが基本だが、好みで2匹抱き合わせ、またはイカタンとオキアミの抱き合わせにしてもよい。

シマアジは底から5〜8m上までシャープにシャリ上げる

シマアジは、オキアミコマセ釣りだ。

若船長がすすめる基本の釣り方は、ウイリーシャクリ釣り。

まずはコマセがしっかりと出るようにオキアミを細かく専用のヘラ、もしくはシャベルを使って細かく砕く。

それをビシカゴのなかに7〜8分目まで入れる。

投入後、ビシが底に着いたら、すばやく糸フケをとり、リール1回巻き約60〜70㎝のシャクリ上げで1秒くらい止めながら、底上5〜8m上げてくる。

シマアジの活性が高いとシャクリ上げの途中でヒットする。

ヒットしない場合は、シャクリ上げきったところでしばらく待ってアタリがなければ、すぐに回収。

コマセを入れて再投入。これを繰り返す。

コマセの煙幕に突っ込む習性のあるシマアジはこの釣り方ですぐに結果が出る。

ヒットしたら、少し緩めのドラグ調整でトルクフルなファーストランをかわす。

ランが止まったら巻き上げに入る。

やり取りは慣れない人はポンピングは厳禁だ。

竿を斜め上に立てたまま、リールを手巻きで巻き続けよう。

電動で巻いてもよいが、貴重なシマアジのトルクフルな引きは手巻きで巻いたほうがかなり楽しめるハズだ。

カンパチは底から10mを探る リールを巻き続けよう

後半戦の泳がせ釣りは、サクネからは島の反対側にあたるオンバセ島周りを狙うこととなる。

ここのポイントは起伏が激しく根がきついので、前述のとおり道糸が太いのはむろん、置き竿でじっとアタリを待っていたのでは、根掛かりしてしまうことになる。

エサをハリに付けて投入したら、素早く糸フケを取りリールを1秒1回転のペースを基本として巻き続けよう。

探る範囲は船長の指示にもよるが、最低でも底から10m。

アタリが出るまでこの仕掛けの上げ下げを繰り返すのが基本だ。

たいていの場合、カンパチ狙いの場合、投入直後にアタリが出る。

エサのムロアジが暴れたらそこでリールの巻きは止めて、グイグイグイっとしっかりと竿が海中に絞りこまれたところでアワセを入れて巻き上げ開始。

ドラグは強め設定にしてできるだけ、魚を根に回らせないようにしよう。

シャクリ釣りで浮かせたシマアジが釣れないときは

若船長がすすめるシャクリ釣りでなかなかシマアジが釣れないときや魚自体の活性が低くなってきたときは、ベタ底釣りを行うとよい。

サクネはシマアジポイントはツブ根と砂地なので根掛かりは少ない。

ここのシマアジたちは、砂地に潜むエビやカニを主食としており、海底を掃除機のように大きな口を伸ばしながら捕食行動していると考えられている。

この習性を利用した釣り方がベタ底釣りだ。

水中イメージは単純。

ビシを底に付けて仕掛けを底に這わすのみ。

這わすといっても潮の流れに合わせて船は流れているので、できるだけ仕掛けを這わすようにする、というのが正解だ。

仕掛けを這わすのは、近年のアカムツ釣りと同じ。

ゼロテンション状態を作ってやる。あまりやりすぎるとオマツリの原因となるので、ゼロテンションを意識してたまにやるくらいでよいだろう。

ビシを底から上げても50㎝以内にとどめるようにする。

これは中深場のオニカサゴと同じ要領でよい。

この釣り方ではコマセのドバまきはしない。

海底のビシからポロポロと自然に出るのが前提。

この状態を理想的に作ってくれるのがステン缶だ。

船長がステン缶をすすめるのはここに理由がある。

小さいアタリを逃さず 聞き上げてみよう

この釣り方では、アタリは小さいことが多い。

ゼロテンションの状態でアタリが出ても見逃すことも多い。

だから、小さなアタリがでたらゆっくりと聞き上げてみよう。

シマアジは吸い込んだエサやウイリーに違和感を感じたら一機に得意のダッシュで走っていく。

ここでハリ掛かりするのだ。

このように状況に応じた、宙のシャクリ釣りとベタ底の釣りを行うのが近年のシマアジ釣り。

ウイリーシマアジ釣り発祥のこのサクネでぜひ、テクニカルなこの釣りの腕を磨いてみてほしい。

そして、そのテクニックを他の海域でも試してみよう。

伊豆七島・神津島周り シマアジ釣行レポート

脂ノリノリ激うま シマアジ祭り開催中!お手軽に高級魚を釣ろう!!リレーの泳がせカンパチも好調!

シマアジのポイントは海底がなだらかなサクネ周辺水深30〜50m

シマアジがヒットすれば、トルクフルな引きでドラグが引き出される。この瞬間に脳内アドレナリンが放出。このタイミングがたまらない

シマアジはタモに収めるまでが勝負。海面での取り込みでバレることが多いので気をつけよう

島の北東部にあるサクネ周辺はシマアジの超一級ポイント。この食べごろサイズがコンスタントに釣れるのが魅力

良型シマアジ乱舞!

体高があり身厚なシマアジがそろう。

身にはたっぷりと脂を蓄えまさに神津島産ブランドシマアジの名にふさわしいボディだ

全員キャッチ!!

山武郡の上田さんはこの日竿頭で18枚キャッチ

アカムツ釣りと同じようにして掛けたシマアジ

釣れたムロアジを泳がせて、カンパチゲット!

釣れたムロアジを泳がしてキャッチしたカンパチ

泳がせはオンバセ島周辺で行う。秋はうまいツムブリがよく釣れる

これはシマアジ仕掛けにヒットしたカンパチ

水面近くにはスマが回遊中!うれしいゲストだ

船中89枚!つ抜け達成者続出!!

10月13日には28枚と19枚釣り上げたお二人はこの日も爆釣

見事10枚キャッチ

良型シマアジばかりで大満足。良型カンパチもウイリーにヒット

若船長のきづくさんは10月13日に34枚のシマアジをゲット

今回、取材にご協力いただいたのは、東京・神津島「重郎平丸」

10月に解禁した神津島の北東部に位置するサクネのシマアジ。

絶好調であった春から秋の島周りのカンパチに続けと言わんばかりにこのシマアジも絶好調だ。

オキアミコマセとウイリーを使ったシマアジ釣りの聖地と呼ばれる、この海域。

シマアジの魚影の濃さは伊豆諸島随一だ。

「先日は5人で0.8〜3.2㎏のシマアジを106枚。まさに釣り掘りって感じでしたよ」と話すのは、神津島「重郎平丸」の若船長、小林城(きづく)さん。

しかもほとんどが1㎏以上の身厚の良型ばかり。

食べると脂ノリノリ、絶品だという。

とはいうものの、こんな爆釣が毎日続くわけではない。

潮の流れ次第で食いにムラがあるのは事実。

だが、今期もサクネのシマアジは当たり年であるのは間違いない。

「神津島遠征と言うと敷居が高いイメージがありますがけしてそうではありません。みなさんが近海で使いなれた道具でもカンタンにエントリーできます。ぜひ、島のブランドシマアジを釣りに来てください」と、若船長は釣り人の迎え入れの準備に手抜きは一切なしで終始笑顔で楽しい釣りをさせてくれる。
 
乗船した日も1〜2.8㎏を船中89枚、トップは18枚という激釣ぶり。

ちょっとした釣り方のコツさえマスターすれば、誰にでも高級魚シマアジは釣れる。

後半の泳がせカンパチ釣りもあり、一粒で2度おいしい初冬の神津島周りの釣りにぜひチャレンジしてみてはいかがだろう。

以上の記事は「つり丸」2020年12月01日号の掲載記事です。

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