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湧き良好!アオリイカ!餌木を軽快にシャクる!東京湾 竹岡沖

湧き良好!アオリイカ!餌木を軽快にシャクる!東京湾 竹岡沖

東京湾でアオリイカの餌木シャクリ釣りが好釣果をキープ!小さなシャクリでも餌木がバッチリ動く!長竿釣法でシュッ、ズドンの乗りを満喫しよう!

今期は早くも良型主体! 誰もが餌木を軽快にシャクれる 長竿釣法でズドン!の乗りを満喫!

今シーズンは湧きが良く型もバッチリ!

乗ったときのズドン!とくる重量感はもちろん、その後も竿をグイグイと曲げて抵抗する引きで大人気!!

今期も東京湾でアオリイカの餌木シャクリ釣りが開幕し、ここまで好釣果をキープしている。

「うちは毎年10月の3週目あたりに試し釣りをして、その後、看板にあげるんだけど、今年は試し釣りの1投目から1㎏弱の良型が顔を出してくれてね。その後看板にあげてからも700~800gの良型が頻繁に釣れているので、今後は大型祭りになるんじゃないかと期待しているところなんだ」とは、今回取材をお願いした金沢八景「野毛屋」の黒川勇治大船長。この釣りを25年以上前から看板にあげるパイオニアで、今や常識となった長竿釣法を考案したベテラン船長だ。

試し釣りでは、竹岡沖を中心に大貫沖、海堡周り、観音崎沖などのシーズン初期の主要ポイントを探り、そのどこでも好釣果を得たそうで、今期の湧きもバッチリとのことだ。

ちなみにポイントの水深は20m以内の浅場が中心で釣りやすいので、ビギナーや入門者でも楽しめると船長。

「長竿釣法は、小さなシャクリ幅でもエギが良く跳ね上がり、楽にアオリを誘えるからね。ベテランはより数が伸ばせるし、ビギナーや非力な女性でも簡単にシャクれて、楽しく釣れるからオススメなんだ」という。

それでは、この長竿釣法での釣り方を船長の言葉を借りながら解説していこう。

楽に餌木を跳ね上げて、誘える長竿で挑もう!

長竿釣法というだけに、竿は3~3.5mの長竿を使うことになる。

「古くは1.5m未満の短竿が主流だったんだけど、それだと釣り座でおおかた釣果が決まっちゃってね。どうしても潮上から順番にヒットしてくるので船のミヨシか大ドモが有利になって…」と船長。

短い竿では、シャクリを大きくしないと餌木が動かないし、動かせたとしても船の近くでシャクるのでアオリが警戒する。

また餌木のアクションもみんな似てしまうので、胴の間ではアピール力不足となって不利になるワケだ。

そんな短竿のデメリットを解消してくれたのが長竿だという。

「一番強調したいのは、長さを持たせたことで〝テコの原理〟が使えるようになったことだよね。長さがある分、竿の反発力が上がって餌木がより動くようにはなったんだ。小さなシャクリで楽に餌木を跳ね上げられるし、一日誘っても疲れない。餌木の位置が船から離れるのもいいんだよ」とのこと。

短竿に比べれば重たい長竿。

長さもあってシャクリには不向き(しっかりシャクるには、パワーも必要)と思われていたが、実際はその逆。

テコの原理が効いて、手元で動かすシャクリ幅は短くてすむし、パワーも必要ないことがわかったのだ。

長竿の魅力をひと通り聞いたところで、理想的な竿について勇治船長に聞くと「やっぱりアオリ専用竿になるよね」との答え。

竿尻から胴にかけては張りが強く、竿先がしなやかなタイプが扱いやすいのでオススメするとのことだ。

「手前味噌で悪いけど、今期アルファタックルから俺がプロデュースした『海人アオリ勇治スペシャル300』が発売されたんだけど、これは完成度が高く、やり取りも楽しめるので竿選びの候補にして欲しいね」。

それに合わせるリールは小型両軸でOKだ。

タックルはアオリイカ専用竿に小型両軸リールの組合せでOK。道糸はPE2~3号だ

道糸はPE2~3号、ハリスはフロロ5~6号

道糸にはPE2~3号を使用する。

「キャスティングを伴う陸っぱりのエギングの延長と考えて、道糸にPE0.8号前後の細糸を小型両軸リールに巻いてくる人がいるけど、これはオススメできないよね。常にシャクリを繰り返して探る船釣りのアオリイカの場合、シャクリ時の高切れのリスクが高くなるからね。うちはそれを考慮して少し太めの道糸PE2~3号を推奨しているんだ」と船長。

ハリスは、クッション性があるナイロン素材より張りが強いフロロカーボン製の5~6号を3m取ってシーズン初期は挑んでいる。

「張りがあるフロロの方が、シャクリ上げて得た竿のパワーをダイレクトに餌木に伝えられるからね」。

通常は6号を使用。

潮が速かったり、ナチュラルに餌木を落とし込んで誘ってみたいときに5号を使っているとのことだ。

中オモリは5~6号、餌木は3~3.5号を用意

シーズン初期の中オモリは5~6号。餌木は3.5~4号をイカの大きさに合わせて使用

の釣りでは、餌木をタナまでスムーズに送り込む役目と跳ね上げるための起点を作るために中オモリを使用している。

使用号数は、シーズン初期の現在で5~6号。そして今後、水深が40~50mまで落ち込んでいくと10号前後を使用することになる。

「中オモリの重さの選択は、海上のうねりや潮の速さを見て選択するんだ。揺れの大きいミヨシ寄りに座った場合は、餌木を安定させる理由で1号重くしたりして工夫するのもいいよ」と船長。オモリの形状はさまざまあるが、潮切れが良いものを選ぶのがセオリーとのことだ。

餌木のサイズは、3~3.5号。大型のイカは、大きな餌木に良く反応するという。

気になるのは餌木のカラーだが、東京湾のアオリイカは、極論、どの色でもまんべんなく乗ってくるそう。

ただし、「朝方や濁り潮時はグリーンやブルーなど少し暗めのナチュラル系に乗りが良く、日中や澄み潮時は定番カラーといわれてるピンクやオレンジ、ゴールドのアピール系に実績が高いよ」とのこと。

餌木のバリエーションは、ボディのメインカラーに加え、コーティングされている布の素材や下地の色、そして柄などを含むと何十種類となってしまうので、前途のカラーをとりあえず押さえて、その後、徐々にアイテムを増やしていこう。

定番カラーはピンクやオレンジ、ブルー、グリーン系。去年のヒットしたカラーの下地はマーブルと光沢のある赤だった

スナップを付けて交換を楽にしよう

竿先のシャクリ幅は1m 3秒に1回を目安に行う

うポイントは根周りが中心となる「野毛屋」のアオリイカ釣り。それゆえタナの指示は、海面からの距離でアナウンスされる。

「シーズン初期の今は根周りのフラットな場所や根と根の間などを狙っているけど、これからイカがデカくなってくると根の上や起伏がキツイ場所を積極的に狙っていくよ。デカいアオリイカは、しっかりした根に着く大振りな小魚を好んで捕食するからね。下からのタナ取りでは餌木が根掛かりしてロストするから」と船長。

とりわけ今期は、すでにイカが良型まじりなので、早々にそういう場所を攻めていくとのことだ。

「俺の指示ダナは、中オモリまでの距離までをアナウンスするので、しっかり道糸のマーカーを見て落とすようにね」。

タナまで餌木を落とし込んだらシャクリの開始。

「餌木を跳ね上げるシャクリは、前述した通り手元は小さな振り幅でOKなんだけど、気持ち強めにシュッっと持ち上げて瞬時に竿を戻すイメージでやってみて」と船長。

小さな振り幅とは…と尋ねると、「海面に竿先を付けて、そこから道糸を1m海の上へ出すくらいのシャクリ幅でやれば、十分餌木が跳ね上がるよ」とのこと。

これをベースに3秒に1回の目安で誘い続けるのが基本で、取材日もこの釣り方で好釣果が出ていた。

長竿でのシャクリの幅はご覧の通り1m幅でOK。3秒に1回を基本に探ろう

⇧シャクリ上げたらすぐ振り戻す⇩

今期アルファタックルから発売された勇治船長プロデュースの「海人アオリ勇治スペシャル300」は、シャクりやすいと大評判

餌木をシャクリ上げた瞬間に乗ることが多い

アオリイカが餌木に抱き着くヒットパターンは主に2通りある。

もっともポピュラーなのが〝シュッ、ズドン!〟のパターンで、餌木をシャクリ上げて誘った瞬間に乗るアタリだ。

「一番楽しい瞬間で、ほとんどがこのパターンだよね。アオリは、落ちてくる餌木を虎視眈々と狙って近づいてきて、そのフォールが止まったときに触腕を伸ばして一気に捕まえにくる。それで、次のシャクリに入った瞬間にズドン!となるわけ」と船長。

なおこのパターンの抱きは、餌木を掴まえる気満々なので、全体を抱え込んでいることが多く、取り込み時のバレが少ないという。

もうひとつはラインが走り、竿先がグイングインと引き込まれて手に伝わるパターンだ。

「こちらは、跳ね上がった餌木が落ちてくる最中に出るアタリになるよね。動いている餌木を捕まえようと触腕を伸ばして引き込むから触腕1本か2本で餌木を掴んでいることが多くてさ。ちなみにこの状態を知らずにアワセを入れると触腕がプチッと切れて餌木のカンナについて上がってくるか、スッポ抜けるよね」。

ってことで次は、アワセの解説に入ろう。

即アワセは足切れの元! 取り込みはサイズで判断

即アワセは、アオリイカが餌木をしっかり抱いていでも、カンナに足が刺さってない場合はスッポ抜けるし、仮に足に刺さっていたとしても柔らいので簡単に切れてしまう。

まずはこのことを念頭に入れて、アワセを考えて欲しいと船長はいう。

「ラインが走るアタリは、触腕1本または2本で餌木を抱いているので、さらに足切れ率が高くなるし、シュッ、ズドン!のパターンも、バレにくいアタリではあるけど、餌木を横から抱いていることもあるので侮れないんだ」。

そこで船長からのアワセのアドバイスだ。

「アオリは餌木を抱いた後、ジェット噴射で逃げようとして竿を引き込んでくるので、その引き込みが強くなる2、3回目にス~ッとゆっくり竿を立ててカンナに足を刺してやるんだ」とのこと。

その後の取り込みは、アオリのサイズでまずは判断。

上記イラストの2種類の方法で船内に取り込もう。

ひと潮ごとに成長するアオリイカ。

今期は早々にキロアップの大型が浮上しそうな雰囲気アリアリなので、さっそく釣行してデカアオリの強烈な引きと、長竿釣法の楽しさを存分に味わって下さい!!

【東京湾 竹岡沖】餌木シャクリ!アオリイカ 釣行レポート

小さなシャクリでも餌木がバッチリ動く! 長竿釣法でシュッ、ズドンの乗りを満喫!

「野毛屋」のタナ取りは海面からで、落とし込む中オモリまでの距離を船長がアナウンスする

「アオリは、釣った後、一度冷凍することでうまみが増すので試してみて」と常連さん

今シーズンは湧き良好で型も良い!

取材日もこの800gオーバーの良型が取り込まれたように、今期の東京湾のアオリは型が良い!

開幕は例年通り竹岡沖から探り出した「野毛屋」。「水深は20mまでの浅場で釣りやすかったですよ」とのこと

『つり丸』お馴染み〝なおちん〟こと井上直美さんも良型アオリをゲット!「シャクリ幅が小さくてすむ長竿釣法は、疲れないので女性でも一日楽しめますよ」とご満悦!

引き味バツグン! 連続でヒットしてくるのも アオリイカの魅力だ!!

ジェット噴射で逃げるアオリが長竿を満月状に曲げてくれる! 

目が合うと水や墨を吐くので要注意だ

腹を海側に向けて首根っこを掴み、その後、逆さにして筒の中に入っている海水を切ってから取り込もう

3杯同時ヒット!群れで行動するアオリは、誰かが乗せたときがチャンス。次々と乗ってくるのでしっかりシャクって誘おう

アベレージサイズは500~600gもひと潮ごとにイカは成長。どんどんデカくなる!

定番のゲストはスミイカやモンゴウイカ。今後はマルイカやヤリイカなど筒イカもまじる

モンゴウイカ

スミイカ

スミイカ

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・金沢八景「野毛屋」

餌 木をシュッっとシャクリ上げると同時にズドン!と襲う重量感あふれる乗り味。

そしてジェット噴射で逃げようとギュンギュン引いて釣り人たちを魅了する!!

東京湾のアオリイカが今期もシーズンインし、好調な滑り出しを見せている。    

「今期は例年よよ り湧きが良い感じがするよ。どのポ イントに行っても釣果があるし、アオリ特有の連続ヒットも多いからね」と語ってくれたのは、この釣りを25年以上前から看板にあげるパイオニア、金沢八景「野毛屋」の大船長・黒川勇治さんだ。  
 
通常、シーズン初期は300~500gの小型が主流となるが、今期は開幕から1㎏弱の良型が顔を出し、その後も出船する度に良型がまじっているという。  

釣り方は、今やどのエリアでも当たり前となった勇治船長提唱による長竿釣法で決まり。

「長竿は、テコの原理で海中にある餌木を簡単に大きく跳ね上げてアオリを誘えるので、ベテ ランはもちろん、ビギナーや非力な女性でも楽しむことができるからね」と笑顔を見せた。

ちなみにこの時期はポ イントの水深は20m前後と浅く釣りやすいので、入門するにも持ってこいとのことだ。  

良型まじりで楽しめるアオリイカ。

「野毛屋」では小潮から中潮周りにアオリ乗合で出船する。出船状況をH Pで確認してから釣行しよう!!

以上の記事は「つり丸」2020年12月01日号の掲載記事です。

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