晩秋の剣崎沖はワラサ、イナダ、マダイに期待。状況次第で何がアタるか分からない。3魚種に対応できるように仕掛けを準備だ


船中最初に取り込まれたワラサ。

鈴木大揮・若船長の竿がグイグイと絞り込まれた。

ワラサはタモで取り込む!

「初めてワラサ釣りました〜!」と満面の笑み。

初めてのワラサヒットにドキドキのやり取り。

開始の1投目にヒットしたイナダ。

付けエサのオキアミは抱き合わせ…

または1匹掛けで!

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・剣崎松輪「大松丸」。

9月中旬から開幕している剣崎沖のワラサ。10月中旬の時点では、開幕時ほど数は出ていないが、多くの船が型は見ている状況だ。
ワラサの陰に隠れて目立たないが、イナダも9月から好調に釣れ続いている。いい日にはトップ20本を超えるときもあり、数釣りが期待できる。
そして晩秋から初冬にかけておもしろくなってくるのがマダイ。今後は状況次第で数釣りが楽しめる日もあるだろう。
今回、剣崎松輪「大松丸」を取材したのは10月17日。朝イチはワラサが顔を出し、その後はイナダ。マダイは顔を出さなかったが、ヒラソウダ、アジ、マハタ、サバなどがまじった。
「11月はワラサは終盤ですが、イナダはまだまだ続くでしょう。そして、これからはマダイが良くなってきそうです」と「大松丸」の鈴木大揮・若船長は話す。
晩秋の剣崎沖はワラサ、イナダ、マダイが期待できる。状況次第で何が好調にアタるかわからないので、3魚種に対応できるように仕掛けを準備しておこう。
ワラサ、イナダはともに脂の乗りが良くなってきているので、食べるのも楽しみ。終盤を迎えているワラサと食味がアップしてきているイナダを狙って、ぜひ釣行しよう!
海底からのタナ取りと海面からのタナ取り

ワラサ、イナダがアタったポイントには船団ができた。

強い引きはワラサだ。

イナダ、ワラサを狙う時は、とにかくコマセワークが大事。マダイを狙う時よりも手返しよく仕掛けを入れ替えて、しっかりコマセをまくことが大事だ。
「大松丸」の取材では、状況によって海底からのタナ取りと海面からのタナ取りを指示する場面があった。
海底からのタナ取りは、ビシを底まで落としたら、すばやく糸フケを取る。そしてコマセをまきながら、指示ダナまでビシを巻き上げる。
海面からのタナ取りは、指示ダナよりもハリス分、またはハリスの長さの3分の2ぐらい下までビシをおろす。ハリスがなじむぐらいまで待ってから、コマセをまきながらビシを指示ダナまで巻き上げる。このタナ取りでは、絶対にビシを海底まで落とさないようにすること。
イナダ狙いの場合は、幅広い指示ダナが出ることがある。高めのタナで連発することもあるので、アタリダナを探ることも大事だ。
以上の記事は「つり丸」2017年11月15日号の掲載情報です。
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取材当日は鈴木大揮・若船長も竿を出してワラサをゲット!