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年末の締めくくり!値千金の1匹!東伊豆・多賀沖のアマダイ

年末の締めくくり!値千金の1匹!東伊豆・多賀沖のアマダイ

チーム岡本2020年締めくくり!一年のラストは一発逆転を狙う超深海でも大物でもなく、静岡県伊豆多賀「千とせ丸」から少なからぬ想い入れがあるアマダイ釣りへ。

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2020年最後の釣行でやっちまったか!? ボウズ覚悟も最後の最後にアタリが…

納竿まで残り15分を切り敗色濃厚ながら、2020年の締めくくりの釣りで本命を見ずだけは避けなければ…いや、余計な事は考えるな。

ここは釣れる場所だ。今は「誘い」に集中しろ! 

迷いを払った心の糸がピンと張り詰める。

全ての音が消えたその瞬間「来たっ!」

アマダイへの想いは消える事はない!のだが…

12月27日は静岡県戸又(伊豆多賀)港の仕立船「千とせ丸」から納竿釣行でアマダイ釣り。

筆者とこの魚の「取組」に違和感を感じる向きもあろうが、『つり丸』刊行前の1995年にアルファタックルがリリースした業界初のアマダイ専用竿「Gメダリストアマダイ」をプロデュースしたのは他ならぬ筆者。

近年の疎遠は否めないが、アマダイへの想いは決して消える事はない。
 
とは言え、4年前の脊柱管狭窄症手術で長く苦しめられた疼痛と痺れは解消もプレート&ボルト入りの腰は反るのが辛く、シャクリや誘いは短時間しか出来ないのが実情。

さらに12月半ばにギックリ腰を発症、何とか乗船できるまでに回復はしたものの好調には程遠い。

同乗者が画にしてくれればOK、自身は型が見られれば…。久々の釣行は弱気この上ない。
 
7時、多賀沖の水深100mラインでスタート。

自身のコンディションを踏まえれば可能な限り早い段階で顔を見たい。

のっけから積極的に攻め込むが、ほどなくキャッチしたシグナルは紛う事なきエキストラ。

アワセだけは確実に入れて第2信に賭けるが、ほぼ同様のアタリでオキトラギスのダブルに苦笑い。

「エキストラがトラギスやガンゾウビラメは低過ぎ、キダイは高過ぎ、ヒメコダイならドンピシャ」とされるアマダイのタナ設定。

気持ち高めに持って行った2投目は…ヒメ。

「食いませんね…」。藤間船長から早々と移動の合図。

紅一点が好スタート!他メンバーも続く

2流し目、先より少々強めのアタリで20㎝のカナド。

再投入はエサ取りで再度移動。
 
7時45分、様々なパターンを織り交ぜて熱心に誘い続ける右ミヨシの紅一点白柳さんが30㎝超の船中1号。

画取り後の再投入では着底直後に同サイズを食わせ、あっという間に両目を開ける。
 
前年末のコマセ五目同様、今回も彼女の独走に煽られて同乗者には焦りの色も見て取れるが、当の本人は「この海域とは相性が良いみたい」と意に介さず!?
 
この流しで大ドモの秋山氏も食わせたがギリ20㎝に「差が付いたなぁ」と苦笑。

筆者はキダイからのヒメコダイとタナ修正はできたが本命に届かず。
 
ここまで何とか持ち堪えたが、そろそろ誘い続けるのがキツい。

本命との対峙叶わぬまま、ウネリを考慮したキーパー仰角にし、タナ設定のみ行う置き竿主体に切り替えざるを得ない。
 
船中18~20㎝級のキダイがポツポツ食い続く中、左ミヨシの高田氏が満潮直前の8時半に30㎝超を浮かべて笑顔。

潮止りでしばしの沈黙の後、再びキダイがポツリ、ポツリの状況が続く。

「濁り潮の時は活発だったけれど、澄んできたら渋いですね。今日はコマセ五目の方が良かったかもね」と苦笑した藤間船長が大きくポイント移動した10時40分。

綺麗に弧を描く6対4調子のロッドに「これは本物でしょう!」と声を弾ませたのは秋山氏。

30㎝超アマダイとキダイのダブルに笑顔を見せた10分後、今度は白柳さんとのダブルヒット!! 

絵に描いた様な「三段引き」を見せた当日最大36㎝に破顔一笑の秋山氏。

朝の2匹と同サイズを追釣して余裕の笑顔は白柳さん。

対角線の二人が共に3匹目をキャッチする。
 
対照的にオモリが海底を叩く状態のタナ取りでもお構いなしにアプローチしてくるキダイに辟易する筆者。

「キダイはスイッチが入るとタナに関係なく食っちゃうから」と藤間船長から慰められる? 始末。

深海魚の「紅」もいいが、このピンクの魚体もキレイだ

ボウズ覚悟の最終盤!値千金の1匹!

正午過ぎ、移動の合図。納竿時刻を考えると、次が最後の流しとなるか。

「今年は対面叶わず、か」脳裏を過る諦めと「納竿釣行は何としても型を見なければ」の焦燥感。

我が心を映す様にザワ付いていた海面が走る程に収まり、エンジンがスローになった時にはベタ凪に。

そして眼前に広がる馴染みの景色。過去幾度も「イイ想い」をしたポイントに心はクルリ入れ替わり、全ての迷いが消え去る。
 
そして。「スーッ」と呼吸の速度で誘い上げた竿先を引っ手繰る待望のアタリ。

久々の三段引きと艶めかしい桜色を堪能させてくれたのは当日ナンバー2の36㎝。
 
最後の最後、アプローチに応えてくれたアマダイは決して誇れるサイズではないが、澄み潮と自身の体調、2つのハードコンディションを乗り越えて手にした値千金の1匹。

我が目に眩しく輝いたのは言うまでもない。

東伊豆・多賀沖のアマダイ 釣行レポート

チーム岡本 2020年締めくくり

比較的狙う船が少ない東伊豆のアマダイ。良型の魚影は濃く、力強い引きを何度も楽しませてくれる

この日筆者は大苦戦も、同行のチームメンバーはコンスタントに本命ゲット

ダブルではないが、立て続けに本命キャッチ

今年も頑張ります!!

近年、納竿釣行は「気の合う仲間と和気あいあいに」東伊豆の仕立船で行っている。2020年はアマダイで釣り納め。2021年はいい年でありますように!!

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・伊豆多賀「千とせ丸」

近年納竿釣行は決まって東伊豆の仕立船。その年の釣況により釣物は異なるが、狙いが何であろうと「気の合う仲間と和気あいあいに」を一番に据えたスタンスだ。

コロナ禍、週末毎の悪天候、入院、長く続いた体調不良…様々な要因で釣行回数が例年の半分にも満たなかった2020年。

特筆すべき大物とも、目を見張る大釣りにも巡り会う事は叶わなかったが、そんな中でも素晴らしい出逢いに恵まれ、何よりも無事納竿釣行を迎えられたことに心より感謝。

そんな一年のラストは一発逆転を狙う超深海でも大物でもなく、静岡県伊豆多賀「千とせ丸」から少なからぬ想い入れがあるアマダイ釣りへ。
 
10月に船を一回り大型に入れ替え、最大定員も8人に増えたが、3人から出船と基本料金は同じ。

気の合う仲間達で釣りを楽しむのに絶好の船である事は変わらない。澄み潮の食い渋りに苦戦を強いられたこの日。

最後の最後に微笑んだ「桜姫」が穏やかに、鮮やかに激動の一年を締め括る。
 
アマダイの釣期は年明け後もしばらく続くが、他にもカサゴ&オニカサゴ、アカムツ、コマセ五目、カワハギなど、いずれも至近のポイントで多彩な釣り物があり、柔軟な対応が可能。

釣り好きが嵩じ開業した釣り人のハートを持つ藤間船長と西風に強い地形も併せ、この時期大いに頼りになる船なのだ。

以上の記事は「つり丸」2021年2月1日号の掲載記事です。

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