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深場に群れ集結!キモパンカワハギ!東京湾 竹岡~久里浜沖

深場に群れ集結!キモパンカワハギ!東京湾 竹岡~久里浜沖

開幕から好調が続く東京湾のカワハギ!厳寒期の数釣りパターンに突入!キモでパンパン!食べる楽しみも魅力的なカワハギの攻略法を紹介!

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厳寒期の数釣りパターンに突入! ゼロテンションをベースに、いろいろな誘いを織りまぜて釣ろう

深場に群れが集結し さらに釣りやすくなる

ここ2シーズンほど不調だった関東エリアのカワハギが、嬉しいことに今期は一転し、開幕からどの場所でも姿を見せ、その後も順調に釣果を伸ばしている。

多くのファンで賑わう東京湾も例外ではなく、竹岡や大貫沖などのメジャーなポイントで30枚、40枚と数がまとまる日もあり、かつての好調を取り戻していた。

そんな中、ここにきて状況が変わってきた。

浅場に点在していたカワハギの群れが移動し、厳寒期の定位置、深場へと動き出したのだ。

「完全に深場に群れが固まれば、さらに狙いやすくなる真冬の数釣りパターンに入りますが、現状は、まだその端境期って感じで、ちょっと食いが落ちましてね。ま、それ自体は例年起きる現象で、すぐに納まるのでさほど気にしてないんですけど、2日前から冷たい潮が入って一層食いが悪くなったことが心配で…。今日は状況を見ながら、浅場から深場まで探っていこうと思ってます」とは、取材をお願いしたカワハギの名店、久比里「巳之助丸」の臼井浩喜船長。

そんな船長の懸念は、下船時にすっきりと解消されていた。

好調だった竹岡沖の浅場20mダチはもちろん、久里浜沖の深場、本線航路の35mラインでも釣果を得ることができたのだ。

「本来の食いっぷりではなかったけど、低水温の影響はなさそうでしたね。深場の方が型も良く、連続したアタリがあったので、これなら今後の本命ポイント、剣崎沖の40m前後に期待が持てます」と船長。

ちなみに釣れたサイズは、20㎝から25㎝の中型が多かったが、そのお腹は冬限定の激うまのキモでパンパン。

それでは食べる楽しみも魅力的なカワハギの攻略法を紹介していこう!

中級モデル以上の専用タックルを推奨

忍者のように忍び寄り、音も立てずに(アタリを出さずに)エサをかすめ取るエサ取り名人のカワハギ。

釣り人たちは、そのアタリを何とか捉えて掛けようと躍起になるが、なかなか歯が立たない…。

そんな難敵のアタリを捉えるには、特化した専用タックルの中級以上で挑みたい。

「中級以上の専用タックルは、自重がケタ違いに軽くなります。タックルの軽さは感度に直結して、海底の状況や変化はもちろん、微細なカワハギのアタリを飛躍的に伝えてくれます。アタリ取りに不慣れなビギナーや入門者ほど、この軽さを武器に挑んで欲しいんですよね。長時間手にしても疲れず、集中して釣ることもできますから、間違いなく釣りが楽しくなりますしね」と船長。

オススメの竿は、オモリ30号が背負える190㎝前後。

バランスは先調子で9対1もしくは8対2調子。

ビギナーには掛けやすい8対2調子を推奨する。

リールは、小型両軸で、糸はPE1~2号。

1号以下でも釣りはできるが、オマツリなどで切れることがあるので「巳之助丸」では細くても1号までとしている。

タックルは感度が格段に良くなる中級以上の専用のロッド&リールを! 

仕掛けはプロも うなずく市販品でOK

いまやプロも市販品の仕掛けを使うようになっている。

「大人気の釣りで、充実してますからね。うちの仕掛けは2本バリ仕様だけど、市販品は3本バリが多いかな」とのこと。

幹糸やハリスなどの太さは仕掛け図の通りで、気を付けたいのがハリの形状だそう。

大まかに分類するとハゲバリとセイゴバリの2種類になり、その使い分けは釣り方のスタイルになるという。

「アタリを取って掛けて行くならハゲバリ。吸い込ませてアタリを出させるならセイゴ系と覚えておいて下さい。ちなみに両方使えると、いろんな状況に対応できて有利になりますが、まずはどちらが自分に合ってるかを見極めて使うことをオススメします。どっちつかずが一番良くないですからね」とアドバイスをくれた。

なお、ハリのサイズは釣れるカワハギのサイズにもよるが、基本はハゲバリなら4.5号。

セイゴ系なら7号となっている。

「巳之助丸」の仕掛けは2本バリ仕様だ

充実したアピール系の小物を上手に使おう

カワハギは好奇心旺盛で、キラキラ光る集器類やフワフワと漂うスカート系アイテム、音を出すものなどに寄ってくる習性がある。

各メーカーは、その習性を研究し、次々と魅惑的なアピール系の小物を発売しカワハギ釣りを盛り上げている。

「アピール系小物の集魚効果は確かにあると思いますが、付けすぎは良くないですよ。仕掛けが重くなれば、アタリは必然的に遠くなりますからね」と船長。

今回の取材では、同行した井上直美さんが目玉の形をした小型の集魚ライト(赤発色)と小型の水中ライト(緑発色)を試して好釣果を得たが、実は使用時のアピール系アクセサリーは、それひとつのみとシンプル。

また釣れている周りの釣り人たちの集器も集魚板ひとつだったり、オモリにスカートを付けるのみだけと補助的に用いる人が釣果を得ていた。

アピール系アイテムは、やみくもに飾り立てて使用するのは逆効果と考えて上手に使い、釣果アップを目指そう!

最近は光りモノの小物が威力を発揮している

エサは最後にハリ先をキモに刺すのがコツ

カワハギ釣りでかなり重要となるのが、エサとなるアサリの取り扱いと付け方だ。

「常連さんは〝エサの鮮度でカワハギの食いが変わる〟とまでいいます。うちでは新鮮なアサリを仕入れて、殻付きと剥き身の二つを用意してます」。

鮮度を保って使用するには、小分けが一番。

20粒くらいのアサリを船べりにセットしたエサ箱に出して使い、残りはクーラーにしまっておくこと。

使用時に市販の締め塩を振りかけて適度に水分を抜くと使いやすい。

エサの付け方は、カワハギがエサを吸い込みやすいように、ハリに小じんまりと巻き付けるようにするのがコツ。

だらしなく巻き付けると、その部分だけつつかれてエサをかすめ取られるので要注意だ。

ちなみに付け方は上のイラストの通りで、最後にキモにハリ先を刺すのが基本となる。

フレッシュで小ぶりなアサリにこだわる「巳之助丸」。エサは殻付き、剥き身とも1日楽しめる量が入っている

釣り方はソフトなリフト&フォールが基本

微細なアタリを捕らえて掛けていくゲーム性が楽しく、またアツくなるのがカワハギ釣りの醍醐味だが、活性が高めのときは話がガラっと変わる。

基本となるソフトなリフト&フォールの釣りをカワハギが潜む海底付近で繰り返すだけでビギナーでも簡単に釣れるので、まずはやり方を覚えておこう。

具体的な方法は上のイラストで紹介した通りで、オモリが着底したら、まずは糸フケを取り、その後、ゆっくり仕掛けを持ち上げてアタリを聞き(確認)ながら誘うだけでOKなのだ。

ちなみにロッドを目線の高さまで上げたら、今度は仕掛けをゆっくり落とし、フォール時のアタリを取っていく。

お腹がすいているカワハギは、エサを追いかけながらついばむので、アタリをバッチリ出してくれるってなワケだ。

「タナを小刻みに探るのも効果的ですよ。仕掛けを持ち上げていく(または落としていく)ときに、10㎝刻みで止めを入れて、エサを意図的に揺さぶります。こうすることで、よりエサをアピールできるわけです」と船長。

アタリは、エサの揺れが止まったときに出るそうなので、集中しよう!

大切なのは誘った後のゼロテンション

フォールで底を取り直したときは、必ずゼロテンションを試すことをオススメする。

カワハギに限らず、魚は落ちてくるエサによく反応し、そのエサが止まって自然な動きになったときに捕食を開始するパターンが多い。

ゼロテンションとは、上のイラストにもある通り、竿先を曲げずに道糸を張るテクニックで、エサを自然に漂わす技だ。

「近年はこのゼロテンションをベースに釣りを組み立てる人が多くなりましたよね。イメージは、誘ってカワハギを寄せて、ゼロテンションで食わすって感じです」と船長。

なお、リフト&フォールを2、3回試したら仕掛けを回収して、エサをチェックすること。

「相手はエサ取り名人です。竿先に全神経を集中していたとしてもアタリを見逃してることが多々ありますから。この釣りはマメな人ほど良く釣りますよ」。

たるませやタタキ釣りも覚えておこう!

竿先を素早く跳ね上げる電撃アワセを行うと、スッポ抜ける確率が高いカワハギ。

アワセは、ハリ先にカワハギを乗せるイメージで竿全体を持ち上げ、重みが乗ったところで巻きアワセを行い、しっかり掛けていくこと。

「リフト&フォールで反応が無かった場合は、たるませ釣りやタタキき釣りを試してみて下さい」と船長。

やり方は上のイラストの通り。

ちなみにたるませ釣りの考え方は、本来カワハギが捕食する下向きの楽な姿勢を取らせ、夢中でエサを食わせている隙に、おもむろにハリに掛けるという感じで、自重のある集器を利用した方がやりやすい。

一方のタタキ釣りは、まさにパン食い競争のイメージ。

なかなかエサを食べられない状況(最低でも10秒くらいは叩きを続けよう)からイッキに食べやすい静止状態にしてエサにアタックさせてアタリを出す釣りとなる。

ここに挙げた釣り方をミックスさせて行えば、何十通りもの誘いが可能となり、キビシイ状況下でも結果は出せるハズ。

さぁ、美味しいキモがたっぷり詰まった良型を釣りに行きましょう!!

東京湾・竹岡~久里浜沖 カワハギ 釣行レポート

深場に群れが集結中! 積極的に誘って食わそう!!

現在は千葉県側の竹岡沖や大貫沖の他、神奈川側の久里浜沖など広範囲を探りながら釣っている

腹がぷっくり膨れたキモパンの美味しいカワハギが釣れる!

後半攻めた40mダチで釣れたカワハギがこれ。良型ばかりで、今後も期待大と船長はいう

ゼロテンションをベースに釣りを組み立てて数を伸ばしたそう

「この時期は小型でもキモが入っているので、嬉しいですよね」とはファンの弁

溜まった場所に当たれば、一荷で釣れることは珍しくなく、この日も何度かあった

カワハギのおちょぼ口を真似するのは『つり丸』お馴染み〝なおちん〟こと井上直美さんだ

全神経を竿先に全集中! 繊細なアタリをキャッチ!!

今後は水深40mラインの深場が主戦場。最初に糸フケをきちんと取ることもアタリを出すコツになると船長。アワセも、巻きアワセを用いてしっかりフッキングさせよう

海水温が4度近く下がって口を使わない状態も、じっくりエサを見せて誘うとアタリが出た

群れが固まり、アタリが多くなるのでビギナーでも数釣りのチャンス!

25㎝くらいまでなら抜き上げて手返しよく釣ろう

カンカンカンと小気味良く竿を叩く独特な引きを味わいに行こう!

「潮止まり時など食い渋ったら、仕掛けをキャストして広く探るのも良い」と常連さん

タコやカサゴが良く掛かる

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・久比里「巳之助丸」

今期は開幕から好調が続く各地のカワハギ。

ここ東京湾も例外ではなく、コンスタントな釣果が続いていたが、ここにきて浅場に点在していたカワハギの群れが移動。厳寒期の定位置、深場へと動き出した。

「完全に群れが深場に固まれば、さらに狙いやすくなる真冬のパターンになるんだけど、現状は、まだその端境期って感じですね。今日は状況を見ながら、いろいろなポ イントを探っていこうと思ってます」とは、年間を通してカワハギを追う久比里「巳之助丸」の臼井浩喜船長。
 
取材日の2日前から冷たい潮が入って活性が下がった影響もあり、今日は厳しい展開になるかも…とのことで出船したが船長の話の通り、竹岡沖の浅場20mダチと久里浜沖の深場、本線航路の35mライン狙いの両方で釣果を得ることができた。

「深場の方が型も良く、連続してアタリが続きましたね。今後は真冬の本命ポ イント、剣崎沖の40m前後での数釣りが楽しめそうです」と微笑む船長。
 
ちなみに釣り方は、基本のタタキ釣り、たるませ釣りのほか、いろいろ工夫した人が数を伸ばしていた。

1月中旬以降になれば、群れがさらに固まり爆釣の予感もアリアリ。

今のカワハギはキモパンで食べる楽しみもグーンとアップする。
 
攻略法をバッチリ読んで爆釣を楽しみましょう!!

以上の記事は「つり丸」2021年2月1日号の掲載記事です。

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