一日を通して同じ釣り方では釣れない! 釣れるパターンを探すのが難しくも楽しい
2020年も残すところわずかになった12月後半。不調続きだったタチウオが爆釣しているという噂を聞き付けて調査してきました!
お世話になったのは、金沢八景「弁天屋」さんです。

開始から好調にアタる!

金沢八景は交通の便も良く、電車釣行にもオススメ。タチウオはファンが多い釣り物であり、好調だということも手伝い、平日というのに船には15名の釣客で大盛況!
今回は左舷胴の間で、テンビンでのエサ釣り。綺麗にカットされたサバの切り身が配られると、たくさんのお客さんを乗せて定刻7時に出船。
久々の釣り物にドキドキワクワク!
ポイントへは20分ほどで到着。移動時間が少ないので、その分たくさん釣りができるのも魅力ですね。
周りを見渡すとタチウオが固まっているのか、すでに船団ができていました。
期待大な様子に大興奮!
水深70m前後。船長の指示ダナは海面下65~55mくらいで釣りスタート。
オモリは60号。
仕掛けは、ハリス2mにタチウオバリ3/0を結び、チモトには1cmほどのパイプを装着しました。
事前に調査していた誘い方をさっそく実行。
1/4ピッチ、1ジャークでシャープにシャクったら、長く止めて食わせる間を長めにとるというやり方。
すると、すぐに「カツカツ」っとアタりました!ところが、誘い続けるも追ってきません。
仕掛けを上げてエサのチェックをしてみると、すっからかん。
再び同じように誘ってみると、すぐに「カツカツ、カツカツ」とついばむような前アタリがきました。
誘い続けて~、アタリが強く変化したのを感じ、ハリ掛かりを確信したところで鬼アワセ! 竿先がグ~ンと大きくしなり、フッキングに成功です!
すぐに電動リールを中速でスイッチオン!時おりリールを唸らせる力強い独特な引き、そして重量感がたまりません。
最初の1本は大事に慎重に上げてくると、ギラっと長いシルバーの魚体が見えてきました。
ハリスを手繰り丁寧に抜き上げ船内に投げ込みました。
ドラゴンと言えないまでも、当日のファーストフィッシュ、F(フィンガーの略)4サイズの本命を無事にゲットしました!

当日は60号のオモリを使用。ハリ数は1本が主流

エサはサバの切り身を使用
パターンが変わり試行錯誤! 常連さんのアドバイスが効く
今回はアタリ良く、早々と釣れて爆釣の予感です! 続けて仕掛けを落とし、同じように誘っていくと…。
「ガツン!」と前アタリもなく引ったくるようないきなりの食い込み。
慌ててアワセをいれて、ズーン!
その後も活性よく、コンスタントに釣れるも徐々にペースダウン。
前アタリがあってもなかなかハリ掛かりしません。エサが多少かじられているだけで上がってきます。たまにある、甘噛みパターンです。
そこで誘い方を変えてみました。指示ダナまで仕掛けを降ろしたら、スーっとゆっくり誘い上げてピタッと止めるの繰り返し。
すると、誘い上げている時にモタレを感じました。
甘噛みしているのが分かります。その場で小さくシャクり、ステイ。
「ガツガツ」と食ってきたころでアワせてフッキング!大成功~!
この瞬間、とっても気持ちイイです。
この釣り方でいくつか追釣するも、またすぐにアタリが遠のいてきました。
しばらく釣れない時間が続き困っていたところ、ミヨシで最初から爆釣が続いていた常連さんが「シャープにシャクったら長く間を空けて、リール半回転してみて」と、親切にもアドバイス&パイプにティンセルのついた現在爆釣中の仕掛けをプレゼントしてくれました。
釣れてる人の言うことは絶対です!
言われたとおりにすぐに真似てみました。
慣れない誘い方に動きがぎこちないながらも、「カツカツ」と久々のアタリに笑顔がこぼれます。
無事に1本追加!
やーっと釣れて、仕掛けをくれた常連さんとにっこりグーポーズ。
トップは常連さんが圧巻の56本を記録!
その後もしばらくはその誘い方で食わせることができました。
またまたアタリが悪くなってきたので、今度は私がいつもやっている誘い方をしてみることにしました。
1/4ピッチ1ジャーク、シャープに細かくリズミカルにです。
それが功を奏して、入れ食いタイム!
ちらっと常連さんを盗み見すると、変わらずの釣れっぷりに圧巻。
私はそのまま飽きない程度に釣れ続け、14時40分頃沖揚がり。釣果は25本、F4主体で良型揃いでした。
トップはもちろん常連さん!
56本とズバ抜けた腕前で驚きを隠せませんでした。
普段自分がやらないような誘い方があったり、ちょっとした仕掛けの違いでアタリの頻度やフッキング率が変わってくることを改めて実感し、勉強になりました。
それにこんなに親切に対応してくれた常連さんに感謝ですね!
とにかく、しばらく激渋続きだったタチウオは高活性好調のようで、手が合えば爆釣できるような状況でした。
今がチャンスです!
釣味、食味最高のタチウオ、みなさんもぜひ釣りに行かれてはいかがでしょうか。
東京湾のタチウオ 釣行レポート
またまた東京湾のタチウオが爆釣! 冬のタチウオは平均サイズもよく 釣り味、食味ともに最高!!

金澤美穂さんはコンスタントに掛けた

抜き上げて取り込む

東京湾のタチウオは昨年12月の中旬ぐらいから好調だ!

アベレージサイズをゲット

まさに神龍!135cmの特大サイズが出た!

135cmにもなると、指6〜7本!?

これも大型!

タチウオの引きは最高だ!

東京湾のタチウオは昨年12月に復調! 新しい年を迎えても絶好調だ

この時期のタチウオはとくに美味

この日は良型が多かった

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・金沢八景「弁天屋」
昨年の初冬には不調続きだったタチウオが、爆釣しているという噂を聞き付けたので行ってきました!
今回お邪魔したのは、金沢八景「弁天屋」さん。交通の便も良く、電車釣行にもオススメ。
タックルや長靴などの各種レンタル(要確認)も揃っているので、初心者でも安心して釣行することができます。
船に乗り込むとさすが大人気の釣り物。平日というのに15名の釣り客で賑わっていました!
今回はテンビンでのエサ釣り。
綺麗にカットされたサバの切り身が特徴的です。
定刻7時に出船。ポイントへは20分ほどで到着。
周囲にはタチウオ船団ができていて、久々の様子にワクワクです!
仕掛けは、ハリス2m。チモトには1㎝ほどのパイプを装着。
タチウオバリ3/0をセットし、釣りスタート。
出船前、事前に調査していた誘い方で釣れ始め、「爆釣の予感!」と思ったらペースダウン。
誘い方次第でアタリの頻度が変わってくるようで、パターンもコロコロ変わってしまうような日でした。
釣果は25本。
指4本サイズ主体で充分に楽しめました。
やはり、しばらく激渋続きだったタチウオは好調のようで、手が合えば爆釣できるような状況でした。
いつでも釣り味、食味ともに最高!
私の大好きな釣り物のひとつです。
以上の記事は「つり丸」2021年2月1日号の掲載記事です。
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観音崎沖周辺の水深60m前後を狙った