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伝統のテンヤ釣法でズシン!東京湾・竹岡〜大貫沖スミイカ!

伝統のテンヤ釣法でズシン!東京湾・竹岡〜大貫沖スミイカ!

例年よりも大幅に遅れて開幕した小柴港「三喜丸」のテンヤスミイカ。大型モンゴウまじりで釣れている!イカが乗れば、シャクったときにズシン!これがこの釣りの最大の醍醐味だ。

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ズシン!を味わうコツはこの2つ! ①/テンヤはゆっくり落とす! ➁/シャクった後は動かさない!!

好調とは言い難いが、大型モンゴウまじりで狙う

例年よりも大幅に遅れて開幕した小柴港「三喜丸」のテンヤスミイカ。

「ようやくエサのシャコの確保の目処がついたので始めたという感じです。今季はイカそのものの数が少ないのか、水温などの関係で例年とは別の場所にイカがいるのか、正直分かりません。だから決して好調とはいえないのですが、モンゴウまじりで狙っています。この釣りを楽しみにしてくれているお客さんは多いので、続けられる限りは出船していく予定です」と話すのは、小柴港「三喜丸」の河野秀昭船長だ。

シャコにしろイカにしろ、つまりは海洋環境の変化がこの釣りに大きく影響を及ぼしていると思われるということで、なんかとっても寂しい気持ちになってしまうが、とにもかくにも今はこの釣りが楽しめる。

この釣りは、イカが乗ったときのズッシリ感が快感で、本当に楽しい。

ぜひこの機会にチャレンジしていただきたい!

リールの定番はベイト。キャストするならスピニングも

「今季はスタートが遅かったということもあり、すでにこの時期はスミイカも大きくなっていますし、大型のモンゴウも一緒に狙っています。そのため、竿はスミイカ専用が望ましいです。シーズン初期の小型サイズであればカワハギ竿なども代用可能ですが、いまカワハギ竿を使うと折れてしまう可能性があります。もし専用竿がなければ、レンタルタックルがあるので、そちらの使用をおすすめしています」

リールは手巻きの小型両軸が一般的だが、今季は12月末の取材時現在、20〜30mの浅場をメインで攻めていたということもあり、テンヤをキャストして広範囲を探ったほうがよい結果に結びつきやすい状況だった。

そのため、よりキャストを行いやすいスピニングリールはかなり有効なアイテムといえる。

ただ「スピニングリールでも、ボディ剛性の弱い物はトルクがないので大型のモンゴウが乗ったときには巻き上げられません。スピニングリールを使うのでしたら、高性能モデルをおすすめします」と河野船長は言う。

テンヤは、今後水深が深くなっても基本的には20号でOKだ。

スッテは、どうしてもテンヤで釣りたい! という人以外は付けることをオススメする。

実際、取材時はかなりの確率でスッテにも乗っていた。

「スッテは、色でかなり乗りが変わります。したがって、赤、オレンジ、ブルー、グリーン、紫、レッドヘッドなど、多数のカラーを持参したほうがいいですよ」とは常連さん。

自分だけスッテに乗りが悪いと感じたら、どんどんカラーチェンジしてヒットカラーを探ってみるとよいだろう。

リールは定番はベイトだが、浅場でキャストして狙う状況ではスピニングもオススメ。キャストしやすく飛距離も出て有利だ

トトスッテは2.5号。スッテにもよく乗っていたので、付けておくことをオススメする

エサ付けは丁寧かつ確実に!

シャコが不漁でエサの確保が困難であったということが、今季のテンヤスミイカの開幕が遅れたひとつの理由ということもあり、エサはシャコの他にサイマキ(小型のクルマエビ)も使われる。

「サイマキを使うのは初めてですよ。シャコで有名な小柴港でシャコが獲れないんだから、ホント参っちゃいますよね」と河野船長。

そのため、シャコの入荷がない状況では出船しない場合もあるので、出船予定は必ず船宿ホームページで確認していただきたい。

サイマキだからイカの乗りが悪いかといえば決してそんなことはない。

船上で見ていた限りはまったく遜色なく乗っていたので、安心して使っていただきたい。

エサは、出船前にシャコ2匹、サイマキ2匹が配られる。

大切に使用すれば4匹でなんとか一日持つかどうか、というイメージだ。

ただ、とくにフグなどが多い状況ではその限りではないので、それ以上追加で使う場合はどちらも1匹100円で購入する。

エサは多少かじられた程度であれば問題なくイカは乗って来るので、かじられたからといって新品に交換する必要はない。

エサ付けの際に重要なのは、丁寧かつ確実に行うこと。

テンヤの串を刺す際は、シャコやサイマキが真っすぐになるように少しずつ刺していく。

また、エサはどちらも輪ゴムで固定するが、キツめにしっかりと巻き止めるようにしたい。

ひとつ注意したいのは、輪ゴムの硬さ。シャコでもサイマキでも硬い輪ゴムはNGだ。

締まりすぎて頭が潰れてしまうのだ。輪ゴムは軟らかめのものを持参しよう。

ここでは「三喜丸」では初めて使うというサイマキの付け方について解説したい。

シャコの場合は、串を差し込む場所として尾の先端中央部分に三角形の切り込みを入れるが、サイマキは尾を切る必要はない。

尾の真ん中にある三角形の棘のような部分の下側から串を刺し、できるだけ腹側を通るように頭の近くまで通す。

輪ゴムで止める際は、頭の殻の後端あたりから巻き始め、巻き終わり前に一回角の下に輪ゴムをくぐらせる。

こうすることで、頭が飛んでしまうのを防ぐことができる。

最後は先糸を接続する金属の環や、オモリの部分で止めて完成だ。

シャコの入手が困難な状況であるので、エサはシャコ2匹の他にサイマキ2匹が配られる

テンヤは20号を使用。シャコは尾に山形に切り込みを入れてから串に刺す

サイマキは尾の中心の棘のような部分の下側から串を入れていく。「三喜丸」ではテンヤのレンタルもある

目の前で100万円を速く落とされたら見える?

最後は釣り方。

「テンヤスミイカの釣り方で重要なのはふたつ。ひとつは、シャクってテンヤを海底に着けたら、次のシャクリまで絶対にテンヤを動かさないこと。もうひとつは、シャクったらテンヤはゆっくり落とすということ。このふたつをとにかく気をつけて釣りをすれば、絶対釣れるとは言い切れませんが、釣れる確率はグッと上がります」と河野船長は言う。

では、そのふたつのことを念頭に置きながら、釣り方の流れを解説していきたい。

水深が浅い状況では、投入は積極的にキャストして広範囲を探りたい。

イカとの遭遇率を上げるためだ。

テンヤが着水したら、まずはリールフリーで海底まで落とす。

糸フケをしっかりと取ってからひとシャクリ。シャクリの強さは、水深が浅ければ軽く竿を持ち上げる程度でOKだ。

強くシャクるとフグにアピールしてしまい、すぐにエサを取られてしまうのだ。

シャクったら一瞬待ち、テンヤの重みを竿先で感じながらゆっくりと竿で送り込んでいく。

ハリから海底に着けるイメージでテンヤを着底させるとよい。

「たとえば、顔の目の前で100万円をストンと素早く落とされたら、何が落ちたのか分からないでしょう?逆に、ゆっくりと100万円落とされたらすぐに飛びつきませんか?スミイカも同じで、テンヤをストンと落とされら何が落ちたのか分からないはずです。ゆっくりと落としてやればエサだと飛びついて来るんです」と河野船長。

思わず納得の説明だ。

テンヤを海底に着けたらそのまま5〜15秒ほど待つ。

「このとき、絶対にテンヤは動かしてはいけません。このタイミングでイカは乗って来ます。100万円見つけたのに、なんかモゾモゾ動いていたら怪しいですよね。本物か?罠なんじゃないか、って思いませんか。イカも同じで、警戒してしまうんです」

待つ時間はその時々の潮などの状況で変わる、と河野船長。

それを探るのもこの釣りの面白さだ。

イカが乗れば、シャクったときにズシン!と手応えがある。

すでにスミイカは成長しており、モンゴウは大型なので、そのズッシリ感は強烈のひと言。

これがこの釣りの最大の醍醐味だ。

【東京湾・竹岡〜大貫沖】テンヤスミイカ 釣行レポート

伝統のテンヤ釣法は釣り味&乗り味ホットだ!

決して好調とは言えないけれど、大型モンゴウイカまじりで釣れてます!

「三喜丸」のスミイカは、エサのシャコ次第の出船。出船予定はホームページに掲載されるので、確認のうえ予約を。シャコが有名な小柴港だが、シャコが獲れないのだ

エサのシャコが入手困難な状況であったため、例年よりも大幅に遅れて開幕した東京湾のスミイカ。そのため、すでに良型だ!

「三喜丸」のスミイカはシャコエサのテンヤ釣り。テンヤの“姿勢”をしっかり意識することが大切だ

スッテにもよく乗っていた。ぜひ付けることをおすすめする

取材は昨年の12月末。水深は20〜30mとこの時期にしてはかなり浅かった。

今後は50〜70mという深場も攻める予定だ

水深が浅いので、キャストして広範囲に攻めたほうがよかった

こんな大型モンゴウがヒット中。ヘビー級の乗り味だ

モンゴウは美味しくないというイメージもあるようだが、「決してそんなことはありませんよ!」と常連さんは言う。

サイズもいいだけに、食べ応えはバッチリだ

いつまで続くか分からないので、早めの釣行がオススメ!

一度やればなぜこの釣りが人気でおもしろいのかが分かるハズ。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・小柴港「三喜丸」

最 初にお断りさせていただくが、たくさん釣れているかどうかという釣果的意味では、今季の東京湾のスミイカは決してホットではありません――。

それがどれほどかと言えば、小柴港「三喜丸」河野秀昭船長が「正直キビシイです。エサのシャコも手に入りにくいですし…。ただ、この釣りを心から楽しみにしていてくれるお客さんは多いので、なんとか出船しているという感じです」と言うほどだ。
 
だが、である。スミイカはズシン!という乗り味は最高にホット。

今季は大型モンゴウがよく釣れているので、その重量感はハンパないのひと言だ。
 
さらに、「三喜丸」のスミイカはシャコエサの伝統のテンヤ釣り。

一度やれば、この釣りの人気の秘密や面白さはきっと理解できるはず。

正直いつまで続くか分からないので、防寒対策にくわえ感染症対策もしっかりと行って、早めの釣行を!

以上の記事は「つり丸」2021年2月1日号の掲載記事です。

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