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身厚良型スルメ直撃~激うまオニカサゴリレー!【富山湾】

身厚良型スルメ直撃~激うまオニカサゴリレー!【富山湾】

【富山湾】厳寒期の日本海でも高出船率!陸から近いところで良型スルメイカのノリノリと繊細な釣り方で美味オニカサゴをリレーで楽しもう!

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身厚のスルメイカハイシーズン! ラン&ガンで攻略! オニカサゴは 静かにテクニカルに釣ろう!!

厳寒期でも出船率大! 今期はスルメを軸にリレー釣り

4月~10月は金沢港、11月~3月は富山新港を基地としている「北龍丸」。

冬のメインフィールドである富山湾内は、能登半島があるので季節風の影響少なく、出船率がかなり高い。

つまり冬の日本海の救世主的なフィールドだ。

湾内で釣れるのは、激うまのものばかり。

安藤岳志船長は、一粒で二度おいしいリレーで2種目釣りを看板としており、1月~3月いっぱいは、スルメイカをメインとしオニカサゴやタチウオ、アカムツ、アマダイを組み合わせて出船中だ。

海産物が豊富でおいしいことで知られる富山湾だが、その理由は、複雑な地形を有する湾とそこに流入する大型河川が起因している。

深海から沸きあがる栄養豊富な湧昇流と山の恵をふんだんに含んだ大型河川の水が湾内で交じりあわさることで豊富なプランクトンが発生し、さまざまな生き物たちがはぐくまれている。

全国に知られるブランドの氷見の寒ブリはむろん、イカ族も回遊し、ヤリイカは年末から年明け、1~3月はスルメイカがプランクトン、おもにアミを求めて湾内に集結する。

そのスルメイカは2月3月に最盛期となり湾内あちこちに発生。

遊漁船はむろん、イカの漁船まで集結するという、いまではスルメイカの大変貴重な漁場となっているのだ。

複雑な地形を有する湾内ポイントは無数だがスレやすい

湾内はこのとおり真冬でも湖のようにベタ凪ぎの日も多い

湾内の釣りものに詳しい安藤船長は、

「湾内は複雑な地形で海底は泥地が固まった硬いところが多く、起伏もあります。さらに海溝地によくある溝が岸近くまでいたるところにある。それぞれがポイントになりうるのですが、すべてに魚やイカがいるわけではありません。潮の流れによりプランクトンがつくところ、つかないところなどがあります。それを見極めポイント開拓してます」と話す。

さらに、太平洋と決定的に異なるのは潮の流れがあまりないこと。

つまり基本的には、バーチカルな誘い法を意識しなければいけないということ。

流れのないところでは、海のなかは騒がしさがないので、過度な動きは魚に刺激になってしまい、すぐにスレてしまうという。

このことをまず理解をすることから、湾内の釣りが始まるという。

反応直撃!ラン&ガンで 攻めるスルメイカ

ソナーに映っているのがスルメイカ。これを追う

安藤船長は、湾内のスルメイカをソナーと魚探をフル活用してラン&ガンスタイルで狙っている。

つまり、スルメイカの群れを追いかけ、直撃しながら釣っているのだ。

「常の群れの濃いところへ船を乗せますから、直結仕掛けが最も有効です。ですが、ツノ数はブランコ、直結ともに5本までにしてもらってます。なぜかって? だいたい1投入1流しで群れを追うので、お客さんたちにはできるだけ早い手返しをしてもらいたいんです。ツノ数に比例してたくさん釣れることは少ないですから」と船長。

具体的な仕掛けは、ツノは14~18㎝プラヅノ5本。カラーは好みでOK。

オモリは100号を使用し、竿はそれに耐えうるもの。

ここでは極先調子のイカ専用竿は必要なしで8対2もしくは7対3調子のものでよいという。

イカヅノも5本までなので、道糸はPE2~3号で電動リールは、小型ならハイパワータイプ、中型は普段使っているものの流用で十分。

スルメイカの仕掛けは5本ヅノ以内で14~18㎝。ブランコ、直結と両方用意したい。オモリは100号

船長の指示ダナの下限まで一気に仕掛けを落とす

さて、スルメイカの釣り方だが、とにかく船長の合図とともにスムーズに投入することが大事。

仕掛けの投入が遅れると群れを外したり、オマツリの原因となる。

遅れたときは、1回お休みしよう。

次の投入のためにしっかりと準備しておこう。

投入はむろん、回収合図時も素早くする。

全員の仕掛け回収が早く済めば、早く移動できるからだ。

この点から、慣れない人はツノ数を3~4本にするのがよいだろう。

仕掛け投入後が船長の指示ダナの下限まで一気に落とすことを心がける。

直結仕掛けでは、この動作がすんなりと可能だが、ブランコ仕掛けだと、スルメの群れの上部のイカに捕まり、それ以上下に仕掛けが下りないときがある。

こうなると、多点掛けができなくなる。

とはいうものの、直結仕掛けの扱いは慣れが必要なので、ビギナーは扱いやすいブランコ仕掛けをオススメする。

群れが薄いときやボトムで乗るときは、ブランコ仕掛けで

いつでも直結仕掛けが有効ではない。

スルメの群れが薄いときやボトムに張り付いた群れを狙うときは、ブランコ仕掛けが有効だ。

どういう群れを狙うかは、安藤船長が随時アナウンスしてくれるので、それで判断しよう。

テクニカルなオニカサゴ釣り 特エサは冷凍カタクチイワシ

リレー釣りのメニューで常連さんに大変人気があるのがオニカサゴだ。

太平洋ではおなじみだが、日本海側では専門に狙っている船はほとんどない。

富山湾内のオニカサゴは太平洋の外洋のオニカサゴの釣り方とはかなり異なる、と安藤船長は言う。

まず、ポイントの水深は70~100m前後と浅い。

根掛かり少ない泥場を攻めることもあれば、根掛かりがきついところを攻めることもある。

仕掛けはごくシンプルなものでハリス6号ムツ17号2本バリ。

全長1.5mの市販品を船長は推奨している。

「まずはエサ。冷凍のカタクチイワシがベストです。これ以上の特エサはありません」と船長は言う。

アピールアップを目的としてタコベイトや水中ライト、大きいマイワシやさまざまな魚の身エサを使いたくなるだろうが、ここでは必要なし。

なぜなら、エサの付けやすさや海中での安定性、食い込みのよさ、そして実績の高さからカタクチイワシが最も有効で実績があるという。

船長がとくにこだわるのは、ハリの刺し方。

イワシの下アゴからハリ先を刺し、目と目の間の固い部分にハリ先を出す。

これをきちんとすることでエサが海中でくるくると回るのを防ぐ。

安藤船長がすすめるオニカサゴ仕掛けはコレ。シンプルだ

エサはこのカタクチイワシに限るという

正確なタナ取りをして、エサを 静かに動かし食い込ませる

釣り方だが、まずとにかく静かに釣ることを心がけよう。

エサをきちんと付けてから仕掛けをおろし底ダチをとったら、竿先を斜め下へ向けたまま、すぐさまタナである底上1mに道糸のマーカーを見て正確にオモリをあげる。

ここでしばらく放置。じっと動かさずアタリを待つ。

アタリがなければ、3秒ほどかけて竿を竿の長さ分だけゆっくりと聞き上げる。

その後、すぐにゆっくりと3秒ほどかけて元の位置に下げていく。

これは、エサのフォールを演出する動作だ。

そして、竿を下げた状態でタナにオモリを合わせたら再び、静かに60秒ほどアタリを待つ。

この動作をアタリが出るまで繰り返す。

オニカサゴとの駆け引きを楽しむ

アタリは竿先に小さくアタリがチョンチョンチョンとでる。

とても小さいときもあるので逃さないうようにしよう。

そのアタリが出たら何も動かさず20秒様子をみる。

その後、竿の水平までゆっくりと聞きあげてみる。

ここでゴンゴンゴンとアタリが出てもアワセてはいけない。

ゴンゴンとアタリがあってもなくても、再びゆっくりとタナまで竿をもどす。

再び20秒ほどまってゴンゴンゴンとアタったら水平までゆっくりと聞きあげる。

ゴンゴンゴンが強くなったら目の高さまでゆっくり聞きあげてみる。

ここで引いていたら竿の頂点まであげそれでも引いていたら、ここで初めて電動リールのスイッチを入れて巻きアワセをする。

目の高さで引きが弱いようなら再び竿を下げ、食い込みを促すようにこの誘いを続ける。

これらの誘い動作は確実にオニカサゴがエサを飲み込ませるための動作。

この間、オニはエサを咥えたり吐いたりしているという。

なんともじれったい時間だが、この駆け引きの時間に耐え、制することで、オニカサゴのフッキングに到達させられるのだ。

オニカサゴは竿先に出る繊細なアタリをとらえることが必要だ

【富山湾】スルメイカ・オニカサゴリレー 釣行レポート

厳寒期の日本海でも高出船率!

陸から近いところで良型スルメイカのノリノリと繊細な釣り方で 美味オニカサゴをリレーで楽しむ

スルメイカ

これからはこのスルメイカがハイシーズン!

直結仕掛けに スルメノリノリ!!

ラン&ガンスタイルでは手返しの速さが重視されるため、「北龍丸」ではツノは5本以内を推奨している。直結仕掛けも同様だ

身厚良型スルメ乱舞中!

反応直撃! 多点掛け必至!!

直結を駆使するとこんな釣果はザラだ。この「北龍丸」でぜひ学ぼう

新湊港のすぐ沖もスルメとヤリイカのポイントだ

安藤船長はスルメの反応を直撃するので、多点掛けは必至。だから、直結仕掛けが有効という

船上干しで激うま生干しゲット!

スルメイカは船上干しオーケー。生干しは激うまだ

ヤリイカ

これからのメインはスルメだが、まだヤリイカがまじる

ボトム付近ではこのヤリイカを専門に狙うことも可能

オニカサゴ

潮のないところでオニカサゴにエサを食わすにはテクニックが必要だ

名人クラスになると、シビアなオニカサゴも狙って一荷であげることも

激うまのオニカサゴが一荷であがった。キロオーバーの大型もあがるという

テクニックを駆使して、エサを食わせて掛けるというゲーム性が高いターゲットだ

オニカサゴとの駆け引きを楽しむ

名人の足元のおけの中はこのとおり。オニでうまり紅くなっている

今回、取材にご協力いただいたのは、富山・富山新港「北龍丸」

冬 の日本海といえば、大荒れが続き滅多に出船できないが、ここ富山湾はシケの元となる西風を能登半島が遮り、かなりの高確率で出船可能だ。

そして、どのターゲットもポ イントが陸から近いという。

「これからのオススメは、スルメイカです。2月から3月は富山湾内のスルメイカのハイシーズン。漁船もたくさんやってくるほど魚影が濃く、湾内いたるところにいますよ」とは、11月~3月いっぱいまでこの湾内で遊漁船を営む富山新港「北龍丸」の安藤岳志船長の弁。

1月末の乗船時は、オニカサゴとスルメイカのリレーを行ったが、タチウオやアマダイ、アカムツなど食べておいしいターゲットとスルメイカとのリレー釣りを看板にする。

「スルメイカはソナーを駆使して群れを追いかけて直撃するスタイルをとってるから、仕掛けは直結がおススメです。手返し重視なのでツノはブランコとともに5本までにしてもらってます」と船長が話すように、ラン&ガンスタイルの操船が安藤船長流。

釣り人はスムーズな投入と回収が確実に釣果を得る動作となる。
 
この船宿のリレー釣りの魅力のひとつである激うまのオニカサゴは、潮の流れが少ない湾内というこから独特な釣法だが、これがハマるとさまざまな魚に通用するというもので興味ある人にはぜひ覚えてもらいたい。
 
一粒で二度おいしい「北龍丸」の冬のシーズンはこれから本番を迎える。

行く価値ありの富山湾へはアクセスも抜群にいいのも魅力だ。

以上の記事は「つり丸」2021年3月1日号の掲載記事です。

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