大型が出るのは寒くなるこれから。指3本でも駿河湾のタチウオは名産サクラエビを主なエサとしているためか甘みたっぷり!


駿河湾の夜タチウオで使われる竿は、このようなムーチングタイプが主流。

エサ釣りも絶好調。平均指3本だが、時折こんなサイズがまじる。本誌発売頃はこのサイズが増えるだろう。

当日は土曜日の夜とあって千本浜沖のポイントには職漁船を含め数十隻という大タチウオ船団が。金曜日の夜は漁師が休みなので、「大型狙いならこの日です」と伊海船長。「仕事を休んでも行く価値アリ!」とか。

タチウオが水面でボイルする場面も見られ、ワームの表層引きでもイレグイ状態に。

ジギングは終始アタリが続き、30~40本以上!

大半がフォールでのヒットなので、ベイトタックルが有利だ。

とにかくアタる! もうお祭り騒ぎだ。

2本バリで攻めるとダブルも珍しくなかった。

水深100~150mから水面まで暴れまくるのがバラムツやアブラソコムツ。水面まで上げてくると釣り人はヘトヘト。

「このサイズは小型20本分の価値があるよ」とは、父親が漁師をしている伊海船長。市場ではかなりの高値で取引される。それだけうまいのだ!

水面には仔イカが。時折タチウオがコレにボイルしていた。

エサ釣りのエサはサンマやサバの切り身を使用。

タチウオの口からは、やっぱりイカが出てきた!

今期のヒットカラーはオールピンクとグロー。

ワームやワインドにも高ヒット中だ。

このノベ竿で釣るのが最高に楽しい!

ラインはPE3号以上で。ジグは200g以上だ。
沼津沖の夜タチウオがいよいよベストシーズンに突入した。
今シーズンは沼津の漁師たちが“サバイカ”と呼ぶ、おそらくジンドウイカ(関東で言うマルイカ)の子供をメインで捕食している影響なのか、ルアーへの反応がすこぶるよく、取材当日はジギングで30~40本以上という高活性! “以上”と数が正確でないのは「クーラーに入り切らないので、途中からすべてリリースして数えるのをやめてしまいました」からだ。
エサ釣りももちろんアタリ頻発で、20~35本。上々の釣果をマークした。
取材日のサイズは指3本が平均だったが、大型が出るのは寒くなるこれからだ。とはいえ、指3本でも駿河湾のタチウオは名産サクラエビを主なエサとしているためか甘みたっぷり! もちろん脂もたっぷりで抜群においしいのである。
沼津沖でとくに大型のタチウオを狙って釣りたいなら、金曜日がオススメだ。これは会社を休んで来る価値がある。なぜならば、金曜日は職漁船が休みだからだ。
これだけ好調に釣れているのでかなり“熱く”はなるが、防寒対策は万全にして出掛けよう!
以上の記事は「つり丸」2012年1月1日号の掲載情報です。
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11下旬のヒットカラーは「オールピンク」。なんとなくベイトのイカが泳いでいるときの色に似ている?