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東京湾“照りゴチ”シーズン最盛期突入!コツはエサ付けにあり!

東京湾“照りゴチ”シーズン最盛期突入!コツはエサ付けにあり!

今期も東京湾のマゴチが好調!5月下旬の取材日も最大53㎝、トップ6本を記録!これから夏に向けて“照りゴチ”ベストシーズンを迎える。

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コツはエサ付けとタナ取りにあり!! アワセは失敗恐れるな!

今期も好調! 60㎝オーバーの大型も

ポイントは大貫沖など。水深は20m前後と浅いので、ライトタックルで手軽に楽しめる

今期も東京湾のマゴチが好調だ。

「ずっと状況はいいですよ。サイズも60㎝オーバーの大型も出ています」と話すのは、金沢八景「弁天屋」の木村定義船長だ。

取材は5月下旬に行ったが、その頃はなんとトップで10本に迫る釣果がたびたび記録され、取材日も最大53㎝、トップ6本と好調だった。

そして“照りゴチ”という言葉があるように、マゴチはこれから夏に向けてベストシーズンを迎える。

本番はこれから、というわけである。

さて、取材日頃のエサはサイマキ(小型のクルマエビ)を使用した。

それが例年7月中旬頃になるとハゼに切り替わる。

6月中旬頃はまだサイマキエサの予定なので、ここではサイマキエサを使ったマゴチ釣りについて、ご紹介したい。

タックルも仕掛けも超シンプル

竿は、長さ2.4〜2.7mマゴチ専用モデルがベスト。

それ以外では、マゴチにエサを違和感なく食い込ませるための柔軟な穂先と、アワセを入れた際にマゴチの硬い口周りにハリをしっかりと貫通させるための強い胴〜バットを持つ7対3調子のゲームロッドやLTロッドなど。

長さは 2〜2.7mが扱いやすい。

船宿にはレンタルタックルもあるので、それを利用するのも手だ。

リールは、手巻きの小型両軸で、道糸はPE2号。

この釣りは強烈なアワセを入れるため、それより細いとアワセを入れた瞬間に切れてしまうこともあるので注意しよう。 

仕掛けは、ハリス 5号1.5mが基本。

オモリは三日月型など15号を使用する。

ハリは、サイマキエサの場合はスズキバリの16〜18号で、潮が速い状況では軸に糸オモリやヒューズを巻いてエサを安定させる(船宿仕掛けには予め糸オモリが巻かれている)。

潮が緩ければ外してしまってもいいだろう(ないほうがエサへの負担は少ない)。

仕掛けのひと工夫としては、ベテランさんは夜光玉を付けていた。

「これが案外アピールになりますよ」と言う。

これからの季節は水温が上がり濁りが入ることも多いので、ぜひ試していただきたい。

ただ、フグが多い状況では逆効果となることもあるので、ケースバイケースで対応したい。

さらに、東京湾は潮が速くなることもあるが、そんなときは「ハリスを状況に合わせて、たとえば30㎝程度といったように少し伸ばしてやると仕掛けが安定して食いがよくなることがあります」とベテランさん。

逆に、潮が緩い場合はハリスを少し短くするといいこともある。

こちらもケースバイケースで対応してみよう。

竿は2.4m前後のマゴチ専用またはゲームロッドなど。ベテランさんは2本竿で巧みに釣る

︎オモリ15号、ハリス5号1.5mと仕掛けはとってもシンプル。宿や船上で仕掛けの販売もある

エサの付け方や生きのよさで釣果が大きく変わる!

「生きのいいエサは、エサ自身が動き回ってアピールしてくれます。エサの生きさえよければ、アタリの数は全然違いますよ。マゴチが釣れる確率がグッと上がります。そういった意味では、新しいエサを投入した直後は最大のチャンスです。とくに投入後5分が勝負。超集中です」とはベテランさん。

つまり、マゴチ釣りにおいては、エサ付けとその状態が釣果をかなり大きく左右するというわけだ。

エサはサイマキと呼ばれる小型のクルマエビを使用するが(夏場になるとハゼを使う)、ハリを装着した状態で、腹部(エビフライなどで食べる部分)の下側についている脚が元気に動いていることが重要。

この脚がヒラヒラと動いているうちは、エサとして使用可能だ。

適切な方法でしっかりとハリをつければ、エサはかなりの時間元気だという。

付け方はイラストを参照していただくとして、コツは頭部の“ミソ”と呼ばれる脳にハリを刺さないこと。

イラストの要領でハリを刺すようにすれば、脳の位置が分からなくても脳に刺すことを避けられる。

また、実際に船に乗った際は、付け方が分からなければ船長に聞けば教えてくれるので、確実に付けられるようにしよう。

さて、サイマキはクルマエビだけに、マゴチのみならず他の生き物たちも大好物。

とくにフグやイカ類(スミイカやモンゴウイカ)などがそれで、エサをかじられてしまうことも多い。

また、水温が高くなるこれからの時期は、クラゲも多く発生する。

とくにアカクラゲは非常に厄介で、糸状の触手がエサに付いているだけでマゴチなど魚たちは嫌うといわれる。

エサのチェックはマメに行うようにしたい。

腹部の下の脚が動いていればエサ付けはOK

タナ取りはマメに 最低30秒に1回!

次は実釣編だ。

タナ取りは、基本仕掛けであるハリス長1.5mの場合は、オモリが海底から1mの位置に来るようにセットする。

その方法は、オモリが着底したら竿先を下に向けた状態で糸フケを取り、道糸のマーキングで確認して竿を1m分上げるというもの。

リールで道糸を出したり巻いたりするのではなく、竿先を上下させることで行う。

オモリを海底から1m上げるだけなので竿で行ったほうがカンタンであり、タナ取り中のアタリも感じることができる。

また、この方法であれば、頻繁にタナ取りを行うことも面倒ではない。

というのも、タナ取りはマメに行ったほうがいいからだ。

ポイントの海底は比較的フラットであるとはいえ水深の変化はあり、船は潮によって流される。

マゴチは基本的には腹を海底に着けて生活し、エサを狙っているので、エサが海底から離れ過ぎてしまったり底を引きずり過ぎてしまったりしてはアタリは期待できない。

「マゴチはタナが10㎝ズレただけで食わない」という人もいるほど。少なくても30秒に1回はタナ取りを行うようにしたい。

さらに、このタナ取りの作業を頻繁に行うことによってエサが動き、マゴチにアピールするというメリットもある。

駆け引きが面白い!! 失敗を恐れるな!

マゴチ釣りで最も難しく、だからこそ面白いのが「アタリ→アワセ」のタイミングだ。

これはエキスパートと呼ばれる人でもマゴチ名人でも、常連さんでもベテランでも100%の確率で成功することはない。

したがって、ビギナーならもう“失敗して当然”ぐらいの気持ちで思い切ってアワせてみるのが一番である。

とはいえ、その成功率を上げるコツはある。

コツコツ、コンコンといった竿先をわずかに揺するだけの小さなアタリ、もしくはジワーッと竿先が重くなる“モタレ”と呼ばれるアタリが伝わって来たら、マゴチはエサをくわえているだけなので、エサを食い込み(飲み込み)やすいようにまずは竿先を下げて道糸を送ってやる。

次に、ゆっくりとそ〜っと竿を起こして聞き上げて(様子をうかがって)みる。

竿先に重みが伝わればまだマゴチはエサをくわえているので、再び竿先を下げて道糸を送ってやる。

この動作は、エサがマゴチに食われまいと逃げる様を演出して食い込みを促すという意味があるが、急激に竿を動かしたり大きく動かし過ぎてしまうとマゴチはエサを放してしまうことが多い。

あくまでもゆっくり、そ〜っと行うようにしよう。

この動作を何度か繰り返していると(魚が小型の場合はかなりの時間このやり取りを行うこともある)、ゴゴゴゴゴン!ガツガツガツガツ!といった感じでかなり強い引きが伝わってくる。

このタイミングがアワセ時だ。

マゴチの硬い口周りにしっかりとハリを貫通させるように、ガツンと思いっ切り竿を立ててアワセを入れる。

このときに伝わって来るズシンとした重みが、この釣りにおける最高にシアワセな瞬間だ。

アワせたときにリールのドラグが滑って道糸が出てしまうとアワセが効かないので、ドラグは適正値などというものは無視して強く締めておこう。

アタリは、もちろんいきなりガツガツと強い引きが伝わってくることもある。

そんなときは駆け引きなどせず、最初から強いアワセを入れてOKだ。

東京湾の"照りゴチ" 釣行レポート

マゴチ釣りの楽しさでもあり難しさのひとつでもあるアワセ。ハリ掛かりしたときのズシン! という手応えは最高だ

「キモのひとつがエサ付けです。しっかりと丁寧に付けたエサは生きがよくて、エサがアピールしてくれますよ」とベテランさん

東京湾のマゴチは、これから“照りゴチ”と呼ばれる最盛期に突入。

いい日はトップ10本近くと好調だ。60㎝オーバーも出ているぞ!

釣って楽しく、食べて美味しいマゴチ。本当に面白いので、ぜひチャレンジを!

取り込みは船長がすばやく駆けつけてくれる。やり取りのガンガン首振りがたまらない! ベテランさんが付けたエサはかなりの時間生き生きしている。ビギナーは、上手にエサが付けられるようになることがファーストステップだ

取材日の最大53cm!しかも数も出て、トップで6本!

超高級魚でもあるマゴチ。

釣趣も超一級

釣り味はもちろんだが、食味も最高。

あらい、唐揚げ、煮付けなど、どんな調理法でも最高に美味しい!

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・金沢八景「弁天屋」

近 年はほぼ一年を通して釣りが楽しめるようになった東京湾のマゴチ。

だが、“照りゴチ”という言葉があるように、本来の最盛期、そして旬は夏だ。

梅雨が明けて強い日差しが照り込む日が続くようになると、釣果も食味もグッと上向く、ということである。

つまり、これからが本当のベストシーズンということだ。

「状況はいいですよ。今年も好調です。サイズも60cmオーバーの大型も出ています」と話すのは、金沢八景「弁天屋」の木村定義船長だ。
 
マゴチは、高級寿司店や料亭で扱われるほどの超高級魚。

それゆえ、食味はもちろん超一級。それにくわえ、釣りもアタリからアワセのプロセスが最高に面白く、見事ハリ掛かりしたときのズシンとした手応えは超絶快感。

つまり、釣趣も超一級だ。
 
そんなマゴチだから、ぜひとも釣って帰りたい。

コツを聞いてみると、「まずはエサ付けですね。非常に重要です」と木村船長。

エサ付けをマスターして、まずは一本を目指そう!

以上の記事は「つり丸」2021年7月1日号の掲載記事です。

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