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極浅場でタナを探る!3kg超も出る!東京湾・八景沖 コマセマダイ

極浅場でタナを探る!3kg超も出る!東京湾・八景沖 コマセマダイ

知る人ぞ知る秋ダイの穴場!八景沖が、最盛期に突入!極浅場でタナを探る頭脳戦!ぜひ挑戦してみよう。

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水深20m前後の浅場で 繊細なタナ探りを展開する!手軽で奥が深い秋ダイの穴場

都内から1時間弱の海で大ダイを狙う

LTアジの船が周りに見える、八景沖20m前後にマダイのポイントが広がっている。開拓が始まったのはいまから5~6年前だそうだ

金沢八景「太田屋」のマダイ船が、秋の主戦場としているのが、港を出て10分前後の「八景沖」だ。

狙う水深は20m前後。そう、ここはLTアジの船が狙っている海域だ。

「産卵が終わって、夏の間に極浅場に散っていたマダイが、秋になると深場に落ちる前に、ここの沖に溜まるんだよ。水深は20m前後で浅い場所では11mなんていうポイントもあるよ(笑)」とは、マダイ船を担当する太田一也船長。

この場所の本格的な開拓が始まったのは、いまから5~6年前だという。

近場ゆえに波も静かで実釣時間が長くとれるのはうれしい。

浅場ゆえに、他の釣り場ほど長い仕掛けは使われず、4号8mを基準に6mの仕掛けがハマるケースも珍しくないから、コマセマダイに慣れない人でも手返しは楽でビギナーにも優しい釣り場といえる。

その一方で、マダイを脅かさないように浅場のなかで繊細にタナを探るスタイルで、掛かれば良型が青物のように横走りし、百戦錬磨のマダイ釣り師を魅了する魅力を秘めている釣り場なのである。

外道も多彩で、LTアジの船では、なぜかあまり釣れない40㎝級の大アジ(最高に美味い!)やクロダイ、ワラサ、今後はイナダのアタリも多くなるので、秋ダイ入門に最適な穴場といえるだろう。

ベテラン勢のタックルとその選択=基本戦略

「ここは、ご存じの通りアジが多い場所だから、それをどうやって避けるかが、マダイを釣るためのポイントだと思いますよ」とは、取材当日に潮上の席ながら、粘りの釣りで2枚のマダイを引き出した、常連の大渕さん。

氏のタックルは、3m超のグラス製ムーチングロッドに、ドラグ精度にこだわったメタルボディの小型両軸リール。

ビシは、一回り小ぶりなFLサイズのステン缶80号、テンビンは夢天秤(形状記憶合金製)の腕長50㎝前後のモデルである。

それらからもうかがえるように、八景沖のセオリーは、付けエサやビシの過剰な動きセーブして静の釣りを心掛けることにある。

もちろんコマセは“見せるだけ”が基本。

標準のビシはサニービシFL80号で、下窓を全閉、上窓を全開にして使い、6~8分目だけコマセを入れて、回収時に少しコマセが残るように上窓や振り方で微調整する。

「プラビシは、下は絶対に全閉。下からオキアミを出しちゃうと回収の時にコマセが残らないから、出具合がわからなくなるだろ?潮の流れやエサ取りの具合で、コマセを絞らないと、なかなかタイは食わせられないよ」と一也船長はいう。

仕掛けの基本は、ハリス4号全長8mが基準で6mの仕掛けも多用される。

大渕さんは、2本バリでタナを探り、マダイのタナが見えたら1本バリにスイッチして大型の強襲に備えるそうだ。

水深が浅いため、大ダイが掛かれば、青物のように横走りし、ビシが上がってもマダイが元気だから、ハリスを取ってからもやり取りになることもある。

「4号より細い仕掛けだと、大ダイが掛かると不安が先にたって失敗するからね。ハリもマダイの8号以下には落とさない方がいいかな」と船長。

この戦略をベースラインに、岸近くの浅場に潜む大ダイを狙っていこう。

仕掛けは、マダイバリ8~10号にハリス4号8mを基本に6mの仕掛けも用意したい。ベテランは2本バリでタナを探り、「タイのタナ」が見えたら1本バリで大ダイに備える

マダイとの遭遇率をアップする三か条

●穂先でエサ取りを感知、無駄に待つ時間を作らない

エサ取り?の多くは20㎝前後のアジなので、注視していれば必ず穂先にアタリは出ている。

トップに蛍光オレンジのスレッドを使って視認性を上げるのも手だ。

手返しの基本は3分。アジの「泳がせ釣り」になって無駄な時間を作らないこと

●付けエサの動きすぎをセーブするロングロッド

浅場で、ハリスの長さも8mなので、竿の選択で確実に付けエサの挙動は変化する。

「太田屋の」常連さんは、ほぼ例外なくロングロッド派。

ビシの暴れを制御して、付けエサも過剰な動きをセーブすることで、外道を避けて警戒心の強い浅場のマダイを食わせるのだ

●コマセのドカまきはNG、潮切れのいいビシを選ぼう

コマセは、マダイの頭上で見せるだけが基本。ドカまきをしていいケースはまずない。

なお、浅場のピンスポットを狙うために、ビシの抵抗は極力小さいものが有利。

ゆえにプラビシならばFL。

常連さんたちは、よりコンパクトで比重の高いステン缶の愛用者も多い。

指定は、プラビシなら、潮の抵抗が小さいサニービシFL80号で下窓は全閉、上窓全開から微調整。ベテラン勢は、比重が高いステンカンM〜FL80号を穴3~4個で使う。コマセは8分目から一つまみまで状況により詰め方を変える

自分の仕掛けのハリス分 これを基準に上下探る

「太田屋」のマダイ船では、海面からのタナ取りを基本に、ビギナーが多い時や潮が速いなどの状況で、底からのタナ取りもある。

いずれのケースでも、タナの基準は、「自分の仕掛けのハリス分」だ。あとは、この上下を自由裁量で攻めながらマダイのタナを探っていく展開となる。

「マダイが釣れるタナは、その人の仕掛けの違いはもちろん、釣り座でも変わってくるからね。反応が浮いているときは、1つ2つ上を(基準のタナ+1~2m)やってみてとは言うけど、ハリス分を基準にいろいろやってもらって大丈夫だよ」と船長。

大渕さんによれば、ハリス分に対して、上がプラス1〜4m、潮が速い時などで下げる時の下がマイナス1~2mが目安だそうだ。

コマセワークは、海面からの上ダナならタナ下5mから、海底からの底ダナなら狙うタナまで巻き上げるまでに軽く1回。

コマセをまく位置は、振らないことも含めて色々変えてみよう。

回収時に付けエサが戻ってこなければ、コマセを絞りタナを上げるのはセオリー通りだ。

なお、大渕さんによれば、中アジが掛かれば、これを避けるように、タナ(ハリスの長さも含む)を変えるかコマセをセーブするほうがマダイの確率が上がるという。

ただし、アジのアタリも遠い時は、そのまま我慢することもありえるそうだ。

中アジはタナを知る手がかり

●アジが掛かるタナの上下を探るのもセオリー

八景沖は、LTアジの名所だけに一番多い外道が20㎝前後のアジだ。

これが頻繁に掛かるなら、コマセを絞るか、タナを変える。

当日は中アジの下を釣るのが正解だった。

なお、外道とはいえ食味は抜群。釣れたら丁重に下処理して持ち帰ろう

大ダイがヒット! そのときの注意点は

八景沖のポイントは、深くても25mなので、ハリに掛かったマダイは、一瞬で海底に到達し、そこから横走りを見せる。

4㎏を超える魚だと、青物を思わせるスピードで走るという。

幸いなことに、険しい根はないので、まずは竿を立ててテンションを掛けながら行きたいだけ行かせてやろう。数回の疾走を凌げば、第一段階は終了だ。

その後、普通の釣り場ならビシをオケに取りこめばこちらのものだが、八景沖ではその段階でも、腹にエアが溜まっていないので急反転を見せることが珍しくない。

「細ハリスでワラサを掛けた時みたいに、ハリスを持ってやり取りになることもあるよ」とは一也船長。

したがって、大型を確信したら、手繰ったハリスは船内に入れずに船外に垂らして反撃に備えよう。

置き竿時のドラグは、船の上下動でギリギリ出ないくらい。

面倒でも手返しのたびに、ドラグを設定し直したい。

くどいようだが、ドラグ設定を怠ると4号のハリスを瞬殺で切っていくタイがいることをお忘れなく。

アジ専門でもなかなかでない 40㎝超の大アジのタナとは

八景沖では、LTアジの船ではなかなか出ない40㎝超の大アジが高確率でまじる。

当日もトップ5匹で全員に大アジがアタってきた。

そこからも分かるように、大アジとマダイのタナは共通のケースが少なくないという。

ちなみに、大渕さんが釣った大アジをいただいたので捌いてみたが、しっかり脂が乗って絶品。

これを本命で釣りたいくらい美味しかったです。(ご馳走様でした)

【東京湾・八景沖】コマセマダイ 釣行レポート

知る人ぞ知る秋ダイの穴場!極浅場でタナを探る頭脳戦!

3㎏超も出る八景沖のマダイ

浅場のタイを脅かさないように、30号3m超のロングロッドを使う人が多い。コマセは「見せるだけ」で極力セーブするのがセオリー。手軽さと奥深さが同居する釣り場だけに、毎週のように通い詰める常連さんが少なくない

ドラグの設定をおろそかにすると4号のハリスを瞬殺で切っていく大ダイがいる。常連さんたちは、これに備えてドラグ精度の高い小型の手巻きリールを使用する人が多い。道糸は潮の抵抗を抑えるために3号がおススメだ

当日最大は、遠藤さんが仕留めた3㎏ジャスト。八景沖は、水深20m前後の浅場で、秋ダイのレギュラーサイズにまじり3㎏超も度々ヒットする釣り場だから気が抜けない。「先週は、撃沈だったからホッとしましたよ(笑)」と遠藤さん

こちらは沖揚がり直前に追加した遠藤さんの2枚目。上の3㎏と同じパターンの水深19mで上ダナ13m=底からハリス分(6m)のタナで食ってきた

粘り強くマダイのタナを探っていた大ベテランの大渕さんは、沖揚がり直前にパターンをつかみマダイを2連発。仕掛けは、全長6mの4~3号テーパー仕掛けの2本バリ。コマセを徹底的にセーブする作戦が功を奏した

一身上の都合で、久々の「太田屋」だという池田さんは、小型ながら本命を獲り大アジ&中アジも多数。「船長のおかげで最高の復帰戦になりました」と満面の笑顔

「こんなサバなら大歓迎ですよ(笑)」と池田さん。八景沖名物のトロサバ(極太のマサバ)もうれしいお土産になる

縞も鮮やかなクロダイも頻繁に顔を出した。

アジ船ではなかなか口を使わない40㎝超の大アジが高確率でまじるのもうれしい。大アジとマダイのタナは共通なことも多いそうだ

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・金沢八景「太田屋」

首都圏から一番近いコマセマダイのポイント・八景沖が、いま最盛期に突入した。

秋ダイというと、1㎏前後の数釣りが相場だが、ここ八景沖では、それに加えて2~3㎏のグッドサイズがまじり、それ以上のサイズの気配(バラシ)もあるから、春の乗っ込み期以上に、手練れのマダイフリークを熱くしてくれるポイントなのだ。
 
しかも釣り場の水深は16~25mと浅いため引きも強烈。

ビシを取っても気が抜けないほどタイが弱らないからスリリング。

そんな浅場に、ドラグの調整を怠れば、4号のハリスを瞬殺で切っていく大ダイさえ生息しているから驚きだ。

「今年は、秋の水温になるのが遅れたから、まだタイが下っていない。(取材日は9月23日)来週ぐらいからが本番じゃないかな」とは、マダイ船を担当する太田一也船長。
 
聞けば、夏の間に船も入れない浅場に散っていたマダイが、秋の荒食いに入って八景沖に溜まるのだという。
 
取材日は、不安定な水温で不調が続いてきた中での出船だったが、終わってみれば3kgを頭に船中6人で5枚。

40㎝超の大アジ多数に、丸々太ったトロサバ(マサバ)、中アジ、クロダイとなぜかタチウオまでまじるまずまずの釣果となった。

「今後は、タイの数も増えイナダやワラサもまじる展開になるから、さらに楽しめるよ」と一也船長。

独特の釣趣は、絶対にハマりそう。

この秋イチ押しの穴場に、ぜひ挑戦してみよう。

以上の記事は「つり丸」2021年11月1日号の掲載記事です。

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