東京湾口のヤリイカ、数釣りオッケー!【東京湾口・沖ノ瀬〜洲崎沖】

東京湾口のヤリイカ、数釣りオッケー!【東京湾口・沖ノ瀬〜洲崎沖】

今シーズンの東京湾口部のヤリイカは8月末ごろに開幕。金沢八景から出船する「一之瀬丸」はシーズン当初は剣崎沖周辺をメインに狙っていたが、10月に入って群れは沖ノ瀬に集まり、ここを主戦場とするようになった。


トップは50杯、翌日は80杯と高いレベルで安定しているのが嬉しい

ポイントは沖ノ瀬〜洲崎沖狙い。水深は150m前後が多いが、今後200m超えまで狙う。オモリは150号使用。

今シーズンは早い時期から沖ノ瀬で乗っている。この日は、新群れが入ってきたようで中小型主体だったが50杯の釣果が出た。連日安定して乗っているぞ!

ベテランの佐々木さんは着実に数を伸ばして50杯。翌日は80杯の釣果も出たぞ。

潮が速いときなどは、再投入するときも投入器に入れてからオモリを投げ入れよう。これでオマツリを防げる。

渡辺さんは連チャンで3杯掛け!

潮次第でスルメが多くまじることも。念のため14㎝、18㎝も持参しておくといいだろう。

若者グループのみなさんもゲット。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・金沢八景「一之瀬丸」。

東京湾口のヤリイカは9月頭に剣崎沖でスタート。いきなり80杯の釣果が出て好調な滑り出しを見せた。その後の順調に推移して、10月に入るとポイントを沖ノ瀬〜洲崎沖に移し、そこでも安定した釣果が続いている。
「今年は沖ノ瀬で釣れるのが早いよね。サイズは中型が多いけど、新しい群れも入ってきて数は多いみたいだね。ものすごく好調というわけじゃないけど、いい感じで安定して釣れていますよ」とは、金沢八景「一之瀬丸」の一之瀬竜也船長。
この日は、開始から小型主体ながら初挑戦の人が5杯以上釣るなど好調な乗りでスタート。ポイントがポイントだけに潮が速くオマツリも増えて釣りづらい時間帯があったものの確実に乗せていく。トップは50杯、翌日は80杯と、高いレベルで安定しているのがうれしいところだ。
「潮によってはスルメがたくさん乗るときもありますよ。これからヤリイカも良型が増えていきます」

基本的なタックルでOK。ツノはスルメ用も用意を

高性能電動リールをセレクトしよう。

タックルは、通常のヤリイカタックルでOK。竿は1.7m前後の先調子ヤリイカ竿で、小型の小さいアタリが取れる感度の良い穂先のものがいい。
リールは中小型電動リール。ダイワなら300〜500番、シマノなら1000〜3000番。ヤリイカならこれらのサイズで小さいほうで対応できる。道糸はPE3〜4号300mあればいいだろう。最近は落下速度重視で3号を好んで使う人が多い。
中オモリやヨリトリリングなどは「あってもなくてもいい」というレベルだ。特にヤリイカの小さいアタリがわからないという人は、何も付けないほうがいいだろう。オモリは各船宿によって異なるが、120〜150号を使用する。「一之瀬丸」は150号だ。
仕掛けはプラヅノ11㎝を5〜8本のブランコ仕掛けが基本だ。
「ヤリイカは比較的誰にでも挑戦しやすいイカですが、イカ釣り自体が初めてという人にはツノ数を3〜4本に減らしてやるのをすすめます」とは仲乗りの渡辺さん。
イカの仕掛けは5本仕掛けでも全長は7m以上になる。これをビギナーがさばくのはなかなか大変だ。しかも、これからの冬場は風が吹いていることが多く、仕掛けが絡みやすくなる。ヘタをすると毎回絡んだりオマツリしてなかなか釣りにならないのだったら、ツノ数を3本に減らして扱いやすくしたほうがいいということだ。
もし、仕掛けの扱いに自信がなかったり、毎回のようにトラブルがある場合は、思い切ってツノ数を減らしてみよう。
プラヅノは現在市販されているものはロングセラーのものが多く、いずれもよく乗る。自分の好みでいいだろう。カラーはピンク、ブルー、ケイムラを基本色に、イエロー系、グリーン系をまぜてもいい。赤白の糸巻きの7㎝スッテは良く乗るので、1本は入れておいたほうがいいだろう。
幹糸は5号、ハリスは3号程度を8㎝前後。ツノとツノの枝間は130㎝前後。これが基本で、ツノ数は慣れた人は10本前後、慣れない人は5本程度、通常で7本程度でいいだろう。多点掛けを狙ってツノ数を増やしたくなるが、最近は底でしか乗らないことも多く、10本以上のツノでも乗るのは下の5本ぐらいということも。こんなときは、ツノ数を減らして手返しを早くするのも数を伸ばすコツだ。
沖ノ瀬、洲崎沖は温かい潮が入ったときなどスルメが数釣れることも多い。スルメが出ているときは14㎝、18㎝の準備もしていこう。

着底直後はチャンス! アタリを見逃さない

ベテランはブランコ仕掛け、直結仕掛けを使い分けて数を伸ばしていった。

投入はプラヅノを投入器に入れてオモリを投げ入れる。ヤリイカの仕掛けは風が強いときなど、投入時によく竿に絡むことがある。これを防ぐためには、竿を持って左に少し避けておくといいだろう。人数が多い場合やツノ数が多い場合は少し遠めに投げ入れてやろう。
軽く糸フケを取りながら着底を目指す。ヤリイカの場合、特別な指示がない場合をのぞいてほとんどが「底」狙いだ。まずは着底させよう。ここで、糸フケを取りながらも竿先を見ておこう。このときが一番のチャンスタイムだからだ。竿先がフワフワしていたりツンツンとお辞儀するような動きを見せていたら、これはすでに乗っているサインだ。軽く持ち上げて、そのまま10mほど巻いて電動を入れて巻き上げよう。
ここでアタリがなかったら、誘いで乗せていく。誘いは誘い上げて止める、誘い上げた状態から竿をストンと落とし込む誘いがある。この落とし込みの後に乗ることが多く、竿を落とし込んだらアタリが見やすい角度で竿先を見て、アタリがあったらそのまま持ち上げて軽くアワせよう。
この誘いを繰り返し行うのが基本動作だ。念のため海底から10mほど探ってもいいが、底でしか乗らないときは、底ダチを取り直してはこの誘いを繰り返そう。
しばらくやって乗らなかったら数十メートル一気に巻き上げて、再度落としこむ落とし込みをしよう。
誘い上げやアワセの動きは、水深が深いほど大きくする。小型のヤリイカが多い場合は、動きを小さくソフトに行おう。あまり強くすると、身切れを起こしてみんなバレてしまう。
追い乗りは、そのまま10mほど巻いて追加を狙う場合と、乗った場所で竿を上下に動かしてさらに誘って乗せる場合とがある。アタリが小さく小型が多い場合は、早めに巻き上げに入ったほうがいいだろう。巻き上げスピードは中速程度だがあまりゆっくり過ぎるとかえってバレるので注意。
取り込みは、慣れない人ほどゆっくり焦らずを意識して行おう。はじめにロッドホルダーの糸止めなどに仕掛けを固定しておくと、後が楽になって仕掛けも絡みにくい。特に風があるときはしっかり固定してから取り込みに入ろう。
イカが乗って取り込んだ後は、慣れない人ほどもう一度投入器に入れて再度投げ入れよう。投入器を使わずにそのまま落とすとほかの人とのオマツリも増える。特に潮が速いときなどは必ず投入器を使用しよう。

以上の記事は「つり丸」2017年12月1日号の掲載情報です。

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